自信の隙間 2012.11.24

自信の隙間 2012.11.24_b0002156_7582593.jpg ビリーフチェンジ・グループワークス一日目終了。定員8名で考えていたのだけど、前日キャンセルにより本日の参加者7名。だけど、それはそれでちょうど良い人数だった気がします。私入れて8名になるので、ランチと懇親会の席もピッタリ。会場は12人部屋で私がワーク上5つのイスを使うので、5+7でピッタリ。さらにセッションもちょうど7名で時間通り。8名だったら一人できなくなるか、できたとしても一人一人を短縮してしまい、十分なセッションができなかったかもしれない。やっぱり最終的にはベストの状態に落ち着くものだなあ。ちなみに明日もマックス8名のお申込みがあったのだけど、やはり急なキャンセルを頂きおそらく7名か。なんだか宇宙のリズムに乗っている気がします。本日は男性4名女性3名、明日はおそらく男性1名女性6名の予定。

 まあ、ぶっちゃけた話、今回の二日間のワークスはいわゆる儲けはほとんど出ず、10日間の滞在に関わる経費を差し引くとかろうじて赤字にならない程度。それだけに「初心」に戻れる貴重な経験をさせて頂いています。もっとも、ビリーフチェンジセラピーについては養成講座が昨日終了したばかりなので、いきなり16,000円もの代金を頂くのはおこがましい話なのかもしれない。ただ、私の場合はそれまでのコーチング、セミナーの経験があるので、それを加味するとかなりお得な料金設定だと思っています。とりあえず今年はこの料金据え置きですが、来年からは一日30,000円の参加費とさせて頂きます。リピートは永遠に半額にしますので、今回の参加者はお得と思います。ちなみに12月は15日大阪と16日名古屋でそれぞれやる予定。これも経営的には儲けは出ませんが、何よりもまずは経験です。

 さて、本日のセッションですが、さすがに守秘義務があるので内容をブログに書くわけにはいきません。ご本人の了承があれば許される範囲で書くことはあるでしょうが、今後もセッション内容をブログに書くことはありませんので、その辺も安心してご参加頂ければと思います。ただ、一般的な話として、養成講座でも言われてたのですが「自己重要感」に関するビリーフは誰もが持っているものだと実感。それは私も含めて。ワークスではセッションの合間合間にいろんなお話をさせて頂いているのですが、いわゆる「重要感の高い人」や「自信のある人」ってどんな人かって話をさせて頂きました。「自信」の方が分かりやすいかな。

 参加者の方に聞いてみると、例えば「堂々としている人」とか「元気な人」のような返答を頂きましたが、他にも例えば「行動力のある人」とか「頑張っている人」などあるでしょう。もちろんそれはそれで間違いではありません。ただ、ときにはそれが「過剰」なケースもあります。確かに行動すれば、それなりの結果が出るし、それだけ人から認められるようにはなる。だけどそこで、「どうだ、すごいだろう!」、「お前らとは違うんだ!」、「もっともっと上を目指すぞ!」、「年収10億円いきます!」などと、確かに自信満々には見えるのだけど、どこか「不自然」な人っていますよね。例えば「年収10億円」なんて軽々しく言う人いますけど、そんなの日本にどれだけいるとお思いでしょうか。資産10億円でもいいですが、それでも決して多くはないでしょ。それが、どうして年収500万円のサラリーマン、または起業を夢見るニートの口から出てくるのでしょうか。それなりのキャリアと能力と機会を持っている人ならまだしも、私を含めて一般人がどうやれば「年収10億円」なんて手にできるのか。じゃあ、そのは年収10億円を手にするために今、何をやっているのか。ホラを吹くのも大切ですが、行動の伴わないホラにお金を払う人はいません。

 例えば孫正義とか柳井正なんかが「今度新たな事業部を設立したのですが、三年以内に100億円の売り上げを見込んでいます」と言えば、それなりに説得力はあるし不自然さも感じない。基準は「自然」か「不自然」かです。傍目には自信満々に見えても、それがあくまで「不自然」であれば、それは「反抗的決断」と言って、いわゆるコンプレックスの裏返しとして現れます。逆に「オレなんかダメだ」といかにも自信なさそうなのも「絶望的決断」と言って、コンプレックスがそのまんま出ているだけ。一見真逆のように見えるけど、その根っこは同じこと。実際、普段は「やるぞ!」、「できる!」と言ってるのに、一人になると途端に落ち込んでたり、酒を飲ませると自分のダメさに涙流したりする人などもいます。その意味では私なんかも「反抗的決断」の傾向が強く、それだけ自己顕示欲も強い。だから、私だってものすごいコンプレックスの塊だし、自己重要感は決して高くもない。

 じゃあ、話を戻しますが、「自己重要感の高い人」とか「自信のある人」ってどんな人なのか。それは一言で言うと「赤ちゃんのような人」でしょう。犬や猫でもいいです。つまり「自己重要感」や「自信」なんて概念すらない人。自信のなさそうな赤ちゃんって見たことありますか。自信のなさそうな犬って見たことありますか。逆に自信満々の赤ちゃん、自信満々の犬。想像できないでしょ。赤ちゃんはただあるがままに、お腹すいたら泣き、寝たいときに寝る。うんこやしっこも恥ずかしがらずに構わずする。ま、実に堂々としたものですが、決して過剰ではなく、ただあるがままに自然に生きている。違和感もありません。

