宇宙となかよし

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国境好き 2006.5.9

b0002156_26135.jpg 昨日の夜中にちょっとした心霊現象があったので、なんとなく寝不足気味で起きて、6時から早朝コーチングです。今日の方のはコーチングに加えて、トレーニング的なこともやっているので、ちょっと長めになります。でも、朝からガンガンやってる感じで一日がとっても気持ちよくなります。それにしても5時ってもうこんなに明るいんですね。そういえば来月は夏至じゃないですか。1月の滝行のこと思ったら、いつの間にか月日が経っているのだな~っていう実感です。

 ところで、今日もいろいろあったのですが、ある本にはまってしまった一日でもあります。その本の名は昨日もちょっと紹介したのですが、「冒険投資家ジム・ロジャース世界大発見」という本です。ある人からジム・ロジャースと言う人の名を教えてもらって、気になっていたところ図書館で偶然見つけてしまい、即借りしました。パラパラと読んでみると、、、うお~面白い。このジム・ロジャースという人なんですが、「投資家」として大成功した人で、アメリカではジョージ・ソロスとかウォーレン・バフェットなんかと並び称される成功者の一人です。投資家として実績をあげながらコロンビア大学でも教鞭をふるっていたそうです。そして早い時期に巨万の冨を築き上げ、かねてからの夢であったバイクで世界一周に出かけたのです。それは本になり、私が今回借りてきたのはその後の世界旅行の話で、フィアンセと一緒に特注のベンツに乗りながら世界をくまなく冒険するという内容です。もちろん実話です。ちなみにこのバイク旅行とベンツ旅行は2冊とも文庫本になっており、図書館で借りれるにも関わらず、アマゾンで同時注文しちゃいました。なんとなくバイブルになりそうな予感がする本です。

 そもそも、最近、投資で生活している人と接する機会が増えてきて、私もそろそろ投資の勉強でもしようかなと思っていたのですが、なかなか具体的に行動に移らなかったのですよね。そんな矢先、たまたまジム・ロジャーズのことを聞いて手に取ったのがこの本。投資家でありながら、これは私の大好きな「旅のエッセイ」でもあります。つまり投資家の視点から旅を通して世界を語るという内容になっています。まだ3分の1しか読んでませんが、正直、めちゃくちゃ面白いです。アイスランドを出発点として、ヨーロッパ横断してトルコへ。そこから中央アジアを横断し、中国、韓国、日本へと車を進めます。今はここまでしか読んでいませんが、その後はシベリアを西に横断し再びヨーロッパを縦断し、アフリカ大陸をぐるりと一周。アラビア半島から南アジア、東南アジア、オーストラリアと車を走らせ、そこから南米に進み、北上した後、カナダを経てニューヨークが終点となるようです。これぞ世界一周ですよね。私のような単に北半球を一周しただけのものとは違います。それにしても何が面白いかと言うと、旅本ならでは苦労話やその土地の文化の話はもちろん、投資家として国や将来の見方がさすがの教養の上で実にわかりやすく述べられているところです。そして納得です。

 例えば極端な話で、中央アジアは投資の対象として見込みなし。韓国や日本もそれほど魅力的でない一方、21世紀は中国が買いだと断定しています。中国という国は言うまでもなく、戦後は共産主義体制の中で極端な保護主義によって経済がコントロールされてきました。しかし、中国人の気質から見ると、世界でも有数の「資本主義国」なんだそうです。今後、市場がどんどん開放されて、自由に通貨を交換できるようになると、中国の資本主義化は加速し、それに加えて、巨大な購買力に裏打ちされて、投資対象としてはものすごく魅力的なんです。確かに中国が注目されて久しい話ではありますが、彼の洞察力で言われると非常に説得力があります。さらに興味深い話として、日本の将来にはさほど期待していないと言いながら、旅の途中で口座を開設しているのです。話としては今から5~6年前なんですが、その時点で現在のミニバブルのような景気回復を見越していたのです。彼はそれをリバウンドと呼んでいるのですが。ただし、それは短期的な投資対象としてであり、長期に持つものではないと断言しています。まさしく、今、巷で言われている内容と見事にマッチしています。今現在の日本は株バブルのようですが、賢い投資家は既に見切りをつけて中国などに流れているようです。そんな話がロジャーズの洞察の中で巧みに散りばめられているのです。

