宇宙となかよし

katamich.exblog.jp

Qと申します。読んで頂いた皆さんが笑顔になり、ますますパワーアップできるようなブログを目指しています。

音楽家と営業 2007.5.27

 あっという間に金曜日になってしまいましたね。今日の午前はコーチングなど。昼から企画書の作成に入りますが、なかなか集中できないですね。トランスに入っていきませんです。だからというわけではありませんが、夜は久々にジャズを聞きに行ってきました。ベーシストの中村健吾さんのライブです。

b0002156_3395473.jpg 中村健吾さんは今や日本はおろか世界を代表するジャズベーシストです。若い頃から長らくニューヨークで活躍されていて、日本にはあまりいないようです。同じく長らくニューヨークで活動していた井上陽介さんは2年ほど前に日本に帰ってきましたが。中村健吾さんはウィントン・マルサリスのバンドでベース弾いていたりなど、今活躍中のジャズマンとしては、これ以上はないくらいの人と共演しています。スイングジャーナルというジャズ雑誌の人気投票でも毎年一位になっているので、名前は知っていました。リーダーアルバムもベーシストとしては非常に多いほうです。せっかく福岡に来られているので、自転車に乗ってニューコンボまで行きます。

 今日は中村健吾さんのベースに海野雅威さんのピアノというディオのライブです。普通はこれにドラムが入ることが多いです。中村さんはスーツにネクタイという井出達で決めています。ステージに上がり、ちょっと何かしゃべったと思ったら、おもむろにベースを抱え上げ、一曲目に入ります。今日は最新アルバム「Re:Standards」の曲が中心です。中村さんのウォーキングベースが始まった途端に、ライブハウスの空気がガラッと変わりました。完全にニューヨークになるのです。私も旅行でニューヨークに行った時は夜通しライブハウスに入り浸りでした。その時の感覚が瞬時に蘇るのです。いつもながら不思議です。ニューヨークで活動されているミュージシャンのライブに行くと、必ず蘇ってくるのです。で、あまり多くは語りませんが、2ステージとも感動しまくりのライブでした。中村健吾というベーシストが他のプロのベーシストと比べて特別に抜きん出て上手いということでもないのでしょうが、何かがやはり違うのです。技術的なことは私には分かりませんが、何かが違うのです。大きくは場を変える力でしょうか。ベースを弾いた瞬間に場を変えてしまうのです。これこそまさに、客席をトランスに導く瞬間でもありました。私はずっとトランスに入りっぱなしで、うねりまくっていました。

 日本は今やジャズ大国と言われ、アメリカについでプレイヤーやリスナー数も多いと聞きます。それだけ凌ぎを削らなければ食べていけない世界ではあり、当然ながら、福岡よりは東京、東京よりはアメリカ、中でもニューヨークで活動する方が、多くの人に知られますし、プレイヤーとしても一流であると見られます。ただ、当然ながら上に行けば行くほど競争も激しくなるので、ニューヨークで食べていけるってのは、やはり凄いことなんだな、と思います。で、私も今までいろんなミュージシャンを見てきましたが、どういうわけか、上に行けば行くほど、ある共通点を見出せてしまうのです。それは何かと言うと、演奏技術以外での営業力があるということです。まずステージ上でのトークが面白い。お客さんとのコミュニケーションはマメ。お礼の言葉は忘れない。そして演奏が終わっても、一人ひとりにお礼を言い、握手をして周る。今日の中村健吾さんもその例外ではありませんでした。

 さらに帰り際、鮮やかとも言える営業テクニックを見せ付けられてしまいました。お店にお勘定を払おうとしていたら、隣にいた中村さんが何と言ったと思いますが。レジに並べられてあるCDを指差して、「どちらかサインしましょうか?」、と。今日は2種類のCDを持ってこられていました。とってもいいライブだったので、CDが欲しくはなったのですが、買おうか迷っているときでもありました。そこで、「どちらかサインしましょうか?」です。これは心理学やコミュニケーションでいう「ダブルバンド」というテクニックです。例えば「現金になさいますか、それともローンになさいますか?」と、まだ「買う」と言ったわけでもないのに、買うという「前提」での二者択一を迫られ、「買わない」という選択肢を遮断させられるようなケースです。ミルト・ンエリクソンはこんなダブルバインドを使っていました。「今すぐトランスに入りたいですか、それともご自身のペースでトランスに入りますか?」、と。これは「トランスに入る」という「前提」が組み込まれた質問で、どちらにしてもトランスに入るしかないのです。

 中村さんがそんなテクニックを知ってるとも思えないのですが、生きていくために自然に身につけたテクニックなんでしょうね。「CDは2枚以上持って行った方が売れる確率高いよ」くらいは言ってそうですが。で、私はどうしたかというと、「じゃあ、こっちで」と言って、もちろん買いました(笑)。そしてCDにサインももらいました。もともと迷ってたのもあるし、あそこまで自然な形で「ダブルバインド」を見せ付けられたら、買うのが礼儀でもあります(^^)。いいライブ聞いて、いいダブルバインド仕掛けられて、そして家でいいCD聞いて余韻に浸るのです。とってもいい買い物です。ただ、言われた瞬間、「あ、ダブルバインドや!」と気づいたのは、さすがNLPにはまってるだけあるな~と自分ながら思ったのであります。

