空白願望実現法 2009.3.7
2009年 03月 07日
ところで昨日のセミナーでは、ある意味、究極奥義とも言える「空白願望実現法」を伝授させてもらったのですが、さっそく始めているというメールなども頂きました。実は最も「願望実現」しやすい人の体質ってのがこれ。素直ってこと。こんなの一円もかからないのだから、やらずにいるのは損です。福岡のNLPセミナーでは2週間に一回、それぞれが「無意識」をコンディショニングしに来る感覚でご参加頂ければと思います。もちろん毎回、いろんなことをお伝えしようと思っています。そして正直言いますが、私が「今現在」に知っていることだけをお伝えするのではありません。セミナーの前日に知ったことなどを、前から知っているかのようにお伝えすることもあります。
私は毎回のセミナーで常に「今一番必要な情報」を「無意識」からダウンロードして、それをお伝えするようにしています。ですので、意識的にはまだ「未知」であっても、私の「無意識(潜在意識)」はすでに知っていることなのです。そしてその「今一番必要な情報」をダウンロードする方法こそが、「脳」の「空白」を利用するもの。「脳」は「空白」を嫌う原則がありますので、逆のその原則を利用することができるのです。例えば下の絵を見てください。
パッと見て右左のどちらが「心地よい」でしょうか。おそらくほとんどの人は「左」が心地よく感じるでしょう。と言うか、「右」はなんとなく不快に感じているはずです。なぜかは言うまでもないですよね。左が完璧な円であるのに対し、右は一部が欠けている不完全な円だからです。ただ、ちょっとおかしいですよね。誰も右の絵を「円」とは言ってないはずです(今、私が言いましたがそれはさておき)。実際は単なる「曲線」に過ぎないのですが、それを「円」だと見てしまうのは、「欠けてる部分=空白」を脳が勝手に埋めて判断してしまうからなのです。そして脳内では「一部が欠けた不完全な『円』」と見てしまうのです。よかったら大人でも子供でも聞いてみてください。右の絵だけ見せて「これはなんですか?」と。するとほとんどの人が「欠けた丸」と答えるはずです。最初から「曲線」とは答えないでしょう。でも、正確にはこれは「曲線」であって「円」ではないのです。
このように「脳」は欠けた部分、つまり「空白」を勝手に埋めて判断してしまう癖があるのです。さらに言うと、右側の絵の欠けた部分にうっすらと「曲線」が見える人もいるでしょう。もちろん私は書いていません。脳が「視覚」に対して「曲線」を補うように指令しているからなのです。いわゆる「だまし絵」とか「錯覚絵」なんてのも、すべてこの機能(脳が空白を嫌う)を利用して書かれているのです。あ、それから「テキスト(文章)」でも同じですよね。例えば「春になと カエルは冬眠からさめ 大地には芽がではじます」なんて文章を読むと、多くの人は文章通りの春のイメージが見えてくるでしょう。しかし、よく読めば二か所に脱字があります。それでも読めるのは、脳が勝手に空白を埋めるから。
何度も言いますが「脳」は「空白」を嫌います。私の言う「空白願望実現法」はこの機能を利用するのです。次のNLPセミナーまであと2週間ありますが、当然、まだ資料は作っていません。どんな資料にするか決まってもいません。ですが、その代りに今、脳に空白を作っています。おそらくセミナーまでにその「空白」を「無意識」が埋めてくれるでしょうから、次回もまたいい資料を用意、いいセミナーができることでしょう。こんなシンプルな機能、使わずにいるのは損です。ただ、昨日も言ったように、「空白の作り方」も重要です。モテない人がいるとします。その人はおそらく普段こんな「質問」によって「空白」を作っているでしょう。
「なぜ、私はモテないのだろうか?」
