NLPと滝行 2009.7.11
2009年 07月 11日
最近、金曜日夜の福岡NLPセミナーの翌日、土曜日の定例滝行に参加されるメンバーが増えてきました。今日は本当は北九州だったのですが、都合により一の滝に。行ってみると、連日の雨のおかげが、水量がかなりありました。8時過ぎから滝行を開始します。今日は何人いたかな。かなり人がいたのですが、一の滝は男滝と女滝の二種類あり、さらに水量があったおかげで、女滝には一度に二名打たれることができました。
ただ、水量が多く、万一流されないために、女滝では私の体にトラ縄を括りつけて、水につかったまま他の人の滝行をサポートします。細かい水しぶきが常にかかっているので、正直、身体がどんどん冷えて行きます。しばらくして皆さんが終わったので、ようやく私の番になったのですが、なんと滝の中の方が温かいではないですか。それだけにめちゃくちゃ気持ちのいい滝になりました。水量が多いので、身体を持ちこたえるのに力が要りましたが。
こちらが男滝です。通常は真下に水が来るのですが、今日は勢いで外側まで飛び出しています。

女滝。二人同時に入ることができるので効率的ですね。

導師。まるで滝壺から現れた龍のようです。

ところで昨日はNLPセミナーで、翌日が滝行。同じくメンバーも数名いらっしゃいますが、これって実は素晴らしい流れなのでは、、、と気がつきました。NLPで目指すところは願望実現であれ、自己編さんであれ、コミュニケーションであれ、「無意識」を「意識」化して、さらに「無意識」に落とし込むプロセスと結果にあります。うまくいかないのは、「無意識(潜在意識)」がそのようにさせているのであり、まずはそれを「意識」へと顕在化させます。それが昨日もやったビリーフの明確化だったり、メタモデルだったり。一度、「意識」化されたものは、「編さん」がしやすくなるため、そこで「再定義」を行い、さらに「無意識」へと貯蔵すれば完成です。そしてその繰り返し。
結局のところ、目指すべきゴールに到達するためには、まずは「無意識(潜在意識)」と徹底的に向き合うことが必要。そのためにはどうすればいいのか。それは「非日常」に身を置くことです。ある意味、「無意識」とは「日常」のこと。「無意識」には「現状維持メカニズム」が備わっています。「無意識」は「安心・安全」を求めるため、何よりも「変化」を嫌うのです。「変化」してない限りは、そこは「安心・安全」の場にありますから。ですので、「無意識」の「現状維持メカニズム」とは「変化」を避けることであり、それを「日常」と言うのです。
例えば、「太っている人」がいたとします。その人が急激に痩せるのは「変化」ですので、「無意識」は危険を察知して「現状維持メカニズム」を働かせます。それがダイエットの失敗のメカニズムです。そして「太っている人」にとっては、太っている状態こそが「日常」であり、「無意識」は何とかして「日常」を維持したがるのです。
しかしもしも、そこが無理やりにでも「非日常」になったらどうなるでしょうか。例えば「失恋」や「リストラ」などを経験した場合、それまでは恋人と一緒にいるのが「日常」だったのに、「失恋」によってその「日常」に戻れなくなりました。また、それまでは会社に勤めていることが「日常」だったのに、「リストラ」によってその「日常」に戻れなくなりました。「無意識」がどんなに「現状維持」を働かそうと思っても、物理的に無理になってしまったのです。そこはめちゃくちゃな「非日常」です。
では、この時、「無意識」はどのように働くかと言うと、「非日常」を「日常」へと変化させようとします。それは「時間が解決する」という言い方もできるのですが、別のいい方をすれば、「変化を受け入れざるを得ない」ということになります。「失恋」をしてめちゃくちゃ痩せてしまうのもこのため。逆にめちゃくちゃ太るのもこのため。それまで「日常」において現状維持していた状況が維持できなくなるため、「変化」によって「非日常」を受け入れざるを得なくなるのです。
ですので、セミナーってのは多かれ少なかれ、「非日常」の体験であるべきなのです。特にNLPの場合は「ワーク」という儀式を通して、「非日常」を体験することになります。ただし、それがどこまで「非日常」になるかはトレーナーの技量と、さらに参加者同士が作り上げる「場」に影響を受けます。めちゃくちゃ密度の高いワークになれば、それは最高の「非日常」体験であり、まさに「変化」を受け入れるための準備が整うのです。
