なぜ、強く願うと叶わないのか? 2008.4.16

今日は一日、書きものをしていました。実は「出版」についてですが、今、進めているものが、どうも自分とフィットしてないような気がしてきて、最初からやり直すことにしました。やり直すと言っても、半分は使えるのですが、テーマから違うものにしたくなってきたのです。実際、いくつかの出版社と協議を進めていく中で、段々と自分の書きたいものじゃないような気がしてきて、このまま進めても満足いくものはできないだろうと考え、思い切って企画書から書き直すことにしました。

と言っても、大かたの筋は頭の中にあるので、枠組みだけ決めて、あとは書き進めるだけ。書きながらインスピレーションも出てくるでしょう。とにかく一冊目は慎重に、そして自らのリソースを出し切る感じで進めたいと思っています。それでも遅くとも秋までには世に出します。


で、今日は先日の2日間セミナーのおさらいをしていました。自分なりに消化して、今後のセミナーなどでも応用できればと思っています。で、その他には読書をしていました。昨日もちょっとご紹介した「苫米地英人」さんの本をもう一度読み直しです。苫米地さんと言う人は、オウムの脱洗脳で活躍した人なんですが、最近はフォレスト出版を中心に次から次へと著書も出しています。

主に「洗脳関係」「願望実現関係」「英語関係」が中心ですが、「スピリチュアリスム」みたいな現代スピ批判のような本もあります。この本は江原啓之を名指しでけちょんけちょんに批判しています。もちろん悪意があってしているのではなく、江原啓之という現象を取り巻く現代社会の危険性に警鐘を鳴らしている本です。

私も断言しますが、江原啓之という人は「真実」など何一つ言っておらず、結果として単に人間の「思考」を奪っているに過ぎません。この辺りはスピリチュアルの陥りやすい危険性と言えます。ま、そんなことはさておき、面白いのは苫米地さんの「願望実現系」の本です。


これも断言させて頂きますが、苫米地さんの願望実現本は「すごい」です。しかしその凄さに気が付いたのは、ここ2~3日です。先週末の山崎啓支さんのセミナーでは、願望実現のメカニズムを非常にわかりやすく腑に落ちる形で説明してもらったのですが、実のところ、その多くは苫米地さんの本にも書かれてあります。と言うか、本当に理解している人は言ってることは同じなんです。

当たり前の話ですが、リンゴが落ちる「万有引力の法則」をまったく異なる数式で表すことは不可能なように、「願望実現」も実は科学として客観性や再現性を持ちうるものなのです。しかし、「願望」が「実現」するメカニズムを「X=Y」のような単純化した書き方も難しいので、いろんな人がいろんな角度から説明しているわけです。しかし本質は「X=Y」です。この「X=Y」という抽象化された「本質」に気づけるかどうかが重要なのであって、実のところ斎藤一人さんも五日市剛さんも船井幸雄さんも佐藤富雄さんもみな同じことを言っているのです。

すべて「X=Y」のことを異なった切り口から言ってるに過ぎないのです。で、先日のセミナーではまさしく「X=Y」について、ストレートに説明されていたことで、私の中の古今東西の成功法則が一つにつながってしまったのです。ですので、今はもう願望は実現して当たり前の世界に入っているのです。ちなみに今日もあるところから電話がかかってきたのですが、まさしく私が思っていたこと、その通りになっています。断言します。「願望」は「実現」して当たり前なのであって、「実現」しない方が例外だと言えます。しかし世の中には「例外」の方が多いのも事実。
 

それはそうと苫米地さんの本ですが、前々から「すごそう」とは直感して、買ってはいたのですが、実際、話は小難しいし、そこで紹介されているワークとかやる気しませんでした。なぜやる気にならないのか。わけわからんからです。例えばフォレスト出版から出ている「脳と心の洗い方」って本などは「『なりたい自分』に変わるパレット訓練のやり方」なんてワークが紹介されていますが、これ読んで実行する人は100人に一人もいないのでは、と思います。実際、お絵かきのパレットを買ってきて、あれこれするワークですが、見た感じ「お遊び」です。しかし「X=Y」を知ってしまうと、それがいかにすごいワークなのかわかります。これ、本当にすると泡吹くらしいです。


苫米地さんの「願望実現」のキーは「抽象度」と「臨場感」を上げること。「抽象度」を上げるってのは、どう「願望実現」に結びつくかわかりにくいので今日は説明しませんが、「臨場感」を上げるのはわかりやすいでしょう。

つまり「なりきる」こと。苫米地さんの言葉を借りると「潜在意識」ってのは「バカ」なので、現実と仮想の区別がつきません。例え仮想であっても「潜在意識」がそのような「臨場感」をもってしまえば現実もそうなるのです。これぞまさしく「引き寄せ」です。そして苫米地さんのワークとしては、いかにしてその「臨場感」をあげるかが要になるのですが、正直言って「禁断」と言っていい世界です。

