人間にとって大事なこと・・ 2009.11.14
2009年 11月 14日
ところで、今日、コーチングしてて改めて気がついたのですが、私って、いちいち詳しいことが多いな~と思います。もちろんもっともっと詳しい人はたくさんいるのでしょうが、それでも、何の関連のないことに無駄に詳しかったりします。今思いつくだけで、ジャズ、モーツァルト、ドラえもん、キン肉マン、インド、現代思想、アフリカ料理(知識のみ)、滝、など。まだあるかな。中でもどうでしょう、、、できれば一晩中語っていたいのがドラえもんでしょうか。
ドラえもんに関しては、道具の名前を言われただけで、だいたいその話を説明できたりします。最近では、藤子F不二雄の全集が発売開始され、ドラえもんに関しては未発表もの、そして原則ノーカットノー編集で掲載されているので、すぐに3巻まで購入。こんな感じに本棚を分捕っています。

これから先もどんどん発売されるので、ますますふてぶてしくなりそう。そのうち、ちびQを膝に乗せながら、読んであげる日が来るのでしょう。それはそれで楽しみだな~。ドラえもんの話にはとにかく名作が少なくないのですが、中でも「のび太の結婚前夜」という話は、さほど詳しくない人でも知っていると思います。テレビでもしばしば紹介されますしね。
とにかく出色のいい話。のび太は当初、ジャイ子と結婚することになっていたのですが、未来が変わり、いつの間にかしずちゃんと結婚することになります。そこで、のび太とドラえもんは、その結婚前夜をタイムマシンで見に行くのですが、その話が泣かせるのです。
結婚前夜、しずちゃんは、ドラえもんの道具によって、パパに本音をもらしてしまいます。「お嫁に行きたくない!」と。それはパパが寂しくなるから、という理由で。そこでパパは「少しぐらいさびしくても、思い出があたためてくれるさ」などと言って、しずちゃんを勇気づけます。
ちなみにこの話、ちびQが生まれてから初めて読み直したのですが、新たな感動で、、、やばい。そしてパパは「のび太くんを信じなさい」と言ってこのシーンに入ります。

あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それが人間にとって大事なことなんだからね。
改めて読むと、このセリフはめちゃくちゃ深いです。
「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」
それが人間にとって大事なこと。これぞ、まさに真理です。実を言うと、この「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」ができない人は、決して少なくありません。そして、これに徹している人は、必ず幸せになれます。
そもそも誰もが「幸せ」になりたいと願うもの。しかし、先日書いたと思いますが、人の心(潜在意識)には、様々なウイルスが住み着いていて、それが「幸せ」を外に出してしまうことがあります。その代表的なウイルスが「自分は幸せになってはいけない」というウイルスです。別の言い方をすれば、ビリーフ(思い込み)です。
そしてそのウイルスはどのようにして注入されるかと言うと、主に幼少期から思春期にかけて、親は先生や身近な人から言われた何気ない言葉、そして大小様々な失敗の体験によってなされます。例えば「ダメ」という言葉。多くの人が、生まれてから、何度言われてきたことでしょうか。
そんなことしちゃダメ。そっちに言っちゃダメ。泣いちゃダメ。こっち来ちゃダメ。これは食べちゃダメ。遊んじゃダメ。とにかく無数の「ダメ」を言われ続けて、そして素直にその通りに失敗し続けてきたと思います。それが積もり積もるとどうなるかと言うと、何かをするにつけても「ダメ」が目の前に立ちはだかり、一歩が踏み出せなくなってしまうのです。潜在意識にインプットされた心のブレーキというやつです。
その結果、一歩進めば楽しいことは頭でわかっているので、その一歩がなかなか踏み出せなくなります。どこかから「どうせダメ」という声が聞こえてくるのです。そして永遠に「一歩」が踏み出せないことで、永遠に自分が望む「幸せ」を手にすることができなくなります。
例えばモテナイ男を例にとってみると、ある日、好きな人ができたとします。できれば交際したい。でも、今までのパターンからすると、告白してもどうせダメ。だから告白しないで、自分を傷つけないようにしたい。なので、ずっとモテナイ自分のまま。そうなると、彼女のいる男のことが妬ましくなってきます。他の男に彼女ができて幸せになることを、素直に喜ぶことができないのです。
基本的に「潜在意識」は自分と他人との区別がつきません。他人を憎んでいる人は、自分のことを憎んでいるに等しいです。 ですので、他の男に彼女ができることを喜べない限り、自分に彼女ができることも喜べず、結果として、永遠に彼女ができることなくなります。
これは一つのパターンですが、同じように、人の幸せを願えない人が、自ら幸せになることは、潜在意識の原則から言って不可能なのです。なぜなら、そこには「幸せ」を除去するウイルスがはびこっているからです。そしてそのウイルスを注入してきたのは、これまで受けてきた無数の「ダメ」によります。
さらに自分自身に対しても「ダメ」と言い続けることで、そのウイルスはますます増殖してしまい、もう、おいそれとは「幸せ」が入る余地がなくなります。となると、どうなるか。ますます人の幸せが願えない、喜べなくなるのです。
私はセミナーなどで「不幸な人は、必ず誰かを憎んでいる」という話をしばしばします。大阪と東京でやってきた「願望実現セミナー(沖縄と札幌でもやるやつです)」の資料の中に「超意識へのつながり方」という項目があるのですが、その部分を少し公開したいと思います。
「超意識」につながるには、、、
1.許し
不幸な人は必ず人を憎んでいる ⇒ 憎しみは潜在意識の「垢」となる
