宇宙となかよし

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ノアール・アンサンブル・ウインズ第5回定期演奏会 2004.12.5

 今日は私が所属する吹奏楽団、ノアール・アンサンブル・ウインズの定期演奏会でした。所属すると言っても実は今は諸事情あって休団中なんですけど。まあ、たいそうな事情でもなく、最近、滝とかディジュリドゥとかいろいろ顔突っ込みすぎてちょっと動きが取りにくくなったから。温かくなれば復活するでしょう。

 それで、今日はお客さんとしてはじめてノアールの演奏会を聴きに行きましたので、そのレビューをします。

【第一部】

○ポップス・マーチ「すてきな日々」
 吹奏楽やってる連中の原点って、ほとんどが中学高校のスクールバンドなんです。それにはコンクールという大きなイベント(大会)があり、コンクールを通して皆、音楽の素晴らしさや厳しさ、楽しさを学び成長してきたものです。ですので、大人になった今、過去にやったコンクールの課題曲はどこでも大人気なのです。課題曲だと全国どこの学校出身でも、同年代というだけで一種の仲間意識が生まれるものです。一部の一曲目はその1989年のコンクールの課題曲「すてきな日々」です。これは私が高校2年の時にやった課題曲です。なんともなつかし~、吹きたかった~、という曲です。そのセピア色の良き日々を想起させる課題曲をノアールはどう料理したでしょうか。さすがは大人のバンド。実に端整に爽やかに演奏するものです。とは言うものの、心の中で学生服を羽織ったようなハニカミが感じられる部分もあって、聴いてるボクまではずかし~、と言うのは冗談です。安心して聴くことが出来ました。

○愛のあいさつ(エルガー作曲)
 たいへん素敵な曲です。「愛のあいさつ」なんて曲名でも、ちっともエロさを感じさせない愛らしい小品です。ノアールの中には十分にエロい人がたくさんいるにもかかわらず、ちょっぴりよそ行きのおめかしちゃんの演奏でした。ところで作曲者はイギリス人なのに原曲は何でフランス語なのだ(サル・ダモール)?

○ベニスに死す(マーラー作曲)
 交響曲第5番の第4楽章アダージェットです。マーラーのアダージェットとよばれることもあります。通常はハープが主役になる美しい曲。吹奏楽では難曲に相当すると思うのですが、さすがはノアール。うっとりと聴かせてくれました。こういう曲って演奏者よりも指揮者の方が気持ち良いのだろうな。

○第六の幸運をもたらす宿(アーノルド作曲)
 こんな曲知らな~い、と誤解される曲。バラードが2曲続いたので、吹奏楽らしいスピードと迫力で目を覚まさせます。うんうん、いい曲やね、と思って聴いてると、最後の方で「ピッポッピ、ピッポッピ、ピッポッピッポピッポッピ、ピッポッポッポ、ピポポポピ、ピッポッポッピ、ピッポッピ」という旋律が流れて、その瞬間、客席が「ふぁ~」という空気に変わるのです。これは今は亡き小泉今日子が出演しているCMの曲です。「知ってる~」って言う空気が「ふぁ~」なのです。

 この手の定期演奏会って、第一部は正装してクラシック調の真面目な曲(≒マニアックな曲)が並ぶのですが、さすがはノアール。マニアックと見せかけてきちんと親しみやすい曲でお客さんの心をウォームにゲット。

【第二部】

○アメリカン・チューバ・パトロール
 第二部は雰囲気を変えて小編成のアンサンブル・ステージ。突然、サンタさんの格好でチューバとユーフォニウム奏者が現れました。え?!、もう師走やん、と思った客が10人はいることでしょう。そう、クリスマス。でも曲はクリスマスではありませんでした。(って言うかレビュー、疲れてきた。眠い~。)

