あり得ない 2013.9.10



 朝9時から22時までの連続セッションはさすがに疲れるのだけど、それだけに充実感も大きいですね。私自身もパワーアップすると同時に、マンネリにならないよう、常に緊張感をもって臨みたいと思います。いつまでこのような耐久セッションをするかはわかりませんが、とにかく今はもっともっと研鑽を積んで、一人でも多くの皆さんのお役に立てるよう、人生が変わるきっかけを与えられるよう、積極的に取り組んでいきたいと思います。

 と言うわけで、今回の東京出張も実に有意義なものとなりました。そして今回はパーティへの参加を含め、初めてお会いする人も多く、何度も言うけども、何かが動いている感覚をヒシヒシと感じます。何かが起こる。マジでドキドキする毎日ですね。昼過ぎに福岡空港に着いて、お土産のケーキを買って最寄駅にお迎えが来ます。そのまま幼稚園にちびQを迎えに行って帰宅。私の留守中はやはり寂しそうだったとか。いや~、お父さんも寂しい限り。子どもの成長は早いもので、1歳になったばかりのたくちゃんは、さらに情緒が豊かになり、ますます可愛い盛り。なんだかね、やっぱりうまいこと行ってる気がします。10年前と今とでは本当にまったく違う状況。年収300万円に満たずに、徹夜と土日出勤が続いていた当時と比べて、今はそれなりに忙しくはあるものの、すべて「自分の好きなこと」だし、それでいて収入は十倍。本当に会社辞めてよかった、決断してよかった。

 だけど、最初はもちろん大変だった。とりあえず旅に出た。21日間のインド。初日に暴漢にあい、所持金5,000円を残して奪われる。だけど、そのままラダックへ。いろいろあった。その旅で一冊だけ持っていたのがパウロ・コエーリョの「アルケミスト」。ほんとに助けられたなあ。何度も読んだけど、今読んでもやはり新鮮。「宝物」を見つける話。自分なりに解釈すると「天命」かなと思う。何度も言うように、会社を辞めた当初、本当に何もありませんでした。どうやって食べて行こうか。だけど、もう雇われるのは嫌だ。自分の為すべきことは何か。

 会社員の最終局面で、、、「オレがここで働いていても誰もハッピーにならない」と思ってしまったが最後。自分は苦しいし、このままだと社員やお客さんにも迷惑かけてしまう。もちろん将来できるかわからない家族を幸せにすることもできない。だったら、オレは何してやっていけばいいのか。自分はもちろん、周囲の人をハッピーにするような、真に貢献できる生き方とは何か。「アルケミスト」を何度も何度も読みながら、ずっとずっと考えていました。そしてこんな一文が心をとらえます。線も引いてます。

「男は戻ってくるために遠くへ行かなければならない」

b0002156_16365715.jpg 主人公はオアシスでラクダ一頭と金貨とそして恋人を手にします。しかし、それらはピラミッドで得た宝物ではありません。主人公の目的は宝物を見つけること。宝物とは、、、オレ風に解釈すると天命のこと。じっとしてたら確かに安全。ヘビにかまれることもなければ、嵐に遭遇することもない。強盗に襲われることもない。「アルケミスト」にならって言うなら、一年目にはそれなりに豊かになり、しかし二年目には運命の前兆を思い出し、三年目にはさらに気にするようになり、四年目のいつか、前兆に見捨てられてしまう。天命を見つけるには遅すぎると諦め、そうやって暮らすでしょう。

 響きましたね。会社を辞めたことを正当化する、とは言わないまでも、何度も何度も「これでいいのか?」という自己問答が続き、そして「これでいいのだ」と納得する。だけど、どこかでわかっていました。「なんとかなる」ってことを。あれから8年たちますが、はい、とりあえず何とかなってます。収入が激増したことも含め、愛する家族に囲まれ、そして多くの人のために自分を捧げることもできる。まさに天命。オアシスにとどまらなかったからこそ見つけたのです。

