長崎の超能力喫茶「あんでるせん」レポート 2005.9.8

 今日は九州では非常に有名な、長崎県は川棚町(佐世保市の近く)にある超能力喫茶「あんでるせん」に行ってきました。最近行った私の友人が非常に面白かったと言っていたので、不思議好きの私としては是非とも行ってみたくなりました。ちなみにツレも昔から行きたい行きたいと言っていたので、今日は会社を休んで一緒に行くことになりました。

 ここは喫茶店なのに変わっていて、入るのに「予約」が必要になります。我々は午前の部に予約を入れて10時半に「あんでるせん」に到着しました。超能力喫茶と言われながらも、外見や内装は昭和40年代を思わせるようなレトロな喫茶店です。さらにそのメニューが驚きです。まさしく昔風のメニューで、ドリンクはブレンドコーヒーからトマトジュースまで一通りあるのですが、食べ物がものすごく制限されていました。私はホットケーキセット、ツレはミックスサンドを注文しましたが、、、とても、ま・ず・い。。。ホットケーキは解凍してオーブンで暖めただけのパサパサ、ミックスサンドはやたらとマヨネーズを効かせた胸焼け寸前の代物です。他のお客さんでカレーを注文している人がいたのですが、いかにもレトルトの香り。まあ、この喫茶店は「ショー」を見るのが目的なので、この際、メニューには目をつぶることにします。しかし、内容に不釣合いな値段の高さはちょっとねえ。。。

 しかし、この店の名物マスターは超能力の他にも「折り紙」の世界で有名であるらしく、それはもう見事な折り紙の作品が店内所狭しと展示されてあります。テレビにも出演したことがあるそうです。

 店に入って3時間ほどでようやく「ショータイム」が始まります。「超能力者」のイメージとは異なり、ごく一般のちょっとハンサムな中年男性が登場しました。お客さんはいつもは30名ほど来るそうなのですが、今日はなんともツイてることにたったの10人。ツレはまん前に座り、私はそのすぐ後ろに立ちながらショーを見物しました。

 結論から申し上げると「とっても面白いショー」でした。他のお客さんも一つ一つの現象に目を疑うほどのびっくりリアクションで、この世の奇跡がそこに現れたようでした。ツレも最初から最後までびっくりし通しでした。私が覚えている限りで、その「ショー」の内容を箇条書きにするとこうです。

1.客から借りたタバコを念力で立たせる、空中に飛ばす

2.客から借りた指輪を手のひらで自由な角度で立てる(もちろん手を触れずに)

3.カード、トランプの透視

4.客が開くカードをあらかじめ予言する

5.芸能人のカードを何枚か任意に渡して、誰が好みかを当てる

6.客の氏名、生年月日、親の名前などを当てる

7.任意に客に「絵」を描かせてるのだが、マスターが予め描いていた絵とピッタリ照合させる

8.客から借りた紙幣を空中に自由自在に飛ばす、躍らせる

9.客から借りたコイン(5円、10円、50円、100円、500円)を手を触れずに捻じ曲げたり、砕いて復元させたりする

10.ボルトとナットを手を触れずに締めたり開いたりする

11.スプーンを手を触れずに曲げる

12.ポラロイドカメラで客の頭にあるカードを念写し、おまけにその人と所縁のある人の顔を映し出す

 とても雑なレポートですが、ほぼ同じ内容がこちらのページでレポートされているので、ご参照下さい。とても詳しく書かれてあります。 

 中でも圧巻だったのが、「7」の客に絵を描かせて、あらかじめ描いていたマスターの絵とピッタリ照合させる能力です。なんでも人の運命は決まっていて、今日、この場に来るのも決まっているそうです。そして誰がどのような絵を描くのかまで決まっているので、マスターはそこまで予知した上で、朝にあらかじめ今日の客が書くであろう絵を描いていたのです。一人の客が絵を描いてから、何重にも重ねられた入れ物の中の一枚の絵をとりだすと、、、なんと客が描いた絵と全く同じで、描いた人のフルネームや生年月日までもが書かれたあったのです。