と。すると「脳」はモテない理由を探し始めます。その結果、「ブサイク」「脳ナシ」「話下手」「貧乏」など、自分をへこます理由によって脳の空白が埋まっていくのです。するとますますセルフイメージも下がっていき、望まないビリーフが「無意識」にインプットされていくわけですね。ですので、もしもモテない人がいて、モテたければ、
「どうすれば、私はモテるようになるだろうか?」
と質問すればいいだけ。または、
「なぜ、私はモテるのだろうか?」
とウソでもいいから、質問してみるのです。さらにこんな感じに、
「もしも私がモテたら、どんな私になっているだろうか?」
と質問してもいいです。これはいわゆる「アズ・イフ・フレーム」ってやつで、最強の質問と業界では言われています(と、私が言っています)。これは「願望実現」のノウハウですが、「脳」が「空白」を避けるってのは、あらゆるところで役に立ちます。昨日も書いたと思いますが、しゃべりにも役立ちます。
例えば次回のNLPセミナー(3月19日)の案内文を書いたのですが、まずそれを読んでみてください。この話は昨日のセミナー後の飲み会でも言ったのですが、皆さんから「空白を作るな~!」と言われました。どんな話かと言うと、こんな感じで。
「実は、僕が前、塾講師してた時、なぜかめっちゃモテる講師がいたんですよ。彼と飲みに行くと、そのその飲み屋では彼の虜になってる女性常連客はいるは、40歳くらいの人と付き合ってたりとか。かと思うと女子高生とも付き合ってるし。さらにびっくりなのが、中3の女の子からも熱愛されてるんですよ。それも一人二人やなくて、5人以上はおったと思いますと。で、その男がどんだけイケメンかと言うと、それが全然逆で、正直言ってめっちゃブサイク。体格はメタボ気味。しゃべりもそんなに上手やない。長めの髪からは不潔感さえ漂ってくる奴なんです。で、ある時、彼と飲みに言ってたらビックリしてしまったんです。彼が携帯を取り出して、僕に留守電を聞かすんですよね。その声はその塾の女の子でした。で、そこに入ってたメッセージ、正直、チビリそうになりましたよ」
こんな話をすると、脳にぼっかりと「空白」ができますよね。「どんなメッセージやったのか?」と「なんでその男はモテるのか?」、と。この答えは次回のセミナーのテーマなので、ここで書くわけにはいきませんが、これは事実ですし、私はそのメッセージを東区香椎駅前のある飲み屋のカウンターで聴いたのです。本当にびっくりして、鳥肌立ちました。世の中に対する見方さえ変わりました。
で、しゃべりにもこの辺のを応用するわけです。お笑いタレントなどで、話上手だな~と思う人は、必ず「フリ」と「オチ」をセットで話しています。「松本人志の放送室」などを聞いていても、まあ、それは見事。話始めは必ず「フリ」から入ります。さっきの塾講師の例で言えば、カッコ内のトークはすべて「フリ」ですね。これで「脳」に「空白」を作るのです。そしてそれに見合う「オチ」を入れて、「空白」を埋めるのです。「フリ」と「オチ」で空白を作っては埋め、作っては埋め、の繰り返しです。松本人志が広めたと言われている「スベル」という言い方はまさにこの辺のニュアンスを見事に表現しています。「フリ」は落とし穴を作って、「オチ」が埋めるんですよね。もしも「落とし穴」だけ作って「オチ」がなかったら、歩いている人はその落とし穴にはまってこけてしまいます。つまりスベルわけです。逆に落とし穴を作らずに、平らな地面にいきなり「オチ」をぶちこもうとすると、入る穴がないので、その「オチ(トーク)」は行き場がなくてスベリます。
すべらずに歩くにはどうすればいいのか。それがまさしく「フリ」と「オチ」なのです。てなわけで、福岡NLPセミナーでは、いろんなネタを用意して、使えるレベルのNLPを持って帰ってもらおうと思って、これまらもやっていきます。そう言えば、今日、「おくりびと」を見に行きました。面白かったです。ありがとうございました。
クリックで「空白」を埋めてください。。。
↓ ↓
人気blogランキング