つながる 2010.4.8
2010年 04月 08日
私はと言うと、今日は午後からランチェスター系の人たちと打合せ。近頃、経営系の人たちとよく会います。そして今月27日(火)にビジネスセミナーをすることが決まりました。先月の栢野さんとのジョイント、先日の九州ベンチャー大学など、近頃はビジネス系のセミナーが続いています。実は九州ベンチャー大学では栢野さん以外は私のセミナーは初めての人ばかり。正直、めっちゃ胡散臭い奴と思っていたでしょうが、ふたを開けてみると大絶賛で終わりました。それから今、にわかに話題で次々と引き合いが。ありがとうございます。
それと同時に明日から3日間、坐禅合宿に行ってきます。今年の1月に続き2回目。先日のラジオ放送でご一緒した方々も一緒。そうそう、今月24・25日のセミナー参加者の方には入金確認後、順番にラジオのCDをお送りしています。我ながらすごく良い収録になっていますのでお楽しみに。そして24・25日はビジネスセミナーではなく、「本当の自分」を見つけるためのセミナーでややスピリチュアル寄り。でも、私のセミナーは地に足着けたところから、まずは「理解」するところからスタート。こちらがご案内です。ちなみにこの写真はサルナートで撮ったお花です。
坐禅でもそうなんですが、一番重要なのがやっぱり「本当の自分(本来の面目)」について。そうそう、ついでにアナウンスさせて頂きます。私が参加する坐禅会の最終日にどなたでも無料で参加できる講演会がありますので、お近くの方は是非どうぞ。まだまだ席はあると思います。
「福岡参禅会記念講演会のお知らせ」
日時:平成22年4月11日(日)15:00~16:30
会場:アクロス福岡2Fセミナー室2
福岡市中央区天神一丁目1-1 092-725-9111
講師1:人間禅教団総裁・老師 葆光庵丸川春潭老師「激動の現代と禅」
講師2:同上の西東京支部支部長 笠倉奈都氏「数息観のすすめと実習指導」
会費は無料で、どなたでも参加できます。
お問い合わせは、福岡禅会代表 久木田寶州(090-5949-1863)まで。
話を戻しますが、本当は「本当の自分」につながることがだけが重要。しかし、突き詰めると「本当の自分」を言葉で表すことはできません。例えばNLPのニューロロジカルレベルを参照すると、「本当の自分」はピラミッドの頂点に位置します。これは私の理解であって、開発者のディルツ氏がそう定義しているわけではありません。
通常、「本当の自分」と言うと、どうしても「天職」とか「あり方」みたいなのを思い浮かべがち。しかし、それはロジカルレベルで言うと、「行動」とか「自己認識」に相当するものであって、「本当の自分」を的確に表現するものではありません。
例えばイチローにとって「野球」は「天職」ですが、それは「本当の自分」につながった一つの「行動」に過ぎません。さらに言うと、「環境レベル」で野球ができる環境にある、「行動レベル」で野球をしている、「能力レベル」で野球がめちゃくちゃ上手、「信念レベル」で野球選手だと思っている、「自己認識レベル」だと野球選手そのもの。さらにその上の「スピリチュアルレベル」になると「本当の自分」を超えてしまって、そこには「自分」さえなくなってしまう。ただひたすら「for what , for whom(何のため、誰のため)」に生きるのみ。イチローレベルだと完全に世界のためのレベルですよね。
孫正義氏の例で言うと、「環境レベル」で会社を経営している環境にある、「行動レベル」でITに関する会社を実際に動かしている、「能力レベル」で非常に優れた経営能力がある、「信念レベル」で経営者として世の中を変える信念がある、「自己認識レベル」だと孫正義という優れた経営者そのもの。さらにその上の「スピリチュアルレベル」になると「本当の自分」を超えてしまって、そこには「自分」さえなくなってしまう。ただひたすら「for what , for whom(何のため、誰のため)」に生きるのみ。孫正義氏だとブロードバンド革命によって全世界を変え、そのためには自分はどうなってもいいレベルです。
