人生逆転の第二法則 2010.10.12

-人生を変える100日ブログ(73日目)-  (○×計画12 4/5) 

 今日はちびQが保育園お休み。昨日、ちょっと熱があって、今日は37度まで下がったものの、用心してお休みしました。ですので、今日は一日中、ちびQと二人きりで、しかも行く予定にしていた「福岡500人集会」も欠席に。ただ、ちびQはずっとお昼寝もせずに遊びまくって、なんか楽しくて仕方ないって感じでした。夜には完全に熱も下がって、まだまだ遊び足りないのか、11時過ぎまで起きていました(昼に二時間ほどお昼寝しましたが)。

 そんな感じで、今日はパソコン作業などもできずに、もっぱらちびQを見ながら読書をしていました。ちょうど図書館から借りていた本があったので2冊ほど読了。その一冊に小林正観さんの「『き・く・あ』の実践」って本がありました。正観さんの本はこれまでも何冊か読んだことがありますが、この本はちょっと異色かな、、、という印象。と言うのも、他の類書と重なる情報が比較的少ないこと。もちろん私が読んだ範囲においてですが。

 中でも印象に残ったのが第五章の「ほめてよく効く 言葉の薬」という章です。人はほめられたがっている。これ自体は当たり前のことですが、実は芸術作品など人以外のものもほめられたがっていて、そしてその「称賛」が多ければ多いほどパワーも大きくなると言う話です。

 これはもちろん「卵か鶏か」の話的に、優れているからほめられる、ほめられるから優れているで言えば、やっぱり最初に「優れている」がありきだとは思います。ただ、今の技術では、例えばピカソの絵画なども表面の凹凸も含めて、ほぼ完ぺきに複製できるそうなんだけど、やっぱり「本物」にはかなわない。モーツァルトの音楽にしても、世界中の音楽学者が総動員して、モーツァルトらしい音楽を作ることは可能でしょう。でも、本物のモーツァルトにはかなわない。

 実際、モーツァルトの音楽について言えば、断筆となった作品の補足などを後年の学者たちがすることがよくあるのですが、やっぱりわざとらしい感じになりますもんね。この違いはどこにあるかと言うと、もちろんそもそもの芸術的価値からして違うのでしょうが、正観さんの言うように「称賛」の歴史も関係あるのかもしれないな、とも思います。極端な話かもしれませんが。

 最近、若い女性の間で「仏像ブーム」が沸き起こっていたそうですが、これなんかもにわかに仏像に対する「称賛」が一気に集まったことも原因の一つだとは思います。それはパワースポットなども同じで、元々備わっているパワーへの「称賛」が集まることで、そこはますますパワースポットとなっていく。ただし、パワスポの場合は、あまりに集まり過ぎるとパワーを奪っていく人も増えるので、ある程度の期限はありそうですが(その意味で言うと、今、日本で最もパワーのあるスポットは「秋元神社」かもしれません)。

 これはもちろん「人間」も同じことでしょう。なぜ芸能人は人気があるのか。それもまた元々の資質に加えて、人々からの「称賛」が集まったからではないかと。逆に何かしでかしたりして評価が下がると、一気に人気は下落しますからね。そもそもAKB45なども、そこそこの女の子を集めて、プロデューサーが戦略的に「称賛」したから売れているようなもので、元々の資質となると、その女の子たちじゃダメだって理由は乏しいのかもしれません。

 ま、芸能人は特別としても、例えば我が子をパワフルにしたければ、徹底的に褒めまくるってのはいいと思います。小さい頃から褒められて育つと、セルフイメージの高い大人になりますもんね。私の知人にこんな人がいました。小学生の頃、絵を描く宿題が課されて、普通に画用紙に書いたところ、親からダメ出し。「オマエはそんな小さな枠にハマった人間じゃない」と言われ、ふすま一枚に描かされ学校に提出したのだと。その人は女性ですが、それはもう、セルフイメージの高い方です(←この話はその方の講演などで知ってる読者さんもいると思いますが)。

 それもまた極端な話かもしれませんが、我が子の能力を認めて、とことん褒めあげるのは、その逆をするよりも遥かにいい結果を生みだすことは間違いないです。これをいつも援用するニューロ・ロジカル・レベルで説明するとこうなります。
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 この「称賛」(又は「非難・誹謗・中傷」など)のエネルギーがチャージされてる部分が「信念・価値観」のレベルです。親や周囲からの「言葉」がこのレベルに見事にチャージされて、それがセルフイメージを構築していきます。これもまたプラスマイナスで計れるかもしれませんが、「称賛」のチャージがプラスの人は、比較的セルフイメージが高く、現実もそのように反映されます。つまり「信念・価値観」以下の「能力」「行動」「環境」もプラスに傾くって理屈です。

