今日の話、、読んだらダメ 2008.5.30

 今日は4時起床。月3回登ることにしている宝満山の3回目を登りに行くためです。早起きしたのは天気予報で午後から雨になるとのことで。久々に暗い時間に起きてみました。最近は5時でも明るいですから。で、山の麓の神社に着いた頃は、すっかり明るくなり、登山者もちらほらいました。朝なのでさほど暑くはなく、快適に登ることができました。やっぱり何をするにも早朝がいいですね。というわけで、今月も何とか3回登れました。42回達成です。当たり前の話ですが、1000回にはまだまだほど遠いですが、このペースで登り続けていると、そのうち1000回に到達するのでしょうか。30年後になりますが、今から30年ってどんな世の中なんでしょうか。このブログは書いているかな。とりあえずは本が出ても、ブログはずっと続けていきますし、逆にブログをストップするイメージが全然つきません。完全に習慣になっているということですね。

 ところで、今日はちょっと大事な話でもしようかと、今、思いました。セミナーでも言ったかな。そのような意味のことは言ったと思いますが、ここらできちんと言っておこうと思います。それは何かと言うと、「潜在意識の本質」という話です。近頃と言うか、だいぶ前から、何かにつけて「潜在意識」という言葉がクローズアップされます。マーフィーなんかが希望を持たせた言い方をするものだから、なんとなくファンタジックなニュアンスで理解されている気がします。潜在意識に自分の真実があり、実は今の自分は偽りなのだ、みたいな感じで自己正当化する風潮があるような気がします。例えば今は貧乏だけど潜在意識ではお金持ちになるとか、今は恋人がいないけど潜在意識では恋人ができるようにインプットされている、とか。なんとなく現実の自分ではない真実の自分がそこにある、みたいな感じで。このような使い方には前々から違和感を持っていたので、ここらで私の考えを少しお伝えしたいと思います。

 まず、潜在意識の話をする前に、「意識」とは何か、という定義が必要になります。実はこの定義は簡単なのです。「意識」とは「言葉」で表現できる思考表現とでも言えましょうか。重要なのは「意識」は「言葉」で表現できる、と言う点です。例えば「お金もちになりたい」と言うのは、言葉で表現できますので、これは「意識」です。ダイエットしたい、結婚したい、モテたい、車が欲しいなんてのも、すべて「言葉」で表現できるので、「意識」だと言えます。で、この「意識」は「現実」とどの程度結びついているかと言うと、3%位と言っていいと思います。これは我々の生活の中で「意識」の占める割合と言ってもいいでしょう。

 例えば朝一番、意識的に目覚めることができる人はまずいないと思います。目覚ましをかけようが、かけまいが、目が覚める瞬間は一瞬ですし、その瞬間を言葉で表すことはできないでしょう。科学的な見地から無理やり言えばできるかもしれませんが、起きる瞬間に「意識」的に言語しながら起きている人はまずいないと思います。寝る瞬間も同様です。顔を洗うとき、人によっては「今から顔を洗おう」と言って洗面所に行くこともあるでしょうが、顔を洗ってる瞬間に、あれこれそのプロセスを言語化している人はまずいないでしょう。例えば今朝は何秒間顔を水につけましたか?何回手を上下しましたか?水は何ml使いましたか?ビデオに取って観察すれば、それを言うこともできるでしょうが、普段はそんなこと考える人はまずいないでしょう。実は生活のほとんどがそのような、半ば「無意識」でされていることなのです。言い方を変えると言語化できない行動でほとんどが占められているのです。そして「無意識」にできることは、そのほとんどが「達人」のレベルに達しているものです。例えば「顔を洗う」という行為については、誰もが「顔を洗ってさっぱりする」という「願望」を実現しているのです。中にはどうしても顔が洗えなくて、毎日、顔がさっぱりしていない、と言う人も世の中にはいるかもしれませんが、普通はそうではないでしょう。歯を磨くことも同じ。ご飯を食べることも同じ。靴を履くことも、歩くことも、呼吸することも同じです。ほとんどすべてを「無意識」で行っており、それが「無意識」である以上、かなりの水準で願望を実現しているのです。もう一度言いますが、顔を洗う、歯を磨く、ご飯を食べる、靴を履く、歩く、呼吸をする、、これらすべて無意識で行っており、それぞれの目的をかなりの水準で達成しているのです。もしも達成していない人がいれば、そこには「意識」が必ず介在します。わかりやすく言えば、事故などで歩けない状態の人がいるとします。リハビリで歩きを練習するのですが、その際、必ず「意識」が介在し、必ず「言葉」でその状態を見ています。まだ自由じゃない、まだ違和感ある、などの言葉で。しかしその言葉がなくなった時はその人がきちんと歩けた時であるし、それからは「無意識」で歩くことになります。

