前田知洋はすごい 2004.11.21
2004年 11月 21日
今、「おしゃれ関係」見てました。資生堂、スポンサー降りてないんですか。波田陽区にキレときながら。あの事件のいきさつってどうなったのですか?誰か知ってたら教えてください。
それにしても今日のゲストの前田知洋さんすごいですよね。いつ見ても背筋がぞ~っとなります。昔(今もいるけど)、Mr.マリックっていうのがいたけど、彼もすごいマジシャンだと思うけど、最初、「超能力者」の触れ込みでテレビに登場した後、手品っていうことがばれて、干された時期がありましたね。でも、前田氏の場合は、最初から手品って言ってるから怖いものなし。インチキすることを売りにしているのですから。
私はこの前田氏に新時代のマジシャンを見てしまいます。普通、マジシャンと言うと、怪しいペイントをしたり、奇怪な衣装で売るのですが、前田氏は常にスーツにネクタイです。とてもスマートで、そこらの営業マン見たいな風貌です。
しかし、これはある意味心理学者ですよね。平凡な風貌でお客をリラックスさせて、マジックの手元に対する注意力をそらしながら、心の裏の裏の裏をかいてぐいぐい引き込んでいく。そして、驚いている隙に畳み掛けるように次々と勢いでマジックを切り出してノックアウト。彼の戦闘パターンです。
図式化すると、
①平凡な風貌で相手を油断させる(ふーん)
↓
②ジャブ程度の簡単マジックを披露する(うわ~、すごいんだ~)
↓
③驚いている隙にもう一つ高度なマジックを披露する(え~、なんで~、注意しよ)
↓
④相手が身構えた瞬間わざと間違える(え?!、間違えたの?)
↓
⑤ちょっと油断させてその間違いをネタにマジックを披露(え!、え!、え!、なんで?)
↓
⑥目が白黒している隙に間髪入れずメインマジックを披露(どひゃ~!!!)
↓
⑦客の背筋が凍る(ぞ~~~)→ノックアウト!!
ってな具合です。この順番を間違えたり、単発で終わらすのでは彼のマジックの驚きは半減します。私のような素人が言うのもなんですが、彼のマジックの内訳は「タネ:手先:心理=3:3:4」くらいの割合で成り立っているような気がします。その「心理」は上の①~⑦のストーリーの中で客の心を巧みに操ります。
このパターンって、他にも役に立たないかな~。応用効かないかな~。思いついたら付け足しますね。
(写真は普通に前田知洋)