 ですので、人から褒められまくっている人は、それだけ能力も高まり、それだけの行動をし、それにふさわしい環境に置かれるわけです。そしてこれは逆もまたしかりで、人はなぜ能力を高めようとするのか、なぜ良い行動をすべきだと思うのか、そしてなぜよい環境を誇示しようとするのか。それはほとんどが「人から褒められたいため」だったりします。

 車やブランド品を見せびらかしたがるのは、人から称賛を浴びたいため(環境レベル)。成果を出すために一生懸命仕事をするのも、人から称賛を浴びたいため(行動レベル)。資格をたくさん取ったりして、少しでも自分の能力を高めようとするのも、人から称賛を浴びたいため(環境レベル)。

 実は給料を上げたいとか、いい暮らしをしたいとか、社会的地位を上げたとかってのも、そもそもの欲求レベルに還元して見ると、そのほとんどが「称賛」を得んがためってことに気づかされます。先日の「いまここ塾」でも似たような話が出てきました。人は「自己重要感」を求めて生きているって話。上司が部下に対して異常なまでの怒り方をするのは、たいてい自分が軽く見られた時だったりする。中でも一番腹を立たせる原因が「無関心」でしょう。「無関心」を示すのに最もよい方法は、その人に対して「無表情」で接すること。すると何もしなくても嫌われますから。もしも、会社などであまり好きでない異性から言い寄られてる場合、その人に対してとことん無表情を貫けば、勝手に嫌ってくれるでしょう。

 話を戻しますが、「信念・価値観」と「能力-行動-環境」とは相関関係にあって、確かに「能力-行動-環境」を高めれば、人から褒められたりして「信念・価値観」が高まることもあるでしょう。でも、それってどこかで空しい。人から褒められるためだけに頑張るのも。

 そこで人生を逆転させる方法を3つ示したいと思います。一つ目が今言った「能力-行動-環境」を高めること。頑張ること。でも、それって何かが空しい。そこで二つ目はいきなり「信念・価値観」を高めること。今日の話に即して言えば、人からの「称賛」をたくさん浴びること。しかし、人の心を動かすことは難しいので、待ってても誰も「称賛」してくれません。

 そこで人から「称賛」されるのに、最もいい方法があります。それは「自分から人を称賛すること」です。例えばそれは「笑顔」でもいいでしょう。前も書いたと思いますが「笑顔」の反対は「無表情」ですので、相手に「笑顔」を見せるだけで、その人の心にパワーがチャージされます。

 お笑い芸人っていいな~と思うのが、仕事をすればするほど「笑顔」がもらえるから。もちろんスベリ芸人もいますが、10人のうち一人でも「笑顔」を見せてくれたら、それだけでやめられない仕事なのかもしれません。吉本の「リットン調査団」なんかは、キャリアはダウンタウンと同じくらいなのに、まだやってます。めちゃくちゃなスベリ芸人にもかかわらず。彼らなどは、やっぱり心から「お笑い」が好きなんでしょうね。

 それはともかく「笑顔」です。私もセミナーや講演をやっていると、「笑顔」で聞いてくれる人の方ばかり見てしまいますもんね。だってその方がパワフルになれるから。なので、普段から「笑顔」でいると、それだけで相手を「称賛」していることになります。

 するとどうなるか。「与えたものは返ってくるの法則(返報性の原理)」により、「笑顔」は自分に返ってきます。つまり「称賛」が自分に返ってきて、それが「信念・価値観」のレベルにチャージされるんです。ですので、その逆をやってもしかり。相手を批判したり誹謗中傷したりすると、見事に自分に返ってきて、セルフイメージまでもがどんどん下がってしまいます。
 
 実際どうでしょう。ランチタイムでちょっと食事に誘いたい人って、やっぱり「笑顔」の人じゃないですかね。無表情の人と飯食っても美味くないですもん。「オマエも来いや~、オマエがおらなおもんないやん!」って言われる人は、たいてい笑顔がデフォルトだし、話してても嫌なこと言いませんもんね。

 なので、この理論で言うとこうなります。


「笑顔」=「称賛」
 ↓
自分にも「称賛」が返ってくる
 ↓
「信念・価値観」にエネルギーチャージ
 ↓
「能力-行動-環境」が高まりお金持ち!


