願望と執着 2009.9.8

 今日は午前中にコーチング、それから山登りに行ってきました。秋の登山は最高。下山時に今日も蛇を見ました。山の中で蛇に遭遇すると金運がアップするそうです。確かにここ最近の登山では、毎回のように蛇に遭遇。そして金運も確かにアップ。9月はまだ半分残っていますが大台に乗りそうです。大台ってのは7桁、つまり100万超えです。もう超えたかな??

 実はこれまで、月収100万円を超えることに、すごく執着していた時期がありました。フリーランスになったら7桁いかないと、、、みたいなことを言われたりもして。ただ、最近、どうもその執着が取れたようで、気がついてみたら。

以前、書いたことがあると思いますが、私が会社を辞めてすぐ、ある人からある話を聞きました。そしてその話の通りに実行した人がいて、その人は4か月で月収100万円を超えてしまいました。私は、、、1か月しか続けずそのまま消滅。ただ、その後こうやってフリーランスを持続しているのですから、あながち消滅ってことでもないですね。

 そして7月1日に思い出したようにそれを実行し始めたら、そろそろ100日になるかな、、、と言う時に、願いのほとんどが叶っていることに気が付きました。その方法については、先日の大阪セミナーの2日目にお話しましたので、参加された方はしっかりと実行してくださいね。初日しか参加していない方は、オプションのコーチングででもお話します。

 それをブログに書かない理由は、あまりにもシンプル過ぎるから。人間ってなぜか複雑なことの方がありがたいと思いがち。でも、本当に効果が出るのは、シンプルなことをひたすら続けること。でも、どう言う訳か続かない。理由は簡単。続けると「変化」しちゃうからなんです。潜在意識は良いも悪いも「変化」を最も嫌います。だから、変化の寸前でいつも辞めてしまうのです。合わないとか、いろんな理屈を並べながら。

 ですので、続けるにはそれ相応の「動機」が必要です。そして多少のコストやリスクは大きな動機につながります。だからここでは簡単に書かないのです。と言うわけで、今日もちょっと「願望実現」について書いてみたいと思います。

 非常にしばしば聞かれるのが「恋愛」の話。果たして「恋愛」の願望は実現するのか、と言う話。結論から言うと、実現します。ただし、特定の人と恋人同士になる、結婚すると考えるのは、場合によってはOK、ですが場合によっては叶いません。

 例えば既に恋人同士でありながら、何らかの問題があって結婚に踏み切れない場合、それは願望実現の対象になると考えてもいいでしょう。また、お互い両想いと知りながら、なかなかもう一歩が踏み出せない場合も大丈夫。後は勇気を出して進めばそれでOKの場合が多いです。

 しかし問題は、相手が自分のことをなんとも思っていない、さらに好きでもない場合はどうすればいいのか。願望実現できるのか。その場合は正直言って、ほとんど無理と思っています。かつて「運命の人(ツインソウル?)」を教えてあげます、みたいな話が流行った時期がありました。その中で、こんな相談を受けたことがあります。

 その人はある男性に恋しました。ですが、その男性は妻子持ちで、自分も結婚しています。そしてその男性は自分のことをなんとも思っていません。しかし、ある占い師(?)みたいな人に聞いたところ、その男性は自分にとって「運命の人」なんだそうです。どうすればいいですか?という内容でした。

 まずもって「運命の人」ってのがアホらしいです。ですが、それはさておき。相手が自分のことを好きでも何でもないのに、恋人同士になれるかと言うと、普通に考えて無理です。結婚しているとか以前の問題。なぜ無理かと言うと、潜在意識は何を嫌うのでしたっけ?そう、「変化」を嫌うからです。

 つまり相手は自分のことをなんとも思っていないのを、好きに「変化」させることは、潜在意識がめちゃくちゃ抵抗してきます。しばしば自分から好きになれば、相手も自分のことが好きになる、と言われますが、確かにそれは正しいです。私も、自分のことを好きだと思ってくれる人のこと、一番に好きになりますから。

 しかしだからと言って、それが「恋人」に結びつくかと言うと、それは大きな間違い。お互い、「恋人」は複数いてもいいという価値観を持っているのであれば、それも不可能ではありませんが、通常はそうではありません。好きになるのは複数でもOKですが、恋人は基本的に特定です。自分が相手のことをどんなに愛していたとしても、その「特定」になれるかどうかは別の問題。

 そしてその人と恋人同士になりたい、結婚したい、したい、したい、したいと思えば思うほどどうなるでしょうか。相手の潜在意識は「変化」を嫌うので、そんな「変化」を無理やり起こそうとする、その人のことを避け始めるようになります。

 普通に考えてもそうです。他人から「変われ!変われ!変われ!」と言われ続けるのは、それがどんなによかれと思ってのことであろうと、うんざりするでしょう。子育てなんかもそうだと思うんですよね。勉強しろ、勉強しろと言われて、素直にするようであれば苦労ありません。と言うか、そんなに素直にするようなら逆に心配。人の「言葉」に「潜在意識」が簡単に順応してしまうなんて、病気と言ってもいいでしょう。

 ですので、基本的に「他人」を変えるのは無理という前提に立つことが必要です。ただし、人は変わる時は変わります。それを待つ、またはそのような環境を整えてあげることくらいはできるかもしれません。

