天才になるには 2007.8.8

 あつい~、、、ってなとこで、今月はまだ山登りに行ってません。今日、行こうかと思ってはいたのですが、昼から山登りはちょっと無謀な気がします。夜明け前から登り始めるのが涼しくっていいかと思います。ところで、7月から開始した「人生を変える奇跡の早起き」ですが、一ヶ月以上経過して、一日も休まず早起きをされる人、ほとんど休まず早起きされる人、自分のペースで早起きをされる人、休憩される人、とりあえず様子見の人、、、などいろんなタイプの方がいらっしゃいます。私は、、、週に1~2日は早起きをお休みしてしまうのですが、だいたいできています。でも、必ず日の出前に一度は目が覚めます。また、早起きをほぼ毎日続けられている方は、4時であろうが5時であろうが、起きずにはいられない状況になっているようです。そのような方は間違いなく人生を有意義に過ごしているだろうし、思い通りの人生を手にすることが出来るのだと思われます。我ながらいいコミュだと思っています。

 ところで、8月26日の「夏祭りパワーセミナーin東京」ですが、アナウンスを始めて2日で25名のお申し込みがあり、残り枠3名となってしまいました。あっと驚きの速いペースです。前回の福岡では最終的に6名、その前のジョイントセミナーでは24名でしたので、実にビックリです。今回はもしかすると「満員御礼!!」という立て札を出せるかもしれません。今回の会場は定員にうるさいので、28名が限度です。セミナーまで2週間ありますので、残り3名は確実に埋まる気がします。もしかしたら今日、明日の話かも。。。で、私にとってはさらに嬉しいことがあります。それは半分上がリピーターであるということです。つまり前回6月9日に参加された方の大半が今回も参加されるということです。これは真顔で嬉しいです。実際、前回のセミナーではもっと話を聞きたかった、、という声も頂きました。社交辞令だろう、、とか思わなくもなかったのですが、今回のリピーターの多さから見ると、まんざらでもなかったのでしょうか。リピーターが多いということは、今後のセミナー展開においても励みになります。ありがとうございます。今年中にまた「福岡」をやりたいと思いますし、「大阪」「名古屋」「札幌」でも必ず開催したいと思っています。実際、「大阪」は多くの方からリクエストを頂いておりますし、「名古屋」と「札幌」も増えてきました。できれば「那覇」でもやりたいと思うのですが、今のところはあまり多くないので、頃合いを見て、是非、開催したいと思います。目標は47都道府県での開催です。本を出してから、本格的に都道府県制覇プランを立てようと思っています。赤字が出ようがやりたいと思います。とりあえず今のところは、福岡と神奈川(前回は東京ではなく神奈川でした)でやっており、今回は東京になりますので、3つ制覇となります。でもまあ、まずは、主要都市からですね。となると、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の8都市を考えていますから、今のところは「福岡」と「東京」の2つです。本田健さんも、その昔は講演会で全国行脚をしたそうですし。

 そんなわけでして、あと2週間、引越しとかいろいろありますが、セミナーに向けて精神を高めていきたいと思います。で、セミナー前に一週間ほど「行」をしようかな、、、とか考えたのですが、一週間とるのは難しそうなので、21日から23日までの3日間だけでも「行」をやろうかと思います。それで心身を清めてからセミナーにのぞむのがいいような気がしてきました。今年はあと2回「21日行」をする予定でいます。次回は9月。そして今年最後の「行」は11月でしょうか。多忙の合間を縫ってでも私には価値があります。人によっていろいろあると思いますが、私にとって「行」は心身をリセットするのに一番いい方法だと思っています。心身をリセットすると、余分な想念やらが洗い流され、新たなヒラメキやチャンスが舞い込んでくるのです。毎回、そんなことがあります。ですので、私の人生にとって「行」は欠かせないものとなっています。

