本気の人生 2009.7.14
2009年 07月 14日

ところで今見ている韓国ドラマの「商道(サンド)」ですが、地味ながらかなり面白くて、いろいろ学ぶところもあります。今からちょっとネタばれ的な話になるので、これから見ようと思っている人は、この後は読まない方がいいです。
話としては、最初は通訳を目指していた主人公(イム・サンオク:実在の人物)が、いろいろあって商人になり、貧しい身分から朝鮮一の大富豪になるという、これまたサクセスストーリーです。で、中盤に一つのクライマックスを迎えるのですが、これがまたしびれました。社運をかけて、中国に最高級の朝鮮人参を売りに行くのですが、中国の商人たちが談合して、主人公の持ってきた人参を二束三文で買おうと企みます。そこで主人公は、怒ったふりをして、その商人たちの目の前で次々と人参を焼き始めます。中国の商人たちは驚き、その結果、最初に提示していた額よりも高い値段で人参を売りつけることに成功します。ここで主人公の会社は朝鮮一になるわけです。似たようなシーンが「ホジュン」にもあるのですが、「商道」の方がドラマチックです。話の背景としては、中国(清)ではアヘン中毒が流行っていて、朝鮮人参はその特効薬として、中国国内で需要が高まっていたのですが、中国の商売人はなるべく安く買おうと談合するのです。普通ならば、多少は譲歩しあいながら売買をするところでしょうが、主人公は「命」をかけた手段に出ます。商人の目の前で人参を焼き始めるのです。ここでもしも商人が買うと言わなかったら、主人公は大罪です。それを覚悟で強硬手段に出たのです。このシーンは何度も見ました。めちゃくちゃしびれます。
で、思ったのが、やっぱり大成する人間ってのは、いざと言う時の「覚悟」があるんだな、と言うこと。現状の不満など言わず、「覚悟」を持って本気で事を成す。加賀田晃先生が「本気に勝るスキルなし」のようなことを言っておられましたが、本気の覚悟を決めた人間の前では、本当になす術がなくなります。
さらに言うと、「本気の覚悟」である限り、そこに不平不満などが入り込む余地がなくなります。私のサラリーマン時代は不平不満の王者だった自信があります。拾ってもらった分際で何を偉そうなことと恥ずかしくなりますが、とにかく不平不満を言っては酒を飲むみたいな、ある意味、今の私が一番避けたいことを日常やっていました。結局のところ、私はその仕事に対して「本気の覚悟」がなかっただけなのです。私が望んでいたのは、「今と同じ労力でより多くの時間と給料」を望んでいただけ。「働きアリの法則」ってのがあって、組織には必ず2割の働きアリと、6割の普通のアリと、2割のさぼりアリがいると言われています。私はおそらく6割の下の方だと思うのですが、働かない2割のアリにばかり目を向けて不平不満を言っていました。働く2割は見ないようにして。
結局のところ「今と同じ労力」であれば、時間も給料も変わるはずがないのです。ですが、なるべく多くの時間や給料を獲得するためにはどうすればいいか、には目を向けずに、ひたすら労力を減らすことばかりを考えていたように思います。ここには「本気の覚悟」などまったく存在しません。これで会社から認められるわけはありません。
その会社も2005年に辞めてしまい、それこそ背水の陣に立たされたのですが、そこに来て初めて「本気」にならざるを得なくなりました。今だから言いますが、当時は誘われるがままにネットワークビジネスをやったり、知り合いのとある代理店の仲介として飛び込みやったり、いろいろ動いていたものです。また、インターネットのアフィリエイトとか物販とかも考えたりと、とりあえずできることをやろうと焦ってばかりでした。その流れが完全に変わったのが、会社を辞めて3か月たった9月のこと。ブログのアクセスが一気に上がったり、そして何より加賀田晃DVDを見てから私の人生は変わりましたね。
