3次元を極める! 2009.8.31
2009年 08月 31日
ところで、最近、いろんな人からメッセージを頂きます。「早朝談話室」でお話したいとおっしゃる方も連日。阿部敏郎さんにご紹介頂いた影響だと思います。私のこのブログは自分自身の「体験」をベースに、様々な知識を動員しながら好き勝手書くというスタンス。阿部さんもそうだと思いますが、自らの「体験」があるからこそ、言葉に何がしかの説得力も生まれるものだと思います。その意味では、昨日、話題にした「伊勢白山道」も同様、その方もまた、細部はともかくとして、ご自身の「体験」があるからこそ、多くの読者を獲得するまでの説得性を持ち得たでしょう。
そのように書くと、何やら至高の「体験」なるものに憧れを抱く人も少なくないと思われますし、実際、そのようなメッセージも頂きます。そこで、そのような至高「体験」をするにはどうすればいいのか、いわゆる「悟り」と呼ばれる境地に達するにはどうすればいいのか、という話題に関心が向く人もでてきます。先日、書いた「世の中の図式」で言うと、いわゆる「高次元世界」に突き抜けるための「体験」のこと。究極的には私の言う「絶対愛・絶対感謝」の境地。

では、そこに行きつくためには滝行をすればいいのか、山歩きをすればいいのか、瞑想をすればいいのか、スピリチュアルなワークを実践すればいいのか、など何やら特別な方法論にフォーカスしてしまいがちです。しかし、私は「違う」と考えます。もちろんどこかの段階でそのような経験があってもいいと思いますが、3次元に生きている以上、我々が一番先に優先すべきことは「3次元」を極めることだと思っています。
極端な話、お釈迦様も3次元を極めるところからスタートしています。王子として生まれ、何不自由ない生活をしながら、ある日それを捨てて苦行の旅に出ます。それらを十分に知った上で、極端な「快」でも「苦」でもない中庸に目覚め、深い瞑想とともに「悟り」を開きました。もしもそれを追従するならば、最初からスピリチュアルな領域にばかりつながろうとするのではなく、快も苦もすべて受け入れて「3次元」をまずは極めることが重要だと思われます。
では「3次元」を極めるとはどう言うことか。3つの要素があると思われます。それは「健康」「人間関係」「お金」です。これらは年間3万人と言われる自殺原因のベストスリーであることからわかるように、この3つをクリアすれば、一応「3次元」での問題は解決すると思われます。
まず、健康について言えば、世の中には一見不健康に見える人でも、一概にそうとも限りません。「健康」とはつまり「心身の健康」であり最終的には「心の健康」のことを指すからです。例えば何らかの持病を持ちながらでも、感謝に満ち溢れた日々を送っている人はたくさんいます。傍目にその持病は大変な状態であったとしても。その一方で、ちょっと肩が凝りがちなだけで、不平不満を常に言っている人もいます。では、どちらの方が「健康」だと言えるでしょうか。別のいい方をすれば「自由」だと言えるでしょうか。
私は持病を持ちながらでも感謝をベースに生きている人だと思います。そのような人は持病を言い訳にせず、仕事なり趣味なり、精一杯楽しんで取り組みますが、常に不平不満ばかりの人は、ちょっとしたことでもそれを言い訳にして動こうとしません。どちらが「自由」でしょうか。
そして「人間関係」と「お金」について。これは私自身、セミナーでも取り扱っているコンテンツではありますが、今日は「お金」について書きたいと思います。端的に言って「3次元」を極めるには「お金」を稼ぐことが不可欠です。では、どうすれば「お金」を稼ぐことができるのか。具体的な方法論はたくさんあり、それらをきちんと実践しなければ、絶対に稼ぐことはできないと断言した上で、スピリチュアルな領域から「お金」を定義したいと思います。
「お金」とは「与えた愛」及び「受け取った感謝」のエネルギーの総量なのです。
これは普通に考えたらわかると思います。我々がお金を使うときは、必要なものに対してです。喉が渇いている時、一杯の水をもらったら感謝するでしょう。その「感謝」をエネルギー化し、さらに具象化したものが「お金」です。そして水を与えた人は、そのエネルギーを受け取る権利が発生します。それが「お金」です。そしてその与えることの根底にあるのがいわゆる「愛」です。あまりにも当たり前のこと。

