世界一億万長者を生んだ男に学ぶ 2007.2.19

 フェリー泊。近頃はフェリーでもきちんと眠れるようになっています。前まではフェリーのエンジン音が気になって眠れないこともあったのですが、今ではむしろエンジンを聞くと自然と眠れるようになっています。f/1ゆらぎでしょうか。ちなみに私は電車、車の助手席、飛行機の離陸直前に乗ると条件反射的に寝てしまいます。アンカーがかかった状態に近いです。電車や車はともかく、フェリーで眠れるのはいいことです。ほんと、福岡、大阪間は安いフェリーがあるので恵まれています。

b0002156_1363914.jpg 今回の旅で読んだ本はレイ・クロックの自伝「成功はゴミ箱の中に(GRINDING IN OUT)」です。黄色い表紙でコンビニにも並んでいます。レイ・クロックはマクドナルドの創業者です。正確に言うと、マクドナルドをフランチャイズ方式にして全世界に広めた人です。日本のマクドナルドの創業者である藤田田さんもレイ・クロックからフランチャイズ契約を結び、銀座に第一号店を出して、今のマクドナルドがあります。そう言えば、藤田さんもすごい人ですよね。銀座三越の鬼店長に出店を掛け合って、無理難題を押し付けられた結果としてのこれですから。郊外型のマクドナルドを都会の一等地に出店する先見力と度胸。さらに英語式発音の「マクダーナルズ」ではなく「マクドナルド」としたのも藤田氏です。「何が流行るか」を身体感覚としても知っていた人なのでしょう。

 その藤田氏に影響を与えたレイ・クロックの自伝です。私は伝記モノが好きで時々読んでいます。中途半端な成功本やノウハウ集よりもはるかに「真実」があるからです。最近はあまり読んでいませんが、一時期、城山三郎や高杉良などはよく読んでいました。成功者の背景には必ず「考え方」があります。成功者は生まれたときから成功者ではなく、文字通り「成功した」のです。それを支えていたのは「考え方」です。「考え方」だけが成功の原因だと言ってもいいです。伝記モノはそんな「考え方」を臨場感ある言葉で知ることができるので、ガンガン響いてきます。

 このレイ・クロックという人は、最初は場末のピアノ弾きで、生計を立てるために紙コップのセールスマンになりました。そのうちピアノは趣味と割り切り、紙コップのセールス一筋でそれなりの成功をおさめました。その後にミキサーの販売店を立ち上げ、全米を周っているときにマクドナルド兄弟と出会ったということです。最初はマクドナルドをフランチャイズで拡大して、そこにミキサーを売ろうという戦略でした。結果的にはアメリカを象徴する大産業を築いたのですが、実はマクドナルドに出会ったのは彼が52歳の時です。年金生活に入ってからKFCを立ち上げたカーネルサンダースしかり、何をするにも遅いということはないんですね。もっとも、アメリカと言う文化や制度がそれを許したという側面もありますが。

 実際のこの本は一頁一頁が感動の連続でした。自伝と言うだけに、単なる自慢話のサクセスストーリーではありません。成功の背景には、凡人では対処しようのない苦労もあるわけです。その都度、「考え方」一つで困難を切り抜け、成功を勝ち取ったのですね。そんなストーリーが数々の格言とともに展開されていきます。レイ・クロックという人はマクドナルドの創業者であると同時に「世界一、億万長者を育てた男」とも紹介されています。つまりマクドナルドのフランチャイザーをして次々と億万長者に仕立てていったということなのでしょう。ただ、単純にマクドナルドのフランチャイザーになったから成功したというのではなく、その一人ひとりにその資質と努力があったことを認めています。その最大のエッセンスが最終章で発表されています。それを見たとき「ドキリ」としました。それは、、、

「やり遂げろ」

ということです。本文を抜粋しますね。


 やり遂げろ-この世界で継続ほど価値のあるものはない。才能は違う-才能があっても失敗している人はたくさんいる。天才も違う-恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世にいる。教育も違う-世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である。


 涙が出そうなフレーズです。信念と継続だけが全能。どんな境遇に生まれていようと、どんな学校を出ていようと、どんな能力であろうと、そしてどんなに歳を取っていようと、、、信念と継続があれば成功できるわけなんです。一度決めたらやり遂げる。とても勇気付けられる言葉です。

 昨日、NLPを一緒に受講している人から、「人は一年を過信し、十年を軽視し過ぎる」という言葉を頂きました。私も大好きなトニーロビンズの言葉だそうですが、ほんとその通りと思います。何事も一年やそこらでは身に付かないけど、十年かければたいていのことはできちゃうということですね。世の中の人ってのは「大きな努力」こそが重要と思い、「小さな習慣」を軽視しすぎのように思います。英語をマスターするのに、一番大切なのは、毎日英語に接することであって、何かのセミナーやノウハウによって瞬時に英語脳を作ることではありません(実際には作れるそうですが)。人生の目標についても、一度決めたら、達成するまでやり抜くことだけが全能なのです。そんな「当たり前のこと」をもう一度肝に銘じさせていただく本でした。日本語訳で出たのは最近ですが、原書はなんと30年前。そのことでも日本が遅れていることを痛感させられます。ちなみに本の巻末にはソフトバンクの孫正義、ユニクロの柳田正、それぞれの解説と対談があり、それだけでもとっても読み応えがあります。古い本なのでしょうが、十分に新しい、いやむしろ、今でこそ読む本だと思いました。私のバイブルがまた増えた感じです。


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by katamich | 2007-02-19 23:58 | ■読書・書評