宇宙となかよし

katamich.exblog.jp

Qと申します。読んで頂いた皆さんが笑顔になり、ますますパワーアップできるようなブログを目指しています。

コムギが地球の覇者・・? 2017.3.2

サピエンス全史』の下巻が届きまして、ちょっとまた夢中になっている。今日の夜は地元の商工会でのセミナー。企業や商工会議所関係のセミナーは完全にアウェーなので楽しいし勉強になります。まだまだ力を付けないと。


で、『サピエンス全史』の下巻、というか上下を通して言えるのですが、これを読んで脳が異次元に行ってしまってます。ベストセラーを読んでこうなるのも珍しいですが、いい本はやっぱりいいね。マクニールの『世界史』とか、ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』のような、イデオロギーよりも自然科学をベースにした歴史書は読みごたえがあります。井沢元彦とか司馬遼太郎も面白いのだけど、あくまで読み物として参考にとどめる程度。井沢元彦を真剣に信じて斜に構えてる知り合いとかいて、ちょっと引いちゃいましたが。


『サピエンス全史』は我々ホモサピエンスがいかにして地球の覇者になったのかをマクロ的に論じてるわけだけど、そのエポックが三つ。一つが昨日も解説した「認知革命」で、「言葉」を「見える事実」の伝達手段から、「見えない虚構」を広げる手段にまで活用できるようになったこと。これによって、神話、宗教、法律から文化、貨幣なんて「虚構」を発明でき、今ではそのような「虚構」が私たちの生活の大部分を占めている。


他の動物はもちろんサピエンスに近いと言われる人類種であるネアンデルタール人は「虚構」を作り出すことができず、それでサピエンスに惨敗してしまった。腕力はネアンデルタールの方が強いのだけど、集団行動とか戦略を立てることができなかったことが絶滅の原因か。


ただ、今ではネアンデルタール人のゲノム解析が完了しており、たった30億円で現代に蘇らせることが可能であると。代理母もたくさん名乗り出ており、お金次第で2万年以上前に絶滅した「別の人類種」と出会うことができる。


これ、すごくないですか。犬(イヌ属)には柴犬、ブルドッグ、ダックスフンドなどいろんな種がいますが、人間(ヒト属)には物心ついたときから、と言うか有史以来、サピエンスしか存在しなかった。それがたとえ混血になろうとも、半分もDNAが入った人類の別種と出会えるなんて、その合理性とか倫理性はともかく、考えるだけでワクワクします。と、同時に怖いのも確か。


サピエンスが残った次の要因が「農業革命」です。12,000年前、道端の雑草に過ぎなかった「麦」を栽培することを発見し、それで単位辺りのカロリーが激増した。日本では「縄文」から「弥生」へのステップ。縄文時代とかそれ以前の石器時代、狩猟時代は栽培技術がなかったので、動物、虫などでタンパク質をとり、木の実や草などでビタミンをとる。それはそれでバランスのいい食事だったんですね。調理(火)は発明してたので、料理のバリエーションも多かったろう。


ちょっと目から鱗だったのが、私は今まで縄文より弥生の方がはるかに恵まれていると思っていました。縄文はあるものを食べるしかなかったけど、弥生は食べるものを増やすことができたのだから。しかしこれはまったくの間違い。


たとえば100人のコミュニティがあったとして、縄文時代は100人を食べさせる食物リソースが自然界に常にあったんです。マンモスがとれなくても、鹿や鳥を食べればいい。食べ物の代替手段に豊富だったので、毎日、血の滴るステーキと濃厚なトリュフ、デザートに熟したイチジクを食べることができた。


弥生は栽培技術が進化したせいで、100人のコミュニティが自然と10倍になった。縄文は頑張っても100人は100人でそれ以上は増えなかったのが、弥生は栽培により自然と1,000人なり、確かに「種」として大成功だ。しかし、個人はどうか。


1,000人を食べさせるような食物リソースは自然界にはなくなり、必然的に栽培できる麦(穀物)を食べるしかなくなった。そして人口は増えるばかり。つまり、食べ物のバリエーションが極端に少なくなり、食卓は貧困になった。それでも生きるためのカロリーは必要なので、頑張って麦を増やし、いざという時のために余剰まで生み出した。


