97%の可能性 2004.12.6

 今日の午前中、春日市の職員からメールが来ました。今年の前半に参加していた春日まちづくり塾で提案した「笑いのまちづくり」について、某国営放送局N○Kが取材したいとの旨。7月の発表後の活動についてなど。

 やばいっす。何の活動もしてません。でも、発表前にまち歩きをしてHPで公開していたので、その職員さんは気をきかせて私のHPをお知らせしたと。うん。これは活動再開のきっかけなのかも。とりあえず今月中に一回集まろうとメールしました。ミーティングのテーマは「ブレーンストーミングによる笑いの発掘・創造」です。言い換えると「雑談」。

 ここでちょっと話は変わります。こないだの土曜日に滝に打たれた時に聞いた話です。我々の滝の指導者(導師)は実は、天台宗に僧籍を持ち、何と世に聞く荒行である千日行の経験者だとか。これは前にテレビでも見たことあります。千日間毎日滝に打たれその間は「酒・肉・女」断ちは当然として、プラスアルファで7日間の断食をするのだと。さらに最後の3日はそれプラス、不眠・不臥・不座・不飲が加わるのだそうで。つまり飲まず食わずに眠らずに立ちっぱなしのまま、3時間おきに滝に打たれるだとか。

 そうなるとどうなるか。はっきりと「死」を意識して、細胞レベルで蘇生の力が働き、五感六感がびんびんに発達する。すると、2キロ先にいる人の枯葉を踏む音で、その人の性別などある程度のことがわかるのだと。さらに数メートル向こうで線香の灰が落ちる音まで聞こえるのだとか。霊的な発動もあり、普通の人が見えないものがはっきり見えるようになるのだと。

 これはちょっと超越してますね。もちろん導師は我々にここまでは求めていないようですが、ある程度の「行」は勧められます。その一つが「21日行」と言う奴で、21日間毎日滝に打たれその間、「酒・肉・女断ち」をするのです。これなら社会生活をしながらでも頑張れば可能です。

 行をするとどうなるのか。これはやってみないとわからないのですが、聞くところ考えるところでは、根性がつく以外に遺伝子や細胞レベルで眠っている能力が開くかもしれないとのこと。まあ、21日ぐらいじゃあ開かないだろうけど、それに近い状態は何となく意識できるのかも。(でも本来の目的は誰もが健康でピンピンコロリの人生を送ることです)

 何が言いたいのかというと、今日のテーマである「97%の可能性」が芽を出し始めるのです。ものの本では人間の能力というのは実は3%くらいしか働いておらず97%は眠っているそうです。一般に見る能力のある人というのは3%以外の97%の幾%かが開いている人のことを言うらしいです。

 つまり「行」というのはその97%の一部を開く行為なのかもしれません。そして最初の話に戻ります。「笑いのまちづくり」です。

 私がこのテーマを提案したのは、前にも言ったのですが、村上和雄氏の「生命のバカぢから」という本に触発されたからです。この本には「笑い」の効用がいろいろ書かれてあります。例えば「笑いと治癒力」という本を書いたある医師の例では、「ガン細胞を殺す」とか、B&Bの漫才を聞いた後では糖尿病患者の血糖値が下がるとか、免疫力を上げ美容・健康にものすごくプラスに作用するそうなのです。遺伝子研究の第一人者である村上氏によると、人間の遺伝子(潜在能力)とは3%くらいしか働いておらず(onになっておらず)、残りはoffの状態だとか。そして「笑い」は、offの遺伝子をonにする働きがあるそうなのです。

 「滝行」と「笑い」とが実は同じ原理と効用があることがわかります。そのことに改めて気が付いたのは、朝に春日市からメールをもらい、改めて上記の本を読み直してみたことによります。う~ん、またもや素晴らしい「気づき」。

 さらに付け加え。昨日の日記を思い出してください。「感動するには反復運動が必要」という話をしました。養老孟司さんが言ってるのですが、人の個性とは反復運動でのみ得られるのだと。松井やイチローがあれほどの個性を得たのは少年時代から人の何倍も素振りをした結果だからだと。これは先の97%の話にもつながります。つまり反復運動をひたすら繰り返すことで97%の潜在能力が開くのです。
  
 これは考えれば当たり前のことですよね。「何事も一生懸命やれば必ず報われる」と昔から言われてきたその通りのことです。言い換えると、「何事も反復運動をすれば必ず97%の潜在能力が開く」という意味になります。
 
 さて話がごちゃごちゃしてきたのでまとめましょう。

 人が健康に文化的に感謝と感動をもって生き生きと暮らし、かつ「できる人間」になるには、次の3つがポイントとなります。

①何事も体が覚えこむまで一生懸命する
②心から楽しく笑う
③自らの身体を極限状態に持っていく

 そうなんですよね。私がこの半年ほどいろいろ考えたり経験したりしているのは、この3つに行き着くためだったのかもしれません。97%の可能性を少しずつでも開いていく方法論に気づくためだったのかもしれません。

 とりあえずやってみたいと思います。①は音楽にせよ、お経にせよ、仕事にせよ覚えるまでやってみる。②はとにかく笑えることをする。そして腹から笑う。③は人それぞれですが、極限に近づいてみる。例えば毎朝5時に起きても良いし、5キロ走っても良いしやり方はいろいろあるでしょう。でも私は今の行き当たり上、「21日行」を敢行したいと思っています。時期は一番寒い2月。6日土曜日から25日金曜日で21日。そして26日土曜日に滝の仲間に祝福してもらい、27日日曜日は私の誕生日。名実共に新たな自分が生まれるのです。

 さあ、今日、新たな気づきを得られましたね。なんだかワクワクしてきましたよ。明日からまた頑張るぞ~!!

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(一番右のが私だよ~ん-笑いのまち歩き、JR春日駅にて)

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by katamich | 2004-12-07 00:37 | ■精神世界 | Comments(0)