突破口を切り開く!! 2009.5.16
2009年 05月 16日
滝行終了後は、滝場の麓の「観音茶屋」で朝食。いつも豪華な朝食をご用意くださいます。
ところで、最近、「チャングムの誓い」という韓国ドラマを毎日見ています。韓国ドラマは例によって長いので、見終わるまで時間がかかりますが、段々と面白くなるのでやめられません。そのドラマもほぼ同じパターンなのに、それでも見てしまいます。つまり、
「主人公がピンチになる → そのピンチのおかげでステップアップする」
と、ただそれだけなのです。主人公のチャングムは毎回毎回、自ら墓穴を掘るかのように、すぐにピンチに陥ります。ですが、そのピンチのおかげで、その後のもっと大きなピンチを救うなどして成長していくわけです。そしてそれらの積み重ねによって、最終的には成功をつかみ取る内容。
非常に単純ではあるのですが、それでもやはり見てしまいます。「チャングム」にしても「ホジュン」にしても、ピンチのたびに成長していくわけですが、このストーリーはやっぱり「現実」を模したものであるからこそ、人々の共感を生むんでしょうね。まったく現実離れしたストーリーもSFとしては楽しめるものの、多くの人の共感を生むものはやはり「現実」を反映したものでしょう。
「ピンチはチャンス」と言いますが、これは単に人を勇気づけるためのプロパガンダではなく、実は「1+1=2」と同じくらいに自明な方程式なのです。しかしながら、人はなるべくならピンチを避けようとします。ですが、ピンチを避け続けている限り、成長も成功も遠ざかります。
近頃の私はと言うと、確かに思ったことがその通りになったりなど順調そうには見えるのですが、順調であるがゆえのマンネリみたいなのを感じるのも事実。確かに「リスク」はあるものの、私の本心はもっともっと「ピンチ」を欲しているように感じます。
来週の「滝行セミナー(通称)」でのテーマは「超意識」です。「超意識」とは言い換えると「魂」であり、自分自身を絶対的に守り、そして生まれながら与えられた「天命」が刻印されている、言わば「本当の自分」です。私のテーマはこの「本当の自分」に目覚めることであり、そして多くの人がそれに目覚めることを導いていくこと。
そしてその「超意識」を目覚めさせる最も重要な要素こそが「ピンチ」なのです。実を言うと、ここ最近、常に読んでいる本があります。溝口耕児さんの「なぜ、追いつめられたネズミはネコに噛みつくのか?(フォレスト出版)」という本です。一年以上前に買った本であるにも関わらず、他の本を差し置いて未だに読み続けています。キャッチャーなタイトルが安っぽい印象を与えてはいますが、内容はいたって実用的。中村天風のエッセンスをより身近にノウハウ本としてまとめたものと言えるかもしれません。
その本の中でも再三言われているのが、「人間の本能はリスクを求めている」ということ。「超意識」を呼び覚ますことが重要であるとすれば、確かに人は誰もが「リスク」を求めていると言えるでしょう。しかしながら、「超意識」が目覚めることにブレーキをかけている存在があるのも事実。それが「潜在意識」なのです。
「潜在意識」の役割は単純に「安心・安全」を守ること。ですので、「潜在意識」が「心のブレーキ」として「リスク」を遠ざけるのは当然です。そこでそのブレーキを突破するところに「超意識」の目覚めがあるわけですね。「チャングム」や「ホジュン」が韓国などで視聴率50%を超えるのも、「ピンチ」を超えていきたいという、人間の「本来的欲求」の代弁だからかもしれません。
来週のセミナーは私にとって初めてやるセミナーであり、それをやること自体、そしてその中のワーク自体が「リスク」と言えるかもしれません。しかし、人は本来的に「リスク」を求めて生きています。それによってしか「超意識」を目覚めさせることはできないのですから。一番いい例が「会社を辞める」ことですが、これは私の経験として、そのリスクを負ったからこそ、「本来の自分」に目覚めているのでもあります。
来週のセミナーはある意味、リスキーであり、同時にチャレンジングな内容でもあります。これは私にとっても、そして参加者の皆さんにとってもそう。禁断のワークの封を切るかもしれません。なんだかドキドキしてきました。とにかく今年のテーマは「超意識」です。そのためには自らを積極的に「ピンチ」に置き、どんどん成長、そして成功していこうと思います。突破口を開くのは「ピンチ」です。ありがとうございました。
「超意識」に目覚めるための儀式として!
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