「勝間 vs ひろゆき」を見て・・ 2010.5.6

 いろんな人のブログやツイッターで話題になっていた「勝間和代vsひろゆき」の対談を聞いて感じたこと。この話題についてご存知ない方はユーチューブでも見れると思いますが、削除が進んでいますので、文字の書き起こしがありますので参照します。


さかなの目「2010-05-03 デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき を文字におこしてみる」


 この対談に対してひろゆき氏はこのように振り返っています。


勝間さん対談の睡眠不足の反省と、幸福論 
 

 一方の勝間さんはブログにて謝罪記事を書いています。


ひろゆきさんとの対談について、心から非礼をおわび申し上げます

 
 一言で言って「議論がかみ合っていない」になるのですが、それをかみ合わせるのがホストの役割だとすると、やっぱり落ち度は勝間氏にあるのかな。ひろゆき氏は「2ちゃんねる」の開発者で、今では「ニコニコ動画」の運営など、ネット業界ではかなり有名な方。正直、この対談を見るにつけても、人間的には好きになれない雰囲気ではあるのですが、それでも言っていることは勝間氏よりも的を得ていると言うのが、私の感想でした。

 議論は大きく三つ。「ネットの匿名性」と「若者のへの起業促進」と「国民幸福度」について。どのテーマについても、勝間氏の「~でなければならない」という絶対的な主義主張があるのに対し、ひろゆき氏は「~どっちでもいい」が大前提になっているので、かみ合うはずもないのですが、この対立図式からすると勝間氏の「絶対主義」とひろゆき氏の「相対主義」を戦わせると、相対主義は絶対に負けない立ち位置にあるので、勝間氏には酷だったかなと思います。

 ただ、私がひろゆき氏に大きく共感できることの一つに、日本人ってのはとかく自分のことを「不幸せ」だと言いたがる傾向にあるという指摘。確かに国民幸福度なる指標をみると、日本は下位に位置しています。少なくともOECD諸国においては。実際どうなのかを調べてみると


1位 デンマーク
2位 スイス連邦
3位 オーストリア共和国
4位 アイスランド共和国
5位 バハマ国
6位 フィンランド共和国
7位 スウェーデン王国
8位 ブータン王国
9位 ブルネイ・ダルサラーム国
10位 カナダ
11位 アイルランド
12位 ルクセンブルク大公国
13位 コスタリカ共和国
14位 マルタ共和国
15位 オランダ王国
16位 アンティグア・バーブーダ
17位 マレーシア
18位 ニュージーランド
19位 ノルウェー王国
20位 セーシェル共和国

23位 アメリカ合衆国
35位 ドイツ連邦共和国
41位 英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
62位 フランス共和国
82位 中華人民共和国
90位 日本
125位 インド
167位 ロシア連邦

176位 コンゴ民主共和国
177位 ジンバブエ共和国
178位 ブルンジ共和国(最下位)


てな感じで、下位は下位です。ただ、これってのは、国民の主観的な指標であって、経済、インフラ、安全、福祉などの観点から見ると、決して恵まれてないわけではなく、むしろめちゃくちゃ恵まれているわけです。

 だからと言ってジンバブエと比べるのもどうかとは思いますが、例えば4位のアイスランドなどと比べると、いろんな意味で恵まれているとは思うわけです。8位のブータンや9位のブルネイに比較しても。アイスランドは高福祉ではありますが、めちゃくちゃ物価は高いうえに高負担。ブータンなどは平和かもしれませんが鎖国状態。ブルネイだってお金はあるかもしれませんが、そんなに面白そうじゃないし。

 私自身、今まで40カ国ほど旅行してきましたが、やっぱり住んでいいと思う国は唯一日本だけです。それは日本に慣れているからとかではなく、客観的にもそう。ひろゆき氏の言うように水や安全は他の国とは比較できないほどに恵まれています。明日食べるものを心配している人だって決して多くないだろうし、寒さや暑さも普通にしのげます。経済水準だって高いし、平均寿命は世界一高く、乳児死亡率も世界一低い。客観的に見ると、こんないい国他にはないはずなんですが、「国民幸福度」などの主観的な調査になると、なぜか低くなります。

