チャンスは・・・ 2007.3.28

 今日は朝は比較的ゆっくりでした。急いで起きることもなく、自分のペースで起きて、コーヒーを飲みます。何かに追われていることもありません。ある意味、「すぐする」ことがだいぶ身についてきたのかな~と実感しています。確かに「すぐ」すれば、仕事をためることがありません。些細な仕事であればあるほど、たまるとなかなか片付けにくいものです。タイムマネージメント(タスクマネージメント)の考え方として、スティーブン・コビー博士の「7つの習慣」は非常に示唆的です。いわゆる、、

1.「重要」かつ「緊急」
2.「重要」だけど「緊急でない」
3.「重要でない」けど「緊急」
4.「重要でない」かつ「緊急でない」
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(「7つの習慣」215頁)

の4つの分け方です。この中で普通の人は「緊急」を優先させて、忙しい忙しいと言って人生を忙殺させてしまうわけですが、本当に「豊かな人生」を送るためには「2」の「重要」だけど「緊急でない」ことを最優先することなんです。ほとんどの人が「1」に集中してしまい、本書の言い方を引用すると「ストレスがたまる」「燃え尽き症候群が起こる」「緊急な問題対応に追われる」となってしまいます。こういう人が逃げ込む隙が「4」の領域になるわけです。

 私の前の会社にもいました。すべきことが山ほどあって、常に仕事に追われているにも関わらず、PCのディスプレイを見ると、常に「ソリティア」が写っている人が。で、その人は次第に「ソリティア」に依存するようになり、本来すべきはずの仕事(第一の領域)さえもがおろそかになり、よくない末路を辿ってしまうわけです。そういう人の人生には本当に大切な「第二の領域」など存在しません。

 こういう事態を回避するには、まず、「すぐする」を習慣化すること以外にありません。それだけで人生の中に「第二の領域」を増やすことができるのです。人生を本当に満喫している人の中には「第四の領域」はありません。基本的に「第四の領域」とは「第一及び第三の領域」に追われている人が、逃げ込む隙間でしかないわけですから。「第三の領域」は意図的にしない方法もありますが、「第一の領域」は早晩せねばならないことです。それを「すぐする」によってやっつけるわけです。

 しかし中には「すぐする」ことによって、どんどん仕事が舞い込んできて、結局のところ、「第一の領域」に追われてしまうのです。だから、あえてすぐにはしないことで、それを防ぎたいのです、とおっしゃる人もいるかもしれません。しかし、それは本当に「第一の領域」でしょうか。自分でないとできないものですか。それは楽しいですか。それは儲かる仕事ですか。そうでなかったら、それは「第三の領域」かもしれません。この「第一」と「第三」の領域はしばしば混同されがちです。もしそれが「第三の領域」であるならば、それは「してはならない」のです。または、しなくてもいいのに、すべきだと勘違いしていることなのです。

 また、こんなパターンもありますよね。「第一(第三)の領域」に追われるあまり、人から何かを頼まれても「今忙しいから!」と言って、すぐに断る人が。それはそれで意識的に断っているのであれば、ある意味、タイムマネージメントの成功者と言えるでしょう。しかし、それが単に忙しい、心を亡くしている意味での忙しさゆえに、断ることを余儀なくされている人はちょっと違います。「今度○○の集まりがあるんだけど来ない?」「今度面白いセミナーがあるんだけど行かない?」「近況報告兼ねてゆっくりお茶でも飲もうよ」「ちょっとお手伝いを頼みたいんだけど・・」「今度のみんなの前で一言しゃべってよ」などのことを、「あ~忙しいから無理」と断っている人っていますよね。そういう領域って「第四」のように見えても、実は「第二」の可能性が高いのです。

 ちょっとした「集まり」によって仕事が得られたり、転職の機会を得られるケースを私は何度も見てきました。何となく誘われて行ったセミナーが、ライフワークにつながることもあり得るわけです。私などのそのケースです。ちょうど二年前、まだ会社員の時に、ジュネさんから「コーチングのセミナー行かない?」と誘われました。そのセミナーは1月~3月の年間通して最も忙しい時期と重なっていました。本来ならば「忙しい!」と言って断るところでしょうが、何となく「行け!」という声が聞こえてきた気がして、すぐに申し込みました。結局全6回のセミナーのうち一回は仕事で休みましたが、それを機会に私にとってコーチングという道が開かれたのです。あの時「忙しい」と言って断っていたら、今の私はありません。

