スペシウム光線 2008.1.8
2009年 01月 08日
てなわけで、行はまだ始まったばかりですが、これから本当の滝の醍醐味を味わえる時期に入っていきます。楽しみです。滝から帰ると、今日もずっとパソコンの前に。そしてちょっと疲れたら、ポール・マッケンナのCDを聞きます。何度か紹介したことがある「7日間で人生を変えよう」ですが、これは本文もさることながら、付属CDがいいです。相変わらず途中でぼ~っとなるのですが、それがいいのです。ご丁寧に英語と日本語で収録されていますが、途中から催眠状態に入るので、どっちで聞いても一緒。できれば、マッケンナ本人が語っている英語の方がいいかもしれません。とりあえず、今回の行の間は、これを一日30分間聞こうと思います。実は滝に入った後、ちょっと朦朧とした状態でこれを聞くのがとても心地いいわけです。本文はNLPの解説書ですね。
その後、しばらく前に買っていた本の付属DVDを見ます。桑原 正守さんの「非常識なセールス・バイブル」という本です。実はまだ本文は読んでないのですが、セールス関係の本ってのは、正直、あまり目新しいものがないという印象があります。それは無敵の「加賀田式」にしてもそう。文章にすると3%くらいしか伝わらないんですよね。実際。なので、近頃はセールスに限らず、自己啓発ものはCDかDVDがついているものを積極的に買うようにしています。実際、文章だけだと誰が書いても一緒なんですが、音声や映像は誤魔化せません。その点、桑原さんのこの本は素晴らしかったです。桑原さんの名前は、これまで何度も聞いたことあるし、いつかセミナーにも出てみたいと思っていたのですが、このDVDはその臨場感が少し味わえました。時間が30分未満なので、正直、営業用のフロント商品的な意味はあるのでしょうが、1500円でこれだけのものを見させてくれるのは、お得としか言いようがありません。
いろいろと学ぶことは多かったのですが、私は特に2つのことに響きました。一つは「目標設定」について。「目標設定」とは実は旧来の考え方であり、今はそうではなく「ストーリー設定」が重要と言う話。あまり多くは語られてないのですが、私自身もその考え方には共感します。ただし、「目標設定」が全く意味ないというわけではありません。しないよりはした方がいいし、むしろすべきだと思います。ただ、人は常に「プロセス」に生きているのであり、「目標」という未来未完了事項はあくまで仮想世界でしかありません。あまり、その仮想世界である「目標」に力点を置き過ぎると、組織の中の「自己喪失」といった弊害を生み出す可能性が高まります。しかし、今は組織より「個人」の時代であるとすれば、個々人がそれぞれのプロセス、つまりストーリーを楽しみながら、目標達成、自己実現するところに力点が置かれるのだと思います。この考え方の何がいいかと言えば、目標達成までのプロセスにおいて様々な障壁があったとしても、それを「必然」だと考えて楽しく乗り越えられることです。
人はどんなストーリーに共感するのかと言うと、やっぱり「山あり谷あり」だと思います。「神話の法則」がそうであるように、例え最後がハッピーエンドであっても、その途中で必ずピンチになってないと面白くないでしょう。ウルトラマンがやってきた瞬間、怪獣にスペシウム光線をぶっ放しても面白くないです。確かに子ども心に、なんで最初から出さないのか、とか思ってましたが、ストーリーだから仕方ないのです。本当に最初からスペシウム光線発しているような番組だったら、子どもでも見てないでしょう。
人間ってのは面白いもので、他人の「山あり谷あり」のドラマには共感するくせに、自分だけは最初からスペシウム光線を欲しがるわけです。そして何とかスペシウム光線が出ないかと、わけわからないものに時間や費用を費やしたりして。スピリチュアル系の多くはそうかもしれません。一日10万円でスペシウム光線買いませんか?と言ってるようなセミナーも多いです。でもそれが本当にスペシウム光線であればいいのですが、仮に伝授されても使いこなせない、つまりスペシウム光線の出し方は教えてもらっても、そのためのエネルギーがチャージされてない状態。そのうちにもチャージされればいいのですが、徐々にスペシウム光線の出し方も忘れてしまい元の木阿弥。そしてまた新たにセミナーで出し方を教えてもらいに行くわけです。
本当にエネルギーがチャージされたら、何もせんでも出てくるのがスペシウム光線です。順番が逆なんですね。そしてエネルギーをチャージするには、やっぱり「山あり谷あり」のストーリーを経験することが重要なんです。それは「思い込み」だと言われればそうかもしれませんが、世の中の成功者で「山あり谷あり」を経験せずに、最初からスペシウム光線を出せた人がいれば、教えて欲しいです。たぶんいないでしょう。だとすれば「山あり谷あり」のストーリーがスペシウム光線を生み出すという考えも、個人の「思い込み」を超えた、何か普遍的な価値観があるのかもしれません。
