インターンシップ 2004.8.24
2004年 08月 24日
昨日から、わが社にインターン生として研修に来ている学生さんです。福岡市内某大学の3回生です。年齢を聞くと、なんと20歳!。私と10も違います。最近、そのような人種が増えて複雑な心境です。
近年は日本全体が就職難に見舞われており、それは将来ある学生にも及んでいます。また、かつてのような終身雇用制も崩壊が進んでおり、アメリカのように離職率が上昇していると聞きます。要因はいくつかあるのでしょうが、直接的には「仕事が自分とあわない」といっていわゆる「職業のミスマッチ」もその原因であると聞きます。その意味で、インターンシップ制度は学生の頃から職業体験を実施で学び、自らの適正を図る手がかりとなる上で、良い制度だと思われます。私が学生の頃はなかった制度です。
そう言えば、2ヶ月前、母校に「職業についての講和(6月4日の日記を参照)」をしに行きましたが、大学の側も学生の就職支援に本格的にてこ入れしているのが現状です。
さて、当インターンシップ生の2日目の職業研修ですが、冒頭に書いたように、子育て支援計画の委員会にいきなり出席することなりました。役所の担当にはその旨を話してはいるのですが、市内からこられる委員の皆さんの前では「社員」という顔をしなければなりません。その意味で、非常にリアルな職業体験ができたのではないかと思います。社員として自己紹介をする場面もありましたし。
しかし問題は同行する相手が私であったという点です。私が本格的に社会人になったのは28歳からで、それまで遊びで勉強をしたり、放浪をしたり、暗黒生活を送ったりといろいろ紆余曲折してきました。正直、私はツイてるので28歳からでも社会人になれましたが、多くの場合、20代後半まで遊んでいると、手に職を身につけたなど特殊な場合を除いては、社会から「ドロップアウト」の烙印を押されることになります。そんなバックパッカーをたくさん見てきましたし。
ですので、「こんな奴もいるんや」と軽く流す程度で、くれぐれも影響を受けないことを祈るばかりです。しかしながら、一日同行する中で、早くもスピリチュアルな洗礼を授けてしまいました。悪気はないのですが、運命としか言いようがありません。そもそも、仕事として私が教えられることなど雀の涙なので、それ以外の面で何かよいインスピレーションを得て帰ってくれれば嬉しい限りです。仕事のことは他の社員がしっかり教えることでしょうし。
その一方、「ジブン、彼氏いるの?」なんてセクハラ的発言をしたりで、別の側面での職業研修までしてしまいました。ごめんなさいね(謝)。
(写真はドロップアウトの人)