人生を劇的に変える方法(その1) 2010.7.16

 今日は3日ぶりに滝に入りました。福岡もようやく梅雨明けして、とりあえずはひと段落。本当なら明日が満行なんですが、月曜日に延期。あっという間の21日間でしたね。ただ、この21日間はすごく濃い毎日でした。まずは「公式ブログ」をスタートしたこと。それを中心にいろんな動きがありましたし。とりあえず来週の東京出張から帰ったら、また面白い話がいろいろできそうです。

 ところでこの「21日間」ってのは驚くほどの不思議があるようです。むやみやたらと一般化するわけじゃありませんが、何事もまずは21日間やり遂げること。そしてこの21日、何かをやり遂げたら、必ず何かが起こる。それは確信しています。ただし、その21日間は、それまでの自分に対してかなりの負荷を与えることが必要かもしれません。本当に人生を変えたいのであれば。

 例えば「21日間禁酒」はどうでしょう。肝臓が安まって顔色は良くなるかもしれませんが、それだけのこと。「21日間ブログ」は。個人的にはブログはまずは「100日」と思っているので、21日じゃ何も起こらないでしょう。「21日間60分のウォーキング」は。体重は減るかもしれません。「21日間H禁止」は。ムラムラすらだけでしょう。

 やっぱり本当に人生を短期間で変えるには、それだけの負荷が必要。今思い付いたのですが、「変化の方程式」ってのがあります。それは、


「変化の度合い」=「インパクト」×「繰り返し」


です。「禁酒」ってのは、もちろん人にもよるでしょうが、そんなにインパクトはありません。それを21日間やったところで「変化」の度合いも知れてるでしょう。「ブログ」も全然インパクトないので、やっぱりミニマム100日でしょうね。じゃあ、インパクトのあることってどんなこと。

 例えば、てんつくマンがやったように「フルマラソン(42.195キロ)」を21日間などはかなりインパクトありますよね。彼は一か月やったみたいですが。「断食」もかなりです。五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」に断食する経営者の方が出てきますが、1か月ほど断食すると、かなりのヒラメキを得られるそうです。

 例えば今、会社をリストラにあったとします。一応、失業手当もでるし、一か月はなんとか生活できるとします。そんな時、もし「21日間の千日回峰行モドキ」でもやれば、かなり変化するかもしれませんね。朝、日の出前に起きて、毎日50キロ歩いて帰ってくるのです。50キロ歩くのに半日はかかると思いますが、もしもこれを21日間続けられれば、ものすごい変化が待っているでしょうね。そして何より「歩く」ということが、かなりのヒラメキをもたらしますから。ヒラメキは頭でするのではなく、身体でするもんです。

 セミナーとかでよく言うのですが、「頭=意識」、「身体=潜在意識」という図式がある通り、潜在意識を活性化し、潜在意識からのメッセージを得るには、身体を使うこと、特に「歩く」ことがいいようです。だからこそ回峰行なんて修行があるのかもしれません。

 また、先日のコーチングの時に出た話なんですが、お坊さんって凄いな~って思うことがあります(いろんな坊さんがいますけど)。なぜなら、例えば若い頃から修行ばかりしてるお坊さんって、社会的に見れば完全な世間知らずですよね。サラリーマン経験もなければ、人間関係にあまり悩むこともない。ひたすら山の中を歩き続けたり、火を焚いたり、断食したりするだけですから。それが何が凄いかってのは、世間知らずなのに、世間の人たちに対して立派にアドバイスができること。仙台の塩沼亮潤阿闍梨なんて、高校卒業してすぐに修行の道に入ってて、完全に俗世の人でしょ。でも、在家の人たちに対して立派に指導できる。

 これはやっぱりその道の一流になると、本質は何でも一緒ってことかもしれません。先日、野村克也元監督が近所のホールに講演に来てましたが、多分、野球関係者はほとんどいないと思います。それでも、野村さんの話は何かの気づきをもたらしたりするわけで、やっぱり一流とはすべてに通じる本質をつかんでいるんだろうな、と感じています。

 話それましたが、おそらく回峰行者さんなどは、歩いて身体を使いまくっている中から、いろんなメッセージを受け取っているんじゃないかと思います。


(すいません、今日も眠くて頭が働きませんので、ひと眠りしてから続きを書きます)→続きます


 えーっと、ひと眠りして帰ってきましたので、何の話だったっけ。そう、「人生を劇的に変える方法」でしたよね。ここから本題に入ります。私はセミナーなどでもいつも言ってるのですが、「人生」を変えるには、「信念」を変えなければどうしようもない。だから「公式ブログ」のタイトルが「信念は人生を創る!」なんですね。

 このタイトルは滝の中で突然閃いたものですが、独立起業してからのこの5年余り、私を支えてきたのは「信念」だけだったことに気がつきました。今はセミナー講師とか、研修業とか、講演なんかもやってますが、よくよく考えると、私って「資格」を一つも持ってないんです。NLPマスタープラクティショナーなんかは受講すればとれるわけで、こんなのは資格のうちに入りません。しいて言うなら、普通免許くらいかな。

