ラポールに始まりラポールに終わる!(その2) 2009.4.3

 今日は福岡NLPセミナーの第三回目でした。テーマは「ラポールに始まりラポールに終わる!(その2)」ということで、前回の「その1」は主に「非言語的コミュニケーション」の基礎について学びましたが、今回は加えて「言語的コミュニケーション」をミックスしたラポールの築き方をテーマとしました。

 基本的にNLPでは「こうすれば(なるべく早くに)ラポールを築ける」というセオリーがあり、それを知っているだけで、コミュニケーションがかなり上達することは間違いありません。ただ、知っているだけでは実践の場で使い物にならないのも事実。せっかくのセミナーですので、その予行演習(ワーク)もしっかりやりたいところ、と言うことで、今日も濃厚な3時間になりましたが、ぎっしりとセミナーをさせて頂きました。正直、私のセミナーは3時間と言っても、かなりぎっしりなので通常の6時間分はあろうかと思われます。それだけ息つく暇もありません。

 まずラポールの前提は相手に対して「安心・安全」を与えること。口ではどんなにいいこと言ってても、見た目や表情が怪しかったら、「この人危険」と相手の無意識は反応しますので、ラポールを築くことは難しいです。ですので、ラポールの基本はまずは「見た目」であることは否定できません。そしてそれが「非言語的コミュニケーション」の土台になるのです。

 そして前回はそれに加えて、ペーシングについてもワークしてみました。今日のワークはペーシングの復習に加えて、ディスペーシングのワークをやりました。ディスペーシングとは文字通り「ペーシング」の反対で、相手とのラポールを意識的に崩すことです。そんなことやって意味があるのか、と思うかもしれません、人は多少なりとも無意識のうちディスペーシングをやっているものです。例えば口では「はいはい」と返事をしてながら、態度は全く聞いている感じではないなど。携帯見ながら返事するとかは、最悪なディスペーシングですね。ただ、もう一度言うように、誰もが(私を含めて)、多少なりともディスペーシングをしているので、それを意識的にやってみることで、逆に無意識に敏感になってもらおうというワークでした。やってみると、意外と意識的には難しいものです。

 そうそう、その前にセミナーの開始時に2つのワークをやりました。一つは毎回のことですが、一人一人表現をしてもらうもの。普通は自己紹介とか今日の気分とかしゃべってもらうのですが、今日はお題を決めました。それは「自分の軽い失敗談」ってもの。あまり重すぎる失敗談を語ってもらうのは抵抗があるでしょうから、ちょっとした失敗談を語ってもらいます。なぜそんな話をするのか。実はラポールを築くのに、この「失敗談」がとても功を奏します。失敗談などはどちらかと言うと隠しておきたいことだけに、あえて曝け出すことで「親しみ」を得ることができます。ですので、普段からちょっとした失敗談などはストックしておくと、いざと言う時に役立つかもしれません。

b0002156_235929100.jpg それから最近ブログでも取り上げた、この漫画を見て頂きます。ほとんどの方が私のブログを読んでいたのですが、初参加の方は初めて見る漫画でした。そしてやっぱり「意味がわからない」と。確かにこれはわかりにくいんです。私も最初はわかりませんでしたが、二回目、コボちゃんになったつもりで読むとすぐにわかりました。これは「大人の視点」からはわかりにくいのですが、子どもならばだいたいわかるそうです。

 この漫画については、以前、「松本人志の放送室」というラジオ番組で話題になりました。これの意味(オチ)がわかる人は売れる芸人、と松本人志が言うのです。実際、わかったのは松本の他、キム兄、今田、ココリコ遠藤など。わからなかったのはジャリズム山下、リットン藤原、山崎ほうせいなど。因果関係はともかく統計的事実として、この漫画は「売れる売れない」の境界線になるのです。

 その理由を私なりに解釈すると、一言で言って「相手を理解する能力」だと思います。つまりここではコボちゃんに瞬時になりきれるか(コボちゃんの立場に同調できるか)、ということ。ちなみに現在、通信販売やネットショップで成功している人たち(ジャパネットたかた、楽天三木谷など)は、そのほとんどが飛び込み営業出身であり、いくら顔を見せないネット販売と言えど、顧客の立場がわからなければ共感を得ることはできません。つまり「売れる能力」とは「相手の立場に同調する能力」だと言えるのです。そしてコミュニケーションの真髄もそこにあります。いかにして相手を理解するか。

 それからあとは「言語的コミュニケーション」について。コミュニケーションの93%が非言語によるものと言えど、直接的には言語を介する場合が多いです。その際、一方的にしゃべりっぱなしではコミュニケーションになりません。最初はやはり「聞く」こと。それで50%は成立します。そして相手を認める、さらに質問する。これらがしっかりできれば、コミュニケーションはかなり円滑になります。そのことを知っているだけでも、コミュニケーション上は優位に立てますね。