ですので、「与えた愛」及び「受け取った感謝」の量(質)が多ければ多いほど受け取る「お金」も大きくなります。なぜ自動車業界が儲かったのか。それは自動車を使う人々が、それに「感謝」したからです。例えば今、地下に潜る車を安価に開発したとしても、それを使う人がいなければ、お金は儲かりません。なぜならそこに使う人の「感謝」がないから。IT業界が儲かったのも同様。ITは自動車ほどの設備投資や材料費も必要としませんが、今では仕事なり生活なりに必要不可欠になっています。私が今、こうやってブログを書いて情報発信できているのも、ITのおかげです。だからこそ、ITを開発した人、売った人は儲かって仕方ないのです。IT長者がいて当たりまえ。
ただ、「お金」とはエネルギーであるので、一対一の取引のように、直接、「愛」と「感謝」が取り交わされるとは限りません。直接的な取引においては、例えばAさんがBさんにサービスを与えたとして、その対価として得られる報酬がお金となります。しかし実際はその限りではありません。AさんがBさんにサービスを与えたとしても、Bさんは直接Aさんにお金を払うとは限りません。BさんはCさんにお金を払い、そこで始めてAさんはCさんからお金を受け取るようになります。すなわち「組織」です。しかしいずれにせよ、最初に与えたAさんは最終的は「お金」を手にすることができます。

しかし、このことは一定の「組織」に限ったことではなく、世の中全体がこのような図式で成り立っているのです。つまり最初に与えた人は、必ずどこかでそれを「お金」として受け取ることが出来る仕組みになっている。そこが面白いところ。
そして今からさらに面白いことを書きたいと思います。実際の世の中は与えた総量(愛)と受け取った総量(感謝)が一致しないかのように見えるこがもあります。例えば代々の大富豪など、どう考えても遊んでいるようにしか見えない人が、巨額のお金を稼いでいたりします。一方で一時的にお金を稼いだはいいものの、すぐに破産してしまう人、さらに一生懸命に働いているのに、わずかなお金しか手にできない人、たくさんいます。世の中はそんなに単純じゃないのですが、ここではあえて単純に書きたいと思います。
そのポイントは「お金はどこかの瞬間から自己増殖し始める」という法則です。
例えば最初はいろんなこと考えたり、睡眠を削ったりしながら、一生懸命に働いて、それで必要最小限のお金を手にしていたとします。しかし、何かの瞬間から、突然、お金は増え始めるのです。お笑いタレントなどを見ててもそう。10年間下積みのような生活で、バイトしながらギリギリの生活していた人が、M1グランプリで決勝進出した瞬間に、仕事がバンバン入って気の休まる暇はないものの、預金通帳の残高がどんどん増えてきたり。
また、売れないミュージシャンとして生活していたのが、何かの曲が一つ大ヒットするだけで、あとは遊んで暮らせるような。普通のビジネスでもそう。制度政策が変わっただけで、それまで細々と売っていた商品が爆発的に売れ始めたり。かつてのゴミ袋がそうですね。分別収集が導入されてから、特定のゴミ袋の需要が急増し、私の知るある会社は、そのゴミ袋特需で新入りの女性事務社員の一回のボーナスが70万円なんて聞きました。
そのように、今までと同じことをしていたのに、まるで「お金」自体が意志を持つかのように勝手に増えることだってあるのです。私の例を出すのは遠慮させてもらいますが、確かにそんな瞬間があります。こんな感じに。