イチローにしても孫正義氏にしても、間違いなく「本当の自分」につながっています。彼らだけでなく、世の中で活躍している人たちはすべてそう。では、どうすれば「本当の自分」につながることができるのか。ここで、一つ言っておきますが、私は今まで「本当の自分」に「つながる」という表現をしてきました。それは「本当の自分」を「知る」とか「理解する」ではなく、「つながる」のです。もちろん「つながる」は「知る」や「理解する」を包括していますので、「知る」でも「理解する」でもいいわけです。しかし「知る」と言ってしまうと、言葉による表現がセットになっていると思われがち。
ピラミッドの頂点にある「本当の自分」とは本来言葉を超えており、まさに「つながる」としか言いようがない世界。では、どうすれば「本当の自分」につながることができるのかってのが、最大のテーマです。一つは「行為」をひたすら繰り返すこと。イチローであればバットを振り続けることで、「本当の自分」につながりました。一つのことを延々と続けることができるのはまさに才能であり、その才能を発揮できるのは「本当の自分」以外には不可能です。
例えば私は絵が下手です。図面とか描くのも大嫌い。私はそれを続けることは困難です。しかし文章を書いたり、しゃべったりするのは大好き。いくらでもやっていたいし、「宇宙となかよし」は死ぬまで書き続けるつもり。つまりは「続けられる」ことは「本当の自分」につながっている一つの条件だし、その前に「本当の自分」はこれまで何度も一つのことをやってきたことに気が付きます。
私は今、セミナーをやっていますが、その端緒は高校一年生の頃。人前でしゃべることが楽しくなって、高校3年で吹奏楽部の部員の前で2時間熱演したことはどっかでも言った通り。それがようやくこの2~3年で思い出すことができ、今、それをやっている。そう言えば大学一年で予備校の河合塾でお話したことがあるんですが、終了後、私の前に高校生と浪人生が行列を作ったことがありました。感動したので話をしたいと。誰に教えられたわけでもないのに、それがまさに「本当の自分」のつながった、一つの表現方法なんでしょう。
「本当の自分」につながるもう一つの方法は、、、実は「今」にあります。今この瞬間につながること。逆に言うと、「今この瞬間」につながれないようなことは「本当の自分」とは言えないのかもしれません。思えば私はセミナー中、常に「今」を感じています。テキストも見ずに、延々とアドリブで2時間でも3時間でもしゃべり続けられます。それはまさに「今」を生きているから。後先のことも考えずに、言葉が勝手に出てくるのです。今、こうやってブログを書いている瞬間もそう。次から次へと勝手に手が動いて言葉が出てくるのです。今この瞬間に。
逆に言うと、いついかなる場合でも「今」につながっていれば、それは「本当の自分」につながることとイコール。すると、その瞬間からいろんなことが起こり始めます。そのために私は禅や瞑想はおススメしていますし、私の場合はそのことに気づく前に「滝行」によってそのトレーニングができていたようです。
2月の話ですが、気温は17度と暖かいにも関わらず、めちゃくちゃ苦しい日がありました。それはまさに「今」を忘れていたから。そこから「呼吸」を整えることで「今」につながることができ、その後は本当に素晴らしい滝行をすることができました。
そんなわけで、明日から3日間、坐禅合宿に行ってきます。何があるのかわかりませんが、とにかく行くようになっているので行ってきます。改めて「本当の自分(本来の面目)」を思い出して、今月まだ数回あるセミナーに向けた「自分」を再確認してこようと思います。
何度も言いますが「本当の自分」につながることができれば「環境」「行動」「能力」「信念価値観」「自己認識(アイデンティティ)」がすべて統一され人生が劇的に変わっていきます。それは私自身が体験済み。何度も何度もしつこいですが、今一度「本当の自分」を体験してこようと思います。ちなみに4月14日の「宇宙となかよし塾」のテーマも一貫して「本当の自分」であり簡単なお話と瞑想。そして24日・25日の大阪セミナーはそれを体験ワークとして体系化したもので、非日常的な濃い2日間を共有する事になります。27日のセミナーはビジネスセミナーですが、やることはビジネスであれ、根底にあるのはやっぱり「本当の自分」につながるかどうか。4月に入って一気にいろんなことが動き始めました。今日はこの辺で。ありがとうございました。
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