地上の楽園だと思う 2017.3.23

いよいよパナリ(新城島)に上陸です。東横インから1キロほど歩き、石垣港へ。
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港でぱぴぃと再会し、売店でいろいろ買物し上陸。船内では寝ていたようだ。そしてパナリに上陸。ちょっと風は強いけどいい天気。今回もだけど、天気予報ではずっと雨だったのが、見事に、オセロのように晴れにひっくり返り、またしてもQさん晴れ男伝説を更新してしまった。荷物を降ろし、さっそく島内散策。ぱぴぃよりいろんなご説明を受けます。
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ちょっとした高台から周囲の海と島々を眺める。
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天然のパパイヤ。この島はすべてが天然。農薬もなく、ハブもいなくて、とても安全な島。ノニ、アダン、薬草も自生しており、夏にはヤシガニも捕獲できる。もちろん食用だ。
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美しいビーチ。シュノーケリングするにはちょっと波が高かったので今年は断念。いや、実は6月にお預けだ。
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まるでジャングルなんだけど、これはアダンの実。知らないとパイナップルを間違う人がいるけど、これも一応、実はサトウキビのようにかじって食べることはできる。ほんのり甘く、過食部分は多くはない。沖縄料理店では実ではなく、茎の方を煮込んで食べる。タケノコのような触感で美味い。昨日も食べた。
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もう一つの高台に。
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ぱぴぃがどこやら指さしている。
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パナリは神社がとても多い。小さな島にしてはその密度は沖縄一かもしれない。そしてもちろん入ってはダメだ。
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ちょっとしたプライベートビーチのような場所。昼からここでちょっと泳ぐ。記念撮影だ。
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小一時間ほど島内散策をして、宿に戻る。
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ランチの弁当を食べてまったりと。すでにビールや泡盛もいただいた。
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島の南のビーチからは下地島が見える。そこまで行くのだけど、軽トラの荷台に乗っけてもらう。見ての通りナンバーもない。さて、法治国家でこれは大丈夫なのだろうか。一応聞いてみたところ、この島は全体が私有地で道交法の適用外だとか。本当だろうか。車もナンバーがないのは、道交法上の車両ではなく、何ものでもない何かなんだとか。

島民が3人、交番も警察署もない。昔はこんな島もたくさんあったようだけど、今ではさすがの沖縄利離島と言えど、ここくらいだろう。ま、厳密にはグレーゾーンだろうけど、当然、警察も知らぬはずはないし、ま、いいかと言うしかないね。
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オレたちは1.5キロほどを歩いて行く。
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着いた。あれが下地島だ。牧場があるのみで、住民票上は無人島。牧場の管理人がかろうじて一名、住んでいるとか。いつか渡ってみたいものです。
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うん。焼けた。
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みんなだ。
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この後は数人が泳ぎに行きましたが、女子の水着姿を写真に撮るわけにもいかず、私も腰まで浸かる程度で退散。6月ががっつりシュノーケリングしますよ。そろそろBBQの準備に入ろう。片手にドリンクを持つのはデフォルトだね。
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と、その前に薄井親子がいち早く石垣島に帰るのであります。今回は最初から最後まで、薄井先生は娘さんを連れて参加されました。何か感じることがあったのでしょうし、そのところどころでの発言は聞き逃せないものがありました。

娘のユリアちゃんは4月から高校3年生。親子、すごく良く似ておりまして、それは顔の形ではなく、雰囲気と言うと、神秘的なところと言うか、仕草から完全に親子でありました。ユリアちゃんはどちらかと言うとクールで雰囲気で、薄井先生も18歳のときはこんな感じだったのかな~と思われる。ユリアちゃんと別れ際、こう言われた。

「卒業旅行でパナリに来たいです」

まあ、周りは全員30歳以上だし、話なんか合うはずもない。もちろんそれなりに話はしたけどね、同級生と話すような感じではないだろう。お互いに気をつかう部分もあったろうし、どうだったのかな~と気にはしていましたが、最後の一言ですべてOKとなりました。

そうか、パナリは気に入ったようだし、今回のツアーもそれなりに楽しみ、感じる部分もあったんだろうな。特にパナリなんて、アクティビティーはゼロだし、そもそも観光の島ではない。宿泊施設もないし、船の定期便もない。すべてがチャーター。でも、そんな島だからこそ気に入ったのかもしれない。

正直、恩納村はオレも好きだし、テンション上がるけど、観光のための村でありそれ以上でも以下でもない。ある意味、作られたスペースだ。それに対して、パナリはそのほとんどが「自然」のもの。住む人がいる以上、民家もあるし、防災施設もある。かつては小中学校もあった。けど、観光客を楽しませるようなものは何一つないし、上陸するにも許可がいる。そんな不自由な島だからこその魅力があり、ユリアちゃんはしっかりと受け取ったんだろうな。

少なくとも、こんな経験は普通の高校生はしないだろう。母親と一緒とは言え、得体のしれない人たちの集まりで、行く場所もマニアックそのもの。沖縄旅行って、恩納村に泊まって、万座毛に水族館に平和祈念館で終わる。むしろ、そこらに行かずにしてどこに行くのだろう。ダイビングをするとかなら別として。

