カテゴリ:音楽
  • 「宇宙」につながる「音楽」 2011.6.28
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  • 今津雅仁 2011.3.28
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  • 宇宙の音楽 2010.12.1
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  • コアな空間 2010.11.26
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  • 宇宙と死の歌 2010.11.21
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  • 感謝の夕べ・・・ 2010.7.25
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  • 星に願いを 2010.6.18
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  • 根本昌明さんを応援しよう! 2010.6.1
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  • ありがとう!ハンク! 2010.5.18
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  • マイルスを聴きながら・・・ 2010.4.30
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「宇宙」につながる「音楽」 2011.6.28
 今日はついにパスポートの申請に行って参りました。来週にはできあがるので、すぐにインドビザの申請にかかりたいと思います。今回のインドツアーはできることは自分でが基本。旅行代理店に依頼したければしてもいいし、大使館の郵送サービスを利用したければしてもいい。大使館・領事館に近ければ、直接申請に行ってもいい。少なくとも私がまとめてパスポートを預かって代理申請するなどはしません。事前にどんなに準備して、料金もすべて支払っていたとしても、ビザがなければ入国できません。国によっては空港で取得もできるのだけど、インドは今のところ事前申請が条件。パスポートとビザがなかったらすべてパーですので、メンバーの方はなるべくお早めに。

 業務連絡はさておき、と思ったのですが、もう一つ業務連絡。8月27~29日に開催される「Q州ツアー」なんですが、今年は初日にヘミシンクをみんなで聞こうと思ってたのですが、それはちょっとマズイってことになりました。と言うのも、ヘミシンクを用いたワークをするには資格のようなものが必要で、私のような単なる一ユーザーがそのような企画をすることはできない、とのこと。

 ただ、「Q州ツアー」はそれがメインではないし、もしもヘミシンクが目的であれば(いないと思うけど)、きちんとしたインストラクターさんの主催するワークへのご参加をおススメします。今回はその代わりにオンサヒーリングなど私独自のワークを体験して頂きたいと思っています。部分的にトランス系の音は使うかもしれませんが。

 ところで私は「音楽」がとても好きなんですが、そもそも「音楽」って何のためにあるかと言うと、最初は宗教的儀式のためだったようです。「宗教」と呼んでますが、正確にはスピリチュアルでOK。つまり「音楽」と「スピリチュアル」とは密接に結びついているわけです。

 世界最古の管楽器と呼ばれるディジュリドゥなどは、もはや「音楽」と言っていいのかわかりませんが、これなども完全に儀式のための音楽でしょう。アフリカのパーカッションなどもそう。大地と共鳴するというか、そうやって昔の人は自然や宇宙とコミュニケーションを取って来たのでしょう。そう言えばチベット密教の音楽などもものすごいです。CDもあり、あれをヘッドフォンで聞くとヤバイです。考えられないくらいの低音の声でお経をあげてるのですが、倍音が鳴り響いているので、ホーミーのような高い音も聞こえる。そこに突如として金属音が鳴り響いたりして、激ヤバの世界。ちなみに9月に行くインドでは、一日か二日、早朝勤行に参加することになってて、生のチベット密教に触れるわけです。

 とにかくあのような宗教や儀式のための音楽って、完全に「宇宙」とつながることを目的としてるんですよね。超感覚的世界と言うか、とにかく意識や言葉を超えた世界。言うなれば変性意識状態(トランス状態)なんですが、そのような効果を科学的に再現性を高めて開発したのがヘミシンクなんでしょうね。

 そう言えばゲートウェイを聞いてるって言いましたが、あれもヤバいですね。今まで私はゴーイングホームとかメタミュージックしか聞いてなかったのですが、そちらはある程度、ファンタジックな脚色が加えられてる気がしています。それに対してゲートウェイは「直球」ですもんね。さあ、入れ!と言わんばかりにトランスに落としちゃってます。ですので、まだまだ初心者の私ですが、現段階で言えることは、やっぱり基本はゲートウェイなんだな、と。ちょっと考えこととかしてなかったら、ほぼ確実にいわゆる金縛り状態から体外離脱に進むところまで行きますもん。これから回を重ねていくのが楽しみ。

 そう言えば思い出したけど、私って20歳の頃からちょっとした体脱体質でして、一時期は本当に頻繁にそんなことが起ってました。だけど、よくよく考えるとそのほとんどが「音楽」を聞いてる時だったんですよね。その記念すべき初体脱で聞いてたのが、マイルス・デイヴィスの「ラウンドミッドナイト」ってアルバムの4曲目の「バイバイブラックバード」でした。あまりに強いインパクトだったので、なんか刻銘に覚えています。その後もいろいろ体験があったのですが、私はマイルスとミシェル・ペトルチアーニのジャズを聞いてると出やすかったです。

 でもその前に、これも何度も書いてると思いますが、2~3度、ものすごい体験をしたことがあったんです。高校の時でした。寮生活だったのであまり自由な時間もなく、11時に完全消灯となるのですが、それから30分ほどウォークマンでモーツァルトを聴くのが楽しみでした。30本ほどのカセットテープをローテーションするのです。

 そして忘れもしない、、、交響曲第41番ハ長調K551をウォークマンに入れて30分ほど聴くのですが、その第四楽章のフィナーレでした。私は突然「宇宙」に飛んでしまってたのです。何の予備知識もなく、ただ単に好きで聞いてたのが、突然の神秘体験。まさに地球を飛び出して宇宙に行ってしまった。こればかりは誇張もなにもなく、完全に行ってしまったのです。それがこれで5:24からそれが始まります。だけどここだけ聞いて「宇宙に行けませんでした」なんてのは勘弁してくださいね。毎日モーツァルトを聴き続けて、ある日突然、予告もなく経験してしまったわけですから。

 で、宇宙に行ったのはそれっきりですが、それ以外にもどこか遠い世界に行ったことはありました。それも交響曲だったのですが、それが35番だったか、36番だったか、38番だったかは覚えていません。第2楽章だったことは確か。そう考えると、「音楽」ってのは元々そんな力があったのかもしれません。先日ご紹介したブライアン・ジョセフソンの本にも「音楽」のことが書かれてるのですが、それはもはや霊的体験と言ってもいいわけです。

 そう言えば先ほどのモーツァルトの41番第4楽章の同じ個所について、リヒャルト・シュトラウスは「ジュピター交響曲は私が聴いた音楽の中で最も偉大なものである。終曲のフーガを聞いたとき、私は天にいるかの思いがした」って語ってるのですが(ウィキより)、まさにそんな感じでした。

 そう考えると、モーツァルトの音楽ってのはどうしても「宇宙人」が関与してるとしか思えないとこがあります。今日もニュースで宇宙人の話がありましたが、地球人と同じようなヒューマノイド系の宇宙人がいるかどうかは別として、モーツァルトの音楽なんかを聴いてると、どうしても「宇宙」を思わずにはいられないんです。

 おそらく人間界に残る音楽ってのは、やっぱり「霊性」だとか「宇宙観」だとかを感じさせるものでなきゃならない。モーツァルトの音楽が生まれてから250年ほど経っているのですが、きっとこれから250年間も普通に聞かれ続くと思います。AKB48の音楽は5年後にはないと思いますし、あれほど流行った新田恵利の「冬のオペラグラス」など、今聞くと寒気がしますもんね。悪い意味で。でも秋元康だけは20年経ってもヒットを飛ばし続ける。彼も宇宙人かもしれません。

 でも、よくよく考えると、いわゆるクラシックやジャズに匹敵するような音楽、つまり「宇宙」につながる音楽って、、、私が生まれてから出てきてない気がするんですよね。つまり1970年以降、ジャンルとしての新しい音楽は誕生していない。ブルース、ジャズ、ロック、レゲエなどはすべてそれ以前。別の言い方すると、「天才」が誕生していない。チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、ジミ・ヘンドリクス、ボブ・マーリー級の大天才が誕生してないのは寂しい話です。これは彼らがかなりヘビーなドラッグをやってたこととはあまり関係ないとは思っています。

 ようは「宇宙」につながるための音楽は出尽くしたのか。そしてそのエッセンスだけを科学的に再現したヘミシンクのような「音楽?」が誕生したのも、どこか象徴的な気がしています。もしもヘミシンクによって、私がモーツァルトの音楽でぶっ飛んだような体験ができたとしても、それはそれでなんだか寂しい気もしています。あくまでヘミシンクは変性意識状態にもたらすための即席ツールであって、やっぱりいわゆる「音楽」とは別物だと思うのです。

 「音楽」とは何か。もしもそこに変性意識を求めるだけならヘミシンクで十分。だけど私は、、、そこに「感動」を求めたい。それこそ意味わからず、音だけで心が揺さぶらるような体験。中学3年の夏にモーツァルトの「クラリネット五重奏曲」を初めて聴いた時の感動。24歳の時、ウィーンで「魔笛」の野外公演があったのですが、そのリハーサルの声、あれは序曲が終わってすぐの3人の侍女のアリアだったのですが、それを聴いた瞬間、鳥肌が立って涙がドバドバ出てきた体験。やっぱり「音楽」はツールではなく、「宇宙」そして「人間」そのものだと思うのです。これから先、いわゆる「天才」が現れるかどうかはわかりませんが、少なくとも今、私たち人間には「宇宙」からの偉大なギフトを持っていることは間違いありません。

 ところで、、、最近、また「公式ブログ」の更新を頑張ってます。今日は5つほど更新したのでご案内。そちらもちょくちょく更新してますので、どうぞよろしくお願いいたします。

■首枕(くびまくら)のススメ
■微妙な「性」の話し
■こんな男の「やさしさ」はカス
■いじめの定義
■「70日で人生が変わる願望実現NLPセミナー」の第三期がもうすぐ始まります
 
 ちょっとヘビーな話もありますが、「公式ブログ」はこちらよりもやや現実路線で書いてます。ちなみに「公式ブログ」の筆者は石田久二です、「宇宙となかよし」はQです。同一人物ですが、自分の中では違うパーソナリティで書いてるつもり。ま、どうでもいい話ですけどね(笑)

 それではまた明日。ありがとうございました。

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by katamich | 2011-06-28 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
今津雅仁 2011.3.28
 昨日はバタバタしてすいません。実はインドの連絡事項に右往左往していまして、私以外11名ひとりひとりに連絡する必要があるのでバタバタ。しかも4月から燃料や料金区分が変わってしまうので、3月中に国際線チケットを申し込む必要がありまして急を要していました。しかし、確実に進んでいます。半年後はいよいよラダックか。拙著「宇宙となかよし」の表紙にもなっている「ラマユル」に行くことが現実的になってきました。

 さてさて。今日は今津雅仁さんのライブに行ってきました。大宰府にある「JAZZ工房NISHIMURA」にて。このライブハウスは初めてですが、マスターとはすでにマイミクに。そして今津雅仁さんです。数年前、博多の「リバーサイド」というライブハウスでよく知らずに聴きに行ったところ、めちゃくちゃ感動してしまいました。その時、マスターたちとの飲みに行って、その2~3年後にも博多のライブハウスで聴きました。その時も感動したのですが、リズムセクションがもう一歩だったかな。

