マラッカとオレ 2012.10.18

 昨日は10時には消灯。ティオマン島ではダニにやられて眠りが浅かったのもあり、シンガポール以来の熟睡となりました。シンガポールの前は二日連続カラオケで徹夜近かったし、今回の出張と旅行は睡眠がめちゃくちゃですね。今朝は5時には起きて、6時過ぎには街歩き。とりあえず今日も写真で振り返りましょうか。そう言えばカメラ持ってきたのに、SDカードがなくて買うのも面倒で使わず。と言うか、最近はブログへのアップが中心なんでiphoneで十分なんです。自分は一つも写ってませんが、今さら感がありますもんね。今日は写真がめちゃくちゃ多いと思います。まずは差の街歩き。中華系の人たちが太極拳しています。
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 マラッカ川。アムステルダムっぽい雰囲気があります。昔オランダ領だったし。
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 って言うか、マラッカはこれまでいろんな国に占領されまくってますもんね。そもそもはスマトラの国王が建国し、まずはインドネシアから。16世紀にはポルトガル領になり、その後はオランダ、イギリス、そして日本の領土になったわけですから、とりわけヨーロッパ色が強いわけです。これなんか写真だけ見たらヨーロッパですもん。少なくとも一度も占領されたことないタイでは見かけない。
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 適当に建物に入ったら朝食ビュッフェのようなとこがあったので、これ食いました。タイの屋台でよく見かけるようなやつ。あまり味しなかった。
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 今泊まってる宿は13年前にも泊まった「トラベラーズロッジ」っていうところですが、その名称はわずかに残して「ホテルヨハン」に拡大しています。主に新館がそれで、レセプションに行ってみるといらっしゃいました。13年前にお世話になったKAIさん。こちらがそうです。
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 当時、マリコと言う4歳の娘さんがいて、私はなぜかマリコの大分帰省の便と同じ飛行機だったので、福岡空港まで一緒だったのです。そのときに撮った写真などを渡すと、、、「え?13年前?」と妙なリアクションをされました。実は今現在4歳の娘(マリコの妹)がいて、そのこだと思ったらしい。とりあえず当時のいきさつなどを話すると、ようやく思い出したそうです。私のことも。忙しい中、いろいろ懐かしい話をしました。

 私もとにかく13年ぶりに来てビックリしたのです。当時はまだ素朴な観光地だったのが、今や交通渋滞も激しい大都市に発展しており、今もなお建設ラッシュが続いて日中はうるさいです。13年前のトラベラーズロッジは泊まり客の8割が日本人で、いわゆるマラッカの日本人宿として知られていました。だけど、マラッカ自体が変貌してるし、日本人のバックパッカーバブルもなくなったし、従来の安宿だけでは厳しくなったそうな。そこでガラッとリニューアルして、ドミトリーもなくして、各部屋にエアコンも付けて、今では見たところマレーシアのビジネスマンや観光客が中心のようです。もちろん外国人観光客も多いのでしょうが、昔のような日本人バックパッカーはめっきり少なくなった。それは絶対数からしてそうで、今回、短い旅行ではありましたが、日本人パッカーを一人も見かけませんでした。かつては沢木の「深夜特急」に感化され、さらにテレビ企画でブレイクした「猿岩石日記」でパッカーの存在も広く知られ、そしてバックパッカーのバイブルだった「旅行人」も毎月刊行されていました。だけど今やその「旅行人」も休刊し、パッカー文化を牽引するメディアがほとんどなくなってしまいました。いや、正確にはあります。それはインターネット。

 だけど、同時にインターネットこそが旅を面白くなくした張本人だと思っています。こうやってWi-Fiからブログ更新して言うのもなんですが。かつては例えば「深夜特急」のものすごい文章を読んで、まさに血沸き肉踊らせながらむさぼり読み、大陸横断への夢をかき立てたものです。もっと前は五木寛之の「青年は荒野をめざす」のものすごい文章を読んで、フィクションではあれ、シベリア鉄道に乗ってソ連の純白美人で童貞を捨て、北欧でやりまくる夢を見たものです。さらに前は小田実の「何でも見てやろう」のものすごい文章を読んで、旅に出て考えて見たくなる。カルカッタの路上で乞食と一緒に寝る世界はどんなものか。とにかくかつては旅心を掻き立てる本があったものです。

 だけど今はどうか。例えば旅に出たいとする。できれば世界一周を。するとほとんどの人はグーグルで「世界一周」などと検索して、山ほどある世界一周の日本人サイトを見ることになる。私もいまだに「世界一周」に関する情報を趣味的にあさることがあって、いくつか読んでみたりもした。だけどぜんぜん面白くない。ほとんどがお役立ちサイトのようなテイストで、ありきたりの情報を自己満足にたれ流すだけ。第一、肝心の「文章」がダメ。素人だから仕方ないにせよ、それでも「読めてまう」ことの罪は小さくない。昔は「旅」と言えば、まずは沢木か小田。情報がないからとりあえず読むのだけど、これはもう、ちんこ立ちそうなほど興奮して、45リットルのザックを買いに行くしかなくなる。でも今は書店に行かずとも、そしてアマゾンを開かずとも、無料で素人の文章が気軽に読める。とにかく細かいだけが命。ジュース一杯の値段まで書いてあって、そりゃまあ、そこまで知りたい人もいるかもしれないけど、逆にそこまで知らなきゃいけないと考えるなら、行かなくてもいいと思う。