 少なくとも私は歩くことにおいて、その目的をきちんと実現していますし、その限りにおいて、私は歩きの達人であると言えます。目的を果たすという限りにおいて。その時、私は「歩く」という行為を「意識」することはまずありません。意識すると逆に歩けなくなります。私にとって卑近な例で言えば、滝の中での般若心経がそう。今さら般若心経など忘れようもないのですが、時々、滝の中で雑念がわいてきて、「しんむーけーげむーけーげの次はなんだっけ?」なんて意識すると、そこでつかえてしまいます。普段は完ぺきに唱えられるのに、意識するととたんに唱えられなくなります。言ってみれば、「意識」というのは実現の妨げになるし、極めて不完全なものだと言えます。逆に「無意識」にできれば、そこに実現があるし、つまり完全だと言えるのです。

 他にも例をあげると、演奏家なんてそうだと思います。プロのヴァイオリニストが長い曲を楽譜なしで演奏することがよくありますが、その際、「次はドでその次がソで・・・」なんて「意識」しているはずありません。その一曲をほとんど「無意識」に演奏しているし、それが卓越した演奏家であればある程、「無意識」の度合が高くなります。営業もそう。加賀田晃という神業的な営業マンが、実際の現場で「意識」しているとは考えられません。研修の時は「意識」つまり「言葉」で教えますが、実際の現場で、「腰を少しかがめて、手をまっすぐにして、活舌よく、笑顔で、時には一歩下がって・・」なんて意識していることはまず考えられません。うまく行く営業マンは、当然売れると思いこんだ上で、現場ではほとんど「無意識」で折衝してるのだと考えられます。

 「意識」の本質をお分かり頂けたでしょうか。「意識」とは「言葉」であり、「言葉」である以上それは「意識」なのです。そして「意識」である以上、「願望」は「実現」しないのです。演奏からが「次はドでその次がソで・・」んて「意識」していると、「いい演奏」という「願望」は実現されません。また例を取りますが、テレビである寿司職人がすべて同じ数の米粒で寿司を握っているのを見たことがあります。これなど意識してできるものではありません。完全に無意識であるし、「感覚」でやっているのです。先日、静岡セミナーに学校の先生が参加されたのですが、クラスの人数分のプリントを取る時、ほとんど思った通りの枚数のプリントが取れると言っておられました。40人のクラスなら40枚。誤差があっても1~2枚程度で。ちなみに先生は2名来られたのですが、お二人とも同じことを言っておられました。これも完全に「無意識」であり「感覚」です。

 ここまで言ってお分かりでしょう。「意識」は「言葉」であるのに対し、「無意識」は「感覚」なのです。「感覚」を言葉で表すのは非常に難しいですよね。「寒い」という「感覚」を「言葉」で表わせますか?鳥肌が立つなど言えるかもしれませんが、それは「寒い」という「感覚」を持った上での現象の一つに過ぎません。「寒い」それ自体を「言葉」で表わすことはまず無理でしょう。「暑い」「甘い」「苦い」「痛い」なども同様。その「感覚」を言葉で表すことはできません。「暑い」は「暑い」とか言いようがありません。汗が出るという表現は現象の一つであって、「暑い」そのものではありません。

 と言うわけで、「意識」は「言葉」、「無意識」は「感覚」と言うことでご理解頂けるでしょう。「願望実現」の達人に意識や言葉は必要ありません。すべて無意識に感覚で実現してしまうのです。と、ここまで来て、まだあの話をしていないですよね。そう、「潜在意識」の話を。「無意識」はわかったけど、「潜在意識」は。それぞれどう違うの、と思われるでしょう。ここで「潜在意識」の定義をしたいと思います。これは私の定義です。

