宇宙となかよし

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Qと申します。読んで頂いた皆さんが笑顔になり、ますますパワーアップできるようなブログを目指しています。

インドの占い師 2005.6.2

 さて、「インドの占い師」について書きます。彼の名は、パラウエズ・ハサンと言います。普段は仏陀が入滅した地、クシーナガルに住んでおり、本職は仏具や宝石の取引業のようです。占いは手相が主ですが、人相や印象など総合的に見ることが出来るようです。そして仕事としては占いをしていません。もちろん私もただで占ってもらいましたが、土地では有名な占い師のようで、彼が姿を現すと行列が出来るほどのようです。

 何度も言いますが、私が彼と出会ったのはまさに「偶然=意図せざる結果」としか言いようがなく、それゆえに「必然=運命」としか思えないところがあります。最初に彼と会ったのは、マハボディー寺院の前の道で、日は落ちてすっかり暗くなっていた時間です。現地で知り合ったインド人、アショカがたまたま彼を見つけて、紹介してもらったのです。

 会って、開口一番、こんなことを言われました。

ハサン:「あなたはお坊さんですか?」
(彼は英語、日本語のみならず数ヶ国語をマスターしているようです)
私:「え?!、いいえ。でも、お坊さんの真似事のようなことはやっています。」
ハサン:「では、真剣にやってください。あなたは、40歳までに『ほんもののお坊さん』になります。」
私:「え?!、何でそんなことが言えるんですか?」
ハサン:「私は主に手相で占いますが、その人の人相や印象だけである程度のことはわかります。今は暗いので手相は見れませんが。」
私:「『ほんもののお坊さん』、って何ですか?」
ハサン:「お寺を持って、葬式などでお経をあげたりするだけがお坊さんではありません。お寺で生まれたとか、仏教の学校に行っただけで、『ほんもののお坊さん』にはなれません。『ほんもののお坊さん』とは、正しいことをきちんと見ることが出来、自分を含めて全ての人を正しい道に導くことができる人のことを言います。あなたにはわかっているはずです。あなたは40歳までに『ほんもののお坊さん』になります。」


 とつぜん、「あなたはお坊さんですか?」にはびっくりしました。確かに数珠をぶら下げていたので、そう思われるかもしれませんが、そのあとの『ほんもののお坊さん』にはさらにびっくりしました。そしてこんなことまで言いました。

ハサン:「あなたは先生について修行をしていますね。その先生はブッダガヤーに来たことがないと思いますが、来る運命にあります。身体が丈夫でないようなので、冬にグループで来ることになると思います。私はあなたの先生に会ってみたいです。」

 先生(導師)について修行をしているのは事実です。滝行のことですね。私は導師のことは何も言ってないのに、ここまで言えるとは、本当に驚きです。他にもいろいろ言われました。

ハサン:「あなたは両親と一緒に暮らしていないようですがなぜですか?」
私:「なぜと言われても。仕事などで自然とそうなっているだけです。」
ハサン:「でもあなたの両親はあなたのことを頼りにしています。あなたは3人兄弟の二番目のようですが、最終的に両親の面倒を見るのはあなたです。」


 3人兄弟の2番目は客観的な事実です。言ってないのになぜわかるのか、と聞くと「わかるからわかるのです」だって。最終的に面倒を見るかどうかはわかりませんが、頼りにしているのは本当かもしれません。3兄弟の中では私が一番、親とコミュニケーションをとっているでしょうし。

ハサン:「あなたは今までの人生で苦労してきていますね。特に仕事面で。」
私:「順調とは言えなくとも、さほど苦労してきたようには思えませんが。」
ハサン:「それはあなたのエネルギーが高いからです。不運な状況にあってもそれを押さえつけることができるのです。でも、決して恵まれた人生ではなかったはずです。」


 苦労してきたかどうかはわかりません。しかし、確かに仕事面では決して恵まれた環境ではありませんでした。社会人になったのも遅かったし、入った会社でもよい待遇を受けていませんでした。そもそも恵まれていたら、今のこの時期にインドなんかにはいませんよね(笑)。

私:「では、これからの人生はどうなりますか?」
ハサン:「それは手相を見なければわかりません。」


 そうやって、占いは翌日に持ち越されました。翌日の午前、同じ場所に行くとハサン氏はいました。

ハサン:「ドキドキしていますか。手相のことばかり考えていたでしょう。そんなに心配することないですよ。」
私:「よろしくお願いします。」
(手相を見る)
ハサン:「最初に言うべきは、あなたは頑張らないといけません。つまり、今まで以上に物事に真剣に取り組まなければなりません。それは簡単ではありません。でも、決して難しくもありません。」
私:「・・・そうですか。」
ハサン:「でも、あなたにはよい運命が待っています。あなたはあまりお金を使いませんね。無駄使いをせずに必要なことだけにお金を使うというタイプです。でも、あなたはこれからの人生で人並み以上の財を得ることになります。少なくとも、家の一軒を建てるくらいには。あなたは頭の良い人ですし、物事に真剣にさえ取り組めば何でも出来る人です。自分に自信を持って頑張ってください。大丈夫です。」


