一瞬で自分を変える 2006.11.19

 今日は全10回のNLPプラクティショナーの第8回目でした。一回目を受ける前とは、脳の配線が全然違っている実感があります。NLPは人生を変えると言われていますが、体験してみて確実にその実感があります。NLPを体験した私と体験していない私とでは、確実に別の人間であると確信しています。そして今日の講習も強烈でした。昨日、アンソニー・ロビンズの「一瞬で自分を変える法」という本を紹介しましたが、その第5章である「『一瞬にして劇的に』自分が進化する!」の内容にも重なるワークしました。お題は「恐怖症の治療」「スウィッシュ・パターン」「ヴィジュアル・スクワッシュ」です。馴染みないカタカナで何がなんだかよくわからんでしょうが、一つ一つ簡単に解説していきますね。



【恐怖症の治療】

 見るからに魅力的なワークですよね。誰もがトラウマまで行かなくても、思い出したくない出来事や行動の妨げとなっているような強い体験はあると思います。そんなのを手放して、より前向きな自分へと変身させるのです。簡単な例をあげると、営業に行って塩をまかれたような嫌な体験を消すことで、断られる恐怖心が払拭できるかもしれません。夜にヤンキーにからまれた経験から夜道を歩くのが怖い人なども、それを開放することで夜道が怖くなくなるかもしれません。他にもゴキブリが嫌い、おっさんが嫌い、セックスが嫌い、人前に出るのが嫌いなどにつながる一種の恐怖体験を開放することができるかもしれません。

 今日のワークで行った際の私の「恐怖」とは、手で包める位の丸い玉がなぜか怖かったのです。そんな玉を見てしまうと、なぜか喉に入ってつまってしまい、喉を切られることを想像してしまうのです。さほど強いものではありませんが、ですのでなるべく「丸い玉」は目に付かないところに置いてあります。2つの玉を手の平で転がす健康法に使うくらいの玉が一番恐怖です。これってよく思いだしてみると、小さい頃、ちょっと大きな「飴ちゃん」が喉につまって、恐怖した経験が引き金になっているのではと考えられます。その時の情景は今でも鮮明に覚えていますし、その後、母親たちが「気管につまったら喉切らなあかん」とか話していたのまで覚えています(多分冗談でしょうが)。その時は母親に取ってもらったのですが、出てきた飴ちゃんがテーブルにある情景も覚えています。そして「気管」というのがまた怖くって、家にある人体辞典みたいなので調べたこともあります。

 今日のワークではそれを消すことにしました。やり方を簡単に説明しますと、、、

1.よい気分を身体に植えつける(アンカリング)
2.「過去の恐怖体験」を選び、映画館を想像して、スクリーンの前に座る
3.自分の身体を残したまま、幽体離脱して後の映写室に入る
4.よい気分を呼び起こしながら、「恐怖体験」のファーストシーンを写真に撮り額縁に入れる
5.映写室から、座席の自分とスクリーンが見えることを確認して、「恐怖体験」を上映し、終わったら3倍速で巻き戻してファーストシーンに戻って、また額縁に入れる。
6.2回目を上映しますが、今度はカラーで力強いBGM(好きな音楽)を流しながら見る。終了後はまた3倍速で巻き戻してファーストシーンに戻る
7.映画が終了したら、気づいたことなどを聞く
8.今度はスクリーンに入っていき、映画の中の自分に感謝して、許して、教訓などを伝える
9.最後にもう一度BGMとともに上映して、終了後、巻き戻した後、ファーストシーンで停止させる。
10.そのままスクリーンから抜け出して、座席の自分に戻って、スクリーンの映画が消えて、真っ白になるところを見る

 これで完了です。まどろっこしいですね(笑)。でも逆に言うと、たったコレだけのことで、恐怖心が軽減されてしまうので不思議です。実は私がこのワークを受けたとき、不思議な事が起こりました。誘導してくれた方が上手だったのもあるのですが、順調に上映会などのプロセスが進み、最後に映像を消すシーンのことです。私が飴を食べようとしている画像がカラーからセピア色になり、消えようとするとき、自然とスクリーンの上から順に消えて行ったのですが、それと同時に、どぎつい色のある画像が上から重なってきたのです。それはバリ島だかどこか東南アジアのムラのようでした。赤茶色の屋根とやしの木と海岸を斜め上空から見ている画像です。セピア色の元の画像が消えていくと同時に、まばゆいばかりのフルカラーの画像が重なってきたのです。コレには私も驚きました。どういう意味があるのか分かりませんが、潜在意識からダイレクトに検索された画像だと思うので、何か意味があることは間違いないです。早くて数日、遅くても数年後にはその意味が分かるものだと思われます。講師の方が言うには、私の「手放す」というタームとその画像との間に何か関連があるかもしれないとのことですが、実際にはまだわかりません。脳の働きと言うのはとっても面白いな~と思いました。



【スウィッシュ・パターン】

 これもいわゆる好ましくない衝動を消すためのワークです。ダイエットしたいのに思わず食べてしまう衝動などを消すのにいいみたいです。後はちょっとした怠け心など。こういう衝動を自分でコントロールできれば、成功は間違いないですよね。私はダイエットを選びました。寝る前は食べてはいけないのに、思わず食べてしまう衝動です。やり方はいたって簡単です。