 アンコールワットを見て、「あ~、絵はがきと同じだ~」ってのもどうかと思うけども、ジュース飲んで、「あ~、ネット情報と同じだ~」って言うのは空しくないかい。昔、自称熟達した旅人がやたらと「地球の歩き方」を「地球の騙し方」だなんだと言ってdisってたけど、完全に正確とか不可能だし、そもそも面白くないでしょ。確かめもしない読者情報をそのまま載せるのはどうかとか、もっともらしい批判もするけど、そもそもそんなこと気にする方がおかしいわけで。もちろんね、ヨハネスブルクは女の子一人で夜道を歩けるほど安全です、、、なんてこと書いてあったら問題だけど、だけど、そう書いてたら逆にギャグとして面白いから許せるかも。とにかく情報なんてのは、一応の治安とビザの有無くらいで、あとは行けばなんとかなる。今の私みたいに5泊とか短期間ならあまり無駄な動きしたくないので、一泊目の宿とシンガポールからティオマン島までの飛行機の予約はしたけど、それ以外は行き当たりばったり。今マラッカでこれ書いてて、明日の夜はシンガポールから帰国。つまり帰国日に国境越えるのだけど、もし、明日バスが満員だったらどうするのか。そんときゃ、金多めに払ってタクシーで行けばいい。その辺のゆとりがあるのも、さすがオッサンですね。

  話戻すけど、今の時代はネットがあるがゆえに、旅が昔より面白くなくなっている。こんな話すること自体オッサンだけど、オレのときは手紙を受け取るにも大使館気付けですよ。パキスタン大使館宛に手紙くれ~って葉書だしたら、確か10通くらいもらってて、それ何度も何度も読み返したよ。相変わらずくだらないこと書きやがると笑いながらも、手紙もらったこと自体にすっげえ感動して目尻光ってやんの。だけど今はメール一本。iphone持ってマクドの横でWi-Fi拾って送受信。これじゃあ、目尻光らんよね。あ、一応マクドも入るので泥棒とか言わないでくださいね。

 要するに、昔は沢木や小田を読んで、ちんこ立たせて旅立つのだけど、今はネットの素人文章読んでお腹いっぱい。ちんこも立たんて。ちなみにこの、ちんこ立つってのはメタファーであってそうじゃないこともある。旅先ではいかに女の子と知り合って、そして一緒に旅して、どうにかしてHするかを考えるじゃないですか。で、安宿で男が集まるとそんな話にもなるんですよ。だけど、そんなこと、誰もネットに書かない。書けよって。27歳で自分探しに旅に出てきた元OLの年上の女性とイスタンブールで知り合って、なぜか意気投合して一緒にシリアから中東を南下したのだけど、そのときは僕的にあえて日本人宿避けるんですよね。だけど、ドミばかり泊まるので結局一度もやらせてもらえず、シャワー浴びながら一人でオナニーしましたよとか、、、逆にウソでもいいから、毎日Hばかりして最高楽しかったです、、、とか言えっての。書けっての。そしたら旅出たくもなるでしょ。ジュースの値段とかどうでもいいって。

 そんなわけで、最近は日本人のバックパッカーも見なくなりましたねえ。トラベラーズロッジもパッカーはほとんどおらず、ときどきタイミング的に溜まることもあるらしいけど、昔のようにいつもってわけじゃない。私が泊まったときは家族の人と一緒にドリアン食べたり、すごくアットホームな雰囲気でそれがまた魅力でもあったけど、だけど、時代の流れには逆らえないですね。でもまあ、KAIさんとはちょっとお話できたし、マリコと会えなかったのは残念だったけど、何か昔の自分と一つ決別できた気もして、すごくスッキリした。今日はこれ以上は語らないけど、マラッカを歩いてていろんなことを感じました。日本に帰ってからまた改めて文章にしたいと思うけど、レポートの続きに。セントポール協会から。この手前の感じは昔と同じかな。奥がかなり違うけど。
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 マラッカを代表する教会。これ見ると、マラッカだ~って感じになりますね。
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 インド街でなぜか中華のランチ。お金あるので、いくつか頼んで残せばいいと思いきや、美味しかったのでバクバク食べてしまいました。旅先での食べ過ぎは禁物ですね。中華はどこ行っても美味いです。蒸し鶏とおにぎりのようなものとラーメン。
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 突然の夕立で雨宿りします。
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 チャイナタウンの入り口に龍がいます。
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 ちょっと一休みでビール飲んでたらワニがきました。ワニも龍みたいなものですね。ティオマンオオトカゲも龍みたいなもん。ここで龍神の真言あげるでしょ、普通は。おんめいきゃしゃにえいそわか。
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 これに乗りました。
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 マラッカの風景をお楽しみください。
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 で、この写真の奥に人工島のようなのがありますよね。急に行きたくなったので歩いて行ってきました。
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 どうやら新興住宅地になる雰囲気。
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 ちょっとワクワク。
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 だけど、人っ子一人いなくて不気味。雨も降って薄暗くなってきたし、ますます心細くなる。すべてが建設中で逆ゴーストタウンか。
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 とりあえず歩いていたらモスクがあったので入ってみました。いや、正確にはモスクの手前まで。短パン姿だったので、そこは遠慮するところです。
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 歩いてて途中からブルーになってきたけど、この夕暮れ見て、来てよかったと思いました。ぱっとしない夕焼けではあるけど、なんかすごく美しく見えたんですよね。マラッカ海峡の沈む夕日。
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 帰りは土砂降りにあいまして、しかも雷が鳴って怖い怖い。途中、何人かバイクのケツに乗れって言ってきたけど、危なっかしいので笑顔でイッツオッケー。ずぶ濡れになって宿に戻りシャワー。最後の晩餐に出るのですがオムライスではありません。パタヤ風ナシゴレンでケチャップじゃなく甘辛いチリソース。
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 明日はついに帰国です。まだまだ気は抜けないけど、すごく良い旅しています。ありがとうございました。

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by katamich | 2012-10-18 23:39 | ■旅・ツアー | Comments(0)