私的「今年の漢字」について 2004.12.14

 ちょっと古い話題ですが、今年の「漢字」が発表されましたね。私的「今年の漢字」について 2004.12.14_b0002156_11461186.jpg
 
 今年は「災」に決まったようです。なんだか予想どおりであっけないかな?。でも予想通りでなければないで文句言うのでしょうが。おかしな心理ですよね。ちなみに2位の「韓」や3位以下の「震」、「金」なども予想通りと言えば予想通り。国民の考えることって似たり寄ったりなんですよね。

 他、考えられてもいい漢字と言えば、イラク関連で「責」、「首」…やばい、やばい。波田陽区で「残」、「斬」。オリンピック関連では、「チョー気持ちいい」の「快」、「さーっ」の「愛」、純愛ブームだったので「純」「朔(セカチューの主人公)」「電(電車男より)」「ペ(漢字がわかりません。ヨン様の苗字ね)」など。ひねりがないですね。

 それはそうと、私個人としてはどうなのだろう。2004年の俺的「漢字」を考えてみました。あげればきりなさそうなので、5つに絞り込みます。まずは、

「滝」
 これはそのまま。当然ですよね。秋口から滝行を行っていますので。ネタ集めのひや かし半分で参加したのが、今ではすっかり滝の世界にはまっています。それから、

「経」
 これはお経のこと。まさか私が般若心経を覚えようなんて、少なくとも半年前までは予想できないことでした。そして、

「仏」
 滝やお経の関連から仏教の世界に興味を持ち出したので。この辺りは漢字一文字で表現しやすいのですが、ちょっと偏りすぎ?。この関連では「霊」、「心」、「精」、「神」、、、いくらでも出てきます。なので次は違う方面で…

「頁」
 これって「ページ」以外に読み方ってあるのでしょうか。「こう」でもないし。そうそう、これはホームページを立ち上げたので。そして最後は、

「笑」
 「笑う」ってことが、今年前半のキーワードだったような。村上和雄さんの「生命のばか力」という本には、「笑い」が人の免疫力を向上させ、健康にも美容にもよく効くという話が書かれていました。まさしく「笑い」は万病の薬なんですよね。
 ところでこの「笑」って漢字をよく見ると「竹」と「天」で構成されていることがわかります。どういう由来だろうと思って調べてみると、


「伸びゆきて天に到りて笑となる竹のごとくに生きませよとぞ」
“竹”の下に“天”と書くと“笑”である。<これは日本語と意味を同じくする>竹は天に向かってひたすら伸びる、虚心を持ち続け即ち“笨”(愚かという意味)であり続け自分を心から信じ“等”(待つ)。竹を以って本となせば最終的に本当に“笑”(心から笑う)うことができる。


ということのようです。つまり、竹というものはどんなに伸びても中身はすっからかん(=虚心)なので、幾つになっても、どんなに成長しても、虚心(謙虚な心、感謝)を忘れずに精進すれば「笑い」に到達できるのですよ、という意味なのでしょう。

 そうか。これは滝の導師が言っていた「腹から声を出して想いを捨てる」ということにもつながりますよね。確かに腹の中にうじうじと不満やら欲求やらを溜め込んでいては心から笑うことはできません。「竹を割ったような性格」という言い方もあるように、腹の中をすっからかんにして「竹」のように生きていくことが、明るく健康的で充実した人生を送っていけるのですね。う~ん、素晴らしい「気・づ・き」。

 今、天から「お前は竹だ!、竹になれ、竹に!!」という声が聞えてきました(と言うのは冗談です)。本当に「竹」のように生きていきたいですよね。

 話変わりますが、先日、北方町に行った話に登場したNさん(私の前世の家族)。竹炭を作る仕事もしていて、その素晴らしさをとくとくと聞かされたばかりです。竹炭には空気やその場を浄化する働きがあり、竹炭を家の下に埋めたり、周りに並べたりするだけで、そこは「癒しの空間」になるそうです。確かに引越ししたてでニスや接着剤の臭いがして気分が悪くなる場合は、炭を置いておくとよいと言う話を聞きますよね。竹炭を飾ってある家も結構見かけますし。

 よし。私も家に竹炭を置こう。なんて言うと、ツレから「その前に部屋片付けり~よ!」と言われそうです。

 でも、真剣に「竹」とか「竹炭」の力というのは凄いようです。今、田舎に行くと荒れ放題の竹林を見かけることがよくあります。竹は成長が早いので、手入れをしないでいると、周りにどんどん侵食していき、生態系にも影響を与えるのだそうです。なので「里山」とか「手入れ」という考え方は重要なのです。その竹ですが、侵食していく前に、きちんと伐採して「竹炭化」すると地域興しやビジネス、そして地球環境の保全・改善にもよいと思うのですが。これは提案というより、私が実行する価値がありますね。

 今年の漢字の話から、ずい分とそれちゃいました。で、気が早いですが2005年の「漢字大賞」は「竹」に決定しました。

 あ、思い出した。だいぶ昔ですが、私が寝言で「竹の音…」なんて意味不明のことを言っていたのを、前にツレから指摘されたことがあります。これって潜在意識で「竹」とつながっているのでしょうか。

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Commented by なぞけん at 2006-04-12 18:34 x
村上先生の記事を見つけたのでコメントさせて、いただきました。
2006/05/03神戸にて村上和雄先生のセミナーがあります。ご興味があればどうぞお越し下さい。
http://www.hado-style.com/kohza5mh.html
by katamich | 2004-12-14 23:06 | ■時事問題 | Comments(1)