夢に励まされる 2012.7.30

 本格的に暑いですね。つい先日、いつもの夢を見ました。それは「吹奏楽コンクール」の夢。年に1~2回は見るのですが、ちょうど時期だからなのか。そしていつも同じパターン。なぜか私だけ出場できないのです。理由はOBだから。当たり前なんですが、よく見るんですよ、これが。この夢の意味をいまだに解明できずにいます。それ以外には受験浪人の夢。これは大学時代、よく見ました。目が覚めてホッとするんです。もう見なくなって久しいかな。あと、今でも見る、というか夢の中に登場する人物がいます。それは中学3年の頃の同級生。その同級生はなぜか一学期が終わると転校したのですが、その一学期は寮で同じ部屋でした。とにかくそいつはできる奴。ルックス抜群、運動神経よし、喧嘩強し、コミュ力高し。だけど、私はその男とはウマが合わなかった。何かにつけて私をバカにする。実際、すべてにおいて劣っているとのコンプレックスもあった。だけど唯一、勝てそうなジャンルがあった。それが勉強。

 それまで私の成績は40人クラスで20~30番。クラスは習熟度別の二番目。A組が一番でB組がその次。C組とD組は同じ。私はB組だったので、学年にしてもちょうど真ん中らへん。だけどその一学期、その男と同室となりとにかく一つでも勝ちたかった。そして勉強に打ち込んだ。すると一学期の期末テストではクラスで4番に。その男も成績は上がっていたのだけど、確か私の方が上になったと思う。そのとき、成績の「飛躍度」で言えば私はおそらく学年一だったのでしょう、その「飛躍度」だけを評価してもらい、夏休みに2~3名、特別テストを受けることになりました。そのテストの結果、私は二学期からA組に上がることができたのです。ただし、、、A組になってからはさほど成績は上がりませんでしたが。

 ともかく、今思うと、あの一学期間は人生で最も勉強に集中した瞬間と言っても過言ではない。それは受験期以上だったかも。なぜにそんなに集中できたのか。そして成績を飛躍させることができたのか。それは間違いなくあの男が同室だったから。それ以外には考えられない。もしあのとき、私とめちゃくちゃ仲の良い友達だけが同室だったらどうなっていたか。私の性格からすれば、間違いなく勉強してなかったでしょう。そして当然にも成績はがた落ちで逆にクラスも下がっていたと思います。つまり私にとって大切だったのはまさに「環境」でした。

 人間、なんだかんだ言って「環境」で決まるようなところがあります。ぬるま湯の環境だったらそれだけの人間になるし、厳しい環境であれば当然それなりの人間になります。世の中にはおよそ二通りいて、一つが環境がどうであれ自分をコントロールできる人間。もう一つが環境にそのまんま順応してしまう人間。割合から言えば圧倒的に後者でしょう。私もソウですが。その意味ではその中3のときもそうでしたが、会社員時代もすごくありがたかったです。給料は安くて激務。自分のすべきことがしっかり割り当てられていて、それを完成させるまでは帰れない。なので要領次第でもあったのでしょうが、仕事は次々とあるので、余裕なんてあったのもじゃない。8時に帰ると「ええ~」と言われる。通常は9時から10時。12時過ぎることも当たり前。だけどそんな環境で一通りのアプリケーションは使いこなせるようになったし、プレゼンや進行力も鍛えられたと思います。なのでずっとその仕事をするのはともかく、給料が安くとも自分を鍛える上では最高の環境でした。今にして思えばお金をもらって勉強させて頂いたような。

 私の会社員時代はちょうど4年だったので、大学4年間と同じ。その意味でも私にとってあの会社はまさに「教育機関」であって、独立後の今が本番になっています。失礼な話ではありますが。ただ、今は今でそれなりに辛いときもあります。当たり前ですが、自分で稼がなければなりませんから。この7年間、振り返ってみるとよくやってきたとは思いますが、年に数回は必ずピンチがやってきていました。借金をせねばならないような場面にはここ数年はありませんが、いろいろとあります。例えば先月6月はいろいろ出費が重なって月末には100万円近く必要となりました。もちろん貯金の範囲で何とかなるもんではあっても、私としてはなるべく貯金は崩したくない。そしてちょっと焦っていました。そんなとき、、、あの男が登場するのです。

 中3のとき、間違いなく私は生まれて初めて頑張りました。それまでは成績を上げたいと頭で思いはしましたが、そのために苦しい勉強するくらいならほどほどでいい。結果、ほどほどでした。だけどあのときは、ちょっと本気で成績を上げたいと思っていました。私は特に「社会」が苦手で、極端な話、覚えればいいだけの教科なのに、それさえもしませんでした。中学の頃、K先生というちょっと怖い女の先生。おそらく当時でまだ20代だったと思うのですが、大阪弁のきつい鬼婆のような先生。私にはそう見えてました。社会の小テストでもいつも落第の再テスト。ある日、私だけが再テストになったのですが、さぼって部活に行きました。するとK先生は部室にまで追いかけてきて、職員室に連れ戻されます。そこでコンコンと説教されるんですが、K先生の隣の席は私の父親でした。数学教師だったので。とにかく早くその場から離れたい一心。来るなよ、来るなよ、、、と念じていたのですが、ついに職員室に入って来ようとする親父と目が合ってしまいました。しかし親父はそのままクルリと職員室から出てしまい、K先生の説教が続きます。