どうすればその「自己増殖」の瞬間を迎えられるのかと言うと、やっぱり一つのことを地道に続けていくことが一番ってことになるのでしょう。もちろん全然儲からないことをしぶとくやってても、それは執着になってしまいますが、先月よりも3%増しでも、地道にコツコツやるに勝ることはないでしょう。
ただ、実はそうなってからが重要なんです。いわゆる成金と呼ばれる人が、すぐに身を滅ぼしてしまうのも、その「自己増殖」が始まってからの対応が良くないためです。重要なことは与えるエネルギー(愛)と受け取るエネルギー(感謝)のバランスを取ること。与えるばかりではエネルギー欠乏症になりますが、受け取るばかりだとエネルギーに押しつぶされます。そこで、本当のお金持ちの人たちはその辺のバランスを取るのが上手です。しばしば普通の人が宝くじで高額当選すると、あっという間に身を滅ぼすなんて話はよく聞きます。つまりバランスがとれていないんですね。
ですので、もしも「自己増殖」が始まったら、それを貯め込むことなく社会に還元することが重要。お金持ちの人たちが寄付をしたり、社会活動したりするのも、その辺のことがわかっているからなのでしょう。そして寄付によって与えた「愛」は、それがある利息をつけて「感謝」という形で帰ってきます。だからお金持ちはお金持ちなのです。そしてここまで行くとそれは「高次元世界」に進んだことになるのでしょう。
ただ、この「自己増殖」の段階ってのは、一定レベルにならないと訪れないわけで、世の中の多くの人はやっぱりなんとでもお金を稼ぐことが先決。もっと言えば、失業中で生活もヤバい人だっているわけですから。では、どうすれば「お金」のエネルギーを引き寄せることができるのか。それは法則的には「高次元」ですが、具体的には「3次元」で頑張るしかないのです。
上の「世の中の図式」では頂点に「絶対愛・絶対感謝」をおいていますが、こればかりは何度も言うように「体験」でしか認識することはできません。口先ばかりの愛や感謝は薄っぺらいもの。では、そのような至高の「体験」未満の人はどうすればいいのか。それが「行動」のレベルで「愛」と「感謝」を実践することに他なりません。元に戻りますが、それが「愛=与える」であり「感謝=受け入れる」なのです。それはe-BOOK「宇宙となかよし」でもお馴染みですが。
では、もっと具体的に言えばどうか。やっぱり一生懸命に働くしかないのです。サービス残業だって文句を言わずにするしかないのです。ま、文句ばかり言ってた私が言うのもなんですが、それでも最後の1年間はこの辺のことに気付き始めて、すべてを「感謝」で考えるようになった結果、今のように私の進むべき道を選ぶことができました。そしてとにかく一生懸命にたくさん働くこと。それが行動レベルにおける「愛」の具体化なのですから。
しかし、失業中など、働く以前の人はどうすればいいのか。実を言うと今になって思うのですが、私がニート時代のどうしようもない時に、この法則を実践していました。正直、日雇いのバイトにも雇われなくなり、夕方の「金八先生」と「びんびん物語」の再放送、「アサヤン」に「ガチンコファイトクラブ」を見ることくらいしか人生の楽しみがなくなったとき、知り合いが院長をつとめる特別養護老人ホームでボランティアを始めたのです。あの時はとにかく社会と関わりたくって、何でもいいからやりたかったのです。
そしてボランティアを始めて1か月が経った頃、後に入社する会社でアルバイトをするようになりました。とにかくあの時は求めることよりも、自分のできることで何か社会と関わっていたかった、その思いでいっぱいだったのです。それはつまり「与える=愛」の行動だったのです。その結果、思わぬところから仕事ができるようになったのです。もちろん直接的な因果関係は証明できませんが、私はこれが「宇宙の法則」だと思っています。
ですので、もしも失業中で仕事が見つからなくって困っているのであれば、「与える」ことが不足しているのかもしれません。ハローワークに通いながら、何でもいいから「与える」ことへとシフトするべきです。ボランティアでなくとも、公園のごみ拾いでも、近所の掃除でも。さらにそんな時こそ自己投資に時間やお金を充てるのもいいと思います。行動様式、そしてお金の使い方をちょっと変えるだけで、状況は劇的に変わることがありますから。
以上のように、高次元の悟りを目指すより、最初にすることは3次元を極めること。実は高次元も3次元もその根底は「愛」と「感謝」です。それが高次元のスピリチュアルなレベルなのか、3次元の行動のレベルなのか。その違いがあるにせよ根本は同じ。しかし、順番はやっぱり3次元が先なのです。つまり一生懸命に働き、そして起こりうることにすべて「感謝」する。それが極められれば、必ずや次のステージへと誘われるもの。
世の中って、実はすごくシンプルなのかもしれません。ありがとうございました。
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感謝をこめて、与えられた仕事をきっちりやっていくことが一番大切なのではないかと今日の日記を読んでいて思いました。その過程の中で出会うのが悟りとか目覚めとかいわれるものなのではないかとも考えました。今日の日記をありがとうございます。
本当におっしゃる通りです。確かにお金に対するネガティブな思い込みが、稼ぎの邪魔になることはありますが、その思い込みを払しょくするのもまた日々の行動だと思っています。その過程で悟りがある。おっしゃる通りですね。

行動様式を変えようとした訳ではないのですが、6日(日)に兵庫県佐用町の災害復興ボランティアに行きます!
前回誘われた時には阿部さんのいまここ塾と重なってたので行けなかったんですが、無心で働いて来ようと思っています♪
もちろん、旦那も連れて行きます!
( ̄▽ ̄)b

素晴らしいですね!!!すごく充実した時間が過ごせそうですね!
どういたしまして!