これ、本当に本に書いてもいいのかな、と今なら思います。しかし、書いても理解できる人は1000人に一人もいないと思いますので、さほど支障はないのでしょう。ちなみに私がセミナーで実践している「Q式」も「臨場感」をあげる作用があります。とにかく「いい状態」を作り出すのに「Q式」はかなり簡単です。イメージワークの必要もありませんし。


とにかく「実現」の「臨場感」さえ持てれば、「願望実現」なんていとも簡単です。実は今日も一つ引き寄せてしまいました。自分の思った通りになるのです。思った通りってのは、メカニズム的には「顕在意識」と「潜在意識」が一致した状況を言うのですが、まさしく「思った(顕在意識)」「通り(潜在意識)」になるのです。先日、「願望は強く願うと叶わない」という話をちょっとしましたが、そろそろその説明をしたいと思います。


願望は強く願うと叶わない。このメカニズムを説明します。例えば「結婚したい」という願望があったとします。まず、どんな人が「結婚したい」と思うのでしょうか。そうです。結婚してない人ですよね。すでに結婚している人はあまり「結婚したい」と思いません。「離婚したい」はあっても。その意味で言うと、結婚してない人で「離婚したい」と思う人はまずいないでしょう。で、実際に結婚する人はどんな人かというと、「結婚してあたりまえ」と思う人です。もしくは「結婚するんやな~」と思う人です。非常に力は抜けていますが、これほど結婚の「臨場感」をもった状態はありません。


逆に「結婚したい」と強く願ったらどうなるでしょうか。その願いは「意識」の世界です。しかし「意識」で「結婚したい」と強く願っているということは、「潜在意識」では逆に「結婚してない」という「臨場感」を持っていることになります。すると見事に「結婚してない」が「実現」されてしまいます。願えば願うほど「実現」から遠ざかります。毎月毎月、新月に願い事をしている人がいると思いますが、全然叶いませんよね。書くだけでは。これは要するに「願い過ぎ」なんです。なので書いてる間は叶いません。そろそろ目を覚ました方がいいでしょう。


だからと言って書くことが全く無意味かと言うと、そんなこともありません。どんな人が叶うのか。「書くと願いが叶って当たり前」と思っている人が叶うのです。私みたいに。お月さまに「お願い!お願い!」なんて念じながら書いている人は絶対に叶いません。断言します。すべてに「理由」があるのです。願い事を書くとき「ピンクのペン」で書けば叶いやすくなると言いますよね。実はこれは真実です。これも「潜在意識」のメカニズムで説明できるのですが、今日はあえて焦らします。このメカニズムを知らずに書くのと、知って書くのでは「実現」の度合が全然違ってきます。「新月の願い」を推奨する本やブログはなぜこのメカニズムを説明しないのでしょうか。私はそれを「論理的」に説明できますが、今日はあえてしません。

ピンクのペンで願いを書くと叶いやすくなる。これは真実で、きちんとした「理由」があるとすれば、ものすごく知りたくなりますよね。この理由を説明してる文章に出会ったことはありませんが、何度も言いますが、今日は説明しません。あえて焦らして「潜在意識」に「空白」を作っているのです。そしてその「空白」が何らかの形で埋まった時には、、、ババーン!と実現します。この快感を味わって欲しいので、あえて焦らすというわけです。

いつだったか「天使の願い」と言う話をしたことがあると思いますが(「なぜ、天使は弓矢を持っているのか?」「なぜ、天使がいるにも関わらず世の中には不幸な人がいるのか?」「なぜ、天使は欲張りなのか?」と言う話)、焦らされて知った人の中には、文字通りババーン!と願いが叶った人がいました。50万欲しいと思った数日後に突然50万円入ってきたり。私なんか100万円欲しいと思った10秒後にその100万円が引き寄せられました。


何でもそうですが、やっぱり「メカニズム」は知った方がいいです。知らずにピンクのペンを使うのと、知って使うのとでは、何度も言いますが実現度が全く違います。で、話を戻しますが、強く願っている間は叶いません。では、どうすれば叶うのか。ここで「忘れる」とか「手放す」とか言われますが、これ、そんなに簡単ではないですよね。例えば「初めてセックスした人のことを忘れてください」と言われて、「はい、忘れます」と素直に忘れることができる人はあんまりいないでしょう。転んで足を強く打ったとき、「その痛みを忘れてください」と言われて、「はい、忘れます」と素直に忘れて痛みを消すことのできる人はそんなにいないでしょう。結局、「忘れる」ことも「意識」だけではどうしようもないのです。では、どうすれば忘れられるのか。


