私が7歳のとき、父が母を殺しました・・・ 2008.12.12

 昨日は中途半端な時間になったし、徹夜しようかどうか頑張ったのですが、結局、4時から6時過ぎまで布団で寝てしまいました。8時前には家を出てタクシーで駅。9時の飛行機で東京に向かいます。飛行機ではずっと熟睡していました。

 そして今年だけでも10回以上は降り立った羽田空港に到着。今日はまず鳥居祐一さんの事務所で打ち合わせの後、出版社に向かうのです。ところで、今日、鳥居さんの事務所で一冊の本を読みました。なんと今日と明日がアマゾンキャンペーンのようで、またしても豪華特典つきです。それは最近つとに話題になっているマイケル・ボルダックという人の本です。その名も、

「1063人の収入を60日で41%アップさせた 目標達成する技術」

です。マイケルという人は、かつては世界ナンバーワンコーチとして有名なアンソニー・ロビンズのビジネスパートナーであり、マイケル自身も卓越したコーチとして最近よく聞く名前でした。ただ、よく聞く割には、いまだに著書がなかったのも意外な話。それがこの度、待望の一冊目(日本では)が出る運びになったのです。

 本自体は非常に読みやすいのですが、だからと言って内容が薄いわけでは決してなく、まさしく「目標達成」に特化した数々のスキルが惜しげもなく紹介されています。

 しかしながら私自身もプロコーチとして、そして数多くの成功哲学の本を読んできたものとしては、決して目新しい内容があるわけでもありません。ことごとく「基本」を忠実にした内容なのです。しかしながら、これを読んでひとつのことに気づかされました。それは何かというと、「基本が大事」ということです。言ってることがチグハグに聞こえるかもしれませんが、つまりは自分自身も今一度「基本」に戻る必要があることを痛感させられました。

 昨日のブログでは、私の「4年サイクル説」を紹介しましたが、会社員時代の4年間、そして独立後今までの4年間。特にこの4年間は会社員時代以上にある意味波乱万丈だったかも知れません。それでも確実に経済的基盤も含めて、自分自身を確立してきて、今ではとりあえず「やりたいこと」ができる人生に変わりました。何だかんだ言って、やっぱり「やりたいこと」ができる人生ほど幸せな人生はないと思っています。

 その意味で、会社員時代の4年間と、それ以降今までの4年間とでは、180度違った人生になっています。しかし、この「変化」という意味において、マイケル・ボルダックは私の比ではありません。と言うか、彼と比べられる人ってほとんどいないのではないかと思います。

 彼自身のプロフィールにもある通り、マイケルは7歳の時、彼の父が母を殺したという、衝撃的な過去を持っています。それがきっかけに極度の対人恐怖症と吃音に悩まされ、大人になってもそれが直らずに、どこからも雇ってもらえない状況で、仕方なく政府が彼を雇う形になりました。一種の生活保護と言っていいのでしょうか。そして友達も一人もいません。

 彼の願いはとにかく吃音を治すこと、そして友達が欲しいということでした。おそらく、今、このブログを読んでいる人の中で、友達が一人もおらず、まともにしゃべれず、家族もおらず、仕事もないような人がどれだけいるでしょうか。おそらく皆無だと思います。

 マイケルはまさしくその状態。幸せか不幸かで言えば、間違いなく「不幸」です。しかし、マイケルはある瞬間をきっかけに変わりました。それは唯一できた友達からセミナーに誘われたことです。しかしあいにくそのセミナーの内容は理解できなかったそうですが、ひとつだけメッセージを受け取りました。それは、

「成功は生まれつきではなく、作られるものだ」

ということ。その言葉を聞いた瞬間、彼の心に希望が芽生えたのです。その結果どなったか。まさしく現在のマイケル・ボルダックにつながったのです。

 そしてこの本にはその「秘訣」が惜しげもなく公開されています。しかし先ほど言ったように、それは「基本」です。とは言うものの、その「基本」をいったいどのくらいの人がマスターしているのでしょうか。ただ、私の中で「基本」なだけで、多くの人にとっては新鮮なものかもしれません。それでも「変化」を起こす上で、最も重要な「基本」であることは間違いないでしょう。

 私自身、来年はまた新たな「サイクル」を迎えることになります。ここで改めて問い直してみたいです。目標は明確か? そして具体的か? そしてどうしてその目標が大切なのか?

 この本にも書かれてありますが、以前、鳥居さんのブログで紹介されていた、マイケルの習慣を最近取り入れました。マイケルは一時間置きに携帯のアラームを鳴らして、そのたびに自分自身に「質問」をしてみるのだそうです。私の携帯はあいにく一日に5回しかアラームが設定できないので、とりあえず6時、9時、12時、15時、18時と日中の3時間おきにアラームを鳴らすようにしました。するとどうなったか。まず今まで以上に「時間」に対してリアリティを感じるようになりました。時間は生き物であることを再認識できたのです。

 これはつまりは「無意識」を意識化する働きがあり、人はいかに無意識的に惰性に流されているかが痛感させられます。明日はトークライブです。嬉しいことにほぼ満席になりました。そしてライブには来れないけれど、今回の企画に賛同頂き、寄付だけの参加の方も何人もいらっしゃいます。嬉しい限りです。
 
 実は今日はこの本だけでなく、いろんな「学び」や「気づき」のある一日でした。そういう意味で、トークライブ前日の今日、何か知らないけれど、私に必要なメッセージを授けてくれたのだと感じます。

 マイケルは若い頃、「世界一のコーチになる」と宣言したとおり、それが現実になっています。私もまた、改めて宣言したいです。それは

「日本一のコーチ、そして日本一のセミナー講師、そして日本一の講演家、そして世界一人生を楽しむ人間になる」

と。ありがとうございました。まずは明日のトークライブ、宇宙一を目指して全身全霊でのぞみたいと思います。ありがとうございました。

アマゾンキャンペーン(12月12~13日)

来年、ともにパワーアップして変化していきましょう!!
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by katamich | 2008-12-12 22:06 | ■読書・書評 | Comments(0)