一夜明けて・・・ 2009.12.18

 ぶっちゃけ、昨日は眠れませんでした。0時過ぎに「宇宙となかよし」が「アマゾン総合一位」を達成し、それから夜中なのに電話とかメール。しばらくして布団に入ったのですが、もう、興奮して眠れません。そして一時間ごとに更新されるアマゾンランキングを思わずチェック。携帯で。そうこうしていると、朝方、うたた寝程度に寝ていました。温かい滝に打たれる夢を見たような。そして9時からコーチング。終了後、滝に行きますが、雪が降っています。

 滝場の気温は2度。本格的な滝行シーズンです。いつものように体操をして、九字を切って水に入ります。足が「カッキーン」と鳴ります。それでもわざと足を水に浸けて作法を開始。滝に入る前に般若心経を一巻あげて、「えい!」と気合を入れて滝に入ります。
 
 まずは「禊の祓い」を唱えるのですが、その時は身体が状況を把握していないようで、さほど苦しくありません。しかし、次の般若心経に入る頃には、頭が「ズッキーン」と鳴って、しだいに呼吸困難に。身体が硬直します。その時、なるべく身体をリラックスして声を出します。すると徐々に身体も慣れてきて、最後の方は気持ちが良くなってきます。そして一通り終えて、滝から出るのですが、出た時のそう快感と言ったらないです。寒いは寒いのですが、この瞬間のために真冬の滝に入っている気がします。身体の奥から体温が上がってポカポカしています。今日で3日目。水曜日までは、毎日のように雪が降るそうです。いい修行させて頂いてます。感謝します。

 家に帰ってご飯。その前に評言社の社長さんに電話。とにかく凄いことになっているのだとか。まず、昨日の段階でアマゾンから30冊追加注文が入り、「感謝します」というメールを頂きます。しかし、その後がもっと凄くて、30冊から100冊と。そして今朝には500冊の追加注文が入ったそうです。出版社的には前代未聞の事態で、すぐに在庫もなくなるので、増刷が決定。リアル書店に対しても、改めて営業体制を整えることになったとか。

 今回、アマゾンキャンペーンと言うことで、確かにアマゾンへの集中注文をしかけ順位を操作した結果にはなりました。そのことに対して、いぶかしく思う人もいると思います。私もキャンペーンで苦々しい思いをしたことがまったくないわけではありません。しかし、現実的には、およそどの著者(特にビジネス系)もこのようなイベントを仕掛けることが一度ならずあります。

 その上で言うと、キャンペーンで成功して、上位にランキングされることは、誰にでもできることでは決してありません。実際、キャンペーンを打ってもほとんどが不発で終わってしまいます。それを成功させるためには、日頃からのマイメディアを通した情報発信、そして応援して頂ける人脈、キャンペーン特典の魅力など、様々な材料を総動員して初めて成功するものです。

 そして今回、私の場合は成功したと言えるでしょう。実際、初めての本がアマゾン総合一位になることは、かなり稀なことだそうで。しかし、やり方がスマートかと言うと、決してそうではありません。しかし、もしも「夢」があったとして、そのために「できること」があるとすれば、それを行うのが私のポリシーです。

 どんなに辛くても、どんなにみっともなくても、どんなに惨めでも、それでも「夢」があるのならば、そのために「できること」に最善を尽くす。これが私のポリシーです。確かに村上春樹さんのように、本を出したらすぐにミリオンになるようであれば、私だってキャンペーンなどはしないでしょう。しかし、私はいかんせん、そうではありません。

 一人じゃ何もできない、カッコ悪い男です。もともとカッコ悪い男なので、スマートなことなどできないのです。今回の本の出版しても、思えばカッコ悪い話の連続でした。2年前、おだてられて本を出したいと思うようになります。結婚式のプロフィールには「作家」なんて肩書きを書いたりします。それから、本を出すとホラを吹きまくって、出版の本を読みながら必死で企画書を作成します。そしてそれを20社ばかりに投げ込むのですが、ほとんどがボツ。1~2社、話を聞きたいと言ってくれたのですが、いざ編集者に会うと駄目だしの連続。しかも、「今のあなたじゃ、本を出してくれる出版社などないですよ」と、D出版社のH編集長にストレートに言われ落ち込む。

 その後、鳥居祐一さんとの出会いによって出版への道が開け、C出版社で話を進めていたにも関わらず、最後の最後でペンディング。実質上の白紙。その直後、F出版社のN編集長と会うのですが、そこでも駄目だしの連続。自分には本を出すことなどできないのでは、、、という思いがよぎります。