 その後、ミクシィでご本人を発見しマイミクに。そして今日、ついにご対面となったのです。リズムセクションは工藤隆、丹羽肇、そして若手の武本強志。工藤さんと丹羽さんは、これまで何度も聴いてきたのですが、間違いなく日本屈指の実力者。今津さんは彼らのことを知らなかったそうですが、それだけにどんな音が出てくるのか、地元にジャズファンとしてはニヤニヤしてしまいます。7時過ぎにライブハウスに入るとリハ中でした。私は外で電話。インドの連絡など。しばらくして中に入ると、数年ぶりの私の知人と再会。いろいろ近況報告しているとライブがスタートしました。

 立て続けに今津さんのオリジナルが3曲。もうこの際だから言ってしまうけど、ジャズミュージシャンのオリジナルほど退屈な曲はありません。先日、東京で実力のある若手のライブに接したのですが、確かに上手い。しかし、それだけ。それをすべて演奏者のオリジナルで固めてしまって、悪いけど途中から寝てしまいました。つまり面白くないのです。本人たちは自分の書いた曲を聴かせるのだから楽しいのでしょうが、聴いてる方はたまったもんじゃない。確かに素人の耳で理解できないだけかもしれませんが、あながちそれだけとも言えない。なぜなら彼らのオリジナルは、そこ以外で聴くことができないから。やっぱり面白くないからじゃん、ってことになるのです。

 それに対して今津さんのオリジナルは、スタンダードかと思うような魅力的なメロディにあふれています。そしてしばしばテレビや街中でも聴くことがあります。私は今津さんのCDをすべて持っているのですが、テレビのBGMで彼のオリジナルとテナーが流れると、おお~と反応してしまいます。ですので、もしかしたら自然と聴いている人は多いと思います。

 ようするに「本物」かどうかってこと。あえて「本物臭」なんて言葉を使いますが、本物かどうかなんてのは、それが音楽であろうと「聴覚」で判断できるもんじゃないのです。哺乳類にとって最も原始的な「嗅覚」で感じるのが本当。ついでに言うと、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の中で一つだけ特別な感覚があって、それが嗅覚。他の感覚はそれぞれの情報が視床下部を経由して大脳辺縁系に到達するのですが、嗅覚だけはダイレクトに到達する。つまり情報伝達として他の感覚よりも速いのです。ですので、犬なんかは物事を判断するのに「嗅覚」を第一にするわけで、それは人間だって決して例外ではありません。

 例えば私たちは生きるために食べることは必須。そしてできる限り新鮮なものを食べられればいいのですが、季節によっては必ずしもそんなわけにはいきません。特に冬場とかは植物は育たないし、動物は冬眠しています。ですので、新鮮なものしか食べられないのであれば、人類はとっくの昔に滅んでいたのかもしれません。しかし、人類は知恵を使って、新鮮でないものを食べる工夫をしてきました。それが「発酵」です。

 例えばイヌイット(エスキモー)の伝統的な料理の一つに「キビャック」なるものがあるのですが、それは海燕をアザラシの腹の中に入れて、それごと雪の中に入れて発酵させたもの。冒険家の植村直巳氏の好物だったそうですが、食べる時はドロドロの海燕の肛門に口を付けて、そこからドロドロに溶けた内臓を吸い取るのだそうです。当然、臭いです(食べたことないですが)。ただ、イヌイットの生活様式だと、どうしても新鮮な野菜や果物を食べることができず、ビタミンCが不足してしまいます。そのためビタミンCが豊富な内臓を食べることで補っていたとのこと。肉食動物が草食動物を食べる時、真っ先に肝臓を食べるそうなんですが、それは肝臓にビタミンCが豊富に含まれるから。

 イヌイットに限らず、人類は必ずしも新鮮なものをいつでも食べられるとは限られないため、そこで飢えから逃れるために生み出されたものが「発酵食品」です。しかし「発酵」と紙一重のものとして「腐敗」があります。一見よく似ていますが、腐敗したものを食べると私たちの生命にかかわります。では、どうすれば「腐敗」と「発酵」を見分けることができるのか。もちろん今ではいろんな判別方法があるのでしょうが、大昔にもあったわけではありません。そこで重要なのが「臭い」で判別する方法。発酵食品は確かに臭いのですが、臭いままではなく、慣れてしまうと病みつきになる魅力があります。毎朝、納豆を食べないと気が済まない日本人も多いと思いますが、それ以外にも、鮒寿司、くさや、ひもの、漬物などは、人によっては「香り」にもなるわけです。

 以前、世界一臭い食べ物と言われる「シュールストレミング」をスウェーデンからネット注文して、春日公園で試食会をしたことがあるのですが、あれははっきり言ってドブ(下水)でした。しかし、スウェーデンではその解禁日をまだかまだかと待っている人も多いと聞きますし、そのための専門店もあるようです。つまり「発酵」は人間にとって不可欠かつ魅力的なものであるのに対し、それとよく似た「腐敗」は人を死に至らしめる。それらを判別するのがまさに「嗅覚」です。視覚や触覚ではわかりませんし、味覚で判断しようとすればそれは遅すぎる。

 話がそれまくっていますが、要するに人間にとっても「嗅覚」は物事を「判断」するのにとても大切ってこと。そしてそれは「音楽」だって例外ではありません。今津さんの音と、バークリー音楽大学を優秀な成績で卒業した多くのミュージシャンと、何が違うのか。もしかしたらテクニック的な面ではバークリー卒の人たちの方が巧みかもしれません。四分音符300のテンポの二分音符単位で転調しまくる曲なんかも、彼らは涼しい顔して演奏しますから。

 しかし、彼らバークリー卒のミュージシャンに決定的に欠けているのがあります。それが、「音のにおい」なのです。先ほどオリジナルばかり演奏して眠くなったライブの話をしましたが、彼らも確かバークリーを出てたように思います。確かに上手いのですが、そこには何の「におい」も感じられないのです。だったら「思考」でそれを判断しようと思っても、そもそも音楽は思考で楽しむものじゃありません。耳で、目で、体感で、そして鼻で楽しむもんなのです。

 で、今津さんの音なんですが、その「におい」がたまらんのです。発酵しまくってます。おそらくそれは音に対するこだわり、情熱、愛、そして人生経験によって、そのような「におい」を発するに至ったのでしょうか(もちろんバークリー卒にも素晴らしいミュージシャンはたくさんいますけど、対比するために一般的なアイロニーで表現しただけのことです)。なので、もう、一音、ブッって出しただけで、「おお~」ってなってしまうんです。

 例えばスタンダードの「I'm Getting Sentimental Over You」なんて曲を今さらどんな風に演奏するのでしょうか。人によっては、変拍子にしてとか、コードをひっくり返してとか、随所にキメを入れてとか、いろいろ考えるのでしょうが、今津さんは「こうやって吹く」だけ。そしてそれがすべて。何をする必要もない。なぜならそこにはすでに「におい」があるから。

 でも、これは音楽に限ったことじゃないかもしれません。人間だってそもそもそう。何の「におい」も感じない人間なんて面白くもなんともないですからね。それはもちろん汗臭いとか、香水臭いとか、物理的な「臭い」のことではなく、雰囲気と言うか、オーラと言うか、エーテル体と言うか、その人独特の「におい」がなければ面白くもなんともありません。言うなれば人間てのは、最終的に「自分のにおい」を得るために生きるのではないかって気さえしてきます。そしてそれがまさに「本当の自分」ではないかと。

 その意味でも、すでに「におい」を獲得した本物に接することは、自分自身の「におい」を発見する上でも有益なはず。その意味で、例えばジャズって音楽について言えば、おそらく国内には、、、すでに「におい」を持ってるミュージシャンは決して多いわけではなく(「ほんとんど存在しない」って書こうと思ったけど、怒られそうなのでやめました、、、って言いながら書いてるし)、その意味で言えば、今津さんは間違いなく「におい」を持った数少ないミュージシャンの一人には違いありません。

 とにかく今日も感動的なライブでした。魅力的なオリジナル、スタンダード、古き良い時代のアメリカンソング。一つ目のステージがそれ。そして二つ目のステージは宮崎から駆けつけた女性ボーカルが3曲飛び入り。ユーミンの「卒業写真」などもジャズとして歌いしんみり。その後は再びカルテットの演奏になるのですが、印象的だったのがK-POPアイドルの東方神起の「魔法の城」って曲。ここ2~3年、今津さんは韓国のジャズシーンに注目していて、自分で韓国語も勉強しながら日本と韓国のジャズの架け橋として活動されています。

 「冬のソナタ」など韓流ドラマは日本でもブームになり、私もいくつかハマって見ました。その純朴なストーリーも共感するのですが、そこで聴く「音楽」の素晴らしさも忘れることができません。ちなみに私のセミナーで、しばしばワーク中に音楽をかけるのですが、静かなムードを作るためにかけるのが韓国のインストです。で、東方神起ってのは名前は知ってますが、歌を聞いたことはありませんでした。しかし「마법의성(魔法の城)」って曲は、初めて聴いたのですが、めちゃくちゃ良い曲じゃないですか。後からユーチューブで聴いたところ、これはバラードのようですが、今日されたのはややアップテンポのリズミックな演奏。それでもめちゃくちゃ感動的な曲で、テーマはもちろんのこと、今津さんのアドリブがまた素晴らしく、ああ~終わってくれるな~と久々に心の叫びが聞こえてきました。ライブ後はちょっとした韓国音楽談義になって、今津さんのピアノを聴かせてもらいました。

 二つ目のステージが終わり、当然、アンコール。曲はハンク・モブレーの演奏が名高い「リメンバー」。リメンバー、、、これは、確か昔、博多にあったジャズクラブの名前ではないか。そのオーナーの名は佐藤羊一。故人です。私はその晩年、ちょっと知り合うことになったのですが、全国のミュージシャンから慕われている名物だったようです。ライブハウスで会うとよく話かけてくれてたのですが、会うたびに何言ってるかわからなくなり、最後に会った時は「病院から抜け出してきた」と言い、見るとげっそり痩せて黄疸だらけ。「ああ、この人、もうすぐ死ぬな・・」って思ったら、やっぱり訃報を聞くのはそんなに遅い話ではありませんでた。死ぬ直前までファンキーなオヤジだったようです。

 その佐藤氏は若き今津さんの才能をいち早く見出し、随分と可愛がっておられたそうです。アンコールで「リメンバー」を演奏されたのも、きっと博多の地を去った佐藤さんへの捧げものなのかな、、、と思いながら聴いてると、ちょっとじんわりしてきました。

 そんなわけでして、本当に久しぶりにジャズのライブに行ったのですが、やっぱりいいですね。震災後、いろいろ気の滅入ることも多かったけど、今日は何だかものすごくエネルギーを頂いた気がします。そう言えば今津さんは、、、95年の阪神大震災では肉親を失って、そのショックで引退したこともあったなあ。決してそのことを思い出さないことはないと思うけど、こうやって博多まで来て頂けたことに感謝しかありません。

 右のお写真は素晴らしいピアニスト工藤隆さんのブログより。左から工藤さん、オレ、今津さん、ベースの丹羽さん、ボーカルのROKOさんです。ちなみに工藤さんに初めてお会いしたのは(見かけたのは)、今から10年以上前、私がよく遊びに行ってた田川市の「ブルーノート」ってライブハウスで突然、「ピアノ弾かせてくださ~い」って飛び入りされた時のこと。それ以来、ずっと福岡を中心に活動されているようですが、いつ聴いても素晴らしい演奏です。テクニックや表現力は当然のこと、いつも熱く情熱的なピアノを聴かせてくれます。彼も紛れもなく「本物臭」の漂うミュージシャンには違いありません。もちろんベースの丹羽さんも。