 そんな状況だったのですが、その中3の一学期、K先生の社会の定期テストで私はほとんど満点に近い点数を取ったのです。ちょっとミスした程度の。そのとき、K先生は答案を返しながら皆の前で私をほめてくれました。私はそこでガッツポーズ。周囲から「お前、なにガッツポーズしてんねん」との野次が飛びましたが、K先生は本当に嬉しそうでした。一時期は私を部室にまで追いかけてきて、しかも職員室で説教するなんて、文字通り鬼婆としか思ってませんでしたが、実は女神だってことをあのとき知りました。

 とにかくそんな状況で成績が飛躍的にアップしたのですが、繰り返し言いますが、それはまさにあの男のおかげでした。そして今でもその男がたまに夢の中に登場する。夢での詳細は覚えていませんが、とにかく登場するのです。そんなときはだいたいピンチだったり、ちょっと焦っているとき。しかし、その男が登場するとなぜかピンチを脱せるのです。そして飛躍します。これまで、そんなことの繰り返しでした。

夢に励まされる 2012.7.30_b0002156_13402647.jpg つまり「夢」とはすべてがすべて意味があるわけでないにせよ、繰り返し見る夢には何らかのメッセージがあると感じています。つまり「潜在意識」の情報です。何度も言うように、「潜在意識」とは「身体」のこと。身体はこれまでのすべての情報をインプットしており、何かの引き金が引かれると、それが途端にフィードバックします。一番強い引き金は「香り」だと言われています。他の感覚(視覚・聴覚・触覚)は一度は脳の視床下部を通って知覚されるのですが、嗅覚だけはダイレクト。犬などの動物が嗅覚が鋭いのも、それだけ原始的だから。人間は脳が発達してそれだけ複雑な情報処理をします。その結果、「視覚」だけがやたらと鋭くなったのですが、だけど根源的には「嗅覚」に強く反応するものです。なので「季節の香り」を嗅ぐと、何年前のことであっても当時のことを思い出すもの。特に「夏」は物理的に香りが強いですから、夏は妙に郷愁が呼び覚まされるんでしょうか。

 ともかく身体(潜在意識)はすべての情報をインプットしており、何かの拍子にその情報がふっと出ることがある。その一つが「夢」なのです。なぜにあの男が夢にしばしば登場するのか。それはおそらく私の身体(潜在意識)がなにがしかのプレッシャーを呼び起こして、私を頑張らせようとする。そして頑張った結果、当時、成績が飛躍したように、今の私もなお飛躍できる。その一つが先月の話だったのでしょう。確かに6月は出費が重なりましたが、それは無事にクリアしました。そしてこの先待っているのは、まさに「飛躍」です。先週のQ州ツアー後、参加者の皆さんがビックリするほど飛躍されていますが、それは私もそう。本の出版も前進しました。秋からビリーフチェンジの勉強のため東京に断続的に滞在。大きな商工会議所でのセミナーも入っています。そしてプライベートでも大きなイベントが予定されています。後一ヶ月とちょい。その頃には般若心経の写経も終わりつつあります。

 後付けに感じるかも知れませんが、「夢」が「飛躍」を示唆してくれたと思っています。繰り返し見る夢。その一つが中3のときの同級生。これは私にとって飛躍を示唆する吉夢です。吹奏楽コンクールに出られない夢の意味はまだわかりませんが、きっと何かあるんだと思います。それも決して悪いメッセージではなく、潜在意識は常に私を守り育ててくれる守護神のようなものなの。きっと何かを伝えているのでしょう。

 ちなみに私はよくある「夢診断」のようなものをほとんど信じていません。なぜなら診断者によって情報がまったく違うから。「空を飛ぶ夢」も繰り返し見る夢ではありますが、「飛躍」と言う人もいれば、「欲求不満」とか「セックスに満足してない」とか「地に足着いてない」とかいろんな解釈があります。もちろん単に「空を飛ぶ夢」だけでなく、もっと詳しく見ればより正確にわかることもあるのでしょうが、普通はそんなに詳しく覚えてませんものね。ちなみに私は以前、チンコをプロペラのように回しながら飛ぶ夢を見ましたが、それなんかかなり意味ありげです。

 それはともかく、確かに「夢」には何らかのメッセージがあるとは思うのですが、それを知れるのは自分でしかないと思っています。本や占いで目安にはなっても、それが本当に意味を帯びて来るには、自分だけの「気づき」が何より大切。つまりは見た夢に対する問いかけが重要なのです。私にとって「あの男」の登場は「ピンチからの脱却と飛躍」ととらえているのですが、それが正しいかどうかは最後までわかりません。大切なのは「気づき」とそれに対する「実感(納得)」です。インターネットの夢占いサイトなども役に立ちません。このようなことを書くといろいろと教えてくれる方がいらっしゃいますが、ほとんど意味ありません。最終的には自分だけの「気づき」と「実感」しかないのですから。

 そんなわけで、いよいよ「飛躍」の季節がやってきました。そう言えば今回のQ州ツアーの参加者の中で「天命」に巡り会うことができたとおっしゃる方がいらっしゃいました。フェイスブックの「宇宙となかよしツアー」の秘密グループで本日そのように告白されていました。やっぱ、何かあるんですよ、何かが。それから来年、アイルランド。まだどうなるかわかりませんが、本日、ミクシィのコミュに4名もの新メンバーが加わりました。なんだかまた動きそうな気配です。もう、なんだか楽しみで仕方ないです。暑い夏ですが、滝に打たれて涼しく、そして秋からの飛躍を受け入れたいと思います。ありがとうございました。

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Commented at 2012-07-31 14:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by katamich at 2012-08-01 21:54
■非公開コメントさん!
ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします!
by katamich | 2012-07-30 23:39 | ■精神世界 | Comments(2)