 ただ、「行」と言っても、何も滝に打たれたり、断食したり、山に登ったりするのだけが「行」とは限りません。私の場合は「滝」を中心にすることで、生活のリズムの建て直しができるので、それを利用していますが、本当は日常の中にいろんな「行」を見出すことができます。家の周辺の掃除やゴミ拾い、墓参り、早起き、ウォーキング、ブートキャンプ、読書など何でもいいと思います。ただ、それらがあまりにも日常的過ぎて、、、と思うのであれば、秘訣があります。

 先日、コーチングでクライアントさんに提案したことでもあるのですが、それは、「期限を決めてやる」ということです。簡単そうに見えて、実はとてもパワフルです。今、たまたまデール・カーネギーの「道は開ける」というオーディオを聞いているのですが、これは「悩み」を解消するためのバイブルであると言われています。その中で「悩み」を解消するには、悩んでいる暇がないほどに「行動」することだ、と言うのがあります。建設的な仕事に没頭することだ、とも言っています。悩みの「感情」を「行動」に切り替えて、悩みを打ち消すのです。ただ、理屈は分かるものの、どう「行動」すればいいのかわからない、、という人もいるでしょう。行動しながら、「これでいいのか・・」とか不安が頭をもたげます。

 しかしその不安は「期限を決める」ことで払拭されます。つまり期限を決めて、その期間だけは、何も考えずに集中するのです。騙されたと思ってでも結構です。とりあえず、、やってみるのです。例えば21日間、毎日、一冊は必ず一つのジャンルに関する本を読むとか。私ならば「コミュニケーション」に関する本を21冊、図書館で借りてきて、それをとにかく毎日一冊読むのです。内容が頭に入る入らないは別です。とにもかくにも「読む」ことに意義があるのです。ついでに言いましょうか。私は多少「速読」ができるのですが、速く読む秘訣は、最初に「私はこの本から、私にとって必要なメッセージを頂きます」とアファメーションするのです。筆者には申し訳ないですが、メッセージを一つでも頂ければOKです。それで読んだことにしてしまっていいのです。でもとりあえずは斜め読みでも目次読みでもいいので、全体に目を通すのは必要です。

 読書の話を続けますが、昔、お世話になった予備校講師からこんなことを言われたことがあります。「あなたがもし、4年間、本屋や図書館で見つけたアフガニスタンに関する本を読み続ければ、必ずアフガニスタンの専門家になれる。それは出身大学の名前などに関わりなく、確実な地位として獲得することができる」、と。確かにそうだと思います。私は高校の3年間で、なぜか「モーツァルト」に関する本を読み漁っていました。新書レベルのものから、分厚い専門書まで、とにかく読みまくっていました。本屋に行くと、まずは音楽コーナーに行き、「モーツァルト」という字を探すのです。手にとって見て、面白そうだと思ったら買うのです。当時は高校生でしたので、親から買ってもらっていたのですが、時には5千円近くする専門書をねだったこともありました。私の親は読書には理解があるので、ちょっと難癖つけられながらも買ってもらいました。今はモーツァルトの本を買うことはないのですが、それでもモーツァルトに関してはちょっとマニアックなことまで知ってたりします。大学に入ったら今度は哲学とジャズでした。哲学はあまりにも大きすぎるので、語るほどにはなっていませんが、ジャズに関しては知識としては割りと持っていたりします。「ジャズ」という言葉の語源が「女性器」だということはプライヤーでもあまり知られてない事実です。

 あ、話が脱線しそうですが、続けますね。ジャズってのは黒人音楽と白人音楽の融合と言われるようですが、もっと正確に言えば、アフリカから連れてこられた奴隷と白人主人との間に生まれた混血児の音楽が発祥なのです。その混血児のことを「クレオール」と言います。その多くは当時フランス領であった現ルイジアナ州にて生まれました。そしてクレオールの音楽が白人化したのが「デキシージャズ」となり、黒人化したのが「ニューオリンズジャズ」となるそうですが、それはさておき。「JAZZ」とはそれ以前は「JASS」と言われており、「JASS」とはフランス語で「性行為」や「女性器」を意味するスラングであったそうです。そして「JASS」の語源はフランス語の「JASER(元気付ける)」から来たと言われています。つまり「JASER」→「JASS(=SEX)=女性器」→「JAZZ」ということですね。関西ではセックスすると言うのを女性器の俗称を用いて「お○○する」と言いますが、それと同じですね。ですので、今でこそ女流のジャズ奏者は珍しくないのですが、女流奏者のことを指して「○○のジャズはなかなかええ感じやで」なんて言うと、語源的にはものすごく卑猥な意味になってしまうわけです。すいません、低俗な話して、、と言っておきますが、実は教養の話だったりしますね、これは。知ってて得することはありませんが、言いたいことは、あるジャンルの本を読み続けることによって、そのジャンルに関しては専門家や評論家のように振舞うこともできるようになるわけです。