 今日は車だったのでお酒が飲めなかったのが残念ではありましたが、これからも機会を見つけてジャズを聴きに行きたいな~と思います。さあ、もうすぐ4月だし、オレもオレで頑張りましょうね。ありがとうございました。

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by katamich | 2011-03-28 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(1)
宇宙の音楽 2010.12.1
 今日から12月ですね。毎年恒例の「流行語大賞」も発表され、いよいよ年も暮れです。今年の流行語の「げげげ」はまったくフォローしてなかったので実感なし。「ラー油」と「ととのいました」くらいしか、個人的にピンとくるものはなかったけど、ビックリしたのが「~なう」について。確かに今年はツイッターがいろいろ話題になっていたので、納得はできるのですが、受賞者になんと「うめけん」が入るとは。彼とは今年前半のとある講演会の懇親会で知り合ったのですが、ツイッター界ではすでにスーパースターでした。高校生ながら。デジタルネイティブ世代の代表。オレもがんばろ。ちなみに私も地味にツイッターやってますんで、よかったらフォローどうぞよろしくです。

 それはともかく、今日からまた滝行に入りました。朝4時55分に起きて、そのまま滝に行きます。5時20分には滝場に着いてお参り。それから滝に打たれるわけですが、2週間ぶりの滝行はかなりきつかったですね。でも、出た後のそう快感はなんとも言えません。一度家に帰って朝食、ちびQを保育園に送ってから久々に宝満山に登ってきました。滝行、宝満山は最強の組み合わせ。今日もいろんなインスピレーションを頂きました。

 で、昨日のブログの続きと行きたいのですが、実は「対話形式」が面倒になってきてですね。初めての人には読みやすいかもしれませんが、やっぱり普通に書く方が書きやすいので、どっちにしても今日降りてきたインスピレーションについて書きたいと思います。対話形式の方がいかにもチャネリングって感じですが、ようするに「ヒラメキ(インスピレーション)=チャネリング」ってのが本質ですので、どちらでも同じこと。

 ただ、「対話形式」の続きに関しては、実はまだまだありまして、本題に入ってないのも正直なところ。「ありがとうございます」のマントラの威力についてとか、実際、解き明かしたいことがたくさんあるのですが、今日はちょっと話を変えて書こうと思います。実は昨日、一冊の本をご献本頂きま一気に読了しました。苫米地英人氏の「聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める」って新刊です。結論から言うと、「こんな本、オレも書きたかった~」ってことですが、おこがましいことを承知で言うと、私が常日頃考えているようなことが書かれてありました。

 苫米地氏がどの本でも一貫して言ってることとして、「IQの高さ=抽象思考の高さ」ってのがあります。つまりIQが高いってのは、抽象的な「情報空間」にどれほど臨場感を持てるかってこと。例えば「数学」などは典型で、宇宙の始まりのビッグバン理論などは「数式」という極めて抽象化された情報であるにも関わらず、そこに実際にビッグバンを手に取るように見る人がいるそうなのです。逆にIQの低い人は具体的な「物理空間」にしか認識の範囲がなく、食べる、飲む、寝る、歩く、セックスするなど肉体的な理解にしか及びません。

 これは「音楽」でも同じで、抽象度の低い音楽ってのは、例えば陳腐なラブソングとかダンス音楽などがそう。西○カナとか、A○B48とか。それだけ抽象度の低い音楽ってのは、流行に左右されて普遍性に欠けるため、3年後に聞かれることはまずありません。もちろんそれはそれで時代の需要があるので一定の必要性はあるのでしょうが、それでもプロデューサーサイドでは、すぐに消えることをわかってて売り出してる側面はあります。

 それに対して抽象度の高い音楽ってのは、いわゆる「古典(クラシック)」となる音楽であり、それは何百年経っても消えることはありません。ただし、本当の「クラシック」とは苫米地氏が言うように、18世紀の音楽全般のことを指すわけではありません。例えばモーツァルトは立派なクラシックですが、同時代に生きたサリエリは必ずしもそうとは言えません。もっとも、サリエリの場合は一応は歴史に名が残っているのでクラシックと言えなくはないのですが、その時代のその他大勢の歴史の藻屑に消えた作曲家の音楽などは、決してクラシックではありません。

 つまりクラシックの価値とは、その「普遍性」にあるわけです。ですので、現代の音楽でも生まれた瞬間にクラシックになり得るものはたくさんあり、苫米地氏はその代表としてジミ・ヘンドリックスをあげています。私はロックはほとんど聞かないのでわかりませんが、ジャズの世界では、チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、デューク・エリントンなどは、間違いなくクラシックでしょう。私は1973年生まれですが、普段聞いている音楽はほとんどが生まれる前の音楽。それこそ朝鮮戦争でドンパチやってる最中に生まれた音楽を、今の時代にも聞いているわけです。そしてモーツァルト。200年以上前の人ですが、いつ聞いてもその価値が色あせることはありません。

 そしてクラシックの条件として、その「普遍性」があると言いましたが、普遍的であるには「抽象度」が高くある必要があります。つまり「数式」でビッグバンを見ることができるように、「音楽」で宇宙を表現できるような世界。その最も高い位置、つまり最も宇宙に近いところにある音楽の代表がモーツァルトだと言うことができるでしょう。

 先日、私の高校時代の覚醒体験についてお話したと思います。当時、寮生活をしており、毎日11時に消灯になるのですが、それから30分間、ウォークマンでテープを聞くのが日課になっていました30本ほどある音楽テープのほとんどがモーツァルト。そしてある日、交響曲第41番ハ長調K551をセットしました。演奏はブルーノ・ワルター指揮ニューヨークフィルだったと思います。もう何度も聞いてきた曲なんですが、第四楽章の最後の方で、私は明らかに「宇宙」を見てしまったのです。その箇所をもう一度貼りますね。5:24から5:50が「宇宙」です。



 ま、今初めてその箇所だけ聞いても何も感じられないかも知れませんが、苦情は受け付けませんよ(笑) 私だって毎回、「宇宙」を見るわけではありませんし、今まで覚えているだけでも2回くらいしかありませんもの。一回目がその高校時代のこと。二回目はモーツァルト大好きの経済学教授の自宅で酒飲みながら。

 交響曲ってスタイルは器楽曲として最も編成が大きく、それだけ大きなスケールを表現することができます。そしてこの41番はモーツァルトの最後の交響曲。晩年ではありますが、この後、100曲ほど残しているのに、交響曲についてはここで筆を止めています。おそらくモーツァルトは、、、この曲で完全に「宇宙」を表現しきったから、もうそれ以上作曲する必要がないと判断したのではと推測します。それだけすごい曲です。ちなみにモーツァルトの3大交響曲ってのは、この41番の他に、39番、40番がそう。牧歌的な39番ですが、これはフリーメーソン音楽であるとも言われています。それは変ホ長調という調整からも明らか(フラットが3つ)。そして誰もが聞いたことのある悲愴的な40番。そして宇宙的な41番。この3曲で世界をすべて表現しきっています。

 苫米地氏の本の話に戻りますが、モーツァルトに代表されるクラシック音楽ってのは、音楽で「宇宙」を表現できるもの。それほど抽象度が高く、だからこそ「クラシック音楽を聞くと、IQが高くなる」って苫米地理論に結びつくわけです。IQ云々は私にはわかりませんが、モーツァルトを聞いた時の至高体験は、他のいかなる音楽にも及び付かないことだけは確か。そして最も抽象度の高い世界を「空(くう)」と呼ぶわけですが、モーツァルトの音楽はまさしく「空」であり、すなわち「悟り」の世界があるわけです。モーツァルトを聴くことは、悟りへの道に通じる。こう言っても過言ではないでしょう。

 それから、この本を読んで面白かったのに「倍音」の話があります。「倍音」ってのは、一つの音に対して周波数が整数倍で増えている音のこと。例えばピアノ弦だと、ドの弦がまずありますが、実はそれと同時に、弦を半分にした一オクターブ上のドがなっており、さらに弦を3等分したソに近い音がなってるのです。さらに4等分した高いド、さらに5等分、6等分、7等分、、、無限に音が重なっているのです。この辺の話、知らない人には難しいかもしれませんが。ま、あえて一言で言うと、音の「響き」のようなものだと思ってください。

 ちなみに「いい音」とか「いい声」っては、漠然とした質感ではなく、「倍音」が多く含まれているってことで定義できます。私は昔クラリネットをやっていましたが、初心者の音が薄っぺらいのは倍音成分が少ないからであり、プロの音がふくよかなのは倍音成分が多いから。ピアノなどの打楽器もそうですが、誰もが叩けば音が出るにもかかわらず、素人の音とプロの音とでは日を見るより明らかな違いがあります。これも倍音成分の多さによります。

 これは「声」も同じ。「いい声」ってのは倍音成分が豊か。ちなみに私もよく「いい声」って言われるのですが、昔からそうだったわけじゃありません。この5~6年で急激にいい声になったと思うのですが、その秘訣は、、、実は「お経」にあります。滝の中でお経や真言を唱えると、なぜか倍音成分が豊富になるのです。このメカニズムを解明して、実は誰もが瞬時に「いい声」になるエクササイズの方法を考案しました。セミナーでも時々披露するのですが、10月の大阪セミナーでも男性参加者を実験台に実践してみたところ、ものの数秒で「いい声」になってしまい、本人が一番驚いていたようです(18日のトークライブでも披露しましょうか・・)。

 話を戻しますが、この倍音の話を読んで閃いたことがあります。音楽とは言うまでもなく、「和音」と「旋律」と「リズム」で成り立っています。特に「和音」と「旋律」の上にはさらに「倍音」があり、およそ耳に聞こえる以上の音が鳴り響いています。苫米地氏はそれを「脳で聞く」と表現しているのですが、例えばモーツァルトと同時代の偉大な作曲家にヨーゼフ・ハイドンがおり、その二人の作風は実によく似ています。しかし、ある程度聞いて行くと、絶対に相容れない決定的な違いがあるのです。それはおよそ感覚的なものですが、もしかすると、ここにも「倍音」が関係してくるのではと思うのです。

 私は前々からモーツァルトとハイドンの違いをこう表現していました。ハイドンの長調は長調にしか聞こえないのに、モーツァルトの長調は限りなく短調に聞こえる、と。そしてこの「長調が短調に聞こえる」ってのが、モーツァルトの最大の魅力だと感じていました。例えば「クラリネット五重奏曲イ長調K581」の第一楽章なんてのは、ほとんどが長調であるにも関わらず、なぜにあんなに悲しいのでしょうか。私がこの曲を始めて聞いたのが中3の夏。めちゃくちゃ感動して、しばらく虜になっていました。この曲聞いていつも感じるのが、深い悲しみを背負った人間の健気な笑顔。そしてその両義性こそが人間の本質なのかもしれません。

 モーツァルトの音楽には人間の「喜び」と「悲しみ」がいつも同居しており、それを「音」とい情報空間において表現してしまう。単なる「喜劇」でも「悲劇」でもない、その両義性がモーツァルトの音楽には表現されており、それほどに抽象度の高い世界があるのです。そしてその両義性の主成分に「倍音」があるのでは、、、と直感したしだい。深いです。