で、それ以来、加賀田先生の話をしつこいほどにブログに書き続けていたのですが、世間的にあまり知られていない人だけに、興味を持たれる読者の方も増えるわけです。そして何度かDVDを譲ってくれなどのメールも頂いたり、また、オークションなどで手に入れたりした人もいたようです。しかし、中には「すごいと思って入手したけど、バカらしくて見てられませんでした」みたいなメールを送ってくる人もいたわけです。ま、何事も向き不向き合う合わないがあるので、それはそれでいいのですが、同じ体験をしても、そこからたくさんの学びを得る人と、そうでない人がどうしても現れます。その違いはなにか。
されがまさに「本気度」なのです。そこには向き不向き合う合わないなどは超越しています。とにかく手に入ったのも何かのご縁。本気であれば、本気でそれに取り組み、そして本当に人生が変わっていくのです。逆に「本気」でなければ、どんなにいいチャンスに巡り合ってもそれを活かすことはできません。
ではその「本気」はどのようにして表現することができるのでしょうか。それはまさしく、「商道」の主人公のように、朝鮮人参を焼くくらいの「背水の陣」が必要なのでしょう。その具体的な方法としては、「会社を辞める」「高額のセミナーなどに参加する」「公に宣言する」などがあります。私の場合はこの3つをやりました。だからこそ、人生を変えることができて当然なのです。口では「本気です!」と言いながら、それが態度に表れないようでは、その人の本気度もたかが知れています。
先日、月収0の人が4か月で100万円になった「秘伝」があると書きました。しかし、それをブログで書くことはいたしません。なぜなら本気じゃない人は、それを知ったところで、決してモノにならないことを知っているからです。かつてフォトリーディング(速読の一種)が日本に入ってきたばかりの時、そのためのセミナーもなければ、本もありませんでした。あったのは10枚程度のレポートのみ。それだけで10万円以上したそうです。
例えば、「今、ここのアメリカで効果が実証されている画期的なビジネススキルがあります。そのノウハウは10ページ程度のレポートなのですが、これを手に入れるのに10万円します」と聞いた場合、それがたとえ信頼できる人の言葉であったとしても、すぐに手を出す人は決して多くないでしょう。しかし、フォトリーディングの場合は、実際に数枚のレポートを10万円で買った人がいて、その人たちはそれをきちんとマスターして、今はインストラクターなどをやっていると聞きました。しかし、今はセミナーもあるし、本もあるし、DVDなどもあります。手ごろに学べる環境にあるにも関わらず、私の知る限り、しっかりマスターした人を知りません。
フォトリーの話でちょっと脱線しますが、ある人から「フォトリーの極意」みたいな話を聞きました。フォトリーディングと言うと、とかく「右脳にインプット」とか「潜在意識の活用」とか、よくわからないけどすごそうな宣伝文句が並びますが、実はその極意たるやめちゃくちゃ泥臭いのです。ついでに言いますと、寺田昌嗣さんの「フォーカスリーディング」というスキルがあるのですが、一読した限りでは、「右脳」や「潜在意識」などの言葉を一切使わず、実にまっとうな方法で速読スキルを伝えています。そのスキルが1,100円の本で知れるし、さらにツタヤのDVDでも学べます。私はフォトリーよりもそっち派ですが、実際、寺田さんの速読教室には、あっち系(右脳派)の教室から技術指導の相談が来たりしているそうです。つまり、右脳や潜在意識などの触れ込みで教室開催をしても、実際の読書には使えないんです。特に右脳や潜在意識にばかり気を取られている人は。超能力みたいなイメージをしているのでしょうか。
で、「フォトリーの極意」の話ですが、きちんとしている人から私が聞いたところ、読書のスピードと精度を上げるためには、その分野の本をまとめて数十冊読むことが不可欠なんだそうです。これは至極当然。例えばビジネス書をフォトリーディングで読めているのは、その分野の本を何冊も読んでいるからであって、その人がカントの「純粋理性批判」とかハイデッガーの「存在と時間」とかをきちんと読めるかと言うと、決してそんなことはないでしょう。実際、私が初めてNLPの本を読んだとき、何がなんだかさっぱりわかりませんでした。主に「メタモデル」の解説だったと思うのですが、理解には到底いたらなかったのが、あれからNLPの本も何十冊も読んでいるので、その分野の本はスラスラ読めてしまいます。ビジネス書レベルであれば、本当に10分もあれば概要はつかめてしまいます。