正直に言って、私のセミナーはスペシウム光線の出し方を伝えるものではありません。どうすればエネルギーをチャージできるか、そしてどうすれば「人生」というストーリーを楽しむことができるかに力点が置かれています。もちろんいろんな話をさせて頂くことはあります。しかし、その話によって何もせずに人生逆転できると思ったら大間違い。もちろん「きっかけ」にはなるかもしれませんが、肝心なのは、それらの話をいかにして、自らのエネルギーに取り込むか、です。
桑原さんがDVDの中で面白いことを言っていました。ピンチになった時、どう考えるか。「お~、今、俺の視聴率上がってるな!」と考えるんだそうです。まさしくその通り。人はなぜ毎週「ジャンプ」を買うのでしょうか。なぜ毎週、連ドラを見るのでしょうか。答えは簡単。続きが気になるからです。なぜ気になるのか。言うまでもないですよね。登場人物がピンチになってるからです。毎回ハッピーエンドで終わっても、続きが見たいとは思いませんよね。人はピンチに共感するんです。
でももう一度言いますが、他人のピンチには共感するものの、自分だけはピンチになりたくない。これが人間です。例えばなぜ五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」がこれだけ広がったのか。それは五日市さん自身が、「魔法の言葉」に出会うまで、ピンチの連続だったからでしょう。人間関係に悩み、研究に行き詰まり、半ば現実逃避のようにイスラエルに旅行に行ったのが、その日は100年に一度の寒波。おまけに財布は失くすは、ホテルは見つからないはで、最後の最後までピンチ。そこで出会ったのが「魔法の言葉」。もしそうではなく、家族にも人間関係にも恵まれ、お金にももちろん不自由なく育ち、自分のやりたいことをずっとやってきた人が「魔法の言葉」なんて言っても有難味ないでしょう。
ピンチがあるから面白いのだし、ピンチがあるから人間なんです。そしてピンチは「オイシイ」のです。もしも今、ピンチになっていたとしたら、ぜひ、オイシイと思って欲しいものです。でも、どうやってもそう思えない、と言う人は、しつこいようですがe-BOOK「宇宙となかよし」をダウンロードしてください。以前、メルマガでも配信していましたが、今回のe-BOOKはエピローグをさらに充実させ、ピンチを切り抜けるためのワークまで解説しています。
重要なのは、ピンチになった時の「視点」の向け方。これだけが重要なのです。ピンチになると、人はすぐにピンチにフォーカスしてしまいます。だからピンチからなかなか脱出できないわけです。そこでどう切り抜けるか。そこで重要なのが、まさしく「ストーリー設定」。今回、私の人生の一部をe-BOOKという形で配信していますが、これもまさしく「ストーリー設定」なのです。そして人は誰もが「マイ・ストーリー」を持っているもの。ドラマを持っているもの。できれば誰もがその「ストーリー」を語れる段階まで高めて欲しいと思っています。もしそれができれば、今後、いかなるピンチに遭遇しようとも、切り抜けるための「視点」を身に付けることができるのだから。
あと、桑原さんのDVDの中で響いた言葉がこれ。
「サインはもらうものではなく、するもの」
まったくその通り。名言ですね。そう言えば、私はいわゆる同業者のサインをもらったことがありませんでした。著者からサイン本をプレゼントされたことはありますが、サインをもらうために並んだことはないです。好きなジャズミュージシャンのはありますが、それは立ってる土俵が違うからいいのです。将来、私がサインをする機会になった時、くれぐれも並ばないで頂きたいです。むしろ「サインさせてください!」とこっちからお願いしたいです。ですので、私のサイン会があるとすれば、それは私の方からサインを押しつけるスタイルになるでしょう。それが本当の意味でのスポンサーシップであり、参加者や応援してくれる人への愛だと勝手に思っています。
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【21日滝行日誌 2日目 曇り 6℃】
2日目はいつもの不入道で初の滝。ごあいさつ。なんだか歓迎されている気がした。一通り仏様にごあいさつを済ませ、本堂でお参り。その後、滝に入る。いつもよりは水量が少な目。だが、水温はかなり冷たく、息苦しい瞬間もある。リラックスを心がけて力を抜く。すると徐々に楽になってき、こんな言葉が降ってきた。あ~楽しい。