 ところでクラシックを聴く時にぜひ心がけて欲しいことがあるのですが、それは全部の音を聞く姿勢でいること。例えば上の「交響曲41番」でも「クラリネット5五重奏」でもいいのですが、主旋律以外の部分もしっかりと聞く。例えばクラリネット五重奏曲の編成は、クラリネット、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとなっていますが、第二ヴァイオリンやヴィオラの音もしっかりと聞くこと。それで初めてこの曲の素晴らしさが理解でき、宇宙に通じるわけですから。ついでに言うなら、ウェーバーにも同じ編成のクラリネット五重奏曲があるのですが、そちらはクラリネットだけ聞いても問題ありません。弦は単なる伴奏に過ぎず、宇宙を感じさせるような曲ではないから。さらにはブラームスも同じ編成で作曲していますが、こちらは全部聞くこと。つまり「宇宙」を表現する偉大な曲は、そのすべてが一つの粒子であり、それを丸ごと受け入れることで初めて「宇宙」に通じることができるのです。

 え~っと、、、今日の話はマニアックすぎますかね。実はもっともっと語りたいのですが、そろそろにしておきます。ちなみに本書のついているCDですが、、、なんとも微妙です。2~3曲を重ね合わせた珍しいCDですが、最初は何だか奇妙な気分になるのですが、その違和感を通り越したところに、脳の目覚めがあるのかもしれない。ただ、「重ね合わせ」ってのは強引なようですが、上の「交響曲41番」の終楽章の「宇宙」の部分もいくつかの旋律の重ね合わせなのですが、理論的には間違ってはいないのでしょう。ただ、、、私は普通に聞く方がいいかなと思うの一方、その違和感がなくなるまで聞いてみようと思わなくもない。そんなところでしょうか。

 てなわけで、前置きはこの辺にして今日の本題。昨日の「対話形式」のブログの中で「数字」の話が出てきましたよね。世界三大記号として「文字」、「数字」、「音符」があるのですが、それらはすなわち「言霊」、「数霊」、「音霊」のこと。そしてこの3つの「霊」が一つになった時、とても面白いメカニズムがわかってきたのです。

 昨日の話では「数字」には固有の意味があるってことですが、これについてはこれから先、1から12まできちんとご紹介したいと思います。私のチャネリングで降ろしたメッセージで恐縮ですが。それはこんな定式によります。

「数霊」×「音霊」=「言霊」

 西洋音楽の「音」ってのは、12に分けられていますよね。ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド#・レ#・ファ#・ソ#・ラ#の12。それぞれに数字を付けると、1ド・2レ・3ミ・4ファ・5ソ・6ラ・7シ・8ド#・9レ#・10ファ#・11ソ#・12ラ#ってなるのですが、並べてみると非常に面白い法則があるのがわかります。

 例えば「1」は「意識」の始まりのことで、「2」は「対立」、「3」は「安定」と昨日書きました。ここから多少、音楽理論とリンクすることになるのですが、、、、おっと今日はもう6千字以上書いてしまっている。続きは明日、、、と言いたいところですが、音楽理論の話はマニアックになり過ぎるので割愛して、「数霊」→「言霊」の話を次回はしっかりしたいと思います。長くなってすいません。それではまた明日。ありがとうございました。
 
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by katamich | 2010-12-02 08:39 | 音楽 | Trackback | Comments(1)
コアな空間 2010.11.26
 今日から東京です。朝、ちびQを保育園に送ってから、ばたばたと準備して13時のJALに搭乗。夕方には池袋に到着してホテルにチェックイン。人ごみに疲れて、なんとなく横になったら、しばし寝ていたようです。7時からボクシングの中継を見て、長谷川選手が出る直前にホテルを出てジャズのライブに行きました。歩いて5分のところのジャズクラブで面白いライブがやっていたのです。

 右側の方は私の高校のブラバンの後輩である土井君(左は初めて耳にする鈴木さん)。一流のクラリネット奏者となり、都内を中心に大活躍していますが、今日のライブは、、、めっちゃすごかった。一言で難解。日本にはほとんど存在しないとされるコンテンポラリー系のジャズクラリネット奏者が二名で繰り広げるコアな世界。全編オリジナルでスタンダードなし。演奏する方はもちろんだろうけど、聞くほうはもっと大変です。とにかく初めての情報量が多すぎて、ライブが終わった頃には頭がぐでんぐでんに。終了後は土井君としばし雑談。

 でもまあ、ここまで頭をかき混ぜてくれたので、明日のセミナーは何らかの化学反応を起こして、輪をかけた「コアな空間」になることは間違いなし。宇宙に行きましょう。

 てなわけで今日は、、、すいません。itnessさんの登場はありませんでした。福岡に帰ってからかなあ。週末のセミナーですが、一応、当日飛び入りもOKそうですので、もし「行こう!」と直感が走った人はお待ちしております。一応、080-3374-2769(オフィシャル番号)までご連絡頂ければと思います。

 それでは今日は短いですがこの辺で明日に備えて、、、寝ます。濃密な2日間になりそうです。ありがとうございました。

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by katamich | 2010-11-26 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(1)
宇宙と死の歌 2010.11.21
 今日もゆっくり起きて朝食。しばらくして家族3人で朝市で買い物。そのままパン屋で昼食です。天気もよくてのどかな一日でした。ところで強引に話は変わりますが、私は中3の夏にモーツァルトに魅せられ、それ以来、中学高校時代はほとんどモーツァルトしか聞かずに過ごしたと思います。もっとも、吹奏楽部だったので、いろいろ聞いてはいたのですが、積極的に買ってまで、時間を割いてまで聞いたのは、モーツァルト以外になかったように思います。

 で、何の話かと言うと、最近、流行ってますよね。ヘミシンク。とあるマンモスブロガーさんが批判しているので反論を聞かせて欲しいなどのメールを頂いたり、それ以外にもいろいろと質問されることもあります。私に聞かれても知る由もありませんし、反論しろと言われても同じ土俵にそもそも立てませんから。霊視云々を言われるとどうしようもありませんので。

 何度も言っているように、ヘミシンクとは私にとって即座に「潜在意識」の世界に入るための「ひとりヒプノセラピー」のツール。それ考えると、一回数万円のヒプノセッションを受けずとも、数千円のCDで何度もヒプノ体験ができるので、その辺、私は重宝しています。実はまた新しいCDを2枚(一枚二千円)を購入し、今日初めて聞いたのですが、それがまたぶっ飛びでした。週末の東京セミナーにもすぐに使える内容。

 ま、それはともかくとして、ヘミシンクでしばしば言われるような「体外離脱」とか「疑似臨死体験」などとは、単なる脳内現象であって、そもそも「あの世」という世界が最初からあるわけじゃありません。ただ、「潜在意識」の世界に「存在する」と言う意味では、それもありかもしれませんが。ちなみに「潜在意識」の世界を見るために必要な姿勢はただ一つ。それが「リラックス」です。

 ただ、「リラックスしよう」と思うと、余計にリラックスできないなどの難しさもあるので、本当の意味でリラックスを極めるのは決して容易ではないでしょう。あえて言うなら、呼吸であり、特に吐く息。そこにリラックスの極意があると言っていいのですが、それとて決して容易ではないかもしれません。

 ちなみに私は究極のリラックスを「滝行」において実体験しながら、それをどうにかして再現できないかと思案している時、たまたまヘミシンクに出会って、これは「使える」と思った次第。何度も書いてきたように「潜在意識」とは「身体」であり「筋肉」のこと。そしてその「身体」はこれまで経験・体験の中で、何らかの条件付け(アンカリング)をされており、そこに「潜在意識」の特殊な世界が見られるのです。私はそれを「コリ」と表現しているのですが、例えばインナーチャイルドなんてのも同じものを示しています。

 で、リラックスして身体がほぐれると、その時に「潜在意識」のコリが表面化して、人によってはその部分が何らかのイメージとして現れる。それを見るためのツールがヘミシンクであって、必ずしも体外離脱にこだわる必要もないのです。と言うか、体外離脱など目指してはならないと思っています。

 そして結論を申し上げますと、「死後の世界」など存在しておらず、臨死体験などで言われる「三途の川」や「あの世」ってのは、すべて「潜在意識(個人的無意識・集団的無意識)」にある情報に過ぎないのです。しかし、世の中には「潜在意識」を超えたところの、つまり「超意識」と言うか「宇宙」と言うか、我々の想念はるかの超越した世界を垣間見た人間が存在します。それは完全に「言葉」を超えており、その世界を私たちに伝える役割を持つものが、まさに「芸術」なのです。

 弘法大師空海の描いた曼荼羅や書の世界は言うまでもなく、古今東西の多くの芸術家たちは、私たちに「宇宙」を見せるために創作活動を行ってきたと言えましょう。その一人がモーツァルトなのです。とにかくモーツァルトに関しては、いくらでも語れるし、もしかしたらジャズ以上に深い話ができるかもしれません。ちなみに私はここ数年、モーツァルトのCDを買っていません。なぜならさほど興味がなくなったから。こんなこと言うと、何だか支離滅裂に聞こえるかもしれませんが、説明するとこう言うこと。

 私がモーツァルトにハマっていたのは15歳から18歳くらいまで。そして高校卒業時ってのは、確か1992年でモーツァルト没後200年などと騒がれていました。そのにわかなブームに冷ややかだったのもあり、クラシック以外の音楽を聞いてみたいと思って、最初に手を出したのがモダンジャズでした。最初に3枚買ったのですが、それがソニー・ロリンズ、ビル・エヴァンス、エリック・ドルフィーでした。それは3枚とも「当たり」で一気にジャズヲタクへと入って行くのです。

 そしてちょうどその時、ある若いヴァイオリニストがテレビで興味深いことを言っているのを見ました。それは「二十歳すぎるとモーツァルトが弾けない」ということ。つまり、モーツァルトが弾けるのは純粋な子どもであるか、または一定の年齢を重ねた覚者であるしかない、と。それを見て、なるほど、と思ったものです。私が急にモーツァルトに興味がなくなったのもそんな理由なのか、と思いました。

 ですので、おそらく数年先にはまたモーツァルトにハマりまくる日が来るのかもしれません。きっと来るでしょう。それはもしかしたら40歳かもしれません。私はインドである占い師から「40歳になったらブッダになる(本物のお坊さんになる)」と予言されていて、もしそうであれば、きっとモーツァルトを再び聞き始めることになるでしょう。ちなみにその占い師に言われたことが、ここ数年、ほとんど実現しているのが恐ろしいところ。

 話を戻しますが、実は高校2年の時のこと。私はモーツァルトのある曲を聞いて完全に「宇宙」に行ってしまったことがあります。毎晩、消灯後に布団の中で30分程度、モーツァルトの曲を聞いて寝るのが習慣だったのですが、その日もローテーションであるカセットをウォークマンにセットしました。それが、「交響曲第41番ハ長調K551」だったのです。ちなみに40番第一楽章は誰もが知ってる有名曲ですが、スケールの大きさで言えば断然41番だと思っています。

