旅人から勧められた本 2016.8.12

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今日は祖父母・長男・次男・オレの5人で海遊館に行ってきました。妻・三男は留守番。お盆だけに人が多い、暑い、でしたが子どもたちは大喜びで、特に次男が大興奮していました。
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帰ってから読書タイム。昨日、TSUTAYAで買った池井戸潤の新刊『陸王』を500ページ一気に読破。なんだかんだ池井戸潤の本はほとんど読んでいる。面白いのだけど、『陸王』も面白かったのだけど、パターンが毎回一緒で、さすがに飽きてきた感はありますね。勧善懲悪ビジネスエンタメ小説。『下町ロケット』や『空飛ぶタイヤ』のような興奮もないのは、単にたくさん読んでしまったからかな。


村上春樹もそうだけど、どんな感じなのかある程度予想できて、しかもまったく裏切らない(良い意味でも、悪い意味でも)にも関わらず、著者買いしてしまうのは、それがまさに「作家」なんだろう。オレもこれから、良い意味で読者を裏切りながら、どんどん読んでもらえる書き手になりたいと思います。


ブログは毎日だけど、本もずっと書いていきたい。来年は「電子書籍」にも挑戦するけど、やっぱりどこかで100万部クラスのベストセラーを書きたいものですね。そのうち書けるでしょう。そして50歳からは小説を書く。それも長編小説を。そして直木賞。こんな妄想も、ここに書いているとなぜ実現してしまうもの。だから、書いたもん勝ちだよ。ブログって最も簡単で確実な願望実現ツールだったりするから。


そうそう、最近、もう一つ凝ってる作家に「夏目漱石」がいます。以前、バックパッカーで旅をしてるとき、読書家の旅人から夏目漱石を強く勧められました。ちなみに旅人ってのは、まず例外なく読書家だし、旅に出ると読書家になるって説もある。ただ、今はネットがあるので、昔に比べ旅で本を読む人も減ったのかもしれない。


夏目漱石って日本人なら誰もが知ってる作家。代表作も『坊ちゃん』『吾輩は猫である』『こころ』などいくつかはあげられる。なんだけど、意外としっかり読んでる人は少ない気がする。だけど、いざ読んでみるとビックリ。明治の人なんだけど、文章が古臭くないし、ストーリーも『こころ』なんかは今の話と思うほどに時代を超えた普遍性がある。


それもそのはず、今の日本語は漱石に始まるとの説もあり(齋藤孝『語彙力こそが教養である』より)。実際、口語と文語が一致し始めたのは漱石からだし、時代が明治から昭和になろうと、日本語の根本自体はそんなに変りようもない。むしろ、日本語の基礎は漱石にあり、とも言える。


そうであるなら、ブログにしてもフェイスブックにしても、「伝わる文章」を書きたいのであれば、漱石を読まずしては遠回りとも言えるわけで。村上春樹ばかり読むと、春樹の影響をもろに感じさせる文章になり興ざめ。だけど、漱石に関しては新刊が出ることは絶対にないし、それでいて作品の質だっていまだに色あせない。それだけ漱石の文章には日本語としての基礎性と普遍性があるんでしょう。

上記の齋藤孝さんの本によると、ある芥川賞作家の人が、自分が書く文章の調子が悪くなると、「漱石を音読する」とのこと。それによって文章の「音痴」が修正されるらしく、そこにも漱石の作家としての、そして文章そのものとしての偉大さがあるのでしょう。


なのでもし、これから文章で商品を売りたいとか、自分の思いを多くの人に伝えたい、とか思うなら、漱石を読まずにはいられない。そしてもし、青空文庫等で漱石の作品を無料ででもすべて読んだ一年後、どうなってるでしょう。文章の達人とまでは言わずとも、少なくとも今の文章力からは格段にレベルアップしてるはず。漱石の作品なんて30かそこら。それも決して長編でもなく、しかもどれも面白い。


