オレは弱者!! 2009.2.4
2009年 02月 04日
好きなことを好きなだけ、気のすむまでしてみるとき。春の三年目の「創造と破壊」を経て、自分の気持ちとこれからつくろうとする環境とを融合させる。拡大するために、自分自身、あるいは、ついてきてくれた人とひとつになる。
という季節です。つまりは「好きなこと」をとことんするべき時なんです。まさしく今です。これからどんどん思いついたことをしていきますよ~!!
話変わりますが、昨日の「ロンハー」はすごかったですね。狩野英孝が例によってまた騙されるのですが、今回も大じかけ。「50TA」というアーティスト名をあてがわれ、憧れだった歌手としてのCDデビューを仕掛けられるのです。狩野英孝はまんまと引っ掛かり、調子に乗りまくって1000人ライブをすることになります。そして持ち上げて持ち上げて、最後に落とし穴にはめてドッキリでロンブー淳が登場するわけです。
正直、かわいそうな気もするのですが、狩野がお笑いタレントとしてやっていくには、こんなにオイシイ展開もなく、今、ネット上では祭り騒ぎになっています。狩野が作った曲もめちゃくちゃ面白くて、これを真顔でやっているのならば、相当な才能です。ふざけても作れるものではありません。中でも「インドの牛乳屋さん」という曲は伝説になるでしょう。ものすごい歌詞です。あんな詩を書けるなんて、狩野はやっぱり天性のお笑いタレントのような気がします。
去年から今年にかけて、いろんな芸人が出てきましたが、「江戸はるみ」はそろそろダメでしょうね。本人もなんとなくテンションが下がっている気がしますし。「世界のナベアツ」はまだまだ健在でしょうが、ここにきて、見ない日はない急浮上の芸人が「オードリー」。去年のM1では敗者復活から決勝に行ったのですが、優勝した「Non Style」や同じく決勝に上がった「ナイツ」よりも断然売れ始めています。そして順調に露出を増やしているのが、元猿岩石の「有吉弘行」。完全にキャラを確立しましたね。それからさらに急浮上中なのが「サバンナ高橋(犬井ひろし)」でしょう。アメトークの「イケてない中学生」でブレイクしたと言ってもいいのですが、彼の強みはフリートークが抜群に面白いこと。この芸人たちは間違いなく生き残るでしょう。ですので、私の中で今注目しているのが、「狩野英孝」「オードリー」「有吉弘行」「サバンナ高橋」です。
ところでここんとこ毎日見たり聞いたりている「紳竜の研究」の紳助セミナーですが、アマゾンのページを見ると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の上位にある本、栢野克己さんの「弱者の戦略」を読んでみました。栢野さんは福岡在住で、私も講演会や勉強会に顔を出したことがあります。一気に読みました。めちゃくちゃ面白かったです。タイトルの通り、弱者が強者に戦略である「ランチェスター経営」を実践し、主に中小零細向けのコンサルティングを行っている栢野氏の半分は自伝的と言うか曝け出しのビジネス本です。
「紳竜の研究」で紳助が言ってることが、そのままランチェスターなんだとか(詳しくはこの記事)。つまり売れるお笑い芸人なんてのは、大量生産できるものではなく、「一点突破」でコアなファンを作ることが先決です。紳竜が出る前は、漫才と言えば、小さな子供からお年寄りまで老若男女全部を笑わすことが求められていたのが、紳助はそれを捨てて、20歳から35歳までの男に絞った笑いを生み出したのです。その結果、成功。その対象を絞ることを紳助は音楽業界を真似ました。例えば矢沢永吉は今でもめちゃくちゃ人気がありますが、子どもやお年寄りが聞いているとは今も昔も思えません。コアなファンが支えているのです。漫才にもそんな時代がくると紳助は読んだのですね。
それで言えば、先にあげた「狩野英孝」とか「有吉弘行」なんてのは、決して誰からも好かれるタレントとは言えません。オードリーについても私は好きですが、ツレはあまり好きでないようです。胸板が気持ち悪い、とか言って。しかし、もしも「気持ち悪い」と言われて、オードリー春日が胸板を引っ込めるようなことがあれば、間違いなく人気急落です。狩野英孝にしても、あの勘違いキャラが気持ち悪くも面白いのであって、普通になってしまえばまず売れないでしょう。そもそも顔で勝負できるキャラではありませんし。有吉にしても、毒舌だからブレイクできたのであって、猿岩石時代の愛されるキャラだと、そのまま埋もれてしまっていたでしょう。猿岩石が解散した理由は、お笑い路線の有吉と、アーティスト路線の相方との意見の食い違いがあったそうですが、有吉はある意味、自分のキャラをしっかりと認識していて、それを活かせる時代を虎視眈々と狙っていたからこそ、今にして再ブレイクできたのでしょう。
