「霊」の本質 2007.11.27

 やっほ~。昨晩は咳が出ませんでした。風邪はいつの間にか完治でしょう。結局、病院にも行きませんでしたし、何より「行」を続けてられるのが嬉しいです。本当に一週間前の私を誉めてあげたいです。4時に目が覚めて、体調が良くなかったので、その時点で今回の「行」は断念するつもりが、6時前に突然意を決して滝に向かった私を。後々、よかった~ってなことになるのでしょう。やっぱり一時の感情だけで後悔するのは避けたいものですしね。

 で、今日は久々に雨が降っていました。仕事に出るツレを駅まで送ってから滝に行きます。今日も気温はさほどでもなかったので、苦しさはあまり感じませんでした。一週間前の木曜日のあの鬼のような苦しさは一体何だったのでしょうか。私に何かを教えてくれてたのでしょうか。

 ところで、今日の滝では、一つの気づきがありました。滝に入る前には、そのための作法が重要なんですが、手順としては、準備体操(船漕ぎ体操)、九字、入水、礼、護身法、九字、入滝、となるのですが、滝に入る直前、九字を切る時、これまでは滝の周囲にふらふらしている霊みたいな存在に対して切っていたつもりだったのですが、今日はなぜだか「自分の心」を切っているように感じました。それも自らに内在するネガティブな心、つまり、恐怖心、羞恥心、奢り、憂い、などのようなものを対象として。考えてみるとそもそも「霊」って何なのでしょうか。一つは「目に見えない」もの。それ以外は、、、実はよくわからないのです。なぜなら見たことも、認識したこともないから。確かにこれまでの人生で、「霊ちゃうか?」と思うようなものに遭遇したことはあります。金縛りも何度もありますし、その時に、傘をかぶった3人衆とか、お婆さんとか、よく分からない黒い物体とか、明らかにそこにいるはずのないものを見たことあるかもしれません。だからと言って、それが「霊」だとは証明することができません。あくまで「霊ちゃうか?」の範囲です。もちろん、これで守護霊とか地縛霊とかの存在を否定するわけではないのですが、いわゆる霊的現象を好きなときに再現できない以上、どこかで疑ってしまう自分もいるわけです。ま、私はどちらかと言うと、そのような目に見えない存在を肯定する側ではあるのですが、それを証明できない以上、どこかで疑いの目を持つことも今の自分には必要だと感じています。

 ただ、「我思う故に我あり」ではありませんが、「自分の心」の存在だけは疑うことができません。そしてその「心」は様々な様相をもって、自らに語りかけてきます。嬉しかったり楽しかったりする心もあれば、心配したり、嫌ったりする心もあります。心にはいろんな表情があると言ってもいいです。そしてそれはよく変化します。で、今日、滝に入る前、九字を切る瞬間、突然ひらめいたのが、いわゆる「霊」に代表される目に見えない存在ってのは、実は自らの「心」を体現したものに他ならないのでは、ということです。あえて「いい霊」と「悪い霊」が存在するとして、それに対応する「いい心」と「悪い心」も人間は持っています。

 例えば何か悪い霊に取り付かれていると感じている人は、実は自らの心の状態がよくないだけかもしれません。自分は守護霊などいい霊に守られていると感じている人は、実は自らの心の状態がいいことの表れかもしれません。通常の言われ方では、霊なり天使なりの存在は、自分とは切り放されたところの、何か客観的に「在るもの」として語られ、いい霊なり天使なりに守られるといいことがあり、そうでない霊や悪魔に取り憑かれると悪いことがある、と解釈されます。そこで「お祓い」みたいな行いやら商売やらが出てくるわけです。

 ただ、私が今日ひらめいたように、「霊・天使=自分の心」だとすれば、結局は自分の心の状況を変えない限り、どんなお祓いを受けてもあまり意味がないということです。実際、大金払ってお祓いに行ったとしても、それで完全に良くなったという話を聞いたことがありません。霊が客観的に存在するのかどうかはわかりませんが、もし存在したとしても、それを引き寄せるのも自分の「心」だと思うわけです。

 滝の話に戻りますが、今日、九字を切っているとき、突然、自らの心を切っているような錯覚に陥ったのは、そういうことかもしれません。導師からいつも言われることは、滝に入るときは「想いを捨てる」ということです。滝の水が冷たい、寒い、痛い、苦しい、辛いなどの感情や想いは、すべて自らが作り出しているものに他なりません。同じ滝に打たれていても、平気な顔でいられる人もいれば、めちゃくちゃ苦しそうな顔の人もいます。寒さに強いとか弱いとかはあったとしても、外的な刺激は同じはずです。苦しいとか、楽とかいうのは、結局、自らの心の表れに他なりません。

 考えてみると、今回の私は、今まで以上にいろんな「想い」にとらわれていたような気がします。実際、結婚したので、これからは私一人のための私ではなくなります。今までのような自分勝手な気ままな生活ではいられなくなります。現実的に、私の生活は、変化しています。そのような時期、やっぱり私の心は何かに抵抗しているのか、変化を受け入れるのに戸惑いを感じているのかもしれません。もちろん、それは「時間」が解決してくれるものであり、徐々に今の状況が普通になって行くのでしょう。ただ、私事で言えば、現実問題として、サラリーマンでない分、目先の安定性は相対的に低いと言わざるを得ません。今は良くても、この先、何がどうなるか分かりません。それはもちろんサラリーマンでも同じことですが、サラリーマンでいる限りでは、余程のことがない限り、月末には一定の金額が振り込まれます。ただ、私の場合は、非常にいいときもあれば、そうでないときもあります。トータルで考えると、サラリーマン時代よりはよかったりするのでしょうが、「不安定」であることに、何某かの不安感をどこかで抱いているのかもしれません。

 今回の「行」は結婚して初めての「行」になります。当初は断念しようと思うくらいに体調も悪く、そして辛い、きつい滝でスタートしました。この辛さってのは、まさしく私の「心」の現れのような気がします。今一度、「想いを捨てる」ことに戻って、初心の気持ちで滝に向き合う必要があるのでしょう。今日、九字を切っている時、「格子」の向こうに見えた「霊」は、まさしく私の「心」そのものなのでしょう。

 何だかんだ言って、今日で7日目、3分の1が終わりました。今、ここで改めて、自分の心境を再確認することができたのも何かの導きかもしれません。今回の「行」も何か重要な意味があるのでしょう。ま、それはともかくとして、残りの14日間、初心に戻った気持ちで滝に行きたいと思います。まずは明日の滝。楽しみになってきました。

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by katamich | 2007-11-27 23:07 | ■精神世界 | Comments(0)