ヨン様騒動について 2004.11.29
2004年 11月 29日
今日の昼、会社で「ヨン様」の話をしました。この一週間ほど、ヨン様を取り巻く動きはすごかったですね。10億円の保険かけてくるは、3,000人も空港に集まるは、暴動が起きてけが人は出るは、ホテルのワンフロア借りて一日でキャンセルするは。
しかし、ヨン様の肉体すごかったですね。ボディビルダー並みに腹筋が6つに割れて、体脂肪率は3%。同年代とは思えません。やっぱりできる人間は違うといったところでしょうか。マッチョでハンサムで賢くて優しい。とりあえず非の打ち所なしといったところ。
でも、ひょっとしたらカメラ回ってないところで、
「ほんま、たまらんでぇ。オバハンばっかりやんけ。ほっぺた引っかいたら爪に化粧カスくっ付くんちゃうか思うくらい厚化粧して。集団できたらめっちゃ臭いで。まあ、エンを落してくれるから一応ええ顔しとかなあかんけど。」
、なんて言ってるかもしれませんよ。そんな言い方じゃないにしても、絶対、同じような内容のことを爽やかに言ってるとは思いますよ。というか、言ってて欲しいですね。人として。
このヨン様ブーム。ヨン様にとっては人気とエンが懐に転がってくるのでいいのは当たり前としても、全体としていい現象だと思います。理由を簡単にあげると、
①DVDが売れ、旅行が活発になるなど消費を刺激した
②日本が韓国の文化に関心を持ち、日韓の溝が狭まった
は、一般的として、驚いたのが、
③追っかけのオバちゃんが元気になった
―持病が治った
―免疫力が向上して、肌が綺麗になるなど若返った
―生き甲斐を見つけてボケ防止に役立った
これはほんとの話のようです。必死になるものを見つけて「免疫力」が上がるのはわかる気がします。中には70近い婆ちゃんが数年ぶりに化粧をしてテレビの前に座るところもあったとか。しかし、うがった見方をすれば、そのオバチャマたちって、よほど「乾いていた」んでしょうね。
その反発でああいうカルトでエキサイティングな行動に出たのだとすると、これは完全に「日本のオジチャマたち」が悪いとしか言いようがないです。確かに、あれほどの群集を作っているにもかかわらず「吉永小百合」みたいなおば様が一人も見つからないのは皮肉な話です。
やはり女性をいつまでも若々しく美しく保たせるには、旦那なら旦那と、「男」の責任が強いですよね。確かに誰もがヨン様のようになれと言ってもそれは無茶な話ですが、「できること」はあるはずです。
その最も効果的な「できること」とは、やはり「褒めること」だと思います。付き合って、とか結婚して何年にもなると、わざわざ褒めるのは照れくさいかもしれません。しかし、そこが男の頑張りどころです。何も肉体を改造しろとか、増毛をしろとか、バイアグラを飲めとかいう話ではありません。いくつになっても、「今日もキレイだね」とか「好きだよ」とか「かわいいね」とか言いつづけるべきなんです。
一般的に日本人はこういう表現が下手だと思います。しかし、それが普通にできるようになれば、ヨン様ごときに取られないはずです。
変な話をします。むかし、ある不美人な後輩がいたんですが、なんかの弾みで「目がきれいやね」と言ってしまった事があります。すると、不美人なだけにそんなこと言われたことがないのか、突然、笑顔が良くなって、印象も良くなった女性がいました(その後、惚れられるというオマケもつきましたが・・・)。しかし、「目」なんてそんなに個人差ないはずです。「眼球」ですよ。誰だって潤ってキラキラしているものです。だからいかに相手が不美人であったとしてもウソはついてないのです。
何が言いたいかというと、誰だって褒めようと思えば褒めるところがあるはずです。それをまずは「見るける」、そして「表現する」。この2段活用で「打倒ヨン様」が成し遂げられるのです。
世のお父様達は頑張って欲しいものです。
(写真は仮面ライダーごっこで誰もなりたがらなかった不憫なライダー ← 仮面ライダー ← 6つに割れた腹筋 ← ヨン様)←強引な連想でした