 石井裕之さんのダイナマイトモチベーションの中でも言われてるのですが、「チャンスは二度は訪れない」のです。「忙しいから」とか「心の準備が」とか言ってるうちに、チャンスは逃げて行きます。「来た」瞬間に「飛びつく」ことが重要です。とりわけそれが「第二の領域」の可能性がある場合、迷わず飛び込むべきでしょう。「今度、僕のセミナーでしゃべてよ」と言われて、「いや~半年ほど準備が必要ですね~」なんて言うと、もう二度とその人にはオファーがありません。私などもしばしば「しゃべってよ」と言われるのですが、今では迷わず受けることにしています。準備期間が一日以上あればなんとかなりますし、仮にすぐであっても、それはそれでしゃべればいいのです。急に頼んどいて、誰も完璧なトークなど期待してないのですから。それよりもすぐにしゃべって、相手の期待よりもほんの少し上回るだけで、印象が大きくアップします。仮に失敗しても、それはそれでその人の経験値がアップしますので、断る理由などないはずです。

 「チャンス」はいろんなところにゴロゴロ転がっています。そしてそれは予期せぬ形で、しかも突然来ます。そんな時に「忙しい」とか「心の準備が」なんて言ってると、せっかくのチャンスを逃す破目になるのです。もしかしたら、それは本当に忙しい時期にこそ来るのかもしれません。チャンスってそんなものです。それをチャンスだと見抜く感性が必要と言えるでしょう。私がコーチングのセミナーに行ってた時期は生涯通して最も忙しい時期の一つだったと思います。こんな時期です。確かこの時期は、最大で週に4日徹夜してました。コーチングのセミナーは土曜日の夜にあったのですが、休日出勤を抜け出して、セミナーに出て、終わったらまた会社で仕事してました。日曜の朝まで。そういう時期だったからこそ、今の自分につながっているのだと、今さらながら感謝しています。今の私の辞書には「忙しい」とか「心の準備」という言葉はありません。人には言います。お忙しそうですね、とか。正直言ってこれは「嫌味」です、はい。私がもし言われたら、「え、そうですか?そう見えるかもしれませんね~。でも実は全然忙しくなんですよ。充実はしてますけど」と言っています。会社員時代にこんなこと言ってたら、余分な仕事増えて困るところでしょうが、今、そんなこと言ってたらチャンスがこなくなります。もっとも仕事に余分なものなんてないのでしょうが。それはともかく。

 こんなこと言うと、何でもかんでも受ける人が出てくるかもしれません。怪しい未公開株への投資とか。それで大損こいた人も知ってます。もう一度言いますが、それを振り分ける感性は必要です。その感性ってのは、何かフィットしているという感覚なのでしょうか。「楽して儲かるよ!」なんて言葉は、意識の上では美味しく感じるかもしれませんが、潜在意識・無意識では本当にフィットしてるかわかりません。見分ける基準は「人に相談したか否か」です。人に相談しているうちはしない方がいいかもしれません。相談などせずに、すぐにやってしまえるものは、もしかしたらフィットしているのかもしれません。私の知人が言ってました。「人に相談しているうちは、(会社を)辞めちゃいけないの。辞める人は相談しないから」、とか。もちろん相談してはいけないわけではありません。相談すべきことは大いに相談すべきです。ただ、それが「不安材料をなくすための相談」だとすれば、それは時期ではないということです。単に背中を押して欲しい、と言う意味での相談はフィットしていると言えましょう。私もコーチングなどで相談されることはありますが、フィット感を感じたら「もう既に決めてるんじゃないですか?」と言います。すると、「そうんなです」と言って、スムーズに実行できるわけですね。こんなこと言うと、私のコーチングネタがばれそうですが、ネタはたくさんあるので、ま、いいか。

 とまあ、前置きはその辺にして、、、と言いながら、今日も前置きがこんなんなってしまいました(^^;。え~っと、「すぐする」ことが身についているので、ものごとに追われていない、という前置きだったのですが、またしても話が展開してしまいました。なので、今日は本題に入らずにおきたいと思います。ちなみに今日はNPOの飲み会に行って、その後、11時頃からジャズ屋に行きました。まだライブやってましたので、ちょっと聞いて、一時頃までしゃべってました。夕方、親から電話がかかってきて、なんと私の兄貴まで結婚することになったそうです。式は私より早いです。一生結婚できんと思ってた人間ですが、ものごとってなるようになるんですね。てなところで、今日はこの辺で。


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by katamich | 2007-03-28 23:34 | ■NLP・コーチング | Comments(0)