 潜在意識とは、、、無意識が持っている潜在的な可能性のこと、なのです。

 余計にわかりにくくなりましたかね。平たく言うと、「潜在意識」とは「無意識」の一部分であり、言ってしまえば「潜在意識」とは広義の「無意識」に含まれるものを言うのです。通常、「無意識」と言うと、今言ったような「感覚」的なものを言います。40枚のプリントを取ることは無意識であり、感覚です。しかし、本当の意味で「無意識」はもっともっと広い領域を言い、今言った「40枚のプリントを取る」を狭義の無意識とすれば、そこに入らない広義の無意識の部分のことを「潜在意識」というのです。図示すればわかりやすくなりますが、面倒なので今はしません。数式化すればこうなります。

「潜在意識」=「広義の無意識」-「狭義の無意識」

と。具体的に説明すると、「プリント40枚」を取ることができる先生は「狭義の無意識」を使っていますが、実はこの先生も「同数の米粒の寿司」を握ることができるのです。その可能性のことを「潜在意識」と言います。もう一度言いますが、つまり「潜在的な可能性」のこと。では、その先生(でなくとも誰でも)が寿司職人に転職し、血を吐くような修業をした結果、見事に「同数の米粒の寿司」を握れるようになるとします。ここで「血を吐くような修業」のことを「潜在意識への落とし込み」と言います。

 「潜在意識」に落とし込んだ結果、、、先生は「同数の米粒の寿司」を握るという「願望」を「実現」できたのです。これはわかりやすいでしょう。よく「潜在意識に落とし込め」なんて言って、アファメーションCDを聞かせたりする教材がありますが、それでも無駄とは言いませんが、不十分なことは否めません。草野球の選手が「大リーガーでホームランを打つ」というアファメーションだけしたところで、打てっこありません。しかし、ここでも血を吐くような練習をすれば可能かもしれません。つまり「潜在意識に落とし込む」とは「思考(V)」だけでは不十分だし、「言葉(A)」だけでもまだ不十分だし、「行動(K)」が伴って初めて十分と言えるようになるのです。「思考―言葉―行動」=「V―A―K」=「意―口―身(身口意)」が三位一体となって初めて「願望」は「実現」するのです。

 この3つ、とりわけ「行動、K、身」を繰り返すことによって「感覚」が研ぎ澄まされ、「潜在意識」に「実現」がインプットされるのです。そう言う意味では「潜在意識」のレベルではすべての「願望」は実現できるのですが、実際に「実現」できるかは別の話です。「結婚」を例にとりましょう。「私、結婚できますか?」という質問に対して「潜在意識」のレベルでは「できる」となります。可能性のことですから。しかし、ほとんどが接すればわかります。結婚できそうなイメージをしているか、結婚できそうな言葉づかいをしているか、結婚できそうな行動や身なりをしているか、、、だいたい接すればわかるでしょう。「私、成功できますか?」も同じ。そりゃ「可能性」はあるでしょうが、実際にできるかどうかは別の話です。

 私のことを言っては何ですが、私は間違いなく「成功」するでしょう。なぜなら「成功しそう」だからです。だからこそ鳥居祐一さんからもプロデュースしてもらえるのです。鳥居さんはいくら成功プロデューサーだからと言って、「成功しそうにない人」をプロデュースすることはありません。「感覚」的に「成功しそう」だと判断した人間をプロデュースするのです。ですので、占いやチャネリングもいいのですが、まずは「実現」の「感覚」を磨くことが重要です。その為には、「実現」に向けたイメージ(V)、言葉(A)、行動(K)を確実に高めていく必要があります。それが高まったら、自然と「実現」の「感覚」も出来上がり、あとは「時間の問題」となるのです。

 今日はかなりすごいこと書いてますね。だから本当は読んで欲しくなかったのです。実はこの話、、、今、ほとんど「降りてきた」話です。なんとなく「意識」「無意識」「潜在意識」の本質については直感していたのですが、実際に言葉にするには至ってませんでした。ですが、今、ブログを書きながら次々とおりてきて、「潜在意識」=「広義の無意識」-「狭義の無意識」なんて定式まで導いてしまいました。これはまさしくブログを書くという思考と言葉と行動によって、「潜在意識」という可能性が開花し、私に重要なことを導かせてくれたのでしょう。この話は私の「願望実現」のコアになると思いますので、もう少し誰にでもわかりやすく、そして使えるようにしていきたいと思います。今日のはすごい話ですよ。もっとすごい話もありますが、その辺はセミナーででも。。。ではでは。

