願望実現の最大の秘訣 2009.9.8

 今日も5時から「早朝談話室」でトーク。それからいろいろ準備をして11時前に家を出ます。今日から一週間ほど大阪の実家です。ちびQを抱っこしてタクシーへ。そこから新幹線で大阪に向かいます。ちびQはなんと大阪までの3時間、ずっと寝ていました。新大阪に着くと実家の母がホームまで迎えに来ていました。それから授乳を挟みながら、地下鉄、私鉄を乗り継ぎ、5時には実家に到着。家に着いてほっとしました。生後3か月のちびQにとっても大冒険だったかもしれません。

 私の予定はと言うと、明日の夜はとあるとこでセミナー。土日は大阪セミナー。来週の月曜か火曜に福岡に戻ります。いよいよ盛り上がってきました。今回は私にとっても大冒険。これで私自身も大きくステージを上げることになると思います。

 そして「人生」とは「冒険」の連続。それまでやったことがないことをする。とても勇気の要ることですが、それが自分自身のステージを上げることになるのだと思います。ここで一つ、とても重要なことを言いたいと思います。自己啓発系の本やセミナーなどで、しばしば「潜在意識」という言葉が出てきます。

 「潜在意識」は「意識」の100倍とか2万倍とか言われており、「潜在意識」を活性化することが願望実現の秘訣だといわれます。それはその通りなんですが、実際には「逆の活性化」なるものも存在します。「意識」と「潜在意識」の関係は、しばしば「騎手」と「馬」の関係にたとえられます。「騎手(意識)」がどんなに頑張っても、「馬(潜在意識)」には馬力では適いません。

 しかし上手く手懐ければこんな便利なものはありません。人間の何倍もの速さで走ることができますし、スタミナも人間の比ではありません。しかし上手く手懐けるためには「意識」が重要となるのです。もしも「意識」をないがしろにして、「潜在意識」ばかり鍛えると、それは「馬」に餌を与えるだけ与えて、暴れ馬を作ってしまうことになります。

 一方、何もしない馬を作り出すことも可能。ずっと馬小屋に閉じ込めておけば、どんな馬でも動けなくなってしまいます。しばしばたとえに出されるのが、象の話。小象の頃から杭で足を縛り付けて動けないようにしておくと、大きくなって容易に杭を引き抜くことができるにも関わらず、それをしようとしない状況。さらには、杭を無くしても、同じ場所から動かなくなってしまいます。

 これは「馬」も「象」もそして「潜在意識」もすべて同じこと。我々は体験・経験を通して大なり小なり「潜在意識」は何がしかの条件付け(プログラミング)をさせられています。しかし、人間には「意識」があります。杭につながれた象はそれでなんの不満も思わないのでしょうが、人間は「意識」がありますので、それに反することもあります。

 しかし、それでもやはり「潜在意識」の力の凄さを思わせるエピソードは事欠きません。例えば「ショーシャンクの空に」という映画の中で、劣悪なショーシャンクの監獄に何十年も入っていた老囚人が出てきますが、晩年、仮釈放の機会を与えられます。しかし本来、自由で人間的であるはずの「シャバ(外社会)」が、その老囚人にとっては耐えられない環境となっていたのです。最終的にはシャバのアパートの一室で自殺を図ってしまいます。

 つまり人は(潜在意識は)、どんな環境であれ、慣れてしまい、それ以外の環境を受け入れることができなくなってしまうのです。おそらく「意識」では、それ以外の環境がすごく自由に思えたとしても、もはや「潜在意識」はそれを受け付けなくなってしまうのです。

 例えば「貧乏」な人がいたとして、その人にとって「金持ち」は凄く自由な世界に見えるでしょう。これはまさに「ショーシャンクの監獄(貧乏)」と「シャバ(金持ち)」の関係になぞらえます。「貧乏」に慣れきっている人は、「貧乏」こそが最も居心地の良い世界であり、「意識」では「金持ち」を羨ましく思っても、「潜在意思」は「金持ち」になることを阻止するのです。

