なぜあの人はお金に好かれるのか?すべての現実はビリーフが創る! 2009.7.10

 全10回のNLPセミナーも残すところ今回とあと一回のみ。もちろん10回で私が伝えられるNLPのすべてを出し切ったわけではありませんが、参加される方とも、お互いキリのいいところで一段落します。そして今回と最終回については、これまでのセミナーとはかなり異質なものとして、参加者の皆さんには一つの「覚悟」を要請させて頂きました。正直、クローズドにすべき内容だったのですが、幸いにも今回はまったくの初めての方はいらっしゃいませんでしたので、ある程度は厳しい要求もさせて頂くことができました。

 今回のテーマは「ビリーフ」です。日本語では「信念」や「信じていること」と訳されますが、ニュアンス的には「思い込み」と言った方が近く、私のセミナーでは「ビリーフ=思い込み」ととらえて終始説明させて頂きました。

 実は「ビリーフ」を変えるためのノウハウやセミナーは、これまで数多く公開されてきたと思います。NLPもまたビリーフを変えることにおいて、大きな意義を見出し、そのための具体的なアプローチが得意とするところです。しかし、いくら得意と言っても、わずか3時間のセミナーですべての人のビリーフを好ましいものへと変化させるのは、一筋縄ではいかないのも正直なところ。それでもできる限りの最大限の効果を発揮できたと思います。

 ビリーフを変えるためには、ともあれ3つの手順が必要となります。それは、

1.ビリーフの成り立ち・本質を知る
2.自らのビリーフを認識する
3.ビリーフをチェンジする


です。まずは「1」についてですが、これは本やセミナーで学ぶことで完結します。これでビリーフチェンジの半分は完了なのですが、単純に「知る・知らない」によって分かれるところ。私自身、これまでセミナーやコーチングをはじめ、いろんな人と接する中で、ほとんどの人が「ビリーフ」について理解されていないことを知っています。ですので、まずは「ビリーフ」について徹底的に説明させて頂きました。

 そして「2」については、今度は自分自身に向き合います。例えば「お金持ちはずる賢い」と思っていたとします。これは果たして「事実」でしょうか、「思い込み(ビリーフ)」でしょうか、という問いからスタートします。これは言うまでもなく「ビリーフ」であり、そもそも、「思考」と呼ばれるもののほとんどが「ビリーフ」であると言えます。例えば、

・犬は凶暴だ
・イギリスは料理がまずい
・美人は得だ(不美人は損だ)
・失敗してはいけない
・愛は失われる
・関西人は面白い


などは、人によっては「事実」として受け止めてしまうものもあるでしょうが、これらは完全に「ビリーフ」です。「事実」ではありません。ですが、そのような「ビリーフ」を持っている人は、それを「現実化」しやすい傾向にあります。

 「犬は凶暴だ」と思っている人にとって、犬は本当に凶暴であり、犬を目にすると無意識に恐怖の反応が襲ってくるのです。これは今日のテーマでもある「お金」も同様です。例えば、

・お金をたくさん稼ぐことはよくないことだ
・お金は汚いものである
・お金をたくさん持つと必ず不幸になる
・お金持ちは必ず悪いことをしている


など、「ビリーフ」以外の何ものでもないのですが、このような「ビリーフ」を持っている人にとっては、それが「現実」なのです。そしてその人の無意識は「お金」を遠ざけようとします。無意識は「安心・安全」に対する欲求をアプリオリに持っているため、「お金=ネガティブ」とのビリーフがあると、お金は「安心・安全」を害するものとして無意識がそれを寄せ付けないのです。そのような人を「貧乏」と言います。

 そしていわゆる「お金持ち」はまず例外なく「お金=ポジティブ」というビリーフを持っています。つまり、「お金」から好かれるかどうかは、「お金」に対するポジティブなビリーフがあるかどうかで明確に分かれるのです。