 それでもセミナー講師やって食えてます。その一方で、名刺からあふれんばかりの資格を持っているにも関わらず、それを仕事に生かしてないばかりが、まったく費用も回収していない人もいる。その違いはどこにあるのか。それがやっぱり「信念」なのです。いつも出てくるニューロロジカルレベルで説明します。
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 この概念の特徴は下位レベルは上位レベルに影響を与えはするけど絶対ではない。しかし上位レベルは下位レベルに絶対的に影響すること。「資格」とはここで言う「能力」以下のレベル。ここでストップしている限りでは食えない。しかし、その上の「信念」にまで達すると、実は「能力」以下すべて整うことになり、仕事としても十分に成り立つのです。そして仕事を繰り返すことで、「信念」が「アイデンティティ」のレベルまで達し、さらに「スピリチュアル」へと進んでいきます。

 「信念」は「~と確信している」のレベルで、「アイデンティティ」は確信どころか言葉を超えて一体となっている、「スピリチュアル」は自分を超えて「~のために」と広がっている段階。ただし、「能力」を固めることで「信念」に到達することもあるし、むしろそれが普通のことなので、資格を取ったり勉強することはとても大切。

 だけれども、、、やっぱり「信念」に到達しない人だっている。その境目がそれで食えるかどうかのラインなんですね。ですので、私はむしろ、セミナー講師、メンタルコーチとして、この「信念」を形成することに特化して、これからも活動していきたいと思っているのです。私はまさに「信念」だけで生きているようなものですから。

 ただ、こんなこと言うと、すぐに「それは、Qさんが特別だからでしょ!」と言う人がいます。何度も言われました。この問いに関しては、3種類の答えができます。まずは「YES」で、二つ目が「NO」で、三つめが「NO!NO!NO!」です。順番に説明すると、まず、自分の好きなことやって生活していこうなんて「特別」にならなければできないのが現状だから。世の中のほとんどの人は、何かに我慢しながら生活していますし。

 そして二つ目の「NO」ですが、誰もがその「特別」になれると言う意味で、何も特別じゃないですよってこと。そして三つ目の「NO!NO!NO!」については、そもそも「特別」なんて概念はこの世に存在しない。もしあるとすれば、世の中の人はすべて一人ひとりが特別でユニークな存在ってこと。

 とくにこの三つ目に気がつけば、世界観は一変して、それこそが「目覚め」と呼べるものなんですが、そのことはまた明日にでも書こうと思います。

 
 話を戻しますが、ではこの「信念」をインストールするにはどうすればいいのか。その方法の一つが「21日間」なのです。つまり「21日間」で自分の覚悟を試すのです。しかし覚悟と言うからには、生半可なものじゃダメ。それこそ一日50キロは歩くとか、完全に断食するとか、睡眠時間4時間にしてそれ以外の時間はずっと勉強するとか。

 私の例で言えば、本当に人生が変わったと思ったのが、やっぱり最初の「21日滝行」でした。真冬、肉酒H禁止、仕事で徹夜続き、熱38.5度、喉炎症など、これでもかとばかりにきつかったのですが、それでもやり遂げた。あれこそが原点であり、それによって「信念」がインストールされたと思っています。そしてその直後に会社退職。今に至るわけですから。

 もちろん何をするかは人それぞれです。でも、ここ一番の人生の「変化」を体験したいのであれば、まずは21日間、徹底的に挑戦を課してみること。その挑戦に打ち勝った時、人生レベルでの「信念」は確実にインストールされます。

 その意味で、私がこれからやっていくセミナーもそれに特化して行きたいと思っています。まず一日か二日のセミナーで、「願望実現」に関するコンディショニングをやります。目標設定、5感を用いた潜在意識への落としこみ、強烈なイメージング、物語設定、行動計画など。その後、21日間でそこで決めたことを徹底する。その21日間は毎日私からメールが届く(ステップメールですが)。そしてコーチング。そうやって徹底的に「信念」をインストールするためのプログラムを現在作っているのです。来週の東京セミナーからスタートします。

 長くなりましたが、「信念」についての話はまだまだ続きがあるんで、また明日にでも。ありがとうございました。

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【東京】7月24日(土):願望実現1dayNLPセミナーin東京

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Commented by 陽子ママ at 2010-07-17 05:56 x
この前友人に誘われて、慈眼寺(塩沼さんのお寺)
の護摩焚きに行ってきました。
そこで石田さんを思い出していました。
私はそれまで、塩沼さんや千日回峰行のことを
何も知らないでいたのですが、
帰って来てから塩沼さんが書かれた本を読み
感動してました。そして読みながら石田さんを思い出していました。
きっと石田さんも塩沼さん好きだろうなあと思って。(笑)

Commented by 人によりますよ at 2010-07-17 16:20 x
石田さん、こんにちは。

実は私も今禁酒中です。もう何年も休肝日無しで飲みまくりでした。
タバコは4年前にやめました。16歳からの愛煙家でしたから、これも自分にとってはかなりの「修行」となりました。

石田さんはお酒を日常的に飲まないからでしょうが、そういう状態であった人間にとっては、たとえ21日間であろうとそれを続けると言う事は大変な自信に繋がります。

一般的に、ということを前提でおっしゃっているのを承知の上で書き込みしました。今の自分のためです。
by katamich | 2010-07-16 23:39 | ■精神世界 | Comments(2)