 その41番の終楽章に「それ」がやってきます。以下の動画で言うと、5:23から5:50のほんの数秒のことですが、これが「宇宙」です。
 


 ただ、あれ以来、本当に「宇宙」に行ってしまったのは2度とはなく、あの当時はただ、ただ、すごいものを見てしまった、と思っただけ。ある種の究極体験でしたが、私にとっての最初の「悟り」と言っていいのかもしれません。あれはいったい何だったのか。でも、きっといつかまた「見る」ことができると思います。ちなみにリヒャルト・シュトラウスはその箇所について「終曲のフーガを聞いたとき、私は天にいるかの思いがした」と述べているとのこと(ウィキペディアより)。やっぱりそうだったんだ。高校2年生の私が見た「それ」はやっぱり「宇宙」だったんだ。


 それからもう一つ。これも私にとって衝撃的な体験がある曲です。それが、「クラリネット協奏曲イ長調K622」でした。



 これを最初に聞いたのは中学の卒業式後だったと思います。大阪心斎橋までCDを買いに行ったはいいものの、その日は体調を崩して寝込んでしまっていました。その時、買ってもらったばかりのCDプレイヤーでこの曲を寝込みに聞いたのです。特にこの第二楽章は涙が出てくるほどに美しく、そしてどこか悲しい。後から知ったのですが、その曲はモーツァルトの死ぬ2か月前に作られた曲。「白鳥の歌」と称されることがありますが、まさに「死」を思わずにはいられない。

 しかし、この曲を聞いてわかる通り、純粋なまでに美しい世界がここにあります。そしてそれこそが「死」の本質なのではないか、と。つまり死後の世界には鬼も悪魔も存在せず、かといって天使が舞っているわけでもない。ただ、純粋にあるだけ。それを「天国」と言えばそうかもしれませんが、一般的にイメージされる楽園的な天国ではなく、ただ、純粋に絶対的な「愛」によって私たちを迎えてくれてる、まさに「宇宙」そのものとしての世界。

 この世界を垣間見てしまうと、もはや「死」は恐怖の対象ではない。私たちのいずれのゴールであり、それは同時に宇宙そのもの。そして「死」を恐れる必要がないぶん、それは「生」への喜びをももたらしてくれる。モーツァルトは私たちのそんなメッセージを残して行ったのです。

 もしよかったら、今日ご紹介した2曲について、ぜひ誰もいない時間にひっそりとヘッドフォンで自分の世界に入って聞いてもらいたいと思っています。ヘミシンクもいいですが、あれはあくまで潜在意識のコリをほぐすツールであって、それらを超越した「宇宙」へと旅立ってみたいのであれば、ぜひモーツァルトを聞いてみるといいと思います。今日はこの辺で。ありがとうございました。

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by katamich | 2010-11-21 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
感謝の夕べ・・・ 2010.7.25
 いろいろ書きたいことあるのですが、言葉になりません。以上。。。ってわけにも行きませんので書きます。まず、ホテルで「あしたのジョー全巻」を読み終わって、昼前に宿を出ます。そっから飯田橋のセミナー会場へ。初めて使用する会場でしたが、実はダンススタジオがメインの会場で、キャパも20名前後。ほとんど思い付きで予定を入れた割には、いい感じに席が埋まりました。飛び入りも2~3名いらっしゃいましたし。2時間半。何も見ずに、とにかく「降りてくるがまま」にしゃべりきりました。終わってみると何しゃべってか覚えてないのですが、簡単にレポートしてくださった方がいらっしゃいました(「Qさん塾:☆みんな宇宙とトモダチ」より)。なるほど。RUMICHさん、ありがとうございました。

 そしていよいよ根本昌明さんのコンサートの時間が迫ってまいりました。何度も言いますが、今回の東京出張はすべてこれに始まりました。6月1日に晩飯食いながら何気なく見ていたテレビに根本さんが登場したのです。5分ほどの登場だったのですが、それだけですっげえ感動しちゃって、「もう、行くしかない!」と思ってスケジューリング。根本さんのことは山川紘矢さんご夫妻も応援していることを知ります。そしてすぐに根本さんご夫妻も私のブログを読んで感激してくださったようで、奥さんとはすぐにマイミクに。

 実は、、、ほんとのこと言うとですね。今回の出張はいろいろ大変だったのです。まず木曜日の中村隊長とのトークライブが集まらない。自分のセミナーもいつもの半分以下。正直、「仕事」としては完全な失敗、、、となりそうだったのが、それこそ一週間前もそうでした。ぶっちゃけ、「あの時、紳助の番組見てなかったら、こんなに大変なことなかった・・・」とか妙なこと思い始める瞬間もありました(笑)

 でもすぐに「これはきっと何かあるんだ!」と思って、とにかくできることに全力投球。すると木曜日のトークライブはほぼ満員。土日のセミナー・宇宙となかよし塾も部屋いっぱいになり、すごくいい雰囲気でさせて頂くことに。福岡空港を出るまで、何となく胃が痛い感じがありましたが、終わってみると全部大成功。

 そして何より、毎日が感動の連続。文字通り笑いと涙。そのラストを飾るのが根本さんの「ベートーヴェン感謝の夕べ」でした。「宇宙となかよし塾」に来てくださった方たちと会場に向かいます。地下鉄の同じ車両に山川さんご夫妻が。シンクロだよな~ってことでさっそくご挨拶。

 それから、実はちょっとした手違いがありました。てっきりチケットをカードで購入していると思い込んでいたのですが、ファミマで支払いを選んでいたのです。そして気が付いたら支払期限を過ぎていて、当日で入ることに。幸い一番高いS席が空いていたのですが、会場で席表を見ると、ほとんど空席がありませんでした。あぶない、あぶない。チケット買い終わってやれやれとしてたら、おっと!にしおかすみこ登場。顔が小さくてきれいな方でした。

 私たちの席はS席だったのですが、なんと一番前。席としては決していい方ではないのですが、指揮者や演奏者の表情などもはっきり見えます。これはこれでいいじゃん。あ、そう言えば、阿部敏郎さんが24日にブログでアナウンスされてたんですね。コンサート直前にそれを知り、携帯からブログ読みました。


この曲に秘められた見えないパワーが純粋に発揮されるという点において、その場限りの奇跡を、聴衆全体が目の当たりにするような気がします。

もしかしたら、この演奏が始まる前と終わった後では、すでに時代が変わっているのかもしれません。



てな記事を読んで、ますますワクワクしてきました。とにかく一番前で見上げる形で座っていたのですが、前半、ピアノが目の前にどか~ん。これはこれでレアな光景です。5時半になって開演。オーケストラの団員が舞台に入ってきます。目の前はヴィオラ奏者。間もなく緑の光沢ある衣装を着た根本さんと、ウィーンから来日された大御所イエルク・デムス氏が登場。デムス氏は82歳ですがかくしゃくとされていました。

 一曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲変ホ長調「皇帝」です。5曲あるベートーヴェンのピアノ協奏曲の中でも最もポピュラーだと思いますが、その理由は第一楽章の序奏にあるのではと思います。変ホ長調の和音が響くと、私などはすぐにモーツァルトの39番交響曲や魔笛序曲などを想起してしまうのですが、その和音から実にきらびやかなピアノの単音が天使のごとく舞い降りてくるのです。ほんとに。

 その瞬間、不覚にも涙してしまいました。この感覚はなんでしょう。真っ先にヨーロッパを思い出させると言うか。以前、福岡のジャズライブハウスで辛島文雄トリオを聴いた時のこと。音が鳴った瞬間、その場がニューヨークになってしまい鳥肌が立ったのを思い出します。ベーシストは井上さんという当時はニューヨークでバリバリ活動されてた方だったからか、音が完全にニューヨークになるんですね。

 同じように、デムス氏のパッセージからは、その82年の歴史、いやデムス氏に引き継がれたベートーヴェンのDNAがすぐに再現されて、私の目の前にヨーロッパが広がったのです。24歳の時、ヨーロッパを自転車で旅してた時、ウィーンで「魔笛」の野外オペラを見た時を思い出します。決して一流とは言えないオケとソリストでしたが、そこでしか聴けない、まさにモーツァルトのDNAが目の前で繰り広げられて、最初から最後まで涙を絶やすことなく聴いていました。以前書いた旅行記にその時のレポートが残っていました。



 夜は俺の最愛のオペラである「魔笛」を聴きに行く。3,000円の安いチケットをゲット。遺跡のような野外ステージで夜の公演。まだ明るいうちから会場に赴き、ウロウロする。ステージからかすかに聞こえるリハーサル中の歌声に思わず身震いする。さあ、スターティング。序曲の後、タミーノの独唱に始まり、3人の侍女による三重唱で涙が溢れ出る。ああ!音楽ってなんて素晴らしいんだろう!!西ヨーロッパ最後の夜を静かに劇的に飾る。終演後は余韻に浸りながらユースまでゆっくり歩いて帰る。夜中の12時になっていた。
(8/13~14)



 デムス氏のピアノも一流だけが、そして本物だけが持つ「香り」がそこにありました。世の中にはもちろん内外を問わず、素晴らしい演奏家はいくらでもいます。しかしあのような「本物の香り」だけは、どんなに頑張っても到達できない、いわゆる「演奏家」を超越した「音」がただあるだけ。それはまったくクラシックを聴かない聴取を感動させるに余りある説得力がありました。

 ベートーヴェンのピアノ協奏曲はまだまだ古典の様式を残したままであり、例えばチャイコフスキーやラフマニノフのような派手な演出はないものの、だからこそそのシンプルな「香り」だけが会場に広がるのでしょうか。協奏曲が終わり、指揮者の根本さんはデムス氏の手を引きながら、何度もカーテンコールするんですが、一番前だけにすでに涙ぐんでいる根本さんの顔が見えてしまって、こっちまでもらい泣きしそうになりました。その後、15分間の休憩ですが、ロビーで早くもビール。やっぱり音楽には酒です。私のブログを見て来ましたって方にも何名からお会いすることができました。よかったです!


