瞬時に無意識のパターンを変える魔法の術! 2009.9.4

今日は2週間ぶりに福岡NLPセミナー。いつもの20階のセミナールームにて。シリーズ2の第8回となりましたが、実はシリーズ1とは違うコンテンツを扱いました。それには理由があります。一つはなんとなく。そしてもう一つはここ最近、あることに悩まされていたことがあり、それを払しょくできたので、そのスキルを紹介したくって。
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昨日も「人生は『考え方』で決まる」と言いましたが、それは100%本当の話です。例外はありません。それと同時に、「人生は『イメージ』で決まる」と言い換えてもいいと思います。つまり、人は常に「イメージ」していることを実現してしまうもの。「引き寄せの法則」でお馴染みの「ザ・シークレット」もそれが肝でした。


ですので、もしも望ましいことを引き寄せたければ、常にそのことをイメージしていることが重要。たとえ今現在そうでなくても、想定した未来に必ず起こるとしてイメージできれば、それは必ず現実になります。必ずです。しかしながら、イメージしたいことを常にイメージしているって、すごく難しいですよね。


例えば朝起きて、これから準備して会社に行くとします。その時に、無意識的、反射的に「嫌だな~」とイメージする人は少なくないと思います。嫌な上司や同僚の顔、鬱陶しいクライアントの顔、単調かもしくは忙し過ぎる仕事場の風景。イメージしたくないと思っても、勝手にイメージしてしまう人、すごく多いと思います。そしてそのイメージしたことが現実になっているので、それが望まないことであれ、人は誰もがイメージングに成功しているのです。別のいい方をすれば、「無意識」でイメージしたことはすべて実現しているのです。


ですので、いわゆる「願望実現」とは「意識」の望んでいることと「無意識」のイメージとを同一化する。これに尽きるのです。ところが「願望実現」の罠としてしばしば陥ることがあります。例えば「ポルシェが欲しい」という「願望」があったとします。そして「ポルシェが欲しい、ポルシェが欲しい」と何度もアファメーションしたり、神社でお願いしたり、いろいろあると思います。


しかしこの「ポルシェが欲しい」ってのは、「ポルシェを持っていない人」だからこその願望であり、「欲しい」と望めば望むほど、「無意識」では「ポルシェがない」をイメージしてしまうのです。したがって望めば望むほどに願いが遠ざかるという悪循環が起きてしまいます。その他、「結婚したい」という願望があったとします。同じように「結婚したい、結婚したい」と強く望めば望むほど、「無意識」では「結婚していない」をイメージしてしまうので、やっぱり結婚を遠ざかります。


最終的にどうすれば実現するかと言うと、加賀田晃先生流に言う「当然意識」なのかもしれません。つまり「ポルシェ持って当然」「結婚して当然」と思い込み、それを常にイメージできている状態。そうなれば必ず叶います。加賀田式セールスで言えば、飛び込む前から「断られるかな~」と思ったらそれが実現するんですが、そうではなく「売れて当然」と自然に思うことができれば、本当に売れて当然なのです。加賀田先生が飛び込み営業でほぼ100%の結果を残したのは、まさしくベースに「当然意識」があるから。


では、どうすればその「当然意識」を持つことができるのか。いろんなアプローチがあると思いますが、その話はまた後日。ちなみに今月12日・13日に大阪でセミナーをやりますが、いろんな意味で初めての試みが多いセミナーです。日程も値段も内容も。8月7日に申し込み開始しましたが、正直、最初は心配でした。しかし、ある「秘伝」を実行することにより、とりあえず13日のみは満員御礼。両日及び12日のみも残りわずかで、今、大きな部屋への変更を打診しようとさえ思っています。ちなみに8月1~3日のGSJセミナーも満員御礼になりましたが、同じ「秘伝」を使いました。


ただ、今日はその辺のコアな「願望実現」の話ではなく、普段、ふとした弾みに出てきてしまう、望ましくないイメージを克服するスキルをご紹介したいと思います。今日のセミナーでも、それを取り扱いました。が、前半、、、と言うかほどんどその前段の話としてのスピリチュアルトークで熱くなってしまいましたが。。。


