10億円あってもやりたいこと 2010.2.15

　ぐっすり寝ました。早起きもなんのその、9時頃まで寝ていました。水曜日に東京浅草に入ってから、木金と渋谷。土曜は新大阪と、どの日も遅寝早起きで、しかも昼寝もせず動き回っていたので寝不足感がありました。それでテンションが高かったので何とか持ちこたえてはいましたが、実家に帰って気が緩んだ途端に睡魔が襲ってきて、ほぼ半日寝ていたと思います。おかげさまでスッキリです。

　今日も両親とツレ、ちびQで一日過ごしました。実は父親は70過ぎているのに、一日に数コマだけ元にいた学校で数学を教えに行ってます。非常勤講師で。定年退職して何年も経つのに、本人はボランティアでもOKと思っていたところ、ちゃんとした講師として。いい老後やと思います。ちなみに私の理想は「定年のない仕事」です。が、すでにそうなっているではないですか。サラリーマンでない以上。そしてさらに、このライン上にいる限り、年齢を重ねれば重ねるほど、ある意味、仕事がやりやすくなります。私とて、まだ所詮は36歳の若造。企業であれ一般であれ、講師職ってのは、年齢が高いほどやりやすくなると聞きますしね。コーチングなども同様。これからも講演、セミナー、コーチング、執筆などの分野で死ぬまで働きたいと思っています。昨日も言いましたが、その方が私にとっては「自然」な姿ですから。

　ところで今日の夜、コーチングしてたのですが、よくある質問にこんなのがあります。それは、

「今、10億円が手に入っても、今の仕事をやり続けますか？」

という質問。今日のクライアントの方は「YES」だったのですが、私も当然「YES」です。サラリーマン時代の仕事なら0.1秒で「NO」ですが、今は逆に0.1秒で「YES」です。と言うか、10億円もあれば、講演なんかも採算とか考えずに毎日でもどっかでやりたい気持ちです。ま、今は家族との時間を大切にしたいので、毎日はなくとも、月に20日以上は絶対にやると思います。本当は今でも20日以上やりたいのですが、まだまだいろんな制約があるのでやってないだけ。

　私にとって一番楽しい時間はブログを書いている時間と、講演・セミナーでしゃべっている時間です。もちろん家族と一緒の時間も楽しいのですが、死ぬまでやっていたいと思うのが、ブログと講演です。もちろん本の執筆もそう。そのために一番大切なのが「健康」です。お金、時間、健康の3つのうち、私にとって大切な順に言うと、「健康」「時間」「お金」となります。もしも「健康」が損なわれると「時間」と「お金」の両方を失ってしまうし、「時間」は限られています。「お金」はもちろん大切ですが、正直、必要なだけあればいいと思っているので、「健康」や「時間」の次になります。正直、今は10億円なんか要らないですからね。

　とにかく10億円あっても、私は「ブログ」と「講演」だけは絶対にやめないでしょう。そもそもそれらはお金と比べ物にならないもの。もしも100億円でちびQを売ってくれと言われても、0.001秒で「NO」に決まっています。それと同じようなものですから。あ、でもそう考えると、私にとって一番大切なのは「家族」になりますね。ブログと講演と家族と何か一つだけ取れと言われたら、0.001秒で「家族」を選ぶでしょうから。

　それはともかく、10億円あっても続けられる仕事。それをおそらく「天職」と言うのかも知れません。そう考えると、今の私は「天職」で生きていると言えるでしょう。ぶっちゃけ気がつけばこの2年ほどは、セミナー、講演、コーチングだけで生活していますから。以前は物販とかもやってたのですが、自分のやりたいことに特化するために絞ったのが去年の初めのことでした。するとその方がうまくいってるのですから、やっぱり「好きなこと」をやればお金はついてくる、は本当のことのようです。

　そんなこともあって、実はこれからはもっともっと「好きなこと」に力を入れていきたいと思っています。その手始めに、まずは福岡で「宇宙となかよし塾」ってのをやっていこうと思っています。「いまここ塾」のパクリ・・はい、そうかもしれませんが、とりあえず思いついたネーミングなので、もっと適切なのが思い浮かべばそうしたいと思います。それでもなかなかいいか、と思っています。近々、さっそく「出版記念講演会in福岡」と題して「宇宙となかよし塾」の第一回目を開催したいと思っています。日程は会場次第なので近々アナウンスしますが、その記念すべき最初の回は無料で開催させて頂きます。2回目からは千円で。ただ、それ以外にも隔週でNLPセミナーはやっていきますが、「宇宙となかよし塾」は基本的に予習も資料も用意しないで、その時々でただ私のしゃべりたいこと、伝えたいことをやっていく場にしたいと思っています。本も出たことだし、いよいよ動き始めますよ。

　とにかく「10億円あってもやりたいこと」がある私は幸せだと思っています。多くの場合、10億円あるとまずは会社（仕事）を辞めて、物欲を満たすことに走ります。旅行だったり、買物だったり、風俗だったり、いろいろ。ただ、旅行に関して言えば、よほど好きでない限り10日で飽きます。買物も不動産でもない限り、10億円あればだいたいのものが買えます。風俗だってたぶん飽きるでしょう。となると、次に手を出すのは何か。

　そもそも人は単純化すれば「ドーパミン」を出すために生きています。身近なところで言えば、お金をもらった時に一番ドーパミンが出てきます。後は好きな異性と会った時とか。それ以外にも何かをやり遂げた時とか。ただ、それが「空っぽ」のところに何かを満たすという形でのドーパミンであれば、それは永遠に満ち足りることはないでしょう。海水を飲むようなもので、飲めば飲むほど喉が渇きます。その結果どうなるかと言うと、もっと楽に大量にドーパミンを出せるものに手を出します。例えばギャンブルや麻薬です。ギャンブルは必ず何度かに一回は当たるようにできており、その一回のドーパミンが忘れられないため、損をしていることに気づかず、どんどんお金を費やしてしまいます。麻薬はいとも簡単にドーパミンが出てくるのですが、摂取とともに効き目は減っていきますので、量がどんどん増え破滅の道をたどるのです。

　つまり10億円あればやらなくて済むことをやっていたり、10億円ないとできないことを欲していたりするのは、昨日の私の言い方にすると、人間として「不自然」なあり方だと考えます。それよりも10億円あろうがなかろうがやりたいし、今現にやっていることがあれば、それは人間にとってとても「自然」なあり方。ただ、悲しいかな、多くの人は「不自然」なあり方を余儀なくされており、そんな意味でも一人でも多くの人が「自然」に帰ることを願うのです。

　お金に関係なく、やりたいことをやる。お金がないとできないことではなく、お金があってもなくてもやりたいことをやる。そしてその「やりたいこと」をやり続けている限り、実はお金は後からついてくる。自然に生きている人は、そのことをよく知っています。だから「やりたいこと」を迷うことなくできるわけです。

　そんなわけでして、先日、山崎啓支さんのセミナーを受けたことも関係しているのか、私の中で「自然に生きる」ということもまた、大きなテーマとなっています。ただ、本当の自分、ありのまま、自然、やりたいこと、今ここ、愛と感謝、自由、宇宙となかよし、、、これらは表現の仕方は違えども、実はすべて同じことを言っています。

　そんなことをこれら先も、どんどん伝えていきたいと思っています。そしてそれがまさに私の「やりたいこと」なのですから。ありがとうございました。


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