滝に打たれる 2004.8.20
2004年 08月 20日
夜は滝に打たれに行きました。先日、ここでもちょっと予告していたように、NPOの会員で週に2回滝に打たれている方がいて、その人のお世話で私も参加させていただくことになりました。
10時にお世話の方と待ち合わせて、いったん篠栗町に集合。そこでメンバーと合流して北九州市八幡西区の山に行きました。普段は、早朝に滝に打たれに行くらしいのですが、年に一回の今日だけは日付が変わった直後、つまり夜中の0時過ぎに打たれるということです。
山に到着し、そこから観音様にお参りをしながら、滝まで歩きます。滝に打たれる前、本堂に向かってみんなでお経をあげます。私も経典を貸してもらい、一緒にお経を上げました。「般若心経」というお経で、聞いたことのあるものでした。私はみんなに合わせて字を追いながら唱えるのですが、お経の拍子感が実に気持ちがよかったです。「般若心経」は是非覚えたいと思います。
そして、次は白い「滝着」に着替えます。私は今日のところは住職に借りました。パンツもはかず全裸に白い滝着を着るのです。私はお世話の人について、滝まで歩きます。まずは全身に「塩」をまぶし、掛け声をあげて体操(のようなもの)をします。それが終わったら、水に入って身を清め、お世話の人が悪霊を取り払うために空間を切ります。いよいよ滝に打たれます。通常は一人でお経を唱えながら打たれるようなのです、私は初心者ということで、横でお経を唱えてもらうことになります。まずは心臓から遠い右手右足を滝にさらし、次に左手左足。滝に一礼してついて中に入ります。横で般若心経を唱えてもらい、私は滝に打たれながら、両手を合わせて「六根清浄」と大声で繰り返します。頭のてっぺんに大量の水が降りかかってきます。正直目は開けていられません。般若心経を聞きながら、必死で「六根清浄」と繰り返します。必死です。しかし、唱えていると不思議と苦しくありません。黙っているよりも呼吸が楽になるからなのでしょうか。
しばらく打たれ、出て滝に一礼。住職に気合を入れてもらうのですが、もう放心状態。目を瞑っていると残像が美しく輝いていました。私としては結構打たれていたと思ったのですが、実はものの2分程であったとか。しかし、着替えてさっぱりするとなんだか体が軽くなったような気がしました。毎日のデスクワークで腰が痛かったのが、見事に治っていました。皆が一人ひとり滝に打たれたあとは、近くのうどん屋で夜食。なんと3時を回っていました。
最初、滝に打たれると聞いて、なんだか危ないんじゃないかと思ったり、変な人になるんじゃないかと思っていましたが、行ってみると割と普通だというのが正直なところ。打たれている仲間は、会社の経営者など要職についている人も多いようで、やはりそういう人こそ、スピリチュアリズムに興味を示すものなのだなあ、と思います。
とりあえず、いい経験が出来ました。これからも参加したいと思います。みんなは週に二回打たれに行っていますが、私は月に2~3回だけでも参加しようと思います。まずは、「滝着」を買う(一万円ほど)ことが、滝に打たれる継続の一歩になるのでしょうが、多分「買う」でしょうね。
ちなみに滝に打たれると、精神が研ぎ澄まされるだけでなく、体が引き締まりダイエット効果もあるようです。まずは、こういう機会に恵まれたことに感謝したいと思います。
(写真は滝打ちの模様-だいたいこんな服装で打たれます)