 後半はいよいよ第9。CDでは何度も聴いているし、生演奏もおそらく3回目くらいかと思います。第9を歌うのが夢だった時期もありましたが、確かに聴くだけでなく、いつかはステージの上で歌いたいものです。それにしても第9ってどうしてあんなに感動的なんでしょうかね。

 18世紀の交響曲ってのは、いわゆる貴族のためのサロン音楽的な感じであって、それを量産したのがハイドン。それがモーツァルトになると、ドギツイ短調の交響曲(25番・40番ト短調)なんかが登場したりして、より大きな世界観・宇宙観を表現するようになってきます。それが最高に昇華したのが、私は41番ハ長調だと思っています。

 高校時代、毎晩、ウォークマンでモーツァルトだけを聴き続けていたのですが、ある日、交響曲第41番ハ長調(指揮はブルーノ・ワルター)を第一楽章から聴いていました。もう何度目かわかりませんが、とにかくその日は41番だったのです。そして「それ」は第4楽章で訪れました。速いテンポで、印象的なモチーフが次々と出てくる曲なんですが、そのラストで、、、イッてしまったのです。宇宙に。

 その当時はスピリチュアルも精神世界も何も知りませんでしたが、モーツァルトの41番第4楽章のラスト数分で完全に「宇宙」に行ってしまったのです。「やばい、、、帰ってこれなくなる・・」とまで思ったほど。その時、モーツァルトはもはや貴族など特別階級のためではなく、私たち人間に「宇宙」の存在を体感させるために、まさに宇宙の代弁者としてこの曲を書いたんだろう、、、と思ったほど。高校生の私がすでに。

 第9の話に戻りますが、第9も確かに「宇宙」を表現した音楽には違いありません。ただ、モーツァルトの場合は、もう完全ストレートに「コレガウチュウデス(これが宇宙です)」と言ってるのに対し、ベートーヴェンはまずは「人間」を表現するところからスタートしてるんですね。

 今、気がついたのですが、ベートーヴェンの第9もモーツァルトの41番も同じく最後の交響曲であり、第4楽章で「宇宙」を表現しています。つまり、作曲家として最終的に表現するべきは「宇宙」であり、第9や41番が最後の交響曲になったのは、それ(宇宙)以上に表現すべき対象がなくなったから、、、と考えられなくもないですね。

 で、第9なんですが、有名なのは合唱付きの第4楽章ですが、本当は最初から聴くべき。第一楽章の出だしとか、いつもよくわからん。え・・始まったの?見たいな出だしですが、あれってもしかしたら自我の形成プロセスなんかな、、、と思うことがあります。そして自我の確立とともに「苦悩」が始まる。第二楽章なんかも3連符が焦燥感をかきたて、時折ティンパニが強烈な鉄槌を与えるなんて、まさに人間の苦悩そのものじゃないかと。一転して第3楽章は安らかに。私の大好きな楽章ですが、この辺りで涙腺はかなりヤバいんですよね。人生って素敵やんっていつも思います。


 ・・・なんですが、一応、ここまでは「人間」を表現してるに留まってる気がするんです。根本さんが最後に「今まで第4楽章は演奏できなかった」と言ってましたが、そこに始まる「宇宙」をどのように表現すべきなのか、手を出しかねていたからなんでしょうか。言うなれば「ヤバイゾーン」なんです。

 ただ、モーツァルトの「宇宙」はずっと抽象的で、別の言い方すれば数学的。それに対してベートーヴェンの「宇宙」はもっともっと具体的で、私たちが「喜び」と接する、言わば目に見える形での「宇宙」があると感じるんです。そう言えば第4楽章の有名なフレーズは「歓喜の歌」って呼ばれてますもんね。

 ただ、「喜び」と言っても、私たち人間の感覚で言えば、「悲しみ」や「苦しみ」に対する「喜び」のような一種の評価軸が入る気がするんです。しかし、宇宙の喜びとは、そんな相対的な価値ではなく、何ものも比べようのない絶対的な「喜び」なんです。

 吉野家とすき家ではどっちの牛丼の方が美味しいか、、、ってのと同じように、昨日より今日の方が喜ばしいってのは、人間、もっと言えば「自我」の評価によって判断される喜び。しかし本当の意味での喜び、すなわち「宇宙」の喜びとは、ただ単にそこにある「喜び」のこと。それを「神」と言ってもいいかもしれませんが、ただ、喜びとしか言いようのない世界。それが第4楽章なんです。

 ですので、第1~3楽章は「人間」としての苦悩や安らぎを体現していたのに対し、第4楽章はそれらとは次元の違う、遥かに超越した世界があるわけです。だからこそ、そんなにおいそれと振れない、、、と言う根本さんの世界観はものすごく共感するものがあります。そしてまさに宇宙の「悟り」の境地を体験した今の根本さんだからこそ、表現できる世界がある。それを私たちは聴きに来ていたのです。

 演奏が始まる前、私のセミナーにも来られた方と「一流と超一流」の違いについて語り合っていました。一流てのは確かに上手だしすごい。非の打ちどころがない。それに対して「超一流」はほとんどの「粒子」の世界であって、上手とか下手を超越した説得力がある(もちろん上手ですが)。もう言葉にできない何かがあるんです。

 もちろん一般的には「一流」の上に「超一流」があるわけですが、時として、「一流」を経ずして「超一流」の世界観を創造してしまう、言わば突然変異みたいな現象があります。ひょっとしたら、それが今日だったのかも、、、と最後に思いました。例えばそれは、、、まったくクラシックに興味のなさそうな連中までが、演奏中に号泣していたなんて事実を見てもそう感じます。

 ちなみに私の隣には「AF」ってロゴの入った帽子をかぶり、汗に濡れたTシャツとサンダル履きの男が座ってたのですが、彼はクラシックまったく興味なし。それでも演奏中には何度も涙が出たと言うのだから、やっぱり「何か」があったのかもしれません。もちろん私も、全体で7~8回はかなり泣いてしまいました。

 本当はもっといろいろ書きたいのですが、ブログの字数が迫っているのと、何だか言葉にする限界を今感じていて、もはや言葉が降りてこない状況なんです。どうでもいい話ですが、今日はマヤ歴で「時間を外した日」だったそうです。明日から新年。「時間を外した日」ってのが、どんな意味を持つのか知りませんが、それもまたやっぱり「何か」があるのかもしれません。

 阿部敏郎さんが「この演奏が始まる前と終わった後では、すでに時代が変わっているのかもしれません」って書いてましたが、もしかしたら本当にそうだったりして。その瞬間に立ち会えたのかな。少なくともオレは、今日の演奏聴けてよかったです。そしてこのブログ見てきた人たちとも数名お会いしましたが、やっぱり書いてよかったです。口々に「(書いてくれて)ありがとうございました」って言われちゃいましたから。いやいや、根本さんありがとうです!

 人生ってさあ、、、やっぱ「感動」だし「喜び」だよね。それも絶対的な。今回の東京出張もこのコンサートがきっかけで、このコンサートに終わりましたが、やっぱり「感動」を人生のプライオリティにおいているだけに、一分一秒、そして今この瞬間がすべて「喜び」であることを知る。そんな4日間だったな~と今思っています。あ~もっと書きたい。でも書けない。なんでだろうかね。と言いながら、もう6千字以上も書いてたりして。

 よっしゃ!もっともっとオレらしく激しく生きようと思う。日々是感動。ただ、それだけだね。演奏会終了後は一応楽屋に顔出して、根本さんの奥さんや山川夫妻ともお会いできました。その後はホールの地下のイギリス風パブでフィッシュ&チップスを肴にギネスビール3杯づつ飲みました。男3人で。それがまた、めちゃくちゃ楽しい語り飲みでした。あっつあつのトーク炸裂でね。あ~!本当にいい日やった。そしていい人生ですよ。オレ最高!そしてみんな最高!ありがとう!!


くりっくでかんぱーい!
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【九州】9月18日(土)~20(月・祭):GSJセミナー2010(Q州ツアー)


【参加します】
8月8日(日):第1回福岡こころとからだ塾
9月4日(土):ミネハハ・ソロデビュー15周年 マザー・テレサ生誕100周年記念・チャペルライヴin北九州2010

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by katamich | 2010-07-25 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(8)
星に願いを 2010.6.18
 私の稼業ってのは、書いて、しゃべることが中心のようですが、そのためには大量な「思考」があることは言うまでもありません。もちろん本やメディアからのインプットも怠りません。最近のインプットは「本」はもちろんですが、本を音声化したものが多くなってきました。この利点は運転しながら、ネットしながら、他の本を読みながら、、、など「ながら」ができるから。他の本を読みながら、他の本を聞くって、かなり難しそうだけど、頭に入ろうが入るまいがいいのです。そんな時のメインはもちろん読む方ですが、時々、耳からスゴイ情報が聞こえてきたりして、それがよかったりもします。

 NLPのスキルの中に「二重誘導」とか「三重誘導」ってのがあり、先日の東京セミナーでも「三重誘導」を私なりにアレンジしたワークをやりましたが、それはどんなのかというと、「意識」をダウンさせて「潜在意識」にメッセージを送りこむ簡単な方法。「意識」をダウンさせるって実は簡単で、短期間に大量な情報を脳に送り込むだけ。もちろんそれだけが方法ではありませんが、脳のキャパを超えるほどの情報を送り込むと、意識が「パニック」になってメッセージが潜在意識に染み込んで行くって寸法。別に言い方すると、意識してないものほど潜在意識に入りやすくなる理屈です。

 しばしばテープ学習(実際はmp3やCDのことですが慣例的にテープと表現します)は運転しながらって言われます。ブライアン・トレーシーはテープ学習せずして運転するべからずとまで言います。それはなぜかと言うと、運転中ってのは、とにかく潜在意識(無意識)がビンビンに働いている状態。ハンドル、アクセル、ブレーキ、方向指示など、複数のことを同時にできるのは潜在意識の力を借りずしては無理だから。ですので、私にとっても運転中は勉強の時間だったりします。あと、運転中にセミナーの練習したり、アファメーションしたり。誰にも聞かれないってメリットもありますしね。
 
 同じように読書や他のことしながらテープを聞くのは、読書は意識を向けないとできないのに対し、テープは勝手に聞こえてきますから、それだけ潜在意識的だってこと。いつかも書いたと思いますが、潜在意識ってのはすごく有能で、私たちが何気なく体験したりしたことをすべてデータ化しているとようです。シリアで昼寝している時、マイルス・デイヴィスの曲がリアルに聞こえてきた話をしたと思いますが、つい先日も同じようなことがありました。高熱出して朦朧としている時、コブクロの曲が流れてきたのです。歌ったこともないのに、歌詞まですべて再現されていました。今思い出せと言われても無理ですが、その時は本当のリアルにコブクロが流れてきたのです。頭の中で。そんな時、「あ、潜在意識はすごいな~」って思うんです。

 ただ、学習テープばかり聴いていると、それこそ潜在意識がガチャガチャになったイメージがあるので、そんな時に役に立つのが「音楽」です。音楽を聞くと、それまでガチャガチャしてた感じが、一気にスッキリなります。不思議ですね。で、今からちょっと音楽の話をしますが、これまで何度も言ったように、私はJAZZが大好きです。なぜ好きになったかと言うと、いろいろ理由はあるのでしょうが、一つは吹奏楽でクラリネットやサックスを演奏していたから。ですが、吹奏楽はあまり好きでなく、なぜかJAZZが好き。そのきっかけとなったことを、今、初めて白状したいと思いますが、それはまずは「曲」からです。

 確かタモリが出ているなんかの番組を見ていた時、ジャズピアノですっごくいい曲が流れてきたのです。お馴染みの曲。それはディズニーの「ピノキオ」から「星に願いを(When You Wish Upon A Star)」でした。もともと好きな曲だったので、「うわ~こんな曲までジャズになるんだ~」と純粋に思ったもので、それからこの曲が入っているCDを探すようになりました。そしてルイ・アームストロング、ビル・エヴァンズ(フレディ・ハバード)、デイブ・ブルーベック(ポール・デスモンド)、ケニー・ドリューなどのCDを手に入れましたが、今度はジャズっぽ過ぎて、ジャズ素人には難解だったのを覚えています。今ではどれも大好きですが。

 そもそも「星に願いを」っていいですよね。「願望実現」じゃないですが、星が願いを叶えてくれるって素敵じゃないですか。もちろん叶えるのは自分自身ではありますが、私だって星や夜空を見上げながら、願いを託すことは今でもあります。そんな時にUFOなどが現れるとビックリしますけどね。あ、願い叶えに来てくれたって。。。それはともかく「星」は願いを叶えてくれる、、、そう思える純粋さとロマンティックさは失わずにいたいものです。

 てなわけで、ユーチューブでいろいろ探してみました。これで潜在意識をスッキリクリーニングってわけじゃないですが、やっぱりいい曲はいつまでたってもいい曲ですね。まずはオリジナル(?)の「ピノキオ」から。なつかしい。ホッとしますね。