では、セミナー以外で「非日常」を体験するにはどうすればいいのか。もちろん「失恋」や「リストラ」なども非日常ではあるのですが、決して望ましいものとは限りません(・・・実はトータルでは望ましいきっかけになるのですが、今はそこまでは踏み込まないことにします)。となると、意図的に、ある意味、手軽に「非日常」を体験するにはどうすればいいのか。その最も代表的なものが「旅」です。例えば「沖縄」に旅行に行くとします。本州の人間にとって、沖縄はかなり異国感あふれる場所だと言えます。空気も違えば、食べ物も文化も違います。そこで「無意識」は「日常」にないパターンを受け入れざるを得なくなるのです。すると、沖縄から帰った時、いつもの「日常」がまた違ったように見え、「無意識」は新たな変化を受け入れるためのコンディショニングをするのです。
そして「旅」は「非日常」であればある程いいと思っています。さらに旅先で「非日常」を積極的に体験するのが、私にとっての正しい旅のあり方だと思っています。例えば「インドで手でカレーを食べる」ってのは、日本ではまず体験しないことです。インドという非日常の空間で、食べ慣れないインド料理を手で食べる。「非日常」のオンパレードです・それによって「無意識」は一度はパニックになるのですが、そのうち、「変化」を受け入れざるを得なくなります。
結局のところ、「旅」とは「無意識」が「変化」を受け入れるための、最高のコンディショニングになるのです。それを「好奇心」と言ったりするのですが、「好奇心」が旺盛だからこそ、いろんなことにチャレンジできるのです。では、「滝行」とはどのような位置づけにあるものか。私は「滝行」によって神通力とかスピリチュアル(サイキック)な能力が身に付くとは思っていません。しかし、「滝行」はとんでもなく「非日常」の場であることだけは間違いありません。
滝に入るとどうなるか。まず、世界が変わります。ダイビングをすると世界が変わるという人もいますが、それに近いかもしれません。ただし、滝行は季節によりますが、かなり過酷です。ただ、過酷であればある程にそれは「非日常」になるのです。大自然の中で、身体全体に滝の水を浴びる。冬場はさらに呼吸が苦しくなったり、手足が凍るような思いをしたり、いろんな意味で「非日常」をこれでもかとばかりに味わわされます。そして私はもう500回以上も滝に入っているにも関わらず、毎回毎回が「非日常」を感じてしまいます。以前に言ったと思いますが、滝行は慣れることがありません。いつも滝に入る直前はいろんな「思い」が生じます。どんなに「思い」を捨てると言いながらも、無意識にいろんな「思い」が出てくるのです。それでも滝に入ります。
すると「無意識」はパニックに陥ります。しかし、滝の醍醐味はここから。そのパニックを鎮めるためにも、「無意識」と徹底的な語らいを始めるのです。なぜ、私は氷点下の滝に入っていられるのでしょうか。一方、夏の滝であっても入れない人は入れません。その違いは「反応」にあります。「無意識」の「反応」の度合によって滝への接し方が変わるのです。しかし、滝はどんな人に対しても平等です。気温が氷点下であっても、私の時だけ温泉水になるわけではありません。
これは単純に「強い・弱い」の話ではありません。つまい「無意識」の「反応」をいかにしてコントロールできるかに、滝行の醍醐味があるのです。私は氷点下の滝にも入れますが、滝の中での「反応」を最小限にすべく「無意識」と語らいます。すると「反応」は小さく小さくなり、結果として氷点下の滝にも入っていられるのです。この境地に達するのに、やっぱり3~4年はかかったかと思います。それでもまだまだ奥は深いです。
このように、滝行とは「無意識」が「変化」を受け入れるためのコンディショニングになり、さらに「無意識」をコントロールする訓練にもなるのです。NLPもまた「無意識」のコントロールに力点が置かれます。だからこそ、金曜日のNLPセミナーの翌日の滝行はかなりいい流れを感じさせます。偶然につながったNLPセミナーと滝行。私にとっての大きな二つのコンテンツが形の上でも融合してしまいました。さらに8月のGSJセミナーは、それに「旅」というコンテンツがかぶさるため、正直、すごいことになるでしょう。まさに「非日常」のオンパレード。ただのセミナーやツアーではありません。また、今回の参加者もつわも揃い。ありがとうございました。
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