 そして今年の正月。まずはできることをするしかありません。ちょうど年末に書き上げたe-BOOKがありましたので、それを配信する事を思い付きます。その際、鳥居さんから教えてもらったメール配信システムを購入して。そしてPDFに編集したe-BOOKをいろんな手段を通じて広げていきます。そのために情報起業家のHさんの会員にも入ります(3か月で終了)。そうやって、地道に地道にe-BOOKを広げ、感想なども送ってもらいます。

 そしてある程度ダウンロードが進むのですが、目標としていた一万には程遠い。それが8月のこと。思い切ってアクションに出るしかないと、五日市剛さんに相談します。そこでご紹介頂いたのが、今回の評言社でした。五日市さんのDVDや手帳を始め、はせくらみゆきさん、船井幸雄さんなども出しているので、私とも相性がよさそう。企画書とe-BOOKを評言社に送付するのですが、返事があったのはその一か月後。そして社長と初めて会ったのが10月1日でした。

 その日、評言社社長が博多に来たので、そこで面談。いろんな話から、私の思いを告げて、そこでゴーサイン。そしてすぐに五日市さんに電話。もちろんお礼の電話ですが、一方で、社長の気が変わるのを防ぐ意図もあり。ずるいでしょ。その3週間後に原稿をすべて提出。11月の東京セミナーの翌日に再び社長と打合せ。そこで強引にスケジュールを決め、12月12日に講演会の会場をとっているので、それまで絶対に本を仕上げることを約束。それも社長の気が変わらないためもあり。

 もちろん一度ゴーサインが出たもの、気まぐれで撤回することはないものの、いろんな経緯があったので、とにかく出すことに妥協せず。しかし、編集が思った以上に長引き、12月12日間に合わないのではと思いきや、印刷に出す3日前にゲラが自宅に送付されます。その3日間で編集者と電話とFAX のやり取りで原稿を詰めていきました。それが11月27~30日のこと。

 その後、本ができるのが12月10日となったので、12日の講演会にはかろうじて間に合います。その間、アマゾンキャンペーンの準備を進めようと、12月5日に福岡でセミナーをして録音。懇親会ですっぽんを食べて、その日から熱出してダウン。すぐに回復して12日の講演会は大成功。直前に出した案内メルマガを鳥居さんが読んでいて、突然、駆けつけて頂けました。その時にあった本は手元に数冊残して完売。その数冊は、協力頂ける方への送付用。

 東京、札幌のセミナーから帰ったのが14日。その日からキャンペーン用のページを作り、17日の開始に備えます。しかし、16日の午後から突然アマゾンの注文ができなりパニック。17日0時からは開始ができず、結局、スタートしたのが17日の正午。昨日のことですね。それからもう、とにかく考え付くあらゆる手段を講じて、キャンペーンを呼びかけます。直接電話やメールした人もいます。タイミングを見計らってメルマガを打ち、ミクシィの五日市さんのコミュにも書き込みます。

 とにかく思い付く限りのできることをやって、あれよあれよとランクが上がっていき、0時にはついに「総合一位」に輝きます。それまでのいろんな経緯を思い出して、その瞬間、本当に言葉が出てきませんでした。そして純粋に思ったのが、結局、私の力などちっぽけなものだということ。昨日も書いたように、五日市さん、阿部さん、山崎さん、鳥居さん、そしてブログを読んで頂いているたくさんの方の応援があって初めて「夢」を実現することができたのです。もちろん本を出してくださった評言社さんなくして、あり得ない快挙。本当に言葉になりませんでした。

 1年前、駄目だしをしてきたD出版社のH編集長やF出版社のN編集長の言葉にも、心から感謝している自分がいました。あの時、あそこまで徹底して駄目だしをしてくれなかったら、きっと学ぶこともなく、ここまでこれかっただろう。それ以外にも私と関わりのあったすべての人たちへの「感謝」の気持ちが自然と芽生えてきて、本当に言葉になりませんでした。

 そしてその翌日、つまり今日の昼。評言社の社長と電話して、とにかく凄いことになっており増刷しなければならいな、と。つまりミラクルが起きていたのです。めちゃくちゃ嬉しかったです。しかし、同時に本当の勝負はこれからであることも事実。

 つまり、今からは多くの人に私の本が読まれるのです。当然、面白くないと言う人も出てくるでしょう。本にしても音楽にしても、地球上のすべての人を納得させることはできません。いろんな批判とも戦わなければなりません。しかし、それもまた私自身を成長させてくれる材料となるのです。