潜在意識の活性化とは潜在意識という可能性を開花することである、クリック、クリック♪
 ↓   ↓

人気blogランキング

・6月7日(土):初夏のパワーアップライブセミナーin大阪
・6月8日(日):初夏のパワーアップライブセミナーin金沢

○「天使企画第一弾 100日ブログ」はこちらです
○メルマガ「週刊!!『宇宙となかよし』」の登録・解除はこちらです
ミクシィにも「マイミク限定日記」を書いてますので、読者の皆さんのマイミク、大歓迎です♪
○夢を叶える「パワーアップ・コーチング」はこちらまで
Commented by おかゆ at 2008-05-31 10:01 x
とてもわかりやすかったです。私も、『潜在意識』に対して不思議な魔法のようなイメージがありました。でも一方で魔法に対する不信感がありました。

この記事を読んでとてもすっきり安心しました。

ありがとうございましたm(__)m
Commented by ひろの at 2008-05-31 11:07 x
Qさん、ありがとうございます♪
読んじゃいましたよ♪鳥肌が立ちました♪
今朝、”神経”のmixi日記を書いたんだけれど、今、先生の講義の私のメモを見直してみると、”神経”=”感覚”とありました♪
今日のお話、もっと自分のものにします♪
Commented by #deep mountain at 2008-05-31 22:32 x
このコメ、読んだらダメ。。。英語のeducationの語源はラテン語の「潜在する能力を引き出す」という言葉。ソクラテスもアインシュタインも「答えは自らの内にある」と信じていました。私たちもそのように信じられれば、必ずや自らの内なるパワーを引き出せるのではないでしょうか?エジソンのように何千回失敗しても「必ず答えはある」と信じていれば、その何千回は失敗ではなく、一回ずつ確実に答えに近づいていることになるわけです。Qさんは一点の曇りもなく「自分は成功する」と信じきれていることがすごいのだと思います。多くの人が「やはりダメかも」と思ってしまうのです。でも例えばQさんのように毎日何年もブログを書いて「みんなで成功しよう!」「絶対成功する!!」と、正直最初の頃は時々はもたげて来たであろう「やはりダメかも」を力づくでもねじ込めて行けば、現状維持が得意で、常にそこへ連れ戻そうとする潜在意識くんも「あれれれ~!?どこに戻ればいいんだっけ~!?」という状態になるでしょう。それと自分を裏切らないこと。例えばブログを毎日書くと決めたら何があっても書く。滝行何日と決めたら必ず制覇。そうして自分で自分が信じられるようになれればしめたものですよね。
Commented by さんしょううお at 2008-06-04 08:34 x
なにか表現しにくい定義を、このようにわかりやすく読んだのは初めてです。自分にとってはこの文章は、めちゃくちゃ価値が高いです!ありがとうございます。
数値化(数式化)すると、具体的に見えるようになってきますし、実現が近くなるように思います。そういう意味でも、定義や法則はちゃんと頭に入れて、感覚化していくことが大切なのでしょうね。
しかし、このような文章をブログで読めるとは・・・(^^)
感謝です☆
Commented by katamich at 2008-06-05 17:31
■おかゆさん!
ご安心頂き、何よりです(^^)
Commented by katamich at 2008-06-05 17:31
■ひろのさん!
やっぱり「感覚」が大切なんです。感覚に落とし込むこと=潜在意識にインプットですから。
Commented by katamich at 2008-06-05 17:32
■deepmoutainさん!
読んじゃいました(^^)
とにかく疑いがなくなるまで、行動し続けるのが大事やと思います!
Commented by katamich at 2008-06-05 17:33
■さんしょううおさん!
ぶっちゃけ、、、すごい文章書いてると思います。。。
続きは私の本で、、、(^^)
by katamich | 2008-05-30 23:37 | ■願望実現 | Comments(8)