 そのような自分自身が持つ「ビリーフ」を確認してはじめて、「3」番目の、ビリーフをポジティブなものへと変換するプロセスがくるのです。

 今日はこの「1」「2」「3」を3時間で順番に行いましたが、その際、「12個の質問」に答えていくことで進行しました。そしてこれらの質問に答えて頂くことで、自分自身の「お金」に対するビリーフが浮き彫りにされます。その結果、多くの人はお金に対してネガティブなビリーフを持っていることを発見してしまいます。

 例えば質問の中に「あなたはお金が好きですか?」と言うものがありました。参加者全員が「好き」と答えました。次に「日本におけるお金の正式名称は何ですか?」と質問すると、なんと正解者は5分の1しかいませんでした。私はちびQ(0歳の息子)のことが大好きです。大好きなので、ちびQについては知らないことはほとんどありません。私はジャズが好きです。好きですので、ジャズについては人一倍いろんなことを知っています。ローランド・カークが用いる楽器の名称も知っています。テナーサックスをメインに吹くのですが、マンゼロとストリッチという珍しい楽器を同時に吹き鳴らします。これは好きだから知ってて当然なのです。しかし、全員が「お金が好き」と言いながら、その正式名称を知らないというのは、一体どう言うことでしょうか? お札の表面にはきちんと書かれています。そんな初歩的なことを知らずに、「お金が好き」と言えるのでしょうか?

 そもそも「ビリーフ」は過去の体験・経験によって形成されるもの。そして日本人の多くは、お金に対してネガティブなビリーフを持ちがちです。神社でお賽銭を投げる風習は、一説によると「浄銭(お金を清める)」という考え方が元になっているそうです。つまりそこには、前提として「お金は汚らわしいもの」という観念が存在しているのです。

 また、幼少期からテレビなどで見る「お金持ち」の姿は、たいていあまりよく描かれません。例えば「スネオ」です。ドラえもんに出てくる「スネオ」ですが、子どもたちが身近にお金持ちを感じるその代表が「スネオ」である人は決して少なくないでしょう。私はそうでした。そしててんとう虫コミックを何度も読み返して、金曜日の19時には必ずテレビの前に座ります。そこで描かれるのは、「スネオ=お金持ち」「スネオ=ずる賢い」というステレオタイプ化された図式であり、ゆえに「お金持ち=ずる賢い」がビリーフとして刷り込まれるのです。もしも「出来杉くん」がすごくお金持ちとして描かれていたのであれば、日本人におけるお金のビリーフはガラリと変わっていたかもしれません。ビリーフはこのようにしてできるのです。他には親や先生の言葉や態度などからも強く影響を受けます。
 
 このように「お金」についてのビリーフを解き明かす「12の質問」に答えながら、自分自身のビリーフを確認し、最終的にはビリーフをポジティブなものへと転換する準備をします。ちなみにこの12の質問に答えるだけで、お金との向き合い方が変わります。参加者の方からもそのようなフィードバックを受けました。

 そして最後はいよいよ「ビリーフチェンジ」です。つまり「お金はネガティブ」から「お金はポジティブ」へと無意識レベルで一気に変えるのです。しかし、それをするには「覚悟」が必要です。今日の参加者は全員、その「覚悟」にしっかりと答えて頂きました。では、どのようにしてビリーフをチェンジさせるのでしょうか。それはぜひ私のセミナーに参加するか、コーチングを受けてみてください。あえて「秘伝」と言わせて頂きましたが、実はこの「秘伝」、、、既にお金持ちや成功者の多くが実践していることなのです。私ももちろんやりましたし、やっています。それによって大成功とは言わないまでも、「子育てセミリタイヤ」を実現する状況にまではなっているのです。正直言います。この「秘伝」を知って、それを素直に実践することで、その人は「お金」の悩みからは解放されます。ありがとうございました。


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by katamich | 2009-07-10 23:39 | ■セミナー・研修・講演 | Comments(0)