ただ、この余剰が曲者。マンモスは自然のもので誰のものでもなかったけど、余剰には管理者がいる。そして余剰をたくさん所有する人を「お金持ち(又は支配者)」と言い、そこに人類の階級や差別が生じた。縄文は誰もが平等だったのが、弥生以降今日まで続く差別が生み出されたのです。余剰を管理するには、それを狙う外敵から身を守る術が必要になる。その術が武力であり、今日のシリア内戦にまで発展する。


つまり、戦争の元凶は小麦にあるのです。そしてさらに目から鱗なのが、私たちサピエンスは小麦を栽培することで人口を増やし、種としては成功した。しかし、それを小麦サイドから見るとどうか。7万年前のサピエンスが地球上の落ちこぼれだったのと同様、小麦もイチジクやサボテンとかと比べると単なる雑草であり植物界の落ちこぼれに過ぎなかった。
b0002156_15503047.jpg


そこで利用したのがサピエンス。小麦はサピエンスを朝から晩まで働かせた。畑を耕させ、虫や菌、外敵から守らせ、さらに近くに住ませ、養分となる糞便まで集めさせた。それでいてサピエンスはヘルニアや関節炎など疾病までもらってしまった。


そうやってサピエンスは小麦の奴隷としてこの12,000年を生きてきた。そして人口が増えすぎてしまった以上、縄文時代の自然的な生活に戻ることも不可能になった。ついでに言うと、小麦の栽培と家畜の飼育はセットであり、家畜を原因として、天然痘から鳥インフルエンザまでサピエンスを脅かす外敵が登場した。それでも小麦自体はビクともしない。サピエンスはどんなに不幸になろうとも、ありとあらゆる手段で自分たち小麦を増やしてくれるのだから。


小麦は単位当たりのカロリーを最大化させる食物で、サピエンスとは種としてウィンウィンで地球のヘゲモニー(覇権)を奪ってきた。しかし、小麦はサピエンスにとって麻薬でもある。パン、お菓子、パスタ、うどん、ラーメン、、、人は完全に小麦に支配されている。「○郎」に行けばわかる。以前、歌舞伎町の「○郎」に初めて行ったとき、前で行列を作っていた50前後の油ギッシュな男性の手が震えていた。まだかまだかと。30分ほど待ってようやく同じロットのカウンターに座った瞬間、「ぜんぶマシマシ~」と大声で叫んでいた姿は、完全に不健康極まりないブロイラーの雄叫びそのものだった。


そうやって本来サピエンスに必要なカロリー以上を摂取しまくり、事実、インドや中東の貧しい国では本来ぜいたく病と呼ばれていた「糖尿病」が一番の問題になっている。極めて安価にすぐにハッピーになれるのだから、貧しい人は小麦から離れることができなくなっている。それは日本も同じで、小麦の摂取し過ぎで糖尿病となり、さらに糖尿病腎炎となり人工透析患者として年間500万円、財政から支給されることになる。その意味では、たくさんの自由と健康を犠牲に「年収500万円」になることは難しくない。


ただ、ここ最近は「小麦」に対する付き合い方がまだまだ微々たるものだけど、変わってきた感じはあります。先進国、それもセレブを中心にグルテンフリーなる食文化か広がりつつあること。かつてセレブの食文化として菜食やマクロビがもてはやされていたど、最近はすっかり下火。菜食やマクロビが効果あったのは、それまで暴飲暴食しまくっていた人たちに対して。


セレブの人たちに上質のワインやステーキ、パンを手放せと言っても難しかった。しかし、そこに新たな「虚構」を持ち込むことで成功した。その「虚構」こそが「菜食」や「マクロビ」などの「宗教」である。マクロビの陰陽説なんてのは、栄養学的にも科学的にも、実証的もなんの根拠もない。ただの思想であり宗教であり、もう少しマイルドに言えば趣味に過ぎない。


宗教も一種のルールだけど、野球のルールとは一線を画す。野球のルールは明らかに人間が作ったものであり、いつでも「ボーク」や「振り逃げ」をなくすことができる。場合によっては「投げ当てあり」、「透明ランナー」なんて新たなルールを付与することもできる。


