大将のこと 2004.8.22
2004年 08月 22日
今日は8時に起きて福岡市の隣のある町に行ってきました。実はうちの会社の所長は今年の春に管理職から顧問に身を引き、秋には完全に退職することになっているのですが、実はその所長、ある町の町長選に出馬することになったのです。今日はその事務所開きに手伝いに行ってきました。
その所長には本当にお世話になったものです。私が今の仕事をしているのも所長のおかげです。しかし、会社ではよく反抗したものです。企画書や報告書の内容についてが多かったと思います。頑固に言ったことを押し付けるので、私もむきになって言い返すのですが、所長側に分が悪くなると「俺とお前とではこげん差がある。話が噛み合わん。」とか大げさなゼスチャーでもって理不尽なことを言ってきます。そう言われると「ああ、そうですか!」と言って引き上げ、所長が帰った後、事務所でボロクソ言って周囲を笑わせることがよくありました。
しかし、時々思うのですが、所長は私がむきになってそれをパワーにかえることを知ってて、わざと理不尽なことを言っていたのではないかと。確かに、言われるとそれだけ「くそ~」と思って勉強します。すると、企画書なんかはいいものが仕上がります。所長はそこまで複雑ではないと周りは言いますが、どっちにせよ言われることで成長していたのは事実です。
しかし、言われて成長できるのは、おそらく信頼と尊敬があるからだと思います。それがない人に言われても、腹立って終わりだと思いますし。私と所長の関係というのは、ドリフで言う志村といかりやの関係のように思います。信頼があるからこそ言い合ってもやっていけるのだと。それは友人、夫婦、恋人など人間関係全般に言えるのではないでしょうか。
その所長も秋には町長選です。私としては寂しくもあるのですが、やるからには勝ってもらう以外にありません。立派な所信表明を聞いてきました。
話は変わりますが、今日、CDを3枚買いましたので、簡単に紹介します。
○ブラッド・メルドー「アート・オブ・ザ・トリオ Vol.4」
最近、ちょっとはまりつつあるピアニストです。新スタイルだと言われていますが、きちんと伝統に則った素晴らしいプレイを繰り広げます。ピアノ自体もの凄く上手です。
○ゲイリー・ベルサーチ「冬のソナタ」
やばい企画ものと思いきや、きちんとしたジャズでした。「はじめて」という曲は美しいですね。ジャズでも美しいです。
○荒井ABO誠「ディジュリドゥ・マジック」
ディジュリドゥ奏者ABOとジャズマンとのコラボです。まだあまり聴いてませんがよさそうです。ジャズには聴こえませんが。
(写真は大将)