実は簡単です。「行動」すればいいのです。「行動」すれば願いが叶う。これを「潜在意識」の側面から説明すると、「行動」するということは、「身体」を使いますよね。「身体」を使えば使うほど「意識」の力は弱くなります。「結婚したい」という願いがあったとします。「結婚したい!結婚したい!」と強く願い過ぎていると叶わないのは言った通りです。しかしここで「人と会う」とか「コンパに出席する」とか「おしゃれする」とか、または恋人がいる人は「ブライダルフェアに行く」とか「一緒に旅行に行く」とかすれば、「結婚したい」いう「願い」が弱くなります。もちろん「したくなくなる」のではなく、いい意味で力が抜けるのですね。するといつの間にか願っていること自体を「忘れて」しまいます。そして叶うのです。


「トイレ掃除をすれば願いが叶う」のメカニズムも説明します。例えば仕事や恋愛がどうにも困ったとき、トイレ掃除、とりわけ素手で、さらに爪をつかって掃除するといい、と最近いろんな本に書かれてますよね。これもメカニズムがあるのですが、それをきちんと説明している文章に出会ったことはありません。なので、私が初めて書くことになるでしょう(すでに書いている人いるかもしれませんが)。「仕事で困った、、解決したい!」と強く願うとします。セオリー通り、このままでは解決しません。ここでトイレ掃除です。素手で爪を使います。便器がすごく汚かったりします。その汚い便器を素手で触るとき、、、おそらく多くの人は「無」になるしかないでしょう。つまり「汚い」という「意識」を遮断することになるでしょう。実はこの瞬間、「解決したい!」という思いもいったん遮断されるのです。そして心理的抵抗を抑えながら便器を素手で磨き切ったとします。その間、仕事や恋愛のことを深く意識することは難しいはずです。

とにかく素手で便器を磨くことに集中してしまいますから。で、10分ほど「無心」で掃除をして、、、トイレから出た頃には、、、奇跡が待っているかもしれません。私も会社を辞めてインドから帰って、仕事も何もなく、かと言って雇われたくないという一心でいながらも、将来不安で悩んでいるとき、とにかく部屋の掃除をしました。カレル・キングストンの本を読んで。掃除が終わったころ、、、ある人から電話がかかってきて、何と米10キロ、その他食糧、そして2万円を頂きました。2万円はある仕事をしたからですが。

やっぱり掃除をすると運が良くなるのは本当なんだ、、、と思った次第です。しかし、これもやっぱり「潜在意識」から説明できますよね。「生活どうしよう、どうしよう・・」と思って、とりあえず掃除をして、生活の悩みをしばし忘れていたからです。他にも何度も書いたことがあると思いますが、100日滝行をしているとき、全財産が3万円になりました。10日後には家賃の引き落としとカードの清算があります。めっちゃ悩みましたが、とりあえず滝行を優先して、あとはなるようになれ、、、と開き直ったら、月末に30万円が振り込まれ、急場をしのぎました。これもやっぱり「潜在意識」のメカニズムなんですね。シンプルでしょ。まさしく「X=Y」の世界です。


なので「行動」をせず、願ってばかりいる人。もう少し「潜在意識」のメカニズムを知った方がいいです。私の最近の引き寄せまくり状況も、まさしく「潜在意識」のメカニズムそのものです。願って忘れる方法とか、実はいろいろあるのですが、そろそろ眠くなってきたのでこの辺で。4月になってから、ちょっと書き過ぎ感じがあり、セミナーやトークライブのネタは大丈夫か?と思われるかもしれませんが、ネタなんて無限にありますので、ご心配なく。一度ブログに書いたネタであっても、実際に私がしゃべるとまた「入り方」が違うし、同じネタでもいろんな例を使って説明しますので、情報量は全然違ってきます。


そんなわけで、まだまだブログで書きまくろうと思いますが、セミナーやトークライブもお楽しみに。そう言えば、トークライブの方は昨日キャンセルが出ましたが、今日はすべて埋まり、ついに「80名マックス」に本当に達してしまいました。わざと席を残しているのもあったのですが、来るか来ないかわからない人のために残すよりは、来たいという人に来て頂きたいと思うので、すべて解放することにしました。そして完全に80名満員御礼になりました。消防法の関係でこれ以上は無理なので、もしもキャンセルになった場合はお早めにご連絡をお願いします。当日はできるだけ空席を作りたくありませんので。

そんなわけで、何書いたか読み直すのも眠いので、今日はこの辺で。おやすみなさ~い。
Commented by かおちゃん at 2014-03-08 17:25 x
前向きに考えればかんがえるほど、だめになるのもそうですか?
かえって不安でたまらず、なげかわしいほどよくない結果を想像して涙したりすると、全く平和なんですが。
Commented by katamich at 2014-03-11 14:54
■かおちゃんさん”
現状とのギャップがあるから苦しいだけなんでしょうね。
by katamich | 2008-04-16 23:47 | ■願望実現 | Comments(2)