 そして勝間氏も言うように、なぜか日本の若者はダメだって扱いにされてしまいます。しかし、よくよく考えてみると、日本って国が生まれてから、昨日より明日が悪くなったことなど、大きなトレンドでみて一度もないはず。60年前は軍国主義で国ために死ねってのが当たり前だったのが、今ではあり得ない。江戸時代などは比較的平和だと言われていますが、今では考えられない差別構造がありましたし、その前は戦争ばかりしていました。

 もっと最近になると、インターネットや携帯のない時代があったのですが、今では考えられません。正直、インターネットがなかったら、私もこうはしていられません。ネットは確実に選択肢を増やすとともに、生活を豊かにしてきました。つまり、10年前より今の方が豊かだし、そう考えると今より10年後の方が豊かになると考える方が自然です。なのにここにきて、今の若者はダメだ、日本の将来が不安だって気持ちを煽るのもどうかと思うのです。勝間氏にそのような大きなバイアスがかかっているに過ぎないと。

 要するに、日本って国は、、、、と一般化していいものかわかりませんが、確かに自分たちを「不幸せ」だと思いたがる傾向があるようです。それは個々人を見てもわかります。傍から見たらすごく恵まれているのに、足りない部分にばかりフォーカスして自分に「不幸」のレッテルを貼ってしまうのです。

 別に独身だっていいじゃないですか。結婚したところで、必ず幸せになれるとも限らないのに、自分が幸せでない一番の理由を結婚してないところにおきたがったり。給料は多くなくても、十分に生活して遊べるだけの収入があるのに、まだ足りない足りないと自分を「不幸」にしてしまったり。だったら一生懸命婚活したり、収入を上げられるよう起業したりすればいいだけ。それもしないで、不幸に酔いしれているかのように。

 考えてみると恵まれ過ぎているのも原因かもしれませんね。本当に明日食べるものがなく、住む家もなかったら必死になって働きますもの。自分が不幸かどうかなど考える暇もなく。私にしても、会社を辞めた時は、明日の心配などしている場合じゃありませんでしたからね。今だってさほど気持ち的には変わっていません。つまり、自分のことを「不幸」だと思えばそうなるし、「幸せ」だと思えば同様にそうなるのです。

 ひろゆき氏のシニカルな相対主義もどうかとは思いますが、それでも勝間氏のような「~でなければ幸せでない」と拳を振り上げるよりはマシだとは思うのです。このブログでいつも言ってるような「条件付け」を地で行ってるようなもので、その人らしい「幸せ感」を見つけることの方がよほど大切だし、誰もがそのような視座で生活していると、今のような「閉塞感(と言われる状態)」ではなくなるではと思うのです。

 正直言って、私自身は幸せだと思っているし、閉塞感も感じていません。そもそも閉塞感の定義がよくわからないし。やりたいことができないのは、社会のせいではなく、自分のせい。それを社会の「閉塞感」なんて言葉で正当化されてしまうのもどうかなあ。

 ですので、もしも勝間さんみたいなオピニオンリーダーが「今の日本は幸せです!」って言いまくったら、少なくとも「国民幸福度」の数値くらいは変わってくるだろうし、多くの若者も未来に希望が持てるようになると思うのです。もしかすると、今後の日本を支えるのは、ひろゆき氏のようなニートっぽい若者なのかもしれませんね。今日はこの辺で。ありがとうございました。

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Commented by kaorin at 2010-05-07 17:19 x
私もそう思います。
近場のアジア圏行くと、物乞いとか、普通にいるし、「よくこんな家に住んでるな…。たくましい!」とか…。

物質的な豊かさと、精神的な豊かさとは、必ずしも一致しない。
むしろ反比例なのかな?って…。

バブルの時代は、何も言わず、不景気になってから、いろいろ
言うのも、なんかムシがいい…。ウカれてたでしょ?
Commented by kaorin at 2010-05-07 17:55 x
ちょうど、ふと、昨日思い出したところだったから、書いちゃおう。これも、タイミング!ちょっと関係ないけど…。

バンコクの船着き場と直結しているBTS駅に乳飲み子抱えたお母さんが、物乞いしてた…。さすがにビックリして…。情けないよぉ…、アナタだって、人の親でしょ、母でしょ…って…。

心残りで、2度目の訪タイでリベンジ!
でも、やっぱり3人とも、見えなかった…。思ったときは、即刻行動しなくちゃ…って!
by katamich | 2010-05-06 23:39 | ■時事問題 | Comments(2)