1.正面に大き目の球を思い浮かべ、解消したい「衝動」や変えたい「部分」をその中にぶち込む
2.その球にきれいな色をつける
3.左下方へ黒くて固い球をイメージし、その中に望ましい状況などを入れ込む(パワフルボール)
4.パワフルボールを手で握り、正面の美しい大きい球目掛けてある掛け声とともに投げつける

 これで一応完了です。美しい球が変化してなければ、何度か試行錯誤しながら繰り返すといいようです。私の場合は、ちょうど昼飯を食べたばかりだったのもあって、衝動が弱く、球もすぐに弾けました。衝動が強い時にするといいかもしれません。その後、メンバー同士でフィードバックしている時に、これは必ずしも「球」でなくてもいいようで、中には刀で切るイメージとか、スイカ割りのように砕くイメージでもいいようです。もしかしたら私も「球」よりも別のものが良いかもしれません。何かと言うと、、、もちろん「ハート様」です。これです。
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 ケンシロウにとっては最初の強敵なのかもしれません。身体がぶよぶよしていて、拳が届かないのです。コレでは秘孔をつけません。でも北斗神拳はそんなにヤワなものではなく、結局、ハート様もこうなってしまうのですけどね。
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 「ひでぶ」という北斗の拳を代表する断末魔の叫びです。私も何か衝動的に食べたくなったら、ハート様にその衝動を入れ込み、ひでぶにしてダイエットを成功させたいと思います。このページで遊ぶのも良いかもしれません。そう言えば、私は兄貴のことを「ハート様」と言ってました。太ってたので。全国の太っちょも皆ハート様と呼ばれていたようです。

 スウィッシュ・パターンには他にも強烈なテクニックがあり、こちらも驚くほどに、効果があります。それは「変化させたい特定の行動」と「問題を解決した望ましい状態」とは瞬時に入れ替えることで、抑えたい衝動に出くわしても、すぐに望ましい状態によって打ち消されるのです。アンソニー・ロビンズ「一瞬で自分を変える法」の114ページ以降にそのテクニックが紹介されています。イメージとイメージを瞬間的に入れ替えることを繰り返すことで、潜在意識に行動の変化がインプットされてしまうのです。これも即効性があります。



【ヴィジュアル・スクワッシュ】

 これはすごいワークでした。魔法のような方法です。同時には起こりえない、2つの相反する行動を統合するのです。例えば「タバコを吸いたい」と「健康になりたい」は矛盾します。他にも「たくさん買い物をしたい」と「貯金したい」とか、「朝ゆっくり寝たい」と「早起きしたい」とか、「会社辞めたい」と「収入を減らしたくない」とかですね。こういうのを統合して、新しい行動の「種」を内面から導き出すのです。やり方を簡単に説明すると、こうです。

1.二つの矛盾する行動のよい意図を見つける
2.左手に一方のよい意図を乗せ、右手にもう一方のよい意図を乗せる
3.自分のペースでゆっくりと両手を胸も前に持ってくる
4.両手が前にきたら、ゆっくりと両手を合わせる
5.その感じをじっくりと味わう
6.新しいイメージや感覚をチェックする

 簡単に書いていますが、ま、こんな感じです。これはある意味、究極のワークとも言え、コーチングなどでどうにも行き詰った時はやってみる価値があるかもしれません。もしかしたらすごい答えが出てくるかもしれません。私は「ベトナムに行きたい」と「貯金をしたい」を両手に乗せたのですが、わかりきっていることですが、それらは別に矛盾するわけでもなんでもありません。ベトナムに行っても稼ぎさえすれば、貯金だってできるのです。でも、その「稼ぐ」ことこそが、真に望むべき行動とも言えますが。

 ただ、このワークは個人的にはとっても「鳥肌もの」でした。ゆっくりとこのワークをやっていると、そのプロセスで両手を掲げたり、合掌したりするのですが、これらはまさしく「帰依」や「感謝」のポーズ(印契)でもあります。滝行するときも、蓮の台座にお釈迦様をお乗せする作法があるのですが、私などはポーズに意味や感覚が覚えこまれているので、ワークをしながら、ダイレクトに「帰依」や「感謝」の感情が呼び起こされてしまったのです。ただ、合掌イコール感謝なんてのは、私だけでなく、多くの人に当てはまる集合的価値があるものです。誰もが合掌することで、自然と感謝の念を抱いてしまうものです。ヴィジュアル・スクワッシュというワークは、不適合する二つの様式を統合するなどと難しく言っていますが、究極のところ「感謝」と「帰依」を呼び起こして、そこから本当の答えを内的に導きだすものではないかと思いました。ある意味「他力」の世界観です。こういう見解は仏教に親しむ私独自のものかもしれませんが、あながち正しくないとも言えないように思います。集合意識や潜在意識の領域を重視するNLPにおいては、私の見解はむしろ自明の理なのかもしれません。それを言ってしまうと「宗教的」に聞こえてしまうのでしょうが。。。


 てなわけで、今日もまた、濃い~一日でございました。今日紹介したようなワークはご自身でされても結構ですが、私の「100人コーチング」や通常のコーチングでも受けうけていますので、遠慮なくおっしゃって下さい。もしかしたら、本当に一瞬で自分が変わってしまうかも・・・(^^)

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by katamich | 2006-11-19 19:53 | ■人生哲学 | Comments(0)