 ま、そんなテクニック云々ではなく、中村さんはニューヨークで食べていくために、演奏技術の向上はもちろんのことですが、営業的なスキルも自然と身につけたんでしょうね。リンク先の記事を見ても面白いことがたくさん書かれてあります。例えばこんなのです。


「それでもしがみついた。ライブハウスなどのジャムセッションに飛び込み始めたときは名刺を大量に作って配りまくった。

ジャムセッションで知り合ったドラム奏者に呼ばれて仕事に出かけたら、そのときのピアノ奏者がサイラス・チェスナットだった。90年代に破竹の勢いでシーンに登場した。共演したいと思っていたひとりだったので、忘れずに名刺を渡した。なくされたらたまらない、と2枚渡した。

そうしたら電話がかかってきた。こうしてサイラスのバンドで演奏することになった。97年。渡米から10年近くたっていた。」



 やはりこうなんですよね。チャンスをきちんとつかむ人は、普通の人が一枚しか名刺を渡さないところを、自然な形で二枚渡せる人なんですよね。そのあと、さらにサイラスの紹介でウィントン・マルサリスのバンドに抜擢され、ジャズミュージシャンとしての成功が約束されるのです。中村健吾さんは何気なくやってるのでしょうが、営業マンとしても是非ともモデリングしたいものです。多分、ジャズマンでなく、普通の営業マンでも一流になっていただろうと思います。そう言えば、さっき名前を出した井上陽介さんのCDもライブ後に買ったものでした。また、日本ジャズクラリネット界の第一人者である谷口英治さんなども、福岡でライブする時は私に直接電話かけてきたりします。やはり一流と呼ばれる人はその辺も違うんですね。

 とまあ、いろいろ脱線していますが、もちろん純粋に音楽も楽しんできたんですよ。とっても感動しました。また行きたいと思っています。それにしても彼らジャズミュージシャンは「音楽」という自分を表現する手段があって羨ましいものです。「音楽」を通じて、いろんな人とつながりあい、そして感動を分かち合って生きているのです。中村健吾さんは九州に入る前は、北海道を周っていたそうですが、そこでは普通のライブハウスだけでなく、小学校や養護学校などでも演奏し、ひたむきに聞いてくれるみんなの前で感極まったそうです。そうやっていろんな土地に行って、感動を与え、そして自らも感動を得られるなんて、本当に素晴らしいと思います。中村さんは、毎回、ライブの前に演奏者同士で「円陣」を組んで気合を入れるのだそうです。そうやって心を一つにして、お客さんに最高のステージを捧げるのですね。こういうところにもやはり「一流」を感じさせます。

 でも誰もがそうでしょうが、最初から「一流」であるはずはありません。やっぱりコツコツした努力の積み重ねと、チャンスを決して無駄にしない根性が、いつしか「一流」へと導かれていくのですね。今日の中村健吾さんのライブに接して、改めて考えさせられました。で、、、私はどうか、、、と思うわけです。

 今の私が一番力を注ぎたいと思っているのが、本の出版です。この10日ほど、そのことばかり考えていますので、私の中ではかなり形になってきました。片時もメモ帳を離さず、とにかくアイデアを書きまくっています。この本が出版できれば、私にとって大きな一歩となるわけです。これはチャンスです。何としてでもモノにして、人生のターニングポイントを迎えたいものです。で、、、出版より先になるか、後になるかはわかりませんが、前々から予告していた、幸せまんさんとのジョイントセミナーの受付が今日から始まりました。こちらです。6月9日(土)の神奈川県川崎市にて行います。テーマは見ての通りです。ただ、このテーマは今考えているテーマのほんの一部です。今度出版する本の中でも一つの項目として考えてはいますが、本当はもっと広いテーマとなります。6月のセミナーではおそらく出版する本に関する話が中心となるでしょう。まだブログにはあまり書いていない新しいコンセプトです。今までならば、アイデアが浮かんだらすぐにブログに書いていたのですが、今回は「出版」を視野に入れていますので、もう少し「圧縮」する必要があります。なので6月9日はブログでも書かなかったことを、勢いよくお披露目したいと思います。そしてセミナーに出席して頂いた一人でも多くの方と「感動」を分かち合うことができればと願っております。

 これからどんどん盛り上がっていくでしょう。今からが勝負です。楽しいところです。私自身も人生の転機を迎えているようで、とてもワクワクしています。6月9日は一人でも多くの方とお会いしたいです。で、早くも申し込みが殺到(まではしてないでしょうが・・)しているようです(^^)。どんどん楽しく行きましょう!!



また挟まれちゃってます?
  ↓    ↓ 

人気blogランキング

○メルマガ「週刊!!『宇宙となかよし』」の登録・解除はこちらです
ミクシィにも「マイミク限定日記」を書いてますので、読者の皆さんのマイミク、大歓迎です♪ 
 フォトアルバム(全体に公開)もあります。
○夢を叶える「わらしべコーチング」はこちらまで
○魅力的な商品満載の「web shop かたみち本舗」はこちらです
by katamich | 2007-04-27 01:46 | ■音楽
ブログトップ | ログイン