 ただし、成長するにつれ、あんなに堂々としていた赤ちゃんでさえも、いつの間にか自信のない子どもに育って行く。自己否定であれ自己顕示であれ、現れ方は違えど「あるがまま」の生き方を手放してしまう。自分は価値がない、または何かをしなければ価値がない。世の中のシステムがそうなってるから仕方ない話でもある。多くの家庭、そして学校がそう。優劣を競わせて、勝つものも負けるものも、いずれにしても「優劣の価値」なる「条件」を植え付ける。そしてその「条件」から外れた瞬間、「自分はダメなやつだ」を痛めつけ、または「もっと頑張らないとダメだ」と、ぽっかり空いた「自信」の隙間を埋めようとする。もし仮に頑張ってその「自信」が埋まったとしても、また別のケースで空いてしまうこともある。その繰り返し。

 ようは、成長過程で誰もが「自信の隙間」を作るようにプログラムされ、私たちその隙間を埋めるために生きるか、または隙間が埋められないほど大きければ、自らの存在価値を疑い、ときには年間3万人の自殺者の一人になっています。程度の差はあれど、誰もが「自信の隙間(自己重要感の喪失)」に悩まされながら生きているのです。まずはその事実を受け入れる必要があります。私のこんな文章を読んでしまうと、「確かに自分は年収一億とか言ってたけど、何もやっていない。自己重要感がない証拠だ。じゃあ、これからは年収600万円くらいにしておこう」などと軌道修正したくなる人もいるでしょうが、それもまたおかしな話。そんなことで自己重要感が高まることはありません。もしそれが自分の自然な感情で、年収600万円くらいが一番いいよねって心から満足してるのであればそうかもしれないけど、このブログ読んで軌道修正したところで何の意味もない。忘れた頃に、例えばまた何かコンプレックスを刺激するセミナーに出たり、本を読んだりしたら、「オレはまだまだこんな自分に満足してはならない。再び年収一億円を目指そう!」なんて言い出したりしますから。別に年収一億円を目指すなと言ってるわけじゃありませんよ。それが自然な姿だったら目指せばいいし、自然である以上、達成も難しくないでしょう。

 だけど世の中には、ものすごく頑張ってものすごい年収を得る人もいますが、気が付けば破産してる人だっています。ある時期、起業家の間で一世風靡したH氏なんかも、一時期は年収5億を手にしながら、いつの間にか消えたと思ったら自己破産して自殺寸前だったと、最近、フェイスブックで告白してますよね。それからなんとか持ち直したそうですが、この先どうなるかはわかりません。だけど、文章を読んでいる限りでは、この人(H氏)はまだまだ自己重要感に悩まされてるな~と感じます。起業家にはそんな人、決して少なくないです。そして自分もそうなることを夢見て弟子入りしたりするのですが、そのわずか数人は確かに成功するでしょう。だけど、結局師匠と同じ道を歩むのみ。師匠は選ばないといけないですね。

 それはともかく、繰り返しになりますが、人は誰もが「自信の隙間」に悩まされ、ときには自己否定に走り、ときには過剰に頑張ったりする。では、どうすれば楽に生きられるのか。ハッピーに生きられるのか。そのためにはまずは自分を知ること。自分の胸に手を当てて見て、今のあり方が「自然」かどうか聞いてみること。私なんかもまだまだ痛い部分はあるけども、だけど、徐々にですが隙間が埋まってきた感じはあります。以前は何か言われたら過剰に反応してたけど、今も確かにその傾向はありますが、昔ほどではない。もちろん自分の押し殺すこともない。腹立ったら素直に腹立てるし、それが悪いこととも思っていない。スピリチュアルな人はとかく「いい人」でいようとするし、周囲もそれを求めようとする。私なんか完全に「スピリチュアル系」なんですが、最近はそれを言うと「え?!」って顔される。何を意味してるのかはっきりしませんが、まあ、特にいい人ぶってもないし、言いたいこと素直に言いますから、その辺にいわゆる「スピリチュアルとはこうあるべきだ」ってレッテルから外れちゃうのでしょう。だけど、それでもどう考えても私はスピリチュアル系だし、それでいいと思っています。

 今日のセッションの話になりますが、当然のこと、自己重要感やあるがままのあり方に問題を抱える人は多いです。だけど、今日のセッションでそれらを少しは手放せたような気もするので、これから人生が楽しみですね。ビリーフチェンジセラピーの面白いところは、セラピーを受けた後、特に頑張らなくてもいいこと。コーチングやコンサルなんかは、コミットしたことに対して頑張る必要があるけど、ビリーフチェンジの場合は、ただ、あるがまま、魂の流れに自然であればいい。だから何もしなくていい。だけど、何かが起ころうとする前兆には敏感である方がいいかな。今日は様々なケースがありましたが、自分としてはそれなりのセッションできたように思います。明日も頑張ります。ありがとうございました。

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Commented by ピストン高田 at 2012-11-25 23:44 x
ビリーフチェンジのグループワークス及び懇親会ではお世話になりました。
怒りの感情を開放する為に
明日、サンドバッグを血に飢えた野獣のような心構えで叩きたいと思います。
またツアーやイベントでお会いした時に変化の報告をしたいと思いますのでよろしくお願いします。
Commented by さてぃ at 2012-11-26 11:31 x
 以前斉藤一人さんカフェで「最初ひとりさんがいい年してなんでこんなに幼稚なのか解らなかった」と言ったのを周りの信者に聴かれてものすごい目でにらまれた記憶がありましたが、今回の記事を読ませていただいてひとりさんはまさに赤ちゃんのようなひとなんだなと(いい意味で)腑に落ちました。ありがとうございます。
Commented by katamich at 2012-11-29 18:18
■ピストン高田さん!
期待していますよ!(笑)
Commented by katamich at 2012-11-29 18:18
■さてぃさん!
自然な姿が一番なんでしょうね。
by katamich | 2012-11-24 23:39 | ■人生哲学 | Comments(4)