話を最初に戻しますが、なぜ、今日はこのスキルを取り扱うことになったのか。それには深い理由があります。近頃、ヤフーニュースのヘッドラインを見ると、正直、読みたくないニュースが次々飛び込んできます。中でも一番心を痛めたのが、板尾創路さんの事件。それ以外にも子どもが川に流されたなどの話を聞くと、他人事に感じられなくなるのです。そして「つい」望ましくないイメージをしてしまうのです。


ですが、その「イメージ」は現実にならないことは「論理的」に説明できます。なぜなら私の「左脳・意識」がそれをきちんとシャットアウトしてくれるから。しかし、何度もそんな「イメージ」が出てくるのも楽しくありません。そこで私が思い出したのが、その「反応」としてのイメージを「望ましいイメージ」に変えるためのテクニックです。NLPではそれを「スウィッシュパターン」と言います。


そのスキルの紹介をする前に次の図を見てください。
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社会の原点はすべてこれで出来ています。つまり「刺激」に対する「反応」です。それが「条件的」にせよ「無条件的」にせよ、「刺激」に対する「反応」が社会を作っています。美しい女性を見て「いいな」と思うのは、「美しい女性」という「刺激」に対する「いいな」という「反応」に基づきます。「インプット」と「アウトプット」と言い換えてもいいです。


例えば朝、目が覚めました。そこで「会社」を思い出すのですが、即座に「嫌な上司の顔」が出てくるのも「刺激」に対する「反応」です。ただ、同じ「会社」でも人によっては、「楽しい仕事」をイメージする人もいます。社会が複雑になればなるほど、同一の「刺激」に対して複数の「反応」が存在することになります。そしてその「反応」の中には、当然、望ましい反応とそうでないものがあります。


誰もが大なり小なり「刺激」に対しては無意識に「反応」を呼び起こします。今日セミナーで取り上げたのが、そこで望ましい「反応」を得るためのスキルです。それにはアプローチが二つあります。一つ目は「潜在意識」のプログラムを変えてしまうこと。それは正直深いです。場合によって「潜在意識」の奥底まで探り合てる必要があります。例えば「お金」と聞いて、即座に「汚い」と思ってしまうのは、まさに「潜在意識」の原因があります。それは過去の体験・経験の蓄積が作るプログラムです。「潜在意識」を変えるとは、そこまで行かなければならないこともあるので、素人には簡単ではありません。


そこで今日、ご紹介したのが2つ目のアプローチです。これは「潜在意識」には手をつけずに、まずは「反応」そのものを変えてしまうことにフォーカスします。つまりアプローチ1では「潜在意識」に最初に手をつけて、それによって「反応」を変えてしまう方法。アプローチ2は「反応」そのものに最初に手をつけて、結果として「潜在意識」にも刺激する方法。どっちが簡単かと言うと、とりあえずはアプローチ2になります。


ではどうすればいいのか。ここでは「イメージ」という「反応」を取り上げます。テーマとして今流行りのインフルエンザを取り上げます。インフルエンザを防止するには、マスク、うがい、手洗い、睡眠、栄養などが重要であることは言うまでもありません。ですので、それらの当たり前のことをせずして、今から紹介するテクニックだけで予防できるものではありません。当たり前のことをやって上で、普段の「イメージ」をインフルエンザにフォーカスさせないためのテクニック。人はフォーカスしていることを引き寄せやすくなります。それはインフルエンザであれ、幽霊であれ。例えば「デャイタイ」ってご存知でしょうか。おそらくほとんどの人がご存じないと思います。なぜならそれは今私が適当にキーボードを打って出てきた日本語にない言葉だから。


「デャイタイ」のことを誰も知りません。つまりフォーカスしようがないので、誰も「デャイタイ」に悩まされることはありません。しかし「インフルエンザ」と言うと、ニュースでしつこいくらいにやっていますで、その言葉を聞いた途端、何か消極的になってしまいます。しかし、あまりフォーカスし過ぎると、社会生活に支障をきたすこともあれば、さらにはそれを引き寄せやすくなることもあります。もちろん万全な予防をするための動機づけにはなるでしょうが、ものは程度問題。インフルエンザと聞いて、過度なイメージをすることも問題です。