 次はキース・ジャレット。イントロ聞いた瞬間から、キースだ!ってわかるぐらい、この人は独特の世界観を持ってますよね。ただ、テーマが終わってすぐにベースソロになるのは、個人的にはあまり好みじゃないかな、と。でも、キースのソロはさすがです。2コーラス目のサビで見事に盛り上がり、そのままテーマに戻る。素晴らしいストーリーだな~。




次はジャズと言うかフュージョンと言うかデヴィッド・サンボーンです。この人のCDは一枚も持ってませんが、人気はありますよね。表現が大袈裟過ぎな気もしますが、これはこれでいいのかな。




 次じゃジャズやなくってビリー・ジョエル。ヒット曲「素顔のままで」の途中のサックスソロはフィル・ウッズという名手なんですが、フィルがメタリックになるとデヴィッド・サンボーンのようになります。と言うか、サンボーンがメタリックなフィルを真似してるのが正しいと思います。それはともかく、ビリー・ジョエルの「星に願いを」もいいですね。甘い中で、適度にほろ苦くて。




かつてこの曲が聴きたくて買ってガッカリしたルイ・アームストロング。今は途中のトランペットソロも含めて、めちゃくちゃ大好きなんですが、最初はこのダミ声がどうもダメでした。でも、なかなかどうして、感動的な歌ですよね。




 って言うか、もともとこれを貼りたくてこのエントリーにしたのが正解。これまではなんてことない、ただのマエフリです。E.YAZAWAの「星に願いを」です。



 いや~、永ちゃんはなに歌ってもカッコイイ。永ちゃんのスゴイところは、普通ならダサダサことでも、永ちゃんがやるとめちゃくちゃカッコよくなること。と言うか、永ちゃんは何をやってもカッコイイんですけどね。地肌に白いジャケット来て似合うのは永ちゃんだけ。白いスタンドマイク振り回してキマルのも永ちゃんだけ。男が惚れる男。まさにスター(星)です。今日はこの辺で。ありがとうございました。

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by katamich | 2010-06-18 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(1)
根本昌明さんを応援しよう! 2010.6.1
 昨日の山登りのおかげで、両足が筋肉痛。運動不足がてきめん出てます。今朝もちびQを保育園に送ってから滝行。その後はブログ書いたり本読んだり。我ながらなんちゅう生活やと思いますが、これはこれで悩みや考えごとも多いわけです。好きなことし続けるのもラクじゃない。いや、本当はすっごく楽なんですけどね(笑)。

 ところで夜、ご飯を食べながら何気なくテレビを見ていたらお笑いタレントのレギュラーが出ていました。「あるある探検隊」で一世を風靡した。一時、西川君がバイトしてるとかニュースになっていましたが、厳しいお笑い業界にあって、もはや忘れられた存在に。番組ではそんなレギュラーに再びチャンスを与えようと、島田紳助社長がプロデュースに立ちあがるという主旨です。宮古島で元気にやっているようです。

 ただ、その後、ちょっと気になる人が出てきました。一見冴えない風貌のオジサンなんですが、元中学校の英語教員で現在は清掃員の仕事に従事されています。60歳。しかしその心は燃えたぎっていました。一流のオーケストラでベートーベンを指揮するために1000万円近くの借金をして、人生に挑戦しているのです。

TBS「紳助社長のプロデュース大作戦!」

 根元昌明さんと言う方ですが、その方は正式な音楽教育を受けたわけでもない、言ってみればアマチュアの指揮者・リコーダー奏者です。プロフィールを見ると、中学の時にベートーベンに感動して、生活には常に音楽があったと。大学は上智大学で英語を専攻し、卒業後は順当に英語教員に。そこで吹奏楽部顧問として指揮をするようなるのですが、ほとんど独学。それ以降もアマチュアの吹奏楽団を結成するなど音楽活動を続け、演奏については、あの「宇野功芳氏」に絶賛されるほどであったとか。ただ、宇野氏は音楽評論家として著名ですが、ま~非常にクセのあるスタイルで、昔から賛否両論ある方でした。世界の超一流の指揮者をけちょんけちょんにこき下ろしたかと思えば、根本氏のようなアマチュアの方を大絶賛する。ただ、良くも悪くも宇野氏は正直な性格であるため、そこに私情や贔屓目はないようです。そんな根本さんの評価をホームページより抜粋。


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「幻のコンサート」を初め、多くのCDをプロデュースして下さったケンウッドの中野雄さんは今回初めてレーベンを耳にして、「小澤/ウィーン・フィルなど切符をくれても行く気がしないが、レーベンには次回も必ず足を運ぶ」と熱っぽく語った。嬉しいではないか。これは本当のことなのだ。」(音楽現代’94 5月号より抜粋 音楽評論家、指揮者 宇野 功芳先生)

「レーベンバッハの根本昌明が、いよいよ新星日響を振ってリサイタルを行う。吹き荒れる魂の嵐と、深い祈りの沈潜が今から想像されて鳥肌が立つ。彼は生涯一度のリサイタルだと言っている。真実の音楽を求める者は、絶対に聴き逃すことが出来ない。」
音楽評論家、指揮者 宇野 功芳

「魂のメッセージ」
あなたは「根本昌明の音楽」を聴いたことがありますか? もし、まだ聴いたことが無いとしたら、・・・是非聴いて欲しい、いや、是非聴くべきです。彼のタクトから創り出される音楽は、決して形だけが整い、外回りだけが美しい音楽などではない。彼のタクトは細かなことにはこだわらず、一人一人の演奏者の「心」を全て受け入れた上で、それを包み込みながら、次第に大きな一つの音楽=精神として統一させ、偉大なるメッセージとなって放出させるタクトなのである。それは、魂の叫びであり、暖かな音の抱擁であり、壮大な愛の讃歌なのである。
痛める現代社会にこそ、彼の音楽は必要とされているのではないだろうか?
私はコンサートに来て下さった方々が帰る時には、きっと、至福に満ちた[顔]となって、帰って下さることを確信している。
元東京フィルハーモニー交響楽団 レーベンバッハ吹奏楽団・打楽器奏者 野中 啓之助

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 スゴイじゃないですか。その根元さんは来月の7月25日(土)に新宿の東京オペラシティにてベートーベンのコンサートをするそうです。そのためにかなりの借金をしており、チケットがすべて売れてもまだ借金は残るそうです。しかも、根本さんは音楽に専念するために50過ぎで教員を辞め、それが原因で奥さんから逃げられ、さらには闘病生活もしていたそうです。そんな時、元教え子の一人でもある現在の奥さんと出会い、二人で清掃員の仕事をしながら「夢」を追いかけているのです。

 世間的に見れば確かにアホかもしれません。でも私はこのような人を心から尊敬しています。しばしば「好きなことをしていればお金はついてくる」と言われますが、確かにそれは本当のことだと思います。しかし「好きなこと」をし続けるにも「覚悟」が必要。「好きなこと」をするには、同時に「好きじゃないこと」もしなければならない。

 確かに清掃員の仕事は立派な仕事だと思いますが、世間的に見れば、上智大学を出た教員免許を持っている人が進んで従事したがる仕事ではないでしょう。でも「夢」のためには世間体や現実生活など関係ない。純粋にその「夢」に向かって突き進む。なんて素敵なんだろう、、、とにわかに感動してしまいました。そこでさっそく根本さんのことが知りたくなりネットで検索。するとまずは根本さんのホームページを発見。


根本昌明公式ホームページ ふえの旅「わ」


 それから根本さん自らがリコーダーを演奏する動画を発見。

 

 さっそく見たのですが、あ~この人、本当に音楽が好きなんだな~って思わせられる感動的な演奏。ただ、、、何となくこの動画の作り方は見覚えがありました。作成者を見ると、、、なんと「山川紘矢」さんではないですか。

 山川さんは言うまでもなくスピリチュアル業界の大御所。「アウト・オン・ア・リム」や「聖なる予言」を始めとして、「アルケミスト」、「怠け者の悟り方」、「ザ・シークレット」など数多くの翻訳を手掛け、昨年は「輪廻転生を信じると人生が変わる」とう自著も上梓されました。

 そこで山川さんのミクシィ日記を見に行くと、しっかり紹介されてありました。山川さんのメッセージ。


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僕はクラッシクはよくわからないのですが行きます。
きっと、感動的な演奏会になると思います。
しんすけさんの番組で取り上げてくれたのも奇跡ですね。
これでいっぱい人が来たら、奇跡です。
奇跡を信じたいです。また、奇跡を見たいです。
奇跡に参加したいです。
ぜひ、7月25日、会場にお越しください。

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 はい。これは行かないとですね。他にも根本さんのことをいろいろ調べていると、ニール・ドナルド・ウォルシュさんの「神との対話」に出会って精神世界に目覚めたそうで、その辺のプロセスは上智大学の卒業生便りにてつづられています。以下抜粋。


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人生!! 絶頂のそのわずか約9ヶ月後、私は精神科のベッドに縛られていた。
演奏会の次の日から私は教師に戻りました。激務でした。性分で手が抜けないのです。オーバーワークから重いうつ状態に陥り殆ど意識の無い世界で、 自殺未遂を起こしたゆえでした。
以降の10年間はすさまじい嵐の日々。しかしこの間の様々な経験、出会いは私の人間性、そして音楽を非常に豊かにしてくれました!! 重いうつ病の底で「神との対話」という本に出会いました。「これは本物だ!!」と直感しました。この本の影響からジャンルで言うと「精神世界」の本を たくさん読み「願いは実現する」(引き寄せの法則)のは宇宙の法則(神の愛と言い換えてもいい)を確信しました。
病気は2つの仕事(教師と音楽)を背負うことの無理を伝え?魂のメッセージと考えました。迷いがなくもなかったのですが、 周囲の反対を押し切り教師を辞め音楽家となりました。そして孤立しました!!