 そういう経済の話も面白いのですが、私としては単純に「旅物語」としても楽しめるわけで、今読んだ中ではとりわけ中央アジアの苦労話が心に残っています。トルコからグルジア、アゼルバイジャン、そして中央アジアへと横断するのですが、その国境にせまる度に面倒くさい事態に巻き込まれ、足止めを食らうのです。その焦りやら苛立ち、そしてちょっとしたワクワク感がとても素直に伝わってきます。金持ちのカップルがベンツで世界一周なんて優雅そうに見えても、やっぱり一筋縄ではいかない国はまだまだあるのだな、と思わせられます。私が世界旅行をした時も、「国境」には何かと悩まされたり、一方でとてつもないワクワク感があったものです。「国境」の話になったので、それを続けたいのですが、私が初めて国境を越えた経験は日本から韓国でした。下関から一泊のフェリーで釜山に行ったのが最初です。ただ、これは船を下りたら別の国なので、いわゆる「国境を越える感」はあまり感じられません。日本は島国である以上、船か飛行機でしか別の国に行く事ができません。その後、歩いて国境を越える経験をすることになったのですが、最初はあまりにも呆気なかったのです。オランダからベルギーへ自転車で越える時のことです。私はてっきりパスポートコントロールや税関があるものだと思っていのですが、地図を見ながら進み、そろそろだろうと思っていたら、なにやら「ベルギー」とオランダ語で書かれている看板を見たのです。そこで自転車を止め、再び看板を見てみました。どう見ても「ベルギー」です。これが最初の歩いて国境越えです。

 その後も自転車で越えていくのですが、ベルギーからルクセンブルク、ドイツと同じように「看板」だけの国境を越えていき、途中、フランスにも出たり入ったりして、まるで県境、いや、市町村境のようでした。ただし、ドイツからオーストリアに入る時には国境の門らしいところを越えたのですが、そこでもパスポートを見せることはありませんでした。ただし、その後は「オーストリア→ハンガリー」、「ハンガリー→ルーマニア」、「ルーマニア→ブルガリア」、「ブルガリア→トルコ」とその度にパスポートを提示させられ、スタンプを押されるのでした。この「スタンプ」というのがなんとなく「国境」の醍醐味のような気がします。あとは普通にパスポートコントロールを受けて、ワクワクドキドキしながら国境を越えていくのです。それが旅の醍醐味の一つであるかもしれませんね。

 話が長くなっていますが、あと、私は「国境の町」というのが好きです。その町だけは両国のごちゃ混ぜ感があり、一つの町で二度おいしい的な楽しみがあります。比較的身近で有名な国境の町として「タイ-ミャンマー」の「タチレイ」という町があります。ここはミャンマーなんですが、ビザなしで半日、タイから入ってちょっとしたミャンマーを味わう事ができます。食べ物などもミャンマー料理になるので、旅行者にとても人気です。そして、私が行ったことがある中でとても印象的だった「国境の町」があるのですが、それを紹介したいと思います。

 その町の名前は「モンラー」と言います。ミャンマーと中国の国境の町で、領土的にはミャンマーなんですが、実質上の中国になっています。まず、言葉はビルマ語が通じず中国語のみです。通貨も中国元のみ。住んでいる人もほとんどが中華系で、言葉や生活スタイルからすべて中国です。私はその町に興味本位で行ったのですが、実に好奇心を満たす町でありました。2年前、会社の有休をとってタイ、ミャンマーを旅行したのですが、タイから歩いてミャンマーに入り、そこからタクシーでチャイントンという山の中の町に行き滞在します。そしてそこを拠点として、偶然、知り合ったバイクタクシーのにいちゃんにバイクで片道3時間の「モンラー」に行くのです。バイク代、2人の宿代、食事代を持つ契約で、連れて行ってもらいました。それでも一泊して5千円かかりませんでしたけど。非常に面白い町でしたので、写真とともにご紹介させて頂きますね。

 チャイントン、モンラー間にある少数民族の集落です。景色はものすごくよかったです。 
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 モンラーに着いたのですが、この奇抜な建物は「麻薬博物館」。この辺りは、昔から阿片の一大産地だったそうです。
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 「麻薬博物館」のディスプレイの一つ。阿片を吸ってらりってる像です。怖いっちゅうに。
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 中国との国境に行ってみました。誰もいません。もしかしたら、このまま中国に入れてしまうかもです。拉致されそうで怖いんですけど。
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 実はモンラーは、夜がえげつないのです。ミャンマーという国は軍事政権によって制圧され、治安が保たれる一方でいろんな人権侵害があったり、理不尽な規制があったりするのです。しかし、モンラーには軍事政権の手は及ばず、ほとんど治外法権のようです。ミャンマー国内にはないカジノやディスコがここにあります。
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 中央の市場で、ここで胃袋を満たします。屋台もあります。
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 その市場の周辺なんですが、わかりにくいと思いますが、これは「売春宿」なんです。ここで性欲も満たします。要するにモンラーでは賭け事を楽しみ、絶滅種にあるような動物まで食し、女を買いあさる、まさしく「酒池肉林」の欲望の町なんです。もちろん私は大人しく見学するだけです。
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 とても小さな町なんですが、いろんなものを見せてくれる町でした。夜はエキゾチックに輝いています。
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by katamich | 2006-05-09 23:22 | ■旅・ツアー
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