 最後は「お金持ち」で着地してますが、ま、わかりやすいからこう書いてるだけで、さらに極論すれば「笑顔は売れる」って理論も成り立つわけです。ですので、もしお金に困っている人がいれば、今からすぐに笑顔!笑顔!笑顔!ですよ!!!!

 こう書くと中には「私は笑顔だけどお金がありません」なんて言う人も出てくる。だとすれば、その人は「笑顔」と同じくらい、人をけなしたり、不平不満言ってる可能性はありますね。私の感じるところ、そのエネルギー力ってのは「称賛=非難」ではなく、完全に「称賛<非難」になってるようですから。

 つまり極端な話、人を一回だけ「称賛」したところで、一回でも「非難」することがあれば、それでぶち壊し。おそらくは10回の「称賛」と一回の「非難」がエネルギー等価のような感じがします。なので私の場合で言えば、10月から「批判」するのやめたって言いましたが、それから本当にイイコトばかりありますもんね。本当に。

 とにかく「笑顔」も大切ですが、その基本は相手を「称賛」することであり「自己重要度」を高めてあげること。それだけで相手は幸せになれますし、自分も幸せになります。間違いなく。

 それから人生を逆転させる3つ目の方法ですが、それは「信念・価値観」のレベルを突き抜けて、「アイデンティティ(自己認識)」や「本当の自分」で生きること。そうなると人から褒められようがけなされようがビクともしなくなる。すでにハッピーなんですが何か?って状況でしょうか。

 この3つ目については、かなり深い話になるのでまた後日にしますが、今日のテーマとしては、まずは相手を「称賛」しましょうってことですね。「承認」でも同じこと。褒めるだけでなく、認めてあげること。ただ黙って話を聞いてあげるだけでも、相手はハッピーになりますから。すると自分もハッピーに。簡単な理屈ですよね。

 てなわけで、今日はこの辺で。夜は久々にメルマガを発行しました。「秋元神社」や「ヘミシンク」についてちょっとだけ触れています。それではまた明日。ありがとうございました。

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Commented by Shigeko at 2010-10-14 10:47 x
100日ブログに参加していた「わくわくあい」ことShigekoです。実は毎日ブログを書くことができず、既に10日も書いていない日があります。後から書いて、辻褄を合わせられると思っていたのですが、それは100日ブログの考え方とは違っていたと、今日わかりました。思えば、ブログは私の存在証明でした。自分が何もしていないわけではないと、なんとか証明しようとして書き続けていました。それほど自分の無価値観に苛まれていたのです。100日ブログを始めて、その傾向に拍車がかかり、書いていないという罪悪感と焦燥で、一層自分を追い詰めていました。行動するしか、人生を変える方法はないのだと、Qさんのブログを読んで思いました。○×も実行したら、きっと良いだろうと思います。これも今になって知ったので、既にスタートラインから出遅れています。そこで、資格外の私は公式レースからは抜け、自分なりに行動してみようと思いました。残念ですが、行動の大切さを教えていただいたことに、感謝しています。ありがとうございました。今日から100日ブログ参加の記入を取りやめますが、せっかくですから、ブログ更新は続けていこうと思います。きっかけをいただき感謝しています。
Commented by katamich at 2010-10-14 13:00
■Shigekoさん!
100日ブログのルールはルールとしてありますが、私の記事にも書いた通り、そのルールはさほど厳密ではありません。こう言ってはなんですが、参加者の方々も、何かの都合で停滞することはわかっていましたし(私もそうですが)、そのことが逆にその人を苦しめてしまっては本末転倒ですものね。ですので50日を過ぎた段階から「期限を今年いっぱい」に延ばすことは最初から決めていたこと。もちろん辞めるのも続けるのも自由です。ですが、あまり資格とかレースにこだわらず、残り数日間を「完走」できるよう書くのもまたいいと思います。学校のマラソンで一周遅れでゴールした人が拍手で迎えられるように、きっちり書くことが目的ではありませんから。それでも辞めるのまた自由だし、意味ある気づきを得たことでOKかもしれません。あくまで自由です。
Commented by Shigeko at 2010-10-14 23:40 x
返信ありがとうございました。
そうですか、期限が今年いっぱいに延びるなら私も100日ブログをかけるかもしれません。今まで書けなかった日の過去日記を書こうとして、ずっと思い悩んでいました。過去日記ってなかなか書けないものです。その日から遠ざかればとおざかるほど、書かない自分を責めていました。書いた日数だけをカウントして、過去は一度リセットして、今日から100日までを描き続けることにします。今度は自分のために。
by katamich | 2010-10-12 23:39 | ■人生哲学 | Comments(3)