 しばしば宝くじに高額当選した人が破産や堕落していく話を聞きます。先日もどっかの国の女の子が2億当たって、身を滅ぼした話がニュースに出ていました。彼女は「宝くじなんか当たらなければよかった」と言っていました。これは「潜在意識」の原理から見て当然のこと。その女の子は「2億」という「自由」を獲得したにも関わらず、「潜在意識」はその現実を受け入れることができなくなっていたのです。

 しかし、人間には馬や象と違って「意識」があります。馬はショーシャンクの監獄にいたとしても、そのうち、すぐに慣れてしまいますが、人間はそこから「自由」になることを志向します。あの映画のテーマはまさしく「潜在意識」なのです。確か石井裕之さんも言ってたと思いますが、「ショーシャンクの空に」には「潜在意識」の特性が見事に描かれています。主人公は「自由」を目指し、それを実現させました。しかし、それ以外の人は「自由は敵だ」と言います。

 ショーシャンクの主人公になるか否か。その違いはまさに「意識」の強さです。もしも今貧乏で、金持ちになりたいと思えばなれるのです。私の例で言えば、会社員時代はフリーランスで生活することなど、夢のまた夢でした。しかし、いつかはそうなりたいと「意識」はありました。にもかかわらず、与えられた仕事をしておけば給料がもらえる生活に完全に慣れていました。いろんな会社があると思いますが、私がいた会社は私にとってはまさにショーシャンクの監獄でした。

 もちろんその監獄を改善することもできましたし、現にその頃の同僚は改善に成功しています。しかし、当時の私にとっては改善よりも退職こそが目指すべき「自由」だったのです。そして自由を目指す「意識」は今、それを実現しています。実は今の現実を作ったのは、逆説的ながら「潜在意識」ではなく「意識」そのものだったのです。

 もしも今、何がしかの「願望」があるとします。その「願望」は今の段階では「意識」にしかありません。「潜在意識」はその「願望」を必死で阻止しています。もしも今、「~やりたい」と意識したとしましょう。しかし「潜在意識」は「感覚」を通して、必死でそれを阻止しようとします。しばしばスピリチュアル系の人などが、「今はタイミングじゃない」などと言いますが、それもおかしな話。
 
 「~やりたい」と思ってもできないのは、単に「タイミングじゃない」のではなく、「潜在意識」がそれを阻止しているからなのです。宇宙のリズムに合ったからではありません。「タイミングじゃない」などと言い訳ばかりしていると、「潜在意識」はますますその現実を強固なものにしていまい、そのタイミングは永遠に訪れることはありません。

 私は会社を辞めてから、ずっと変化を体験してきました。しかしこれは勝手に変化したのではありません。私の「意識」がそれを可能にしたのです。会社を辞めるのも変化、インドに行くのも変化、コーチングをするのも変化、セミナーをするのも変化、その都度その都度、どれだけ「潜在意識」のブレーキと戦ったことか。今回の大阪セミナーについては、値段を決めるのに2週間かかりました。値上げすることに、ものすごくブレーキがかかっており、ずっと葛藤がありました。

 しかし今、その葛藤を乗り越え、ふたを開けてみると、大阪として今まで最多の参加者数を実現しています。まだ、終わってみるまでわかりませんが、私の「意識」は今、「潜在意識」に打ち克とうとしています。それが証明されるのが、今週末のセミナーの場。

 ちびQは今日、福岡のお家の小さな世界から、約5時間かけて大阪までやってきました。ものすごい冒険です。ちびQの潜在意識はきっと動き回ることを受け入れたことでしょう。もしかすると私以上に放浪癖がつくかもしれません。でも、それはそれでいいです。「冒険」は「潜在意識」の殻をぶち破ります。そこでぶち破るのは、まさに「意識」の強さ。「潜在意識」の活性化などと漠然と雲をつかむような話ではなく、自分自身の「意識」を信じてみる。これが「願望実現」の最大の秘訣だと考えています。ありがとうございました。
  

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by katamich | 2009-09-08 23:39 | ■願望実現 | Comments(0)