ひらめきのメカニズム 2010.5.9

 これでゴールデンウィークも終わりですね。そしてツレの育児休暇も今日で終了。明日から会社復帰、ちびQも保育園復帰。私は、、、新たなる領域に入るわけです。おかげさまで今日のちびQは全快。火曜日から風邪ひきをして、熱は最高40度2分。水曜早朝に救急病院。レントゲンと血液検査もしましたが、幸いにも普通の風邪。断乳による免疫力低下による通過儀礼なんでしょうね。ただ、乳児の高熱は危険なので、座薬を2回ほど入れて熱を下げ、その後は病院でもらった薬と自宅安静で養生しました。

 こんなことを書くと、なぜか「薬(座薬)で熱を下げるのはダメよ(自然治癒力を信じろ)」とかメールしてくるアホがいるのですが、素人のくせに責任とれるのかって!ホメオパシーとかしませんよ、私は。ブログに書く私も私ですが、病気関係のことを書くと、なぜかアドバイスしたがる人が出てくるんですよね。悪気はないのでしょうが。それが専門のお医者さんならともかく、スピとか代替医療にハマってる素人から。先日の私の39度6分の時もそうだったし、花粉症なども毎年何通かメールを頂きます。ネットワークの商品を勧めてくる人もいますけど。善意はわかるのですが、責任とれない人は余計なこと言わない方がいいです。やっぱり餅は餅屋ですから。

 と言うわけで、ちびQも今日で全快。さっきまで動きまくっていました。そうそう、明日から生活が変わることで、私も生活のリズムを改善していこうと思います。まずはブログはその日のうちに更新。この一年ほど、翌日に更新することが多くなっていました。とにかく日中も家族3人ずっと一緒なので、どうにもだらけてしまって。それでいて、夜中は何度かちびQから起こされるので、しっかり睡眠を取れずに日中だらだらと。ですが、明日からはしっかりと生活リズムを整えていこうと思います。早起きも復活。滝行も山登りも。本の執筆もちゃんとします。

 ところで昨日、ツレの通勤(駅まで)用に自転車を買ってきたのですが、久々の自転車に私も乗りたくなって、夕方からぶらりと自転車を走らせました。近所の図書館から近所のブックオフまで。そこで買ったのが、茂木健一郎「ひらめき脳」、朝倉千恵子「魔法のセールストーク」、中山康樹「超ジャズ入門」の3冊。しめて千円もかからなかったです。

 まず「超ジャズ入門」は今更ですが、マイルス・デイヴィスヲタクの中山さんの本なので読みたくなりました。実は今、私もめちゃくちゃマイルスにハマってるのでして。特に70年代以降のエレクトリックの良さがわかってきてヤバイな~と感じているのです。「ビッチェズ・ブリュー」とか死ぬまで聴かないと思ってたのに、この良さがわかりつつある今日この頃。めっちゃヤバイ。それから「魔法のセールストーク」は何となく。そして「ひらめき脳」です。

 茂木さんの本は何冊か読んだことあるのですが、これはまだでした。そう言えば昨日はブログで「脳」の話しましたっけ。実のところ、私はめちゃくちゃスピリチュアル好きなんですが、その一方で理屈を追求したがる性質でもあります。「水からの伝言(いい言葉で水の結晶が美しくなるって話)」なんかは、完全にウソなので一蹴するわけですが、願望実現の話などは、単なる精神論ではなく、できるだけ再現性のある理論を構築・発見しようと追求してきました。

 その辺の話は今まで何度も書いてきたと思いますが、今日、「ひらめき脳」を読んで改めて「なるほど」と思った話がありました。それは「脳における空白こそ、人生における本質です」って話。細かい話は省きますが、ヒラメキの本質は「脳の空白」だって話です。

 「脳の空白」については、今までこのブログでも書いてきたし、セミナーでも何度も言っていること。つまり脳に空白を作ることで、脳が勝手にそれを埋めようとする働きにこそ、ヒラメキ、さらに言えば願望実現の奥義があるって話です。

 私流に言えば、脳に空白を作る最も簡単な方法が「質問」すること。コーチングなどもその原理に基づきます。今まで自分では考えたことのないようの質問をコーチからされることによって、自ずと適切な答えを導きだしてしまうってセオリーです。

 その前に本書に従って、ちょっとだけ脳の話を。昨日もいろいろ書きましたが、平たく言って脳には「前頭葉」と「側頭葉」ってのがあるわけです。「前頭葉」は意識の脳であるのに対して、「側頭葉」は無意識の脳です。体験したことってのは、そのまま「側頭葉」にアーカイブとして蓄積されるのですが、それがすべて意識化されるわけではありません。ドーパミンによって「側頭葉(無意識)」と「前頭葉(意識)」の関所たる「視床」の働きが弱まった時など、無意識からの情報が大量輸送されることはあるのですが、通常はその辺は適度に調整されています。