 話を戻しますが、天才の作り方って話でもあります。とにかくどんなジャンルでもいいので、一つに絞って集中して読むと、いつの間にか、そのジャンルに関してはかなりの専門性が身につくわけです。そうやって、いろんなジャンルを行脚することで、何でも知ってるな~と言われるようになるのです。それをして「天才」と言えるかは疑問ですが、ま、今はそう言っておきます。なので、今から10日間、毎日一冊、心霊写真に関する本を読むぞ、と決めてそれを実行すれば、とりあえず心霊写真のことで話題に困ることはないでしょう。もちろん10日間、法律に関する本を読んでも、にわか法律屋になれても、弁護士になることはできません。ですので、専門性にも程度問題はありますが、例えば10日間、毎日一冊、敷金返還に関する本を読み続けたら、10日後には敷金返還のエキスパートとなり、実際の敷金返還はもちろん、知人にアドバイスすることもできちゃうわけです。それをブログに書いたりとかして、そのうち、有料でアドバイスすることだってできるかもしれません。現に敷金返還の専門家というのがいて、返還額の3割くらいを報酬として頂いている実際もあります。考えて見れば、お金を稼ぐなんて、実は簡単なことかもしれません。ものによっては10日頑張ればできるわけですし。

 ここで重要なのは、継続と集中です。一つのジャンルに関する本を年に一冊、10年で10冊読むのと、一日に一冊、10日で10冊読むのとでは、同じ冊数かもしれませんが、理解度がまったく違います。そして必ず続けることが重要です。私はセミナーまで「コミュニケーション」に関する本を一日一冊以上は読もうとして、2つの図書館から既に10冊以上借りてきています。それを読み終わったら、また借りに行きます。別に選びません。「コミュニケーション」とか「話し方」とか「人間関係」とかのタイトルだけで借りればOKです。中味が主旨と違っててもいいのです。それはそれで幅を広げられるわけですし。

 あれ、、何の話だったかな。そうそう、「期限を決める」ということでしたね。ここでは「読書」を例にとりましたが、別に何でもいいのです。期限は10日から30日くらいが適当だと思います。いや、最初は3日でもいいと思います。今から3日間、毎日○○を行います、、、と決めて、それを実行するのです。そして3日間達成できたら、自分を褒めてあげるとか、ご褒美をあげるとかすればいいのです。そしてまた次にチャレンジです。3日が短いと思えば7日とか21日とか設定すればOKです。ただし、絶対にそれを達成するまで続けるのです。「早起きコミュ」に入って、とりあえず21日間は6時前に起きるぞ、でもいいわけです。21日ができれば、その人は、それをしなかった人とは別人になってるわけですから。もちろん期間が長いほど、達成の充実感を大きいと思いますが、あまり長すぎると「不安」が入り込む可能性があります。ですので、不安がという亡霊が入らない程度の期限で集中してするのです。

 私は2年前、まだ会社員で2月のめちゃくちゃな繁忙期に「21日滝行」をやりました。とりあえず満行できたのですが、それ以降、すごいことが起こりまくって、会社を辞めることになりました。そして辞めたことによって、今の自分のような、ある意味、のぞんだような状態が築けているのです。何度も言いますが、滝でなくてもいいです。一日5キロ歩く、ブートキャンプをする、一日一冊読むでもなんでもいいです。とにかく「期限を決めて」「やりぬく」ことで運命は必ず変わります。