そこで今から「インフルエンザ」と聞いて、パワフルになれるスキルを紹介します。その名も「スウィッシュパターン」です。この図と手順に従って各自やってみてください。
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1.インフルエンザで寝込んでいる状況をイメージします。
2.寝込んで時のある場面(ファーストシーン)を思い浮かべます(A)
3.一方で、元気ははらつな場面を思い浮かべ(B)、そのシーンをありありと体感します。
4.そして目の前に「場面A(寝込んでいる)」を大きく明るく描き、同時に、その片隅の遠くの場所に「場面B(元気はつらつ)」のイメージを小さな画像にして置きます。
5.そこで「シュッ!」と声に出しながら、「場面A」を一気に小さく追いやり、それと同時に、「場面B」のイメージを目の前に大きく明るく描きます。
6.一回ごとに何か別の対象物に見て、「4」と「5」を数回繰り返します。その際、繰り返すたびにその速度を速めます。
7.最後に「インフルエンザ」を思い浮かべて、「場面B」が出てきたら完成


ここで重要なのは、「4」と「5」を何度も繰り返すこと。その際、必ず「シュッ!」と言うこと。つまり「視覚」と「聴覚」を同時に起動させ「体感覚」を変えるのです。これによって「脳」の配線がだんだんと入れ変わり、望ましくないイメージができなくなります。これをやったおかげで、例えば心を痛めるニュースを見たとしても、こっちまで痛々しいイメージをしなくて済むようになりました。


ただし、これはインスタントなやり方ですので、あまり多用しない方がいいです。それは決して「本来の自分」にアプローチするものではないので、簡単だからと、これにばかり頼っていると、本当に大切なものを見失ってしまう可能性があります。


とは言うもの、余計なイメージングが邪魔だったら、適宜、やってみるのもいいと思います。例えば朝起きて「会社行くの嫌だな~」と思ってなかなか起きれないようであれば、このスキルで望ましいイメージに取り換えてしまうのも手です。「脳」に条件づけをして、自動的に朝起きれるようにするのです。


それ以外にもこんな方法もあります。
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1.ふとしたはずみに思わず考えてしまう、ネガティブな状況を一つ選びます
2.Y字型の二本の棒の間に、打ち消したいと思っているネガティブな絵(場面A)を置きます
3.理想像を描いた小さな絵(場面B)をゴムにつけ、ゴムを自分と反対側の方向へ引っ張って、絵がどんどん遠ざかっていく様子を想像します
4.パッとゴムを離すと、「場面A」が目の前で木端微塵に砕け散ります
(手を離す時は「シュッ!」とか「パッ!」と言う)
5.1回毎に実際に何か他の資格物を見てから、3~4の作業を何度か繰り返します
6.最後にネガティブな状況を思い浮かべて、「場面B」が出てきたら完成


例えばこれは辞めたい習慣を断ち切るにも効果的です。寝る前にお菓子を食べてしまう習慣がある人は、「場面A」にお菓子に手を出すファーストシーン、「場面B」に満腹のシーン。うまくいけば、お菓子を見た瞬間に満腹になります。タバコをやめたい時もできなくもないですが、例えばそこに深い「肯定的意図」があるようであれば、安易にやらない方がいいかもしれません。その辺はちゃんとしたセラピスト、カウンセラーのガイドに従った方が無難です。


てなわけで、つい余計なイメージをしてしまいがちな人なんかは、こんなテクニックを使って克服することも可能です。一応、私は克服できましたので、ここにご紹介させて頂きました。ちなみにこれはポール・マッケンナ「億万長者脳」の60ページ、アンソニー・ロビンズ「一瞬で自分を変える法」の114ページ以降にも紹介されています。よかったらご参照ください。ありがとうございました。



by katamich | 2009-09-04 23:39 | ■NLP・コーチング | Comments(0)