 また、「5」の好きな芸能人あてについては私が実験台になりました。10枚のカードから一人好きな女優を選び誰にも分からないように財布の中に入れたのですが、あらかじめ書かれてあったビンの中のメモ紙には、私が選んだ女優の名前が書かれてあるのです(ちなみに電車男のエルメス役の伊藤美咲を選びました)。

 これなども私が今日この場に来るのが最初から決まっていて、どの女優を選ぶのかまで決まっていたのを、マスターはあらかじめ知っていたそうなのです。

 このショーはマスターの持つ類稀なる能力を見せるだけでなく、実はそれを見せながら人生をよりよく生きるための教訓のようなものが語られます。印象的だったのが、

1.人の運命は決まっている
2.想いを強く持てば必ず実現する

 2などはいわゆる「成功セミナー」などでも語られるような内容です。マスターの持つ超能力も実は誰にでも習得可能であり、それが可能だと強く念じれば必ず実現するという内容です。これなどは「量子力学」の考え方を取れば十分に理解可能な内容です。つまり物体と言うのは目に見えない分子の集合体であり、その分子と分子の間は隙間だらけという前提に立ちます。なので物体を空中で自在に動かしたり、蓋のしまったビンの中に瞬時にコインを入れたりなどは、分子を「想い」の力で自在に動かしたり、分子の隙間同士をうまく入らせることで、通り抜けのようなことが可能になるので。私が雲を消したりできるのもその理屈で、雲の場合は「水」という最も人間の「想い」を受けやすい物質を念によって動かすことで消すことが出来るのです。なので雲を消すことの延長上に他の物資を動かしたりすることがあるのだと思います。

 要するに「想い」を強く持つことで、「成功」も思いのままということにつながるのです。この喫茶店にはマスターのそのような勇気の出る話を聞きに何度も訪れる人もおり、また、日本全国から飛行機を使って連日のようにお客さんがやってきます。中には芸能人やスポーツ選手、財界人、政治家なども噂を聞きつけてやってくるようです。ソニーの元会長などはヘリコプターで来たり、また、船井幸雄氏の昔の著書にもマスターをして本物の超能力者として紹介されているそうです。俳優の藤岡弘氏などは何度も足を運んでおり、スランプ時などはここに来て息を吹き返すようなことがあるそうです。

 とにかく「百聞は一見にしかず」なので機会があれば訪れてみる価値はあると思います。「何か」をつかんで、明日からの生活にプラスの要素が見つかるかもしれません。

 ただし、、、マスターのショーはその全てが超能力ではないことは言っておく必要があります。おそらくカードやコインの類は全てマジックであるし、私もツレも若干マジックである部分を見てしまいました。ただ、どこまでがマジックでどこまでが超能力であるかは、私にはわかりません。超能力だけではネタが持たないので、時間を持たせるためにマジックを使っているのかもしれません。または本当はものすごい超能力を持っているのだけど、あまり表ざたになってもまずいので、マジックによってカムフラージュしているのかもしれません。

 しかし、実際は超能力かマジックかなんてのはどうでも良い話で、実際にこの喫茶店に来て、「勇気」をもらって帰る人がいるという「事実」があることが重要なのです。その「事実」がある限り、この喫茶店はまだまだそこにある使命があるのでしょう。

 とにかく「一度見る」価値はあります。九州に来られた際は是非足をお運び下さい。詳しくはこちらまで。

追記(2013.2.25):本当のことを申し上げますと、「あんでるせん」で行われているショーはすべて「手品」です。もちろん「手品と見せかけた超能力」なるレトリックは可能ですが、少なくとも私はショーのタネをすべて知っています。そうである以上、超能力である、と論拠は極めて乏しいという結論となります。
by katamich | 2005-09-08 22:52 | ■日一日