しかし宗教は人間ではなく「神」が作ったものと信じられている。マクロビの陰陽説も宇宙や自然界、神のようなものから導き出されたと「信じさせること」で成り立っている。セレブに「ステーキをやめろ」と言っても難しかったのを、陰陽説など新たな宗教を布教することにより一瞬で手放させることに成功した。まさに「虚構」である。


そして最近では新たな宗教が始まった。それがグルテンフリーや糖質制限である。「いや、糖質制限は宗教なんかじゃなく、栄養学的にエビデンスのある健康法ですよ」と言う人もいるでしょうが、マクロビの人たちも同じことを言ってきたわけで。個人的にはマクロビに比べるとはるかに科学的だし、健康になると思うけど、もしそれが一瞬で思想を変えられるようなものであれば、ある種の「宗教」的要素があると少しは認めた上で実践する方がいいかと思います。


いずれにせよ、「糖質制限」は「小麦」にとっては脅威の一つであり、これまで12,000年間、共存共栄で発展してきたサピエンスと小麦の関係に変化がもたらされた。その意味で、最近流行りの糖質制限は人類史における大きなエポックメイキングになる可能性があります。が、まだまだ微々たるもの。私自身は極端な糖質制限はともかく、今よりも小麦や米など糖質を減らすことについては大いに賛成で、自分自身もそれは体感しています。


と言うわけで「認知革命」から「農業革命」を経て、最後は「科学革命」となるのが『サピエンス全史』の流れ。そしてこっからが本格的に面白い。長くなったので明日に続きます。


あ、昨日はお金の話をすると言ったので、少ししましょう。Amazonアフィリの話なんてちっぽけな一例に過ぎなくて、世の中の仕組みをもっと深く知ってる人にとっては、本当に「お金が一番簡単」なんです。それこそ私の友人にも、ワンクリックで100万円稼ぐ人がいますし、本当に極端な話じゃなくて、「お金」なんてのは単なる情報であり記号に過ぎなくて、そのルールを知ってる人にとっては簡単なんです。


たとえば絶対に儲かる株があると言われると、信じますか?もちろん「絶対」はないですが、9割以上の確率で「100万円が一年後に1,000万円になる株」があるとすれば、信じますか?今、預金通帳に100万円ありますか?それを預けてもらえれば、一年後に10倍になります。それもほぼ確実です。そんな情報、普通にあるんです。


それはFXでもファンドでもなく、IPO(新規未公開株)です。「新規未公開株」と聞くと怪しく感じるし、実際、ほとんどが怪しいのですが、そうじゃないのもある。しかし、一般の人にその情報は届かない。では、どんな人に届くのか。それは野村證券に1億円以上の取引の実績があるお得意さん。金額は正確じゃないですが、とにかく証券会社のお得意さん。


IPOが儲かるって情報は確かにあるし、蓋然性も高いのですが、ただ、IPOって抽選であることが多い。確かに抽選もあるのですが、実際は抽選以前にお得意様にしっかり割り振りされてて、その余りを一般の人に抽選で分けてるだけ。ただ、お得意様になるのは、それなりの資産家であったり、ステータスが必要。アメックスのブラックカード(センチュリオン)くらいでは難しいのだろう。それでも、センチュリオンもANAやJALの最高ランクなんかも、持ってるとまったく違う世界ってのはそう。


話を戻しますが、お金が「虚構」である以上、簡単な人には簡単。難しい人には難しい。だったら「簡単な人」になればいい。私は野村證券で取引もしていませんし、しようとも思わないのですが、おそらく上位5%くらいには「簡単な人」だと思います。それはこの12年間が証明していますし、実際、好きなことしかしないで、それなりの生活をしています。行こうと思えば毎月でも海外旅行に行けますし。


では、どうすれば「簡単な人」になれるのか。それは「仕組み」を知ること。宇宙の法則を知ることです。「知るだけ」でいいのです。今日はこの辺で。ありがとうございました。


---
プロフィール・実績メルマガFACEBOOKTWITTEROFFICIALお問合せ
 
友だち追加数
アカウント名は「@gix0298a」
by katamich | 2017-03-02 23:39 | ■食
ブログトップ | ログイン