 例えば私は本が大好きです。しかし、冗談抜きで高校卒業するまで本という本はほとんど読んだことがありませんでした。私の親に聞けばそれが本当だとわかるでしょう。読んだ活字は音楽関係に限定。それ以外は小説も実用書も一切読みませんでした。漫画は読んでましたが、それでもジャンプ系ばかり。

 そんな私に対して、両親は一時期、「本を読め!本を読め!」と言っていました。そして私の大好きな「キン肉マン」や「ドラえもん」はすべて捨てられました。それでも本は読みません。そんな18年間を過ごしてきました。

 しかし、高校を卒業してから、ある日、、、一夜にして「読書家」になってしまったのです。きっかけは予備校の講師。河合塾の牧野剛という現代文講師の影響です。どのような影響を受けたかの詳細は省きますが、ある水曜日の2時限目のこと。特徴ある風貌のその講師が登場し、それから90分間授業をせずに雑談。その直後、私は大阪市天王寺にある大型書店に走っていました。とりあえず「文化人類学」という新書を立ち読みで4時間。わけがわかりませんが、とにかく読んだのです。読まずにいられなかったのです。そこからレヴィ=ストロース、構造主義、ポスト構造主義と流れて行き、哲学の古典を読むようになりました。

 私はその講師から「本を読め」と言われたわけではありません。しかし、私の中で眠っていた何かを呼び覚ましてくれたのは確か。そしてその「何か」はもともと私の中にあったものだったのです。そのような「影響力」のある人物に出会うのも運命だったのかもしれません。

 話はそれますが、当時、私が一番なりたかったのが「予備校講師」でした。それまでの18年間で出会えなかったようなインパクトのある人物から次々と影響を受けていたのです。キネシオロジーを日本に持ってきた石丸氏からは英語を習っていました。

 そして大学に入り、間もなく予備校講師になろうなんて気持ちはなくなったのですが、就職活動はなぜか教育関連ばかり。一つは内定を取ったのですが、世界放浪のため辞退。その後、そんなことも忘れていたのですが、今、改めて見ると、当時の予備校講師のようなことをやっている自分がいるではないですか。

 そして今まさに、多くの方の「自分らしさ(内的リソース)」を呼び覚ますような活動をしているのです。それは18歳の時に出会った牧野氏と同じく。私は彼のおかげで一夜にして読書家になり、そのおかげで今があるのです。彼は私の「内的リソース」を90分で呼び起こしました。覚醒させました。

 話を戻しますが、人は変わる時は変わるのです。いや、変わる時しか変わらないのです。他人が変えようと思って変わるものではありません。私はブログやセミナーを通して、多くの人の人生に良い影響を与えることができればと願っています。しかし、どのように「変わる」かまでは手出しできません。その人にとっての必要な「変化」のきっかけになればと願うものの、具体的にこのように変化しましょう、、、とは決して言えません。

 3月に道幸武久さんの講演会に行きました。その時、アメリカのサドベリースクールの話をなされていました。本田健さんが日本に持ってきたそうです。そのスクールでは、とにかく子どもの好き勝手にさせるそうです。遊びたければ遊ばせて、ジャンクフードと食べたければ食べさせて。とにかく心配になるような自由さ。

 しかしある時、突然、何かに目覚めて自ら「変化」を起こします。必要であれば、本来600時間かかって履修するはずの教科を、たったの30時間でマスターしてしまいます。必要なければしませんが、いずれにしても、そこの生徒達は自分にとって必要な何か(ミッション?天命?)を見つけて、人生のビジョンを描くのだそうです。

 極端な例かもしれませんが、これが「変化」です。「算数を勉強しろ」と言われて、素直にするようでは問題。変化は自らが、自らの力で引き起こすものなのです。

 話が恋愛から遠くなりましたが、ようするに「他人」を変化させることは原理的に不可能であることを知っておく必要があります。相手を好きにさせること。そのように思えば思うほど、相手は自分から遠ざかります。それは「愛」ではなく「執着」です。

 いかなる願いであっても、それが「執着」である限り、永遠に叶いません。そして「執着」とは何か。それはまさに「相手」を無理やり変えようとすることです。「執着」を手放すとは、相手を変えようとしないこと。つまり相手を相手のままに認めてあげること、今を今として認めることなのです。

 そしてその「執着」が離れた瞬間、自然と願いが叶うようになっているのです。特定のある人の心を変えることはできなかった。でも、もっと素敵な、もっと相性の合う人と出会うことができ、そこで初めてお互いを満たし合えるような恋や結婚に結びつくのです。そしてそれこそが「恋愛」における「願望実現」なのです。

 「執着」と「願望」の違い。それをしっかりと認識できれば、あとは早いです。一言で言って「執着」とは相手を変えようとすること、「願望」とは自分を変えていくこと。潜在意識の抵抗に負けずに。もしも「願望」の中に、特定の誰かを無理やり変えようとするものがあれば、それは絶対に叶いません。しかし「すべては自分次第」に立ち返り、コツコツと確実に自分を変えていく「努力」を続けることで、あらゆる「願望」は実現するのです。ありがとうございました。


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Commented by 宮崎のかたやんっす at 2009-09-19 23:48 x
滝行ですが、ご存知かもしれませんが、科学的に検証している映像がありました。セミナーの成功をお祈りします。
Commented by katamich at 2009-09-22 16:23
■かたやんさん!
ありがとうございます。
by katamich | 2009-09-18 23:39 | ■願望実現 | Comments(2)