 で、現実的な話をします。ここ数日、いろいろな人から「天命・天職」の話を聞きました。見つけたいと言う人もいます。天命を見つけるには、自分の好きなことをする。なぜなら、それが天命だから。間違ってはいません。だけど、もう一度この言葉を思い出してほしい。

「男は戻ってくるために遠くへ行かなければならない」

 もちろん女性でも同じこと。単なる物語だから、そこは変換してください。「自分の好きなこと」とはオアシスのこと。オアシスにずっといても、天命を見つけることはできません。つまり、旅をする必要があるのです。では、この場合の「旅」とは何か。それは「自分の範囲内にないこと」に尽きます。「それならできる」ではなく「あり得ない」と思うようなこと。ただ、「あり得ない」を自分で思いつくのは難しい。だからこそ「前兆」に耳を傾けるのです。人との会話や街中での広告、テレビ、ラジオなどなど。もしも、同じようなメッセージを立て続けに聞くことがあれば、それが「前兆」です。どうしても頭から離れないことがあっても、それが「前兆」です。直観の声に従う、シンクロニシティに逆らわない。しかし、超意識は時として、と言うか、ほとんどの場合、自分にとって「あり得ない」を突き付け、とても厳しい試練を課すことがあります。

 しかし、その試練に逃げずに旅に出た者のみが知ることがある。それが「天命」なのです。こんな話を聞くと、「私も前兆に従います!」ってなるのだけど、多くの場合、本当にその前兆がやってきたら、「それはちょっと・・・」となります。だからこそ、自分の「範囲」を超えることができる。自分を知るためには、自分を超えてみる必要がある。

 では、自分の「範囲」を超えるにはどうすればいいか。代表例が三つあります。それは大前研一の言葉より、、、「時間配分」、「付き合う人」、「住む場所」を変えること。この中で一番難しいのが「時間配分」を変えること。する必要のないことを止め、すべきことに集中する。テレビを一切見ない、ネットサーフィンをしない、ツイッターやフェイスブックにアクセスしない、飲みに行かない、遊ばない、、、などなど人それぞれでしょうが、時間配分を変えるとはとことんまで自分に厳しくストイックになること。次に難しいのが「付き合う人」を変えること。このためには、例えば会社を辞めなければならない、友人関係を切らなければならない、場合によっては恋人やパートナーと別れなければならないかもしれない。と言うことは、一番簡単なのは「住む場所」を変えること。引っ越しすればそれでOK。特に今住んでいる場所が居心地よければ居心地いいほど引っ越しの必要があるかもしれません。あと、例えば思い切って一人旅に出てもいい。できれば海外で一切の連絡を絶って行く。

 とにかく今の自分にとって「あり得ない」をする。それが最も簡単に「天命」を見つけることなんです。人生とは旅でありゲームのようなもの。今のオレは、これはこれでオアシスでもある。だからこそ、「あり得ない」に挑戦してもいい。しかし、人生において最も大切なものは守る必要がある。オレにとっては家族がそうだ。最も大切なものを守るためにも、、、9月はオアシスを出てみようと思う。その一つが、、、アイルランド。正直言うと、今年の一月の段階ではかなり「あり得ない」でした。人が集まるかもわからないし、行くならばツアーではなくレンタカーで行きたい。宿を予約するのはすべて直接。果たしてどうなるかわからないし、さらにアラブまでオマケが付いた。郊外の遊牧民家庭訪問なんてあり得ないオプションだ。「あり得ない」ことを考えると、さらに「あり得ない」が付いてくるもの。そんあ「あり得ない」に付き合ってくれる人が9名。あり得ないね。

 と言うわけで、今回の出張もいろんな出会いや気付きがありました。あの時、貪るように読んだ「アルケミスト」も、、、その翻訳者と先日のパーティでお会いしたり、その関係者の方とは親しくさせて頂いていたりとか、何かとつながるもんですね。9月も3分の1が終わりましたが、まだまだこれからです。ありがとうございました。

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by katamich | 2013-09-10 23:39 | ■精神世界