 とても嬉しいことを言ってくれます。確かに私は今まで物事に真剣に取り組んだことがないかもしれません。どこか客観的でさめたところがあります(人はそう思わないかもしれないけど)。頑張ればできる。当たり前のことかもしれませんが、運命によっては頑張らなくてもできる、頑張ってもできない人もいるかもしれません。そういう意味では、私は恵まれているのでしょう。そして「結婚」についても言われました。

ハサン:「あなたはまだ結婚していませんよね。でも、5~6年前に結婚する流れがありました。その相手に心当たりがあるはずです。しかし、その人と結婚する縁はなくなりました。今は次の運命が待っています。普通の人と比べて時間はかかるでしょうが、必ず結婚します。」
 
 5~6年前に結婚する流れがあった。確かに言われてみれば、直感的に感じていた相手がいたかもしれません。しかし、いつの間にかその流れがなくなっていたのも感じていました。今はきちんとした流れがあるのも感じています。そして、「お坊さん」の話を再度聞きました。

ハサン:「昨日も言ったとおり、あなたは40歳までに『ほんもののお坊さん』になります。手相でもそう出ています。あなたはお坊さんの格好をしたり、仕事でお坊さんをするのではなく、他に仕事を持ちながら『ほんもののお坊さん』になります。最終的に袈裟を着たりお寺を持ったりする可能性はありますが、それはわかりません。でも『ほんもののお坊さん』になる運命にあります。これからもよき先生のもとで修行をしてください。より真剣に。そして、インドの仏跡を全て巡ることも必要です。それは結婚すると行きにくくなるので、早めに行っておいた方が良いでしょう。おそらく来年にでも、またインドに来ることになるでしょう。」

 手相でも「ほんもののお坊さん」と出ているらしいです。私はよほど「お坊さん」に縁があるようです。私が「前世お坊さん」などを意識するずっと前に、2歳の男の子からいきなり「おぼうさん~」と言われたのも、幼い故に本当に見えていたのかも。それにしても来年もインド~。行きそうな自分が怖い(笑)。仏跡って数えるとそんなに多くないんですよね。それも北インドに集中しているし。いわゆる4大仏跡と言われているのが、仏陀生誕の地ルンビニー、仏陀が覚って文字通りブッダ(覚った人)となったブッダガヤー、仏陀が初めて説法をしたサルナート、そして仏陀入滅のクシーナガル。他にも祇園精舎や沙羅双樹など全部で8~10箇所だそうです。これなら十分に可能です。本当に行くのかな~。

 「運命」について質問しました。

私:「そもそも、『運命』って何ですか。それは生まれたときから決まっているのですか。変えられないのですか。」
ハサン:「『運命』とは人に与えられた使命や役割のことです。生まれたときから決まっています。運命は変わることもありますが、それも運命です。」
私:「運命が決まっているのなら、何もしなくて良いことにはなりませんか。」
ハサン:「運命に従って一生懸命生きること自体が人の使命、役割です。何もしないわけにはいきません。あなたは『運命』を信じていますか?」
私:「運命は信じているつもりです。」
ハサン:「宗教や神についてはどうですか。」
私:「いわゆる宗教団体というものはあまり信じていません。私が信じているのは『宇宙』そのものです。人はそれを『神』と言うのかもしれませんが。」
ハサン:「宇宙、それはブラフマンのことですね。やはりあなたは正しい認識をしている。仏陀は常に『宇宙』のことを考え、『宇宙』に従った人のあり方を探求していました。そして仏陀(覚った人)となったのです。あなたは一生涯、仏陀を最高の先生とすると良いでしょう。」
私:「・・・・」
ハサン:「それから、あなたはすぐに結果を欲しがるタイプです。これだけ一生懸命やっているのだから、すぐに結果が出るものと思っている。結果は必ず出るので、あせらずに正しい信仰をしていて下さい。また、小さな心配事をする癖もある。一人ぼっちと思う癖もある。それらの想いを捨てて、正しい信仰をしていて下さい。『ほんもののお坊さん』になるには、まず自分がその力をつけ、それから人を助けることになります。」