 私はどこまで行きたいのか。夢は何か。それさえあれば、どんな批判も素直にありがたく頂くことができるし、私にはその「覚悟」があります。だから強引ともいえるアマゾンキャンペーンを打ったのです。私の究極的な「夢」とは、まさに夢を語れる世の中にすること。それを本や講演を通して伝えていきたい。それが私の生きる意味だとも思っています。

 私自身、どん底のサラリーマン時代に、齋藤一人さんや五日市剛さんの本を読んで、言葉の大切を学びました。そして「言葉」が人生を作ることを知り、それはすなわち「夢」を堂々と語れる人生を指すことだと知ったのです。その後、スピリチュアルな話を含めて、いろんな考え方に触れるにつれ、私自身、どんどん「夢」を語れる人間になってきたのです。

 その中の一つに「本の出版」がありました。それも単に出版することではなく、端的に言って「売れる」ように出版すること。それも人生の思い出として終わらすのではなく、それがライフワークとなるような、そんな出版を続けること。そんな「夢」が私にはありました。

 だからこそ、ここまで来れて、とりあえずは「アマゾン総合一位」という「形」を残すことができました。しかし、これはゴールでは全然ありません。むしろスタートラインにようやくったところ。これから、いろんな嫌なこともあるでしょうが、それ以上に素敵なことも起こるはず。そうやって、どんどんどんどん「夢」を膨らませていくのです。

 そしてそれこそが私の人生なのです。思わず熱く語ってしまいましたが、今、本当に感じているのは、やっぱり「感謝」以外にありません。私の夢の一つを叶えることができた。そしてそれを応援してくださった方がたくさんいた。私などそこにはありません。まさに「感謝」がそこにあるだけ。今、本当にそう思っています。ありがとうございました。・…とその前に、キャンペーンは「特典1・2」だけ残して、来週まで継続することになりました。もう、順位にはこだわりません。せめてもの感謝の気持ち。ありがとうございました。

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Commented by 眞穂乃 at 2009-12-19 01:48 x
おめでとうございます
ヾ(・ε・。)
Commented by at 2009-12-19 04:09 x
かっこいいですよ!
全然かっこわるいなんてことはないです。
出来る事を全てやって。あとは成るように成る。
その結果が今に出ているじゃありませんか!
これからも観させてください。
楽しくて仕方がありありません(*^-^*)
これからも
「宇宙となかよし」でいてくださいね!
応援しますよ♫

全てに「感謝」です♪
Commented by モナカ寅次郎 at 2009-12-19 16:31 x
あらためておめでとうございます。今日という日を迎えるために様々なご苦労がおありだったのですね。Qさんもおっしゃっているように、一つの作品に対しては必ず例外なく賛否両論が巻き起こります。しかし、その両者に感謝することでさらに成長できる。まったく同感です。この世の全ては、みんなプラスとマイナスからできていますので、その二つをおさえることで光り輝きますね。愛がありますね。成長できますね。すばらしいですね。これからも応援しています!
Commented by 風子 at 2009-12-19 23:05 x

頑張りましたね(^^)
Commented by Maoさんですぅ〜〜 at 2009-12-19 23:54 x
お〜〜〜〜〜〜
今日、さっそく鳥取県米子市の本屋さんでみかけましたよ〜〜
早く平積みになるといいですね〜〜〜
Commented by ふわふわ at 2009-12-20 09:04 x
1位おめでとうございます!
Commented by 出会いという名のネットワーク at 2009-12-21 16:19 x
私も18日の晩から全く寝ない3日間を過ごしました。
変なテンションになっちゃいました。
Commented by katamich at 2009-12-22 15:52
■ 眞穂乃さん!
ありがとうございます!
Commented by katamich at 2009-12-22 15:53
■営さん!
これから「宇宙となかよし」を突き進んでいきます!
どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by katamich at 2009-12-22 15:53
■モナカ寅次郎 さん!
ま、いろいろありましたが、すべては学びです。
そこに感謝があれば何でもできると思っています。
Commented by katamich at 2009-12-22 15:54
■風子さん!
ありがとうございます
Commented by katamich at 2009-12-22 15:54
■Maoさん!
これからです!これから伝説のスタートですから。
Commented by katamich at 2009-12-22 15:54
■ふわふわさん!
ありがとうございます
Commented by katamich at 2009-12-22 15:55
■出会いという名のネットワーク さん!
その後は眠れましたか?
by katamich | 2009-12-18 23:39 | ■人生哲学 | Comments(14)