脱線が過ぎましたが、決してフォトリーディングそれ自体のことを批判しているわけではなく、私としては右脳や潜在意識を追及する前に、まずは特定分野の本をまとめて10冊積み上げて、それをしっかり読むことからスタートする方が得策だと思うのです。みかんのイメージもいいのですが、少なくとも、本を読む習慣や、特定分野に関する専門知識を身に付けてからでも遅くはないと思います。大きな図書館に行けば、無料でそれができますし。
ちなみに加賀田晃先生の話ですが、彼はもともと大変な読書家であったそうです。しかし、本当に人生を変えたレベルの本はほんの数冊。その最初の本が、誰が書いたのかは知りませんが、「読心術」というタイトルの本。それを図書館で一冊借りてきて、とにかくむさぼり読んだそうです。それが後々の営業にも生きています。他にはサムセット・モームの「月と六ペンス」。詳細は割愛しますが、画家ゴーギャンがモデルの小説で、とにかくその生き方考え方にめちゃくちゃ影響を受けたとか。一言一句に何日もかかって読み込んだとか。
確かに「量が質に転化する」することも事実ですので、速読でたくさん読んでもいいのですが、私が思うに、本当の意味で人生の糧になる読書と言うのは、同じ本を何度も何度も読んで、それについて考え、悩み、のたうち回り、涙する、そんな世界だと思うのです。そしてそんな本に巡り合えている人はハッピーだと思います。逆にたくさん読むことの意味は、そのような「人生の一冊」に巡り合うための「旅」としてあるのです。
話を元に戻しますが、どんなに素晴らしいノウハウや情報であったとしても、それを知る人が「本気」でなければまったく意味はありません。フォトリーが入ってきたとき、その数ページのレポートを10万円で買った人の多くは「本気」だったのでしょう。私の言う「秘伝」という情報がここにありますが、おそらくそれをブログで書いたとしても、それをしっかり実行する人は皆無でしょう。簡単に入手できるものは、簡単に扱ってしまうのが世の常。私はとにかく「旅」を続けました。その結果、加賀田晃先生のDVDが手に入ったのであり、決して簡単に入手できたものではありません。だからこそ、そこに「心」がこもるのであるし、「本気」の心がない人が加賀田先生のことを軽々しく言うことに忸怩たる思いがあるのです。
私の言う「秘伝」をここでブログに書いてしまうと、多くの人は「なんだそんなことか」と思うことでしょう。間違いなく。しかし「旅」を続けて、その結果としてその「秘伝」に巡り合えた人は、決してそれを蔑にすることはないでしょう。「旅」は果てしなく、そして試練が伴うものです。しかし、その先には必ず自分の人生を変える何かが待っているのです。その「旅」を続けるために必要なことが、まさに「本気」なのです。「商道」の話から思わず熱くなってしまいました。「商道」もお勧めです。ありがとうございました。
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今日の文章も
最高です。
コピーさせてもらい、壁の上に
貼らせてもらいます。
覚悟 本気 で毎日を生きる 僕の当面のテーマです。
ほんま、パワーをもらえる文章ありがとうございます。
本当ですね。知らない人ほど「なんだ、そんなことか」と言いますね。
でも逆に、本当にそう思うこともありますから、そういう時は
「なんだ、それでよかったのか」と感謝を込めて言うべきですよね。
ありがとうございます。
そう、「なんだ、そんなことか」は自分の成長をストップさせる呪文だと思います。

