 そして次は今日のセミナーのメインと考えている「ニューロ・ロジカル・レベル」について。これはNLPの中でも最も使える概念だと思っているのですが、実際、コミュニケーションだけでなく、自己分析、願望実現、戦略などいろんなところで活用されます。今日はコミュニケーションについて。

b0002156_063164.jpg ニューロ・ロジカル・レベルとは、図の通り、下から「環境」「行動」「能力」「信念・価値観」「自己認識(アイデンティティ)」となり、上に行くほど自分自身に近くなります。例えば初対面の人にアプローチする際、突然、この「自己認識」レベルで「あなたは素晴らしい!」と言っても、心理的に抵抗されます。まだ心を開いてないので。ですが、「環境」のレベルからアプローチすれば、割とすんなり入れます。例えば「失礼ですが、どちらから来られましたか?」なんて質問は、初対面でも割と大丈夫です。そこで「福岡市です」と言えば、「いいところですよね~」みたいな当たり障りのない承認ができます。以下、具体例としてアプローチの見本を示します。


環境:失礼ですが、どちらから来られましたか? いいところですよね~
行動:ところで、今、どのようなお仕事をなさっているのですか? あ、そうなんですか! いいお仕事ですね~
能力:と言うことは、かなりそっち方面のスキルもお持ちとか? ですよね、私には全然ない能力ですので、尊敬しますよ!
信念・価値観:ところで、なぜ今のお仕事をされようと決意されたのですか? あ~、素晴らしいですね。そのような使命感を持ってされるとは、やっぱり本物は違いますね。
自己認識:今日は○○さんにお会いできただけでも、すごくラッキーでした。ありがとうございます。



みたいな感じで、「環境」から入る方がスムーズにアプローチしやすいのです。ですが、最終的には相手の存在そのもに対する承認と言える「自己認識」のレベルでほめるのが最高です。それができればラポールは完璧です。そしてこのニューロ・ロジカル・レベルに従うと、今のようなアプローチやほめる場合はもちろん、適切な叱り方という面でもかなり効果があります。現実的に「自己認識」のレベルで叱らなきゃならないケースなんて存在しないのですが、人はちょっとしたこと(行動のミス)でも、相手の全人格を否定しようとさえします。これでは相手をエンパワメント(力を引き出す)ことにはなりません。

 このようにコミュニケーションにおいてニューロ・ロジカル・レベルを意識すると(最終的に無意識に)、かなり具合のいいコミュニケーションが可能となります。そこで2つのワークをやってもらいました。一つはKAGATA式をちょこっと。これは天才営業マンをモデリングすることによって、強烈にラポールを構築するためのコツみたいなのを体得することができます。もちろんその人のパーソナリティもあるので、そっくりそのままを普段できるわけではありません。ですが、その辺の「状態(STATE)」を味わうことで、無意識が確実に変化します。そしてもう一つのワークは、ニューロ・ロジカル・レベルとKAGATA式の状態を組み合わせた状態で、ペアでほめ合うもの。一人5分間でやってもらいますが、当然、スムーズにはできません。でもいいのです。何事も「やってみる」ことが大切ですから。やってみたことで、必ず無意識(潜在意識)は何かのコツを受け取っているはずですから。

 てなわけで、今日も盛りだくさんのセミナーになりました。他にも話はたくさんしました。この3時間のセミナーをDVDにすればきっと売れる思います。それだけ密度の濃いセミナーになっていますので、そのうちそんなことも検討したいと思います。そしてその後は恒例の飲み会。今日は8名の方が参加され、終バス終電までみっちりと飲みました。たまらんですね。その中でぜひ「滝行セミナー」を開催してくれとのリクエストを頂きました。内容的にはNLPをベースとしたセミナーの中で滝行を加えるメニューです。合宿になりますので、当然、宿坊にて。一応、5月ということで日程も決定。ますます自分らしいセミナーへと発展している感じですね。ちなみに次回第四回は「後戻りできない願望実現の極意」と称して、ずばり「願望実現」をテーマとします。ありがとうございました。

いつもありがとうございます!
 ↓   ↓

人気blogランキング

〇 4月11日(土)東京:瞬時に変わる!ウルトラ・コミュニケーション・セミナー
〇 4月12日(日)仙台:NLPで徹底的に自分を知るセミナー

〇<福岡NLP>4月24日(金):第四回・後戻りできない願望実現の極意


○オフィシャルサイトはこちらです!メルマガ登録もできます!
ミクシィにも「マイミク限定日記」を書いてますので、読者の皆さんのマイミク、大歓迎です♪

愛と感謝:9日目】

<愛>
・今日も最高のセミナーを提供することができた。
<感謝>
・参加者の皆様からも気づきやパワーを頂いた。
Commented by コトウダ@夢現英語 at 2009-04-05 09:36 x
コボちゃんの話、1回目は意味が分からず、2回目で分かりました。
相手の立場に立つこと、大事ですね。ありがとうございました!
Commented at 2009-04-07 08:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by katamich at 2009-04-08 15:22
■コトウダさん!
私も1回目はわかりませんでした、、、
この漫画は使えますね(^^)
Commented by katamich at 2009-04-08 21:46
■非公開コメントさん!
コメントありがとうございます。
もしよかったらメールでも頂ければと思います。
コメント欄ではきちんとしたご返事ができないと思いますので。。。
by katamich | 2009-04-03 23:58 | ■セミナー・研修・講演 | Comments(4)