○「紅の豚」より
 次は金管五重奏。トランペット×2、ホルン、トロンボーン、チューバです。おいしゅううございました。

○星に願いを
 お、ちょっとはクリスマスっぽいぞ。木管アンサンブルによるステージ。

○ザ・ボレロ
 おなじみ、ラベル作曲の「ボレロ」をカッコよくアレンジしたものです。ここでは何と、各ソロ楽器に加えて、金管奏者によるマーチングとガード(大きな旗をまわすやつ)がステージを賑やかに彩ります。これはマーチングとガードの初心者が、数ヶ月前からこの日のために練習に練習を重ねて披露するものでした。出演者は歩きながら吹くので全て暗譜をしなければなりません。旗を振るガード隊ももちろん振り付けを覚えなければなりません。

 これはすごいです。私的にはここ数年、暗譜なんてしたことがないのです。せいぜい般若心経やご真言を暗誦する程度です。ですので休団前は普段からほとんど練習せず、合奏練習の時にだけいつも初見に近い形で楽譜にかぶりつく日々でした。これではいけませんね。

 さて、この「ザ・ボレロ」。お客さんとして見ている限り、とても素晴らしかったと思います。近頃の私って「悪いところが見えない病」なところもあるでしょうが、パーフェクトに近い出来だったと思います。特にガード隊などは普段から一生懸命練習しているのを知っているだけに、ハラハラしながらも完璧に出来ていて(細かいところはあるんでしょうけど、、、私にはわかりません)、見ているこっちが胸をなで下ろしました。b0002156_2322995.jpg

 私の隣に座っていた某マーチング・ヲタクも絶賛していました。振り付けや形を作る人がとってもよく勉強しているのだと。ヲタク氏の評では、出演者の技量を見ながら、最大限のところで演出した指導者の勝ちだとか。レベル的にはもっとも難しい技術もあろうけど、あえてそれをさせずに、きちんと押さえを効かせているので、全体、結果として見栄えのよいステージに仕上がっているのだとか。なるほど。少なくとも素人目には「すご~」って感じでした。

 ところで、私が知る限りでは、この「ザ・ボレロ」が今回の定演では、各人レベルで最も練習したようです。なんせ覚えごとまであるのでねえ。それだけに終わってしまうと寂しいやら抜け殻やらになってしまうとか。

 でも素晴らしいですね。抜け殻になると言うのは、それだけたくさんのものを詰め込んだ、たくさんの経験、思い出を詰め込んだという証です。私のような毎回初見かぶりつき野郎にはできない話です。

 そこで一つの「気づき」です。感動するには何度もすることが大切なんですよね。このような音楽会では、「暗譜」できるレベルまで練習することが。これは音楽に限らないことです。私の哲学では「人生の目的は感動である」ことです。その「感動」に行き着くには、一つの目標設定をし(音楽なら「暗譜」)、それに向かってひたすら反復運動することなんでしょう。養老猛さんも「人の個性を創るのは反復運動」と言っています。

 私に置き換えても、今、「滝の世界」にはまりつつあるのは、般若心経を覚えるために何度も反復運動をしたことがベースになっているのでしょう。

 人生は感動である→感動を得るには目標設定→それに向かってひたすら反復運動→達成により感動

 この図式です。う~ん、シンプルだけど素晴らしい「気づき」。ノアール、ありがとうございます。

【第三部】

 素晴らしかったです。でも眠いのでレビューは割愛させてくださ~い。

【アンコール】

 きよしこの夜。子どものたちのハンドベルが泣くほど素晴らしかった。よく知ってる子たちだけに、見ててハラハラする分、終わった時はちょっと感動でした。どうでもいいことですが、「きよしこの夜」って、昔は「きよしこ」の「夜」と思ってました。「きよしこ」ってなに~って感じ。

 うわ~、もうこんな時間(午前二時過ぎ)。ちなみに今日の夜はジャズのライブに行ってきました。板橋文夫と林栄一。これも最高のライブだったので近く、レビューします。ははは。

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本家も更新しました-ライブレポートの更新

(写真は今日のテーマに関係ないけど板橋文夫と林栄一~!!)

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by katamich | 2004-12-06 02:24 | ■音楽
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