自給自足 2005.1.5

 今日は始業から一日遅れで出勤。昨日は有休だったのでした。一日、色んな片づけごとをしてまったりと時間が過ぎました。そして5時から会議でした。実はこの正月、宿題が課されていました。年明けの会議で「新しい提案」を持ち寄って発表することです。年明けの会議は4日だったので、私は正月に家で企画を作成し、メールで送っていたのですが、会議は今日に延期されていました。なんのこっちゃ。

 さて、企画も煮詰まらぬうちに恥ずかしげにペーパーを出したのですが、他の人たちは???、、、コメント控えます。。。

 私が出した企画は4つ。
「①里山管理システムの構築」、
「②食料自給率向上(地産地消)計画」、
「③ビフォーアフター方式(テレビ番組の)による公共ストックの活用方策」、
「④若年人的ストックの活用方策(フリーター・ニート対策)」です。
思いつき程度でよければあと10こは出てくるのですが、とりあえず今日はこれだけ。

 こなかで比較的議論して頂けたのが②の「食糧自給率向上のための計画」です。端的にいえば、今の日本の食糧自給率は40%程度なので、それをせめて70%~には持っていこうという計画。
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 実は1999年の新農業基本法でも食料自給率の向上は指針として示されているんですが、無残にも低下の一途とたどるのみ。現在では30%台に突入しているという見方もあります。私の提案というのは、ここまできたら、まずはトップ(国)が本腰をあげて指針を示し、ボトム(市町村)から自給率を上げる、すなわち、「自給自足市町村計画」を目標値を設定しながら策定し、それを期限を決めて達成するというもの。国策なので補助金・交付金もきちんと設けるのです。

 でも、そもそもなぜ自給率が低いと良くないのでしょか。考えられることはいくつかあります。
①国債が下落したら輸入出来なくなり食糧難に見舞われる
②国外からの安全性が疑問視される食料漬けになる(BSEなど)
③食料を生産しないことで農地が荒廃し国土が荒れる
④災害・天災なれば供給不足が加速する
⑤戦争など緊急事態においては国民の基礎体力が賄えなくなる
⑥日本の食文化が衰退する 

 これは二つの点から考える必要があります。一つは今現に生じている問題(②③⑥)と、将来生じうる問題(①④⑤)です。前者の問題はまあ納得できるとして、後者の災害や戦争、国債下落なんてあるか分からないし、先の話でしょう、、、と言われるかもしれません。しかし、国策(国の責任)とは「国民の生命・財産・基本的人権の保障」である以上、懸念される食糧不足に対するセーフティネットは張っておく必要があるのです。それが国策というものです。

 ついでに①~⑥の補足をしますと、①~③は言うまでもないこととして、④は例えば極端な話、米の生産が「新潟」に限定されていたら地震の災害で我々の口に米が入らなくなるところでした(一応、米だけは自給率100%なのでまだましなのですが)。それより昨年は台風で野菜がやられ以上に値段が上がりましたよね。数年前は米が不作で「米騒動」なんてものありましたよね。割りと身近な話じゃありませんか。

 ⑤は「まさか」と思うかもしれません。しかし、その「まさか」がそうでなくなる懸念は十分にあります。例えば2009年には中台戦争が勃発するのですが(いけな~い!言っちゃ!)、、、、北朝鮮だって怖いじゃないですか。もしも戦争になった場合、兵糧攻めにあえば日本人は一発ですよね。他のケースとしては、何かで国際関係が悪くなり「日本には輸出しません」と言われたらどうするのですが。外交的に強く出られませんよ。端から外交カードは向こうにあるのですよ。

 ⑥はもっとわかりにくいかもしれません。別に私は国粋主義者でもないのですが、日本の文化、風情は大好きです。実は「兎追いしかの山、小鮒釣りしかの川」という日本人の琴線に触れる抒情は、日本人と自然とが一体であったことに端を発するのですが、その一体化の根源は「自然から食べ物を頂いている」という事実に由来するものです。しかし今では、日本の自然からではなく、「外国から金で買って」頂いているのです。それはすなわち、「文化を売って体の養分を買っている」に他ならないのです。もっと言いたいことはありますが「文化」についてはこの辺で。

 それでは自給率をあげるメリットは?
 
 これもいろいろあるのですが、前半で力を入れてしまったので、ちょっと簡単に。上記の①~⑥を裏返せばそれがメリットなんですが、それ以外にも「雇用の創出」という効果もあると思います。これはまだじっくりと検証はしてませんが、自給率を100%に持っていくには、実は残り60%分の労働ポテンシャルがあると考えられます。例えば、ニートと呼ばれる無気力な若者を自然の中で働かせれば、本来持つ人間としての活力が生まれるのでは、、、と楽観的に考えたりもします。

 まあ、そんなことを普段考えているんですが、今日の会議ではなかなか伝わりませんでした。詳しくは言いませんが「響かない」会議でした。現実。響かせるのも私の仕事かもしれません。実はもう一枚用意したペーパーもあるんですが、やばいので今日は出しませんでした。それは、、、(会社活性化計画その1にあたるものですが)私ごとき一番下っ端が出すのはおこがましいので、そのうちこのブログにでも出しましょうか。なんてね。

今日の順位は?

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Commented by 宮崎 at 2005-01-06 04:05 x
石田さんのおかげで、自分の感じ方やささやかにしていることに、客観性を持たせていただいているところがあります。ありがとうございます。
Commented by katamich at 2005-01-06 13:11
こちらこそいつもありがとうございます。今年は早々に個展ですよね。お会いできればよいのですが。ともあれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
by katamich | 2005-01-05 23:20 | ■まちづくり | Comments(2)