宇宙となかよし

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Qと申します。読んで頂いた皆さんが笑顔になり、ますますパワーアップできるようなブログを目指しています。

むらづくりの哲学 2004.7.21

ちょっとそろそろ雨が降ってほしい気もしますよね。
でも降ったら降ったで、またもバケツをひっくり返すように降って、洪水状態になるのかなあ。
ほんと、どうなっているのでしょうか。最近の天気は。

今日もクーラーガンガンで仕事してたのですが、昼休みに先日より故障中の自転車を直していたら、ものすごく汗だくになってしまいました。結局、自転車は直らず、安いママチャリを買う破目になりました。あの時間はなんだったのだろう、と考えると、暑い日には熱いお茶という論理の通り、暑い日には自転車修理で逆療法だったのでしょう。かなりツイています。

午後はある来客がありました。リサーチや経営コンサルタントをする会社の副社長で、今取り組んでいる企画のことで打合せをしました。ものすごく楽しかったです。農村振興や観光活性化の取り組みもこれまで多くやってきたようで、話が具体的であり、かつ論理的な話し振りでものすごく勉強になりました。是非この人と一緒に仕事したいな~、と思いました。そのためには、今取り組んでいる企画書を通すことです。頑張るぞ~。

そして夜、先ほど、何となくテレビをつけたら「プロジェクトX」の再放送がやっていました。テーマはなんと「湯布院のまちづくり」だったのです。ちょうど、昼にも湯布院の話をしていたばかりだったので、これはツイてる、と思い食い入るように見ました。

改めて知ったのですが、湯布院は感動的なまちづくりをしていたのですね。あらすじをを箇条書きにします。
・湯布院はかつてはさびれた温泉と田んぼと山だけの貧乏なむらだった
・ドイツに視察に行って、まちづくりの「百年の計」の哲学を知る
・町に帰って起死回生で馬車を通したら大当たりで、奇跡のむらづくりがスタートした
・バブル時にはリゾートマンション建設のため、一反一億円で買い叩く地上げ屋が横行した
・町は「百年の計」の哲学によって、建設許可を断固として反対
・しかし、デベロッパーに融資している銀行からも建設許可の圧力があり、法的には許可せざるを得ないギリギリに追い込まれた
・条例をつくるという技を思いつくも、建設省から「国より厳しい基準をつくってはならん」と呼び出しを食らう
・しかし、町職員の涙の訴えで、建設省は逆に条例制定に協力するようになる
・ついに条例ができ、それを盾にするとデベロッパーは尻尾を巻いて帰るようになった
・後の建設基準法改正には湯布院条例が元となった個所もある
・そして、湯布院の劇的な勝利!

なんとも感動的な話です。バブル当時は目先の金に目をくらませ、次々に大切な土地が売られていた時代に、「百年の計」を見事に貫き通し、今日の湯布院を築き上げたのです。最後は見ていて涙が出てきました。

今でこそ、湯布院のような環境保全型(又は地域資源活用型)のまちづくり・むらづくりは当たり前ですが、バブル当時は横並びに国土開発にはしり、空虚なマネーを膨らましていた、その時代に湯布院はなんと勇気のあることでしょう!!

ついでに言うと、私の近所の町でも「百年の計」で徹底的に環境を守ってきた町があります。福岡市周辺がどんどん開発される中、その町は町長のイニシアチブで強固に開発を抑制してきました。実に勇気と哲学のいることです。しかし、その町長が亡くなった後、にわかに迷走を始め、大型のテーマパークを持ってこようとしたり、果てはせっかく守ってきた環境を段階的に開発(破壊)していくという「有力な人」まで現れているのです(じつは身近にいる)。

そんな人たちには是非、今日あった「プロジェクトX」を見てもらいたいものです。そして「貴方の哲学は、百年の計はなんですか?」と問い詰めたいものです。

実は最近仕事で、むらづくりや地域活性化の仕事に取り組んでおり、さらに仕事以外(NPO)でも湯布院の近くのN町の活性化に加われとの話が舞い込んできたりと、非常に面白くなってきています。

私も一応はまちづくりを仕事としている以上、「哲学」を持って取り組んでいきたいと思います。

(写真は国土開発に手厳しい怖いお人)
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by katamich | 2004-07-21 02:46 | ■まちづくり
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