私:「昨日、運命の石の話をしていましたが。」
ハサン:「手相を見ると、今の段階での運命の石は『ゴールデントパーズ』です。『アメジスト』も良いようですが、今は『ゴールデントパーズ』を身につけていると良いでしょう。」
私:「『アメジスト』は私の誕生石ですね。『ゴールデントパーズ』を見せてください。」
(原石と削った石を見せてもらう)
ハサン:「手にとって見て下さい。何かパワーを感じますか。」
私:「・・・・」
ハサン:「ここに5つの『ゴールデントパーズ』がありますが、ひとつ選んでください。」
私:「これですね(一番大きな石を取る)。いや、違います。切り口の広いこちらの石の方が好みです。」
ハサン:「手相に出ているとおりです。やはりあなたはきちんとしたものを見分ける力がありますね。」
私:「先ほどの『運命』の話に戻りますが、石を持っているとどうなるのですか。『運命』が決まっているのなら石を身につける必要もないんじゃないですか。」
ハサン:「確かに石で『運命』が変わるわけでもなく、石がなくても『運命』の導くとおりに進みます。しかし、石の力とはこういうことです。あなたが家を出て、ある目的地に行くとします。そこで雨が降っていたらどうしますか。ずぶぬれで行きますか。傘をさすでしょう。石の力は傘のようなものです。ずぶねれでも目的地に着くかもしれませんが、傘を差したらスムーズに行けるでしょう。石の力があなたの『運命』の手助けをするのです。インドの上流階級の人たちは皆、石の力を信じており、自分にあった石を指輪やペンダントにして身につけています。そして、事業に成功したり、人生をよりよく送っています。インドの上流社会では石の力は今では常識になっています。」
私:「私にあったゴールデントパーズはおいくらですか?」
ハサン:「あなたは指輪よりもペンダントの方がよさそうですね。加工も含めて110ドルです。」
私:「高くないですか。もっと値引きできませんか。」
ハサン:「日本なら5万円は取るところです。決して高いとは思いません。110ドルは正当な値段です。それ以上吹っかけることも出来ますが、私は正当な値段で仕事がしたいのです。」
私:「わかりました。頂いて帰ります。」


 見事な商売上手ですね(笑)。確かに110ドル(約12000円)は決して安くありません。しかし、日本でちょっと気合入れて飲むと10000万円以上することを考えると、さほど高くないとも思います。また、親から大目に送金してもらっていたおかげで、すぐに買える値段です。そもそも、ここまできて買って帰らなかったら、日本に帰ってものすごく後悔するでしょうね。この買い物は正解だと思います。ハサン氏が続けます。

ハサン:「この石はあなたにとっては100万円のダイヤよりも価値のあるものです。あなたは市場価値や値段よりも自分自身の価値を重視する人です。ペンダントは日曜日の夜、シャワーを浴びて身を清めてから身に着けると良いでしょう。それ以降はきちんと身に着けていてください。」

 とりあえずそうします。ハサン氏はなんと初日の事件についても言及し始めました。

ハサン:「あなたは最近大きな事故にあいましたね。手相に出ています。」
私:「大きな事故、、、心当たりありません。強いて言うならこの旅の初日に、インド人から殴られて軽い怪我を負ったことぐらいでしょうか。考えてみると、私は人から殴られた経験がほとんどありません。」
ハサン:「それかもしれませんね。あなたはその事件について、深く考えたでしょう。」
私:「はい。その意味について深く考えました。」
ハサン:「やはりそれでしょうね。その事件を通してあなたは大きく成長しました。その程度の怪我で済んでいるのは、あなたのエネルギーが高いからです。あなたは本当に高いエネルギーを発していますよ。」
私:「ありがとうございます。これから先の人生で大きな事故にあうことはありますか。」
ハサン:「ありません。今回の事件が全てを吸収しました。あなたは本当に運がいい。」


 ハサン氏が言うように、事件の後、ラダックに行き、一週間、深く考えました。この事件が今回の旅、そして私の人生においてどういう意味を持つのか。ハサン氏は成長のきっかけであり、さらに、今後起こりうる災いを吸収した、と言いました。やはり初日の事件は意味のない不運な事故ではなかったのです。感謝してよかったのです。さらにハサン氏が続けます。

ハサン:「あなたが今回インドに来た経験は人生において素晴らしい意味を持ちます。インドで大きなエネルギーを吸収して日本に帰ります。今はわからないでしょうが、日本に帰ってから徐々にわかるようになると思います。あなたは本当に良い運命に恵まれています。とにかく何事も真剣に頑張れば、必ず良い結果がでます。あなたとはまたお会いできそうです。その時は是非、あなたの先生も一緒に来てください。私はあなたの先生と会って話しをしてみたいのです。」

 う~ん、何から何まで大げさなほどに良いことを言ってくれます。本当か嘘かは別として、そう言われただけでもインドに行ったかいがあります。今はまだエネルギーを吸収した実感はありませんが、いろんなことがありながらも本当に「行って良かった」と大満足しています。インドは私の人生における新たなステージへの導きだったのでしょう。これからもますますハッスルして頑張るぞー!!


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by katamich | 2005-06-02 23:55 | ■インド
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