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 なるほど、山川さんともその辺でつながったのかな。しかし、本当に「宇宙の法則」は存在するじゃないですか。願えば実現する。まだ一か月以上先の話ですが、番組によると1600席のうち、まだ一割も売れていない。でも、ここに紳助プロデュースの番組が入る。きっと1600席などすぐに埋まってしまうでしょう。8月にはこのコンサートを取り巻くドキュメンタリー番組も放送されるそうです。まさに「引き寄せの法則」そのものじゃないですか。

 私はクラシック音楽も大好きですが、正直、上手な演奏を聴きに出かけたいとは思いません。例えアマチュアであっても、それが「感動する音楽」であれば、どこにでも駆けつけたい気持ちです。ですので、2秒ほど迷いましたが、7月25日はコンサートに行こうと決めました。会場で紘矢さんにも会えるかな。。。

 ちなみにピアノ協奏曲「皇帝」を演奏するイエルク・デムスは世界的な伝説のピアニストです。その演奏を聴くだけでも値段以上の価値はあるのでしょうが、根本さんの「第9」はきっとそれさえも凌駕する感動を巻き起こすのでしょうね。とにかく教員を辞め、奥さんから逃げられ、清掃員のバイトで食いつなぎながら「夢」を追いかける純粋でひたむきな男の演奏を聴いてみたいではないですか。

 てなわけで、7月はまた楽しみが増えました。もし会場で私を見かけたらお声をかけてくださいね。そうだ!コンサート後はブログ読者さんたちと「感動を分かち合う会(=普通の飲み会)」でも開催しようかな。そうなったらまたアナウンスしますのでどうぞよろしくお願いいたします。


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根本昌明・指揮
~ ベートーヴェンへの感謝の夕べ II ~
第九&皇帝

2010年7月25日 (日)
17:30 開演 (17:00開場)

東京オペラシティコンサートホール
京王新線 初台駅 (都営新宿線乗り入れ)
東京オペラシティビル直結

指 揮 : 根本昌明
ピアノ : イェルク・デームス
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
合 唱 : 二期会合唱団
ソリスト :
安藤赴美子 (ソプラノ)
小川明子 (アルト)
大槻孝志 (テノール)
青山 貴 (バリトン)

[ チケット料金 ]
S席 12,000円 / A席 10,000円 / B席 8,000円

[ お問い合わせ ]
http://www.nemotomasaaki.com/concertticket/index.html
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by katamich | 2010-06-01 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(3)
ありがとう!ハンク! 2010.5.18
 今日はちびQゴキゲンに保育園に行きました。仕方のないことなんでしょうが、保育園に行くと風邪をもらってくることが多いようです。特に離乳後に免疫力が低下している時期ならなおのこと。でも、こうやって丈夫になっていくのかな。保育園に預けてから、なんか成長したな~と思うことも増えてきて、やっぱり預けてよかったと思っています。

 ところで私はジャズが大好きなんですが、ジャズ界にとってちょっと寂しいことが二つありました。一つは戦後すぐに発刊された(昭和22年)、老舗雑誌「スイングジャーナル」が今度の7月号で休刊になること。私も学生時代は毎月買っていました。およそ2~3年は。だいたい20日前後に書店に並ぶのですが、その日はジャズ聴きながら隅々読んだものです。ですが、いつの間にか買わなくなり、もっぱら立ち読みでパラパラか図書館で暇つぶし程度に。

 多くの人が指摘していることですが、やっぱり広告収入ありきでは限界があるのかな、と。例えば日本でおそらく最も著名な女性ジャズシンガーと言えば誰でしょうか。おそらく綾戸智絵さんだと思います。しかし、スイングジャーナル誌では綾戸智絵がほとんどと言っていいほど登場しません。なぜか。それは綾戸サイドが広告の載せないからだと言われています。一方でいわゆるゴールドディスクをとるのは企画選考の軟弱なCDばかり。これじゃあコアなジャズファンは誰だって納得しないでしょ(綾戸がコアというわけではありませんが)。

 そもそもジャズって音楽は今となってはマニアなジャンル。好きな人はとことん好きですが、そうでもない人はそうでもない。耳心地がいいので、バーなんかでかかってたら「いいな~」と思う程度。CDも定番のものしか買わないでしょうし。定番ってのは例えば、

ソニー・ロリンズ「サキソフォンコロッサス」
ビル・エヴァンズ「ワルツ・フォー・デビー」
キース・ジャレット「ケルンコンサート」
アート・ブレイキー「モーニン」
マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」
キャノンボール・アダレイ「サムシンエルス」
ジョン・コルトレーン「バラッド」
スタン・ゲッツ「ゲッツ&ジルベルト」
アート・ペッパー「ミーツ・ザ・リズムセクション」
オスカー・ピーターソン「プリーズ・リクエスト」

くらいのもので。ちなみに上記はジャズの超入門編みたいな位置づけです。もちろん内容もいいです。ただ、市場としてのジャズを支えているのはこの辺なのかもしれませんが、「文化」としてジャズを支えているのは、やっぱりコアなジャズファンになるのでしょう。その意味で、コアなファンからそっぽを向かれるような誌面作りをしているようでは、廃刊も仕方ないかな、と思います。

 その一方で隔月で発刊されている「ジャズ批評」なんてのは、一般的な知名度はないでしょうが、まだ読まれてるかなと思います(台所事情は知りませんが)。実際、スイングジャーナルが休刊になったところで、確かに一抹の寂しさはあるものの、誰もが口をそろえて「仕方ないな」とか「まだあったのか」と言うのが現実。「ジャズ批評」がなくなったら、心から悲しむ人は少なくないでしょうが。
 
 ちなみに「ズート・シムズ」で一冊丸々特集するなんて「ジャズ批評」しかないでしょう。コルトレーンやマイルスならばありきたりですし、その一方でジェームス・クレイで一冊はやり過ぎかと思ったり。その辺、ズート・シムズなどはファンとってはたまらない特集でしょうね。マイルス・デイヴィスなどは一般の人でも名前は聴いたことあるでしょうが、ズート・シムズを知っている人はほとんどいないでしょう。ですが、自称でもジャズファンを名乗る人にズート・シムズを知らない人はいない。そんな位置づけです。

 ただ、以前、自称ジャズファンを名乗る人がいて、その人に誰が好きかと聞いてみたら「リチャード・クレイダーマン」と言ったので、それ以上の話はできませんでした。(←ここは本来笑うところです)

 それはそうと、もう一つの話題。5月16日にハンク・ジョーンズ氏がお亡くなりになられました。享年91歳ですので、間違いなく大往生。それも2月まで来日してバリバリ演奏してたそうなので、まさに生涯現役。誰もがかくありたいと思うわけです。それでも、なんか寂しいですね。今日はヘビーローテでハンクのソロとトリオを聴きまくっていました。実は以前、パナソニックのCMで「やるもんだ」って言ってたのがハンクです。日本にも馴染み深いようで、たびたび来日していました。

 先日、マイルス・デイヴィスは時代とともにスタイルを次々に変えてきたけど、その一方で、出てきた頃からまったく変わらないスタイルでやってきた代表としてハンク・ジョーンズの名前をあげたと思います。それをして、革新性がないとか、マンネリとか言う人もいるのでしょうが、でもハンク以上に「JAZZ」を感じさせるピアニストもいないのも事実。

 例えばキース・ジャレットなんかと比べると、確かに凄味とか緊張感とかはないでしょうが、キースを毎日聴いていようとは思いません。あの唸り声も別として。でも、時々聴くと凄いな~と思うのも事実。言ってみれば、キースはこってりしたフルコースであるのに対し、ハンクはお袋が握ってくれた握り飯ってとこでしょうか。何度聴いても飽きない。いっつも同じなんだけど飽きない。ドラムがバディ・リッチであろうが、アート・ブレイキーであろうが、エルビン・ジョーンズであろうが、オマー・ハキムであろうがハンク・ジョーンズはいつも同じ。

 でも、その「同じ」ってのは維持するのも決して一筋縄ではなく、先日の来日時にもホテルに電子ピアノを持ちこんで練習していたそうです。そしてハンクの名言として次のようなものがあります。


「練習は、1日休めば自分に分かる。3日休めばカミさんが分かる、7日休めば仕事が無くなる」


 これは音楽のみならず、人生や仕事全般についても言えることではないでしょうか。手を抜いたらまず自分がわかるし、そのうち周囲もわかってくる。そして最後には仕事もなくなりますよって。なので、どこまで自分に正直に、そして真摯にやっていくかが、ハンクの91年を支えた秘訣なんだと思います。

 そして、私もいつかはハンク・ジョーンズのピアノのような仕事をしていきたいと思うのであります。

(ハンク・ジョーンズ・トリオから「On Green Dolphin Street」)


 ご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

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by katamich | 2010-05-18 23:39 | 音楽 | Trackback | Comments(7)
マイルスを聴きながら・・・ 2010.4.30
 ちびQ断乳2日目の夜。断乳中は母親も身体的につらいことがあり、旦那のケアが必要となるようです。夜中の3時頃にちびQが起きて泣き始めますが、一時間ほど抱っこして寝てくれました。そして朝になると、ご飯をものすごく催促するようになりました。これまでは遅すぎて、きっと昼休みは遊べない子になるだろうとか思っていたのが杞憂のようです。とにかくバクバク。このままおっぱいを忘れて、夜もぐっすり寝てくれれば助かります。

 てなわけで、今日は何となくボンヤリした一日でした。どことなく風邪っぽい感じもありますし。今日はもっぱら本を読んで過ごしたのですが、久々にマイルス・デイヴィスの自叙伝などを読んでいました。マイルスは偉大なジャズトランペッターなんですが、ジャズの歴史を作ってきた人でもあります。詳しい話はともかくとして、ジャズであろうが別のジャンルであろうが、世の中には二つのタイプがあると思います。

 一つは時代の変化にあわせて次々と新しいものを創造していくタイプ。マイルスは典型的にこっち。もう一つは時代がどう変わろうと、一つのことを死ぬまで続けて古典となるようなタイプ。このタイプはジャズマンにはたくさんいるのですが、存命で言うと、ピアノのハンク・ジョーンズなどが典型。これらはどちらが良くてどちらが良くないってものではなく、それぞれのスタイル。革新と保守とでも言えましょうか。

 ただ、とても重要なことが一つあります。マイルスは確かに40年代のビバップからクール、ハードバップ、モード、フュージョン、ポップスとスタイルを変えてはきましたが、いつの時代のいつのレコードを聴いても「マイルス」ってこと。つまりスタイルは違えども、マイルスはマイルスなんですね。例えばこれ。

 まずは40年代のビバップの時代。チャーリー・パーカーと共演の「All the things you are」で、後半のトランペットのソロがマイルスです。



 次は60年代。ハードバップからモードに移ろうとする時代。曲は白雪姫から「Someday my prince will come」です。マイルスのテーマとアドリブ。テナーサックスは最初がハンク・モブレーで後のがジョン・コルトレーン。



 そして80~90年代。マイケル・ジャクソンの「Human Nature」です。かなりポップな演奏です。



 この3つを聴き比べてみると、確かにスタイルやジャンルは全然違います。でもトランペットのマイルスはマイルス。全然変わってないのです。マイルスって人は、半世紀に及ぶ人生において、まさにジャズ史を塗り替え続けてきた偉大なミュージシャンなんですが、どんなに変わっても全然変わってないものがある。これはまさに表現における「本当の自分」ではないかと思うのです。

 それはもちろんハンク・ジョーンズも同じ。オスカー・ピーターソンもビル・エヴァンズも。つまり一流と呼ばれるミュージシャンは時代がどうであれ「自分」を持っている。「自分」を表現し尽くしているのです。確かにマイルスはその創造性においてジャズ史で最も偉大なミュージシャンの一人であることは間違いないのですが、「自分」を表現すると言うことにおいては、マイルスもハンクも同じく偉大だってことです。

 これは私自身のあり方を考える上でも示唆を受けます。要するに私は何かってこと。近頃、いろんな活動が広がっており、それこそスピリチュアルもビジネスも両方やっています。早朝に滝に打たれながら、昼はビジネスセミナーなんてこともよくあります。一方で鞄の中にはビジネス書を忍ばせながら、講演会はスピリチュアルなんてことが普通。

 ただ、そんなジャンルはどうでもよくって、ようするに「石田久二」を表現すればいいだけです。私とマイルスを並べるのはあまりにもおこがましいことではありますが、これからも50年間変わらない「石田久二」を追求していくことが、人生における最大の目標である気がします。何をやっても私は私。環境が変わっても、行動が変わっても、能力が変わっても、私は私。

 そのような一つの一貫性を持ってこれからも生きてきたいな~とマイルスを聴きながら持ったのであります。短いですが今日はこの辺で。ありがとうございました。

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