 ついでに紹介しますが、今月の「致知(9月号)」のテーマは「運命を切りひらく」だったのですが、その中で素晴らしい話がありました。宮本延春さんという高校の数学教師の話です。宮本氏は小中学校と通知表がオール1。中学生で九九もできなく、書ける漢字は自分の名前だけという状況でした。オマケに病気の父親とパート勤めの母親と3人暮らしで、実質、母親のパートだけで一家を養っている状況だったのが、ある日、母親までも病気で亡くなりました。宮本さんは家が貧しい、勉強ができない、だけでなく、学校では壮絶ないじめにあってたそうです。しかも学校側はそれを黙認していて、地獄の学校生活だったとか。一度、服毒自殺を図ったことがあるのですが、その時は母親に目撃されて病院に行かされ事なきを得ました。宮本氏は中学卒業してから働きに出たのですが、そこでもやっぱりいじめにあいます。そして自分を強くするために少林寺拳法を習うのですが、そこで知り合った女性と結婚します。その奥さんはよく映画やドラマを録画していたそうなんですが、その中にNHKの「アインシュタイン・ロマン」と言うのがあり、宮本氏はそれを見て衝撃を受けたそうなんです。なんでかわかりませんが、とにかく衝撃を受けたそうです。そこから物理学に興味を持つようになり、小学校3年生の算数ドリルを買ってきて勉強を始めたのだそうです。そんな姿を見た奥さんが高校のパンフレットを持ってきて、24歳にして定時制の高校に通うことになりました。この時点で、私の涙腺が緩んでいることは言うまでもありません。

 そして定時制高校に入って、担任の先生に「物理学を学びたいから大学に行きたい」と相談すると、「無理だ」と言われたそうです。それでも、と食い下がると、数学の先生に相談しろと言われて、そうすると、その先生が実に熱心にみてくれたそうです。一人の生徒のために自分の時間を犠牲にして、面倒を見たそうです。宮本氏もその先生の恩に報いたいという心もあって、猛勉強して、高校2年次に数学の成績が県内でトップになったそうです。その後は、念願の名古屋大学に入学して、大学院まで9年間、宇宙物理学を専攻し、素粒子の研究に勤しんでいたそうです。その後は研究者になる道もありながら、恩に報いるためにも母校の高校の数学教師になったとのことです。

 この話を紹介したのは、短期間に一つのことに集中すれば、運命がひらけるという例だったのですが、それよりももっと重要なメッセージがあることは言うまでもないですよね。この宮本氏はすごいです。まったく勉強ができず、オマケに貧しさといじめにも苦しみ、正直言って「のび太以下」です。でも、そこに「夢」という光がさすことで、運命は劇的にひらけていくんですね。是非、彼の本も買って読みたいと思います。

 今日もまた話が脱線しまくりの、わけわからん話になってしまいましたが、あえてまとめることはしません。この話の展開は私のセミナーそのもののような気がします。亀田×内藤の話は出てきませんでした。それではまた。(この瞬間、亀田の話をまたしたくなりましたが、こらえます・・)

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Commented by ダンボ at 2007-08-09 18:39 x
なるほど、納得です。
私は8月5日までの9日間、オーサカキングのショーに出演して、毎日毎日踊り続けたのですが、たしかに終わったら、精神的にすごく楽になったというか、何かがふっきれたような気がしました。
そういうことだったのですね。

今後脚本を書く時にも使えそうです。「上手く書けるだろうか?」と悩む前に「期間」を決めて、その間は余計なことを考えず、「書けること」をせっせと書く。
また一つ勉強になりました。Qさんありがとうございました!
Commented by katamich at 2007-08-14 11:49
■ダンボさん!
期間を決めるのはいい方法だと思っています。
とにかくその間は無心に取り組むと、例外なく、何かが啓けてくるものでしょう。
お互い頑張りましょう!!!
Commented by モンブランールペン通販 at 2013-06-28 02:07 x
モンブランボールペンという響きから、推理してみると、私はモンブランケーキにボールペンが突き刺さった画像が頭に浮かびました。
by katamich | 2007-08-08 09:30 | ■人生哲学 | Comments(3)