 ただ、人は「側頭葉」にリクエストすることができます。それがいわゆる「質問」や「思考」です。その質問や思考によって脳にぽっかりと「空白」ができます。脳の神経細胞は常に起きているので、その空白を埋めようと自発的に働き始めます。時には苦しい思考によってドーパミンが多目に分泌され、「視床」という関所が開いてすごいアイデアがひらめくことがありますが、いずれにせよ「空白」ができると脳は勝手にそれを埋めようとします。その働きのことを「ひらめき」と言うわけです。

 ここでこの2枚の絵を見てください。本書の冒頭に紹介されてある絵です。

(絵1)
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(絵2)
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 さあ何に見えますか(わかってもコメントはご遠慮くださいね)。実は4枚ほど紹介されてあって、これらは2枚目と3枚目です。ちなみに4枚のうちの一枚目はすぐにわかりました。4枚目もわかりました。2枚目(絵1)はずっとわからずに思わず答えを見てわかりました。しかし3枚目(絵2)は答えを見てもしばらくわからず、思わずネットで調べまくってようやくわかりました。

 そしてこの「わからない状態」こそが「脳の空白」です。私は意地悪ですので、あえて答えをここには書きませんが(本書を買うか、ネットでも調べられます)、いずれもわかった瞬間(空白が埋まった瞬間)、もはやそのようにしか見えなくなるのです。上の2枚はいずれも黒い斑点のカオスな絵に見えますが、一度、その正体がわかってしまうともうカオスには見えません。

 でもわからないと脳がジリジリしますよね。この状態こそが「空白」なのです。そして今でも脳は勝手にその空白を埋めようとしているのですが、もし5分以内にわからなければ、そのままブログを閉じてみてください。実はそれでも脳は空白を埋めようとしているので、数分後か数時間後には突然その「答え」がひらめくことがあります。これが脳のメカニズムなのです。

 私にとっての「願望実現」もこれまでこの原理を活用してきました。つまり「どうすればフリーランスで食っていけるのか?」って質問を5年前から延々をし続けてきて、その答えが自ずとひらめき、それを実行し続けてきただけ。とにかく困ったら質問、埋まったら行動、困ったら質問、埋まったら行動・・・を延々と繰り返してきただけ。正直、このメカニズムを知っているので、ま、ほとんど不安がないのが私です。ほんとですよ。だってこれまでそうだったから。

 と言うわけで、私の中では「願望実現」についても再現性のある理論が構築されているわけですが、それでも行動しないと叶わないのは念を押しておきますね。満月に通帳かざすと収入が増えるには何の理屈もありませんが、困ったら質問、埋まったら行動には、きちんとした理屈があるので、私としてはそっちを選ぶわけです。

 ただ、脳がジリジリするのを嫌がる人もいます。滝に入るのを嫌がるのと同様。極端な話になりますが、「質問」も「滝行」も脳にストレスを与えるということにおいては同じ。質問により脳に空白が作られると、脳がジリジリし始めます。滝行は生命維持機能が働き、脳からドーパミンなどのホルモンが分泌されます。それによっていずれも「側頭葉(無意識)」からいろんな情報が輸送されるってわけです。私にとっては「質問」と「滝行」をミックスしてるようなものなので、次々と願望が叶った当然かな、、、と思うのです。

 ま、滝行はともかくとして、自らに「良質な問い」を繰り返すことは、すなわち「良質な答え」を導く最も簡単な方法ですので、脳がジリジリしたとしても、とにかく「質問」を繰り返すこと。それだけで人生は変わります。なぜなら「脳における空白」こそが「人生の本質」であるので。

 ついでにおまけ。これは何でしょう。
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 これは上の絵(絵1・2)とは種類が違っていまして、絵の中央の4つの点を10秒ほど凝視してみてください。そしてすぐに白い壁を見てください。そこに浮かび上がった絵こそが、上の2枚の絵の下(絵2)の答えです。ちなみに上(絵1)の答えは犬です。今日はこの辺でありがとうございました。

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Commented by at 2010-05-10 04:01 x
すごーい!!

結構きれいに浮かび上がるんですね!

写真みたい!
Commented by Teru at 2010-05-10 12:52 x
犬じゃなくて、キリストの絵が見えるのですが?
Commented by kaorin at 2010-05-10 16:46 x
3枚目、スゴ~イ!!なんで?どうして?楽し~い!!
by katamich | 2010-05-09 23:39 | ■願望実現 | Comments(3)