その昔、旅人が漱石を強く勧めた理由が今にしてわかった気分です。漱石の文章には日本語のすべてがある。旅先だけに、そんな漱石の文章は自らのアイデンティティとも結びつきつつ、見失いそうな自我を思い出すために「ぐ~」っとくる何かがあったのでしょう。オレも今、一日一回は漱石を読むようにしています。


旅人から勧められた本で思い出したけど、今、Amazonで980円読み放題のプランが始まり、その対象に「あーす・じぷしー」なる本が出てきたのでダウンロードしてみました。まだ前半しか読んでいませんが、どっかで聞いたことある話。それもしばらく読んでわかった。この作者の人はパウロ・コエーリョの「アルケミスト」に影響されて旅に出たのだったし、実際、同時期に「アルケミスト」を複数の人からお勧めされてたとのこと。そこには「アルケミスト」の遺伝子があった。


「アルケミスト」が日本で初めて出版されたのは意外と昔ではなく、1997年2月となってる。そしてその年の10月、オレはエルサレムでその本を紹介してもらった。カズと言う名の、当時30歳の旅人。腕にはタトゥー、坊主頭、スペイン語ペラペラ。聞くところによると、メキシコの日本人宿をしばらく定宿にしていたけど、麻薬(大麻、ヘロイン、コカイン等)をやりすぎて国外追放された身であったらしい。そのメキシコの宿での写真も見せてもらったけど、ビックリした。ヘロインやコカインを打つときに使う注射器で自らの血を吸い取り、それを顔にかけてペインティングしている。もちろん目は完全にいってしまってる。


そのカズなる男、10代は暴走族で相当なる不良少年だったそうで、勉強もほとんどしたことなく、18歳でABC・・・Zが書けなかったそうな。だけど、「女」から認められたいがために、12月くらいから猛勉強し、法政大学に現役で受かってしまった。つまり、2~3か月でほとんど0から偏差値60以上の難関大学に合格したわけだ。ただし、大学に入ってからは相変わらず勉強もせず、遊びほうける毎日。


そして、彼はお金に困ったことがない。なぜなら、誰かがお金をくれるから、なんだと。そのときにイスラエルで会ったのも、誰かが50万円で遊んで来いと言われ、最初はメキシコに行ったものの国外追放され、どっかで知り合ったイスラエル人の女の子が可愛かったからやってきたと言う。


とにかく、当時のオレからすれば異質すぎる人間。その彼が勧めてきたのが、その年に出版されたばかりの「アルケミスト」で、もう、この本を読んでしまったからすべてOKになったとか言ってた。短い小説だし、オレも借りて読んだのだけど、まったく頭に入ってこない。スペインの羊飼いの少年が、モロッコ経由でエジプトまで行く話。話の内容はわかるけど、カズがどうしてそこまで勧めるのかがまったくわからない。


それから8年後。その間、大学人に行ったり、社会人になったりしたけど、会社を辞めて自由に身になったときにインドのラダックに行った。そのときに持ってた唯一の本が「アルケミスト」だった。カズに勧められたときはわからなかったけど、どっか気になってたから鞄に忍ばせた。そして御多分にもれず、「アルケミスト」は一気に座右の書になってしまったわけだけど、その辺は拙著『インドへの~』『運がいいとき~』を読んで欲しい。


そしてもちろん、今でもときどき「アルケミスト」を読んでしまう。その本を日本に盛ってきた立役者の一人がアウルズの下野社長であり、翻訳したのが山川夫妻。その方々とは来週お会いすることになっています。エルサレムで会ったカズは今どこでなにやってるのか、もちろん知りませんが、意外と近くにいたりして。


と言うわけで、ただ今、読書三昧を楽しんでいます。チャリンコツアーと河口湖の案内文も書かないとだけどね。そして来年2月は再びラダックを訪れます。メインは凍ったザンスカール川を歩くチャダルだけど、ラダックの思い出の場所も再訪したいですね。今日はこの辺で。ありがとうございました。

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by katamich | 2016-08-12 23:39 | ■読書・書評