大企業や国民的スターのような「強者」は、なるべく多くのファンを獲得し、できれば人からは嫌われないようにすべきです。大企業がちょっとでも嫌われたらお終いですから。雪印のように。倖田來未なんかも、一時的に国民的アイドルになりかけたことがありましたが、たった一度の「羊水発言」で一気に人気急落しました。その意味では、誰にでも好かれる「マス戦略(強者の戦略)」は、できるできないもありますが、もろ刃の剣でもあります。その点、「弱者の戦略」は気楽です。ぶっちゃけ嫌われていいわけですから。ただし、嫌われるだけではもちろんダメ。コアなファンを獲得することが重要です。
その点で言えば、私もまさしく「弱者の戦略」の対象と言うか、そのまんまですので、だからこそ「紳竜の研究」は心にヒットしたのでしょう。正直言って、大企業のサラリーマンの方が「紳竜の研究」を見てもピンとは来ないと思います。むしろそれに感化されて、余計な戦略を打ったりすれば、ご飯が食べられなくなりますから。それに対して、中小零細及び個人事業主は、「紳竜の研究」や「弱者の戦略」は大いに参考になると思います。
例えば私は今後、セミナー・講演業、作家としてどんどんやっていくつもりですが、誰にでも好かれる話や文章を書く必要はないと最初から思っています。以前、私が受けたあるセミナーで、30分ほどプレゼンした時、同じ参加者からフィードバックがあり、「エネルギーが強すぎて受け入れられない」と言われたことがあります。まさしく望み通りのフィードバックでした。もし仮に、その方の言うことを真に受けて、エネルギーを弱めるようなことをすれば、私らしさもなくなるし、私のセミナーに来る人もガッカリするところでしょう。
ただ、突き詰めると人間なんて、みんな「弱者」です。「弱者」のくせに「強者」になろうとするから、無駄に悩みが生じるのです。例えば孫正義は、今でこそ「強者」かもしれませんが、彼と比べる必要なんてないわけです。孫正義に比べて自分は劣ってる、、、なんて考え始めたら、正直、その悩みを墓場まで持っていかなければならないでしょう。ま、孫正義と比べて悩みような人は、一般人であればいないでしょうが、似たようなことを誰もが経験しているわけです。同僚の優秀なサラリーマンなんかと比べて自己嫌悪に陥ったり。もちろん組織の中に入れば、比べられることもあるでしょうが、比べられるのがそんなに嫌ならば、死に物狂いで頑張るか、会社を辞めてしまえばいいだけ。今言った、孫正義ですら、最初は「弱者」だったわけで、自分が「弱者」であることを認識していたからこそ成功できたのです。栢野さんの本にもHISの澤田社長の例が載っていますが、彼もまさしく「弱者の戦略」で成功したと明言しているのです。
誰もが最初は「弱者」、所詮は「弱者」です。誰からも好かれようと思う必要はありません。自分のことを理解してくれる人が何人かいれば、そこからスタートです。誰もが好きなようにやっていい、やりたいようにやっていいわけです。自分のことを嫌う人間と同じくらい、自分のことが好きな人だっているのです。嫌われないようにすることは、誰からも好かれないことを意味します。どっちがいいでしょうか。
私ならもちろん、自分の好きなことだけやって、自分のことを嫌う人がいたとしても、自分に共感する人がいる方がいいです。これまでも、そしてこれからもそうやって生きていこうと思っています。たぶん私は一生「弱者」だろうし、その立場をわきまえながら、自分らしく生きていければ本望。「強者」になるつもり、一切なし。と言うか、なれない。今日から「夏一年目」ということもあり、今まで以上に好きなことをやって生きていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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