その「垢」をクレンジングすることが「許し」の本質である
(○○を許します、自分を許します)
2.感謝
「いまここ」に感謝することで、「潜在意識」のプログラムを変えることができる
⇒「潜在意識」にある「心のブレーキ」が除去され、「超意識」へのアクセスがスムーズになる
3.極限
危機的状況に身を置いて「本能」を呼び覚ます
「超意識」を信頼(感謝)することが重要
4.名づけ
「超意識」に名前をつけ、いざとなったら出てくるようにする ⇒ シンボル化
(例:超意識さん、ハイヤーセルフさん、ジニーさん、真我さん、など)
この中で特に重要なのが一番目と二番目です。本当の自分が宿っている「超意識」に通じるには、「潜在意識」のクリーニングが不可欠です。その「潜在意識」に張り付いてる「垢」こそが、ウイルスの元凶となります。その垢を除去するために「ホ・オポノポノ」などの方法があるのですが、言わんとすることは、「許し」と「感謝」、そして「愛」なのです。
「潜在意識」には「ダメ」という象徴的ウイルスが積み重なっており、それがゆえに本来の自分につながることもできないし、望むべき「幸せ」を手にすることもできません。そうである以上、自分をどんどん傷つけ、同時に他人の不幸を望むようになります。
だからこそ、しずかパパが言うように「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」は何よりも大事なことなのです。では、しずかパパは、のび太のどこにそれを見出したのでしょうか。そのことは作者である藤子F不二雄の言葉から知ることができます。
藤子F不二夫いわく、のび太とは自分自身なのだと。つまり、藤子F藤子もまた少年時代は「ダメ少年」で、クラスでは目立たず、運動でもダメ、勉強もダメ、取り得と言えば漫画を書くことだけ。ただし、当時は漫画などはガキの読むもので、それが評価されることはありませんでした。
同じように、のび太もあやとりや射撃くらいしか取り柄がなく、何をやらせてもダメ。しかし、のび太には、何よりも大きな取り得がありました。次の動画の「7:00」からの藤子F不二雄の話は感動的です。ぜひ聞いてみてください。
のび太は、「くじけてもくじけても、今よりはいい人間になりたいと思う(8:43)」のです。つまり、のび太はどんなに「ダメ」というウイルスが入って来ても、その都度、それをはねのけて前に進む勇気を持った子どもだったのです。しずかパパのセリフは言うまでもなく、藤子F不二雄による代弁です。
私なりの解釈になるかもしれませんが、のび太は正真正銘のダメ人間であるにも関わらず、その「ダメウイルス」に負けずに前進し、行動していきました。そして気がつけば、「ダメウイルス」はのび太の潜在意識から消えており、しずかパパの言う通り、のび太は「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」のできる人間にだけはなっていたのです。
正直、あれほどのダメ人間が、大人になってもさほど優秀になるとも思えません。子どもの頃から大きく変わったことと言えば近眼が治ったことくらい。それでも、くじけてもくじけても前に進む勇気が、「ダメウイルス」をキレイに消し去り、それによって「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」のできる人間へと成長させたのです。
のび太から学ぶことがあるとすればそれは、「進む勇気」なのかもしれません。ダメだダメだと留まってないで、とにかく一歩進んでみる。それがどんなに小さな一歩であっても、昨日よりは前進しているのだから、とにかく一歩。
そしてその一歩こそが「ダメ」というウイルスの駆除につながり、その結果、「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」のできる人間へと、私たちを成長させてくれるのだと思います。みんな「ダメ」なんです、結局は。私だって今まで「何の取り得もない人間」と言われたことが、一度や二度ならずあります。
今でも自分ことを「できる」なんて心から思ってるわけではありません。強がって言うことはあるにせよ。それでも、昨日よりは一歩、いや半歩でも前進できればな~とは思って、毎日を送っているつもりです。そうやってちょっとずつ前に進んでいたら、振り返ってみると、ま~、こんなところまで来ちゃって、、、という自分がいるのです。5年前はダメサラリーマンだった私が、商業出版で本を出すところまでよく進んだものです。ほんと。自画自賛してすいません。
でも、今はそんな自分に、とっても「感謝」しています。そして、そんなダメな自分を「許す」こともできていますし、同時に他人のことも、昔に比べると随分と許せるようになっています。私自身が本当に「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむこと」ができているかどうかわかりません。
それでも、たとえ一瞬たりとも、人の幸せに心から喜んでいる自分を発見することはありますし、ニュースなどで人の不幸に接して心を痛めている自分がいるのもわかります。まだまだ未熟でダメな私かもしれませんが、もうあと40年か50年も生きて、ちびQの子どもが大きくなった頃にでも、今日のこのブログを読んで、自分の成長を確かめることができればな~と思っています。だいぶ先の話ですけどね(笑)。
明日は4時に起きて、北九州の「菅生の滝」に行ってきます。仲間と一緒なので心強いですが、この滝は一歩間違えば命がけ。でも、そんな滝にチャレンジできることに心から感謝しています。睡眠時間が少なくなるのでこの辺で。ありがとうございました。
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