石垣島だってそうだ。離島に行くにも、普通は竹富島とか西表島であって、ちょっと珍しいところで黒島か小浜島だろう。新城島(パナリ)なんて沖縄はおろか、石垣島の人だって行かないでしょう。タクシーの年配の運ちゃんは昨年そう言っていた。

来年の卒業旅行でもぜひ行って欲しい。同級生たちと思う存分に楽しんで欲しい。BBQもして欲しい。そしてもっともっとパナリを好きになって欲しいね。そして、ママとつるんでいたQさんって人のことも覚えていて欲しいね。
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また、ちょくちょく会うだろうけど、こうやって別れるのはちょっと寂しいよね。左から、みゆきち、由美ちゃん、理恵ちゃん。
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で、BBQタイムに。今回は買い出しから料理までたまごちゃんが活躍していた。
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これが絶品の美崎牛だ。ちょっと焼くだけで、下の上でとろけるような甘い触感の味わい。誰もが今まで食べた肉の中で最高だと言うけど、この場も関係してるんだろうな。そりゃそうだ。オレたちだけの貸切の島で、何もない、ただ自然なだけの島で食う肉が美味くないはずがない。

最近、静かにブームになっているらしい長命草がその辺に雑草のように生えていて、それと一緒に食べると脂っぽさも中和され、いくらでも食べられるのだ。このBBQだけでもパナリに来る価値があるってんだ。
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言葉にならないよね。
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これは一週間前に潰した山羊肉。独特の香りがあるので、苦手な人は苦手だろうが、オレはまったく大丈夫。海外に行くと羊を食べることが多いけど、羊をさらに濃くしたような味。沖縄では山羊汁にして食べるのが一般的だけど、焼いて食べても美味い。横にあるノニも自然に生えてるやつで、ぱぴぃは自前で100%のノニジュースを作って、毎日飲んでいるのだと。そりゃ健康なはずだ。
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かなり食べて飲んだのだけど、まだ日は明るい。夕陽の時間になったので、港まで見に行く。青春だなあ。叫ぶしかないよね。
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再び戻ってまた飲み食い。ビールもワインも泡盛もかなりあけましたね。ぱぴぃが手製の古酒(くーすー)をふるまってくれまして、これがまた絶品でございました。幸せ以外の言葉が思い浮かばないね。
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このグループはミュージシャンが多いこともあり、自然な流れで歌も。ぱぴぃがまた上手い。「芭蕉布」って歌は知らなかったけどジーンときた。コズモクダカの歌も歌ったね。新曲の作詞も早くしないと。そして動画でお見せできなのが残念ですが、「はいさいおじさん」で盛り上がりはピークに!どんなに騒いでも苦情が来ないのも魅力だ。だって、他に観光客も住民もいないのだから。
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みんなで一緒にお布団を敷きましょう。大部屋では女子が布団を10枚並べての雑魚寝。男子は二人なので、プレハブでベッドと床に。布団をかぶせられているのはぱぴぃらしい。
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今回、いろいろわかったことがあります。今回のメインである久高島と新城島。どちらも「神の島」と呼ばれるのだけど、その性格はまったく反対。久高島は祈りの島であり、凛とした荘厳な空気を感じさせるのに対し、新城島(パナリ)は陽気でゆるやか。笑いに満ちている。同じ「神の島」でも、久高島が「祈りの島」であれば、新城島は「笑いの島」だろうな。この島でどんだけ笑ったろうか。そして身体が完全に緩む。

薄井先生が言われるには、ぱぴぃはどう見ても宇宙人だとのこと。それは苗さんも同じだろうけど、久高の神様が苗さんに姿を借りているように、パナリの神様は間違いなくぱぴぃに宿っている。パナリは昔から一部にはとても有名で、それは石原慎太郎の『秘祭』って小説のイメージが強い。私が聞いたパナリのイメージも『秘祭』のままでして、だけど行ってみるとまったく逆であることがわかる。『秘祭』で描かれるのは、排他的で暴力的でおどろおどろしい。年に数回お祭りがあるのだけど、中でも「豊年祭」なる祭りは八重山諸島ではどこでも見られるものながら、新城島のそれは特に神秘性が強いらしい。

ジャーナリストが豊年祭にこっそり侵入したところを、島の人が見つけて殴り殺されたなる噂もある。警察も島の行事には口出しができず、闇に葬られる、、、なんて話を聞いたけど、もちろんまったくのデタラメ。そもそもは豊年祭だってオープンな祭りだったけど、一部のマナーの悪い観光客のせいで慎重になっただけのこと。今も島民の紹介があれば見学できるそうで(なのでオレは見学できる)、言われているほどに排他的ではない。

それよりむしろとことんまで陽気で明るく笑いが絶えないのがパナリの神様。こんどまたパナリに行ったら、島に入った瞬間、笑い転げてしまうのではと思うほど。つまり、神様にもいろんな神様がいるわけで、パナリはとても陽気な神様だってことだ。だからこそ、より敬意をもって島と接したいのです。これからも今のままのパナリにありますよう。そして久高島と同じく、これからも何度も何度も行くことになると思います。文字通り、地上の楽園だけに。ありがとうございました。

  
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by